この作品は真・恋姫†無双2の魏√を主とした
2次創作作品になります。
オリキャラ登場や性格崩壊は多分おこります。
それでも構わないという方はお進み下さい。
誤字、脱字、非難はご容赦を~。
「流れ星・・・」
「どうしました?」
「・・ちゃん、・・ちゃん、今流れ星が見えたのですよ~」
「こんな昼間に流れ星とは不吉だな」
「そですね~。細心の注意を払いながらいきましょう」
「アニキ、こいつどういたしやす?」
「このガキに興味はないが、着ている着物はなかなか上物だ。
着物だけ奪って売りさばいて金にするぞ・・・」
「了解っす」
「・・・ぐぅ」
「おい、起きろ!」
「・・・・・・・・・ぐぅ。
( ・・・うるせーな、及川のくせに・・・) 」
「おい、デク。さっさと起こさねぇか」
「わかったんだな」
そういうと太った男が、寝ている少年の腹部を思い切り蹴った。
その苦痛によって少年が起きた。
「いって~。おい、及川何しやがる!!
・・・・。って言うか、誰だ?おっさん・・・。」
起き上がった少年が周りを見て言った。
「やっと起きやがった。」
背の高いおっさんと、チビ、デブの派手な服装の三人組がそこにいた。
「その格好……映画か何かの撮影ですか? 随分と凝ってますけど」
「……はぁ? 何言ってんだ、こいつ」
「さぁ、あっしに聞かれても……」
三人組みが話し始めた。
「まぁ、何でもいい。おい兄ちゃん、着物と有り金全部置いていきやがれ」
背の高いおっさんが言った。
「なんだ、カツアゲか・・・。仕送り前だから、金はないし・・・
男の俺の服が欲しいなんて、もしかしておっさん、変態?」
「俺は、女が死ぬほど好きだ。」
大声で堂々と男が宣言した。
「って、ちがーーーーう。ふざけやがって。」
一人でツッコミを華麗に決めていた。
「なんだ、違うのか。俺はてっきり、マ●コDXみたな奴かと・・・。笑」
背の高いおっさんが一人で喚いている姿を見て,少年が笑っていると・・・
「アニキ、完全に遊ばれてる」
「ん、だな」
チビとデブは呆れていた。
「金はないなら仕方ないが、その着物だけでも置いていきやがれ。そもないと・・・。」
背の高いおっさんは顔を赤くして、腰にあった刀を抜き少年の右頬に軽く刃を当てた。
少年の頬から赤い鮮血が流れ出た。
「ちょっ!!それはマジでやばいって・・・」
少年は慌てながらも、この状況を脱すべく周りを見ましてみると、
三人組みの後ろに荷物が転がっていた。その荷物の中にあるものを見つけた。
(あれは・・・"紫水"。なんでここに・・・?
でも、そんなこと考えるのは後にして、どうにかしてあれを手に入れないと・・・)
「・・・・・・・・・・。
仕方ない。少々危険だけどやるしかないか・・・。」
少年は、少しの間黙っていたかと思うと、ボッソと呟いた。
「・・・なんか言ったか?」
少年は服のボタンに手を掛け、ボタンを1つ外した。
「そうそう。そうやって、おとなしく言うこと聞きゃいいんだ」
刀が少年離れた瞬間、
「あぐっ・・。」
背の高いおっさんが膝を付いた。
少年は背の高いおっさんの股間を思い切り蹴り上げた。
膝を付いた、その隙に転がっていた荷物に駆け寄り、荷物の中の日本刀"紫水"を手にした。
「おいガキ!!テメェ何しやがる。
人が下手に出ていりゃ、付け上がりやがって、ぶっ殺してやる!!」
三人組は一斉に刀を抜いて、襲いかかってきた。
「待てい!」
「っ!」
「だ、誰だっ!」
そこには、槍を持ち、凛とした雰囲気の水色の髪の女の子がいた。
「たった一人相手に複数で襲い掛かるその所行、言語道断! そんな外道に名乗る名などない!」
「ぐふっ!」
「な、なんだこいつ! ぐはぁっ!」
(速い。なんて槍捌きだ、目で追うのがやっと・・・)
「くっ……おい、お前ら逃げるぞ!」
「へ、へえ……」
「だ、だな……」
「逃がさん!」
そう言って逃げる3人を追いかけていく、水色の髪の女の子。
「大丈夫ですかー?」
「……え?」
そこには、小さい女の子とメガネをかけた女の子が立っていた。
「傷は……大丈夫か?風、包帯は残りはありましたか?」
「稟ちゃんがこの前全部使ちゃってんで、もうないですよ~」
「うぐぅ、、、そうですか」
「大丈夫です。わざわざ手当てするほどの傷じゃ・・・」
「やれやれ。すまん、逃げられた」
「お帰りなさい。盗賊さんたち、馬でも使ってたんですか~?」
「うむ。同じ二本足なら負ける気はせんが、倍の数で挑まれてはな」
「まぁ、追い払えただけでも十分ですよー」
「それにしても災難でしたね。このあたりは盗賊は比較的少ない地域なんですが……」
(盗賊?東京の治安はそんなに悪かったっけ?)
そんな事を考えながら周りを見回すと辺り一面見たことない荒野だった。
「な、な、な・・・」
「名?我等の名ですか?」
「なんじゃこりゃ~~~~~~~~!!!」
少年は声の限り叫んだ。
「ほんとにお主、大丈夫か?」
水色の髪をした女の子が声を掛けてきた。
「すいません。取り乱して・・・。
助けて頂いてありがとうございます。風さん、稟さん」
「ひへっ・・・」
「貴様、どこの世間知らずの貴族かは知らんが人の真名を勝手に呼ぶなど、どういう了見だ!!」
殺気を込められた槍をつきつけられた。
「て、訂正してください」
「えっ・・・だって・・・」
「訂正なさい」
(名前を読んだだけなんだけどな・・・)
「わかった・・・ごめん。訂正するから、その槍引っ込めて」
「結構」
「はふぅ・・・。いきなり真名で呼ぶなんてびっくりしちゃいましたよ」
(俺のセリフだ。こっちは死にかけたぞ)
「えっと・・・なら、なんて呼べばいいの?」
(真名・・・これを勝手に呼べば、下手したら殺される。
これだけは覚えておこう、命に関わる。
だけど、一見さんには厳しいだろ、この設定)
「はい~。程立と呼んでください」
「今は、戯志才と名乗っております」
あからさまに偽名で名乗られたな。
「程立さんに戯志才さんか・・・」
(確か、三国志に似たような名前の人物がいたような気が・・・)
「二人の名前からして、ここって中国?」
「ちゅ-ごく?星ちゃんこの辺りにそんな地名あるんですか?」
「いや、聞いたことないな。
お主の服装からして、どこかの貴族か豪族の者だと思うが、どこの出身だ?」
「どこって・・・日本の東京の浅草だけど」
「とうきょう?あさくさ?稟、そのような地名に心当たりはないか?」
「無いわね。南方の国かも知れないけど・・・」
(日本ってそんなに知名度の低い国じゃないと思うんだけどな・・・)
「ふむ。後は陳留の刺史殿に任せるとするか?」
「そですね~。ちょうど来たみたいですし・・・」
そう言った程立さんの視線の先に土煙が立つのが見えた
後書き
まずは、ここまで読んで頂きありがとうございます。
はじめまして。たっちゃんと言います。
初投稿になります。拙い文章で申し訳ない。
これから、地道に投稿していく予定ですので、
よろしかったら読んでください。
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初投稿です。良かったら読んでやってください。
中傷などは、ご勘弁を~。