光が晴れるとそこにはいつもと変わらない姿の一夏の姿があった。だが何処か違っていた。
一夏はマッハムーブを使い簪の目の前にいる『ゴーレムⅢ』にパンチを喰らわす。『ゴーレムⅢ』は吹っ飛ぶ。」
「大丈夫か、皆。」
「ああ。」
「何とか・・・・・大丈夫・・・・・」
「私は少し変な感じよ。背中の痛みがないの。」
「お姉ちゃん!」
「どうしたの?そんな顔をして?」
「だって・・・・だってお姉ちゃんさっき気を失っていたんだよ!背中だって・・・・・・」
さっきまで血で染まっていた背中は無く、傷も完治していた。
「なんか治ちゃったみたいだね。ISは待機状態だけど。」
「・・・・・私のもだよ、お姉ちゃん。」
「私もです。」
その時『ゴーレムⅢ』三機が一夏の元へ接近してくることをセンサーで感知する。
「みんなは避難してくれ!」
「一夏君はどうするつもり?」
「あいつらを・・・・・・ぶっ壊す!!」
「何を言っている一夏!?」
「そうだよ!危険だよ!」
「そうだな。でもここで戦わないといけない。」
「でも!」
「それに!」
「「「!!」」」
「俺はもう繰り返さない。二度とな。」
一夏は上昇する。一夏に吹っ飛ばされた『ゴーレムⅢ』は追うように上昇する。一夏は雪片をコールし、光を雪片にありったけ集める。
「はあああああああああ!!!!!!」
一夏が『ゴーレムⅢ』に接近し雪片を振り下ろす。ゴーレムは腕で受け止めるが、『ゴーレムⅢ』の腕が触れた途端光は開放され、腕はバラバラになる。
「まだだ!」
一夏は雪片を振り上げ、『ゴーレムⅢ』を楯に真っ二つに切り裂く。『ゴーレムⅢ』は爆発する。
残り三機。
『ゴーレムⅢ』三機が一夏から約20メートルの距離に来た時であった。セシリア、鈴
、シャルロット、ラウラの四人が箒達の方へ駆けつけてきた。
『箒(さん)』
「皆!」
「一夏さんはどこに!」
「あそこだ。さっき襲撃してきた奴を一機倒した。」
「それ本当!!」
「すごすぎよ!」
一夏は左手を胸にかざし、振り下ろす。
白式は白から青に変わり、右腕のアームドネクサスはアローアームドネクサスに変わる。 白式はアンファンスからジュネッスブルーに変わる。
一夏はオーバーレイ・シュトロームを『ゴーレムⅢ』に向け放つ。三機の『ゴーレムⅢ』は可変シールドビットを展開するが一夏の放ったオーバーレイ・シュトロームは強く、可変シールドユニットを破壊し、三機のうちの一機に命中する。オーバーレイ・シュトロームに当たった『ゴーレムⅢ』は破壊される。
残り二機。
『ゴーレムⅢ』の残りの二機のうちの一機が接近しブレードをコール、一夏に切りかかってくる。一夏はアローアームドネクサスから光の剣を出し、『ゴーレムⅢ』に切りかかる。
「あの技は!」
『ゴーレムⅢ』は切り裂かれ、爆発する。ネクサスの技・シュトロームソードである。
残り一機。
最後の『ゴーレムⅢ』が高密度圧縮熱線を放とうと構える。
一夏は右手を胸にかざす。胸のYの文字型の光が形成され、弓矢の形になる。
「あの技って!」
「ウルトラマンの技だ!」
一夏は左手を『ゴーレムⅢ』に狙いを定め、右手をかざし、弓矢のように引く。
「喰らえ!!」
『ゴーレムⅢ』が放つと同時に一夏も光の矢を放つ。高密度圧縮熱線は光の弓により二つに割れ、『ゴーレムⅢ』に直撃、爆発する。ネクサスの技・アローレイ・シュトロームである。
「すごい・・・・」
「また強くなったな、一夏は。」
「かっこいい・・・・・」
「一夏君、どこまで強くなるのかしら。」
「織斑先生、一夏君、やりましたね。」
「ああ。まったくあいつは、後で説教だな。」
一夏は懐からエボルトラスターを取り出した。
「また、助かっけられたな。」
エボルトラスターはチカチカ光った。
一夏は地上に降下し、着地。ISを解除した。
「よくやったね、一夏君。」
「どうもです。・・・・・・ぐっ!」
「一夏!」
「一夏さん!」
「一夏!」
「一夏!」
「一夏!」
「織斑君!」
「一夏君!」
一夏は胸をワシ掴み、倒れこむ。一夏はもがき苦しみ意識を失った。
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新たなる力を得た一夏。今更気付いたんだけど『ゴーレムⅡ」は何処へ言ったんだろう?