No.538516

語られし者たちとIS 世界樹大戦 第25話 再戦! 福音 討伐! 魔物

書かせていただきます
視点はなしで

1月中に書けなかった……
だからといって特に何もないのですが

2013-02-01 01:35:20 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1198   閲覧ユーザー数:1100

 

 

リオンとアンジュが砂浜で警戒していた。魔物が出ないようにパートナー達は祈っていた

 

しかし海から魚人のようなモンスターやカエルのモンスターがぞろぞろと出てきた

 

「……どうやら僕たちのパートナーの願いは届かなかったようだな。行くぞ!」

 

「ええ、けど極力静かに戦うわよ」

 

リオンは剣を抜き、アンジュはナイフを構える

 

すぐに敵の前に出て攻撃を始める

 

「虎牙破斬!!」

 

「牙連刃!」

 

素早く攻撃し魔物を退治していく。しかし一向に数が減らない

 

それどころか、どんどん魔物が増えているようにも見える

 

「どうやら持久戦になりそうね? リオン君、大丈夫そう?」

 

「ふん、僕の心配より自分の心配をするべきだな」

 

そのまま戦闘を続ける

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海上二百メートル、福音はうずくまっていた

 

しかしその頭に砲弾がヒットした

 

「よし、初段ヒットした! 続けていくぞ」

 

ラウラが先制攻撃に成功する。そのまま遠距離から攻めようと考えていたがそうもいかない

 

福音がラウラ達との距離を詰める

 

彼女たちの予想よりも早く福音と接触してしまう

 

「まあ、作戦通りに行くわけないってわかっていたけどね。行くわよ!」

 

鈴の掛け声に合わせて攻め始める

 

セシリアは後衛からビットを使って攻撃を仕掛ける

 

しかしそれを読んだ福音はエネルギー弾を放出させて、攻撃を防ぐ

 

ラウラと箒がコンビネーションで攻め始める

 

だが、いくら暴走しているからと言っても相手も専用機

 

複雑に攻めている二人の攻撃をかわす

 

しかしギリギリかわしているようにも見える

 

「今よ! 離れなさい!」

 

鈴の掛け声と一緒に衝撃砲を放つ。増設した4つの砲台からの攻撃

 

もちろん、刃のフォルスの力を使って攻撃力を上げている

 

箒とラウラはすぐにかわして福音に攻撃をヒットさせる

 

怯んでいるすきに追撃でシャルロットと簪が近距離で攻める

 

シャルロットはパッシングスルーを使いこなし、後ろから攻撃し始めた

 

一度攻撃を当てたらすぐに距離を取る。福音からの攻撃を受けるわけにはいかない

 

予想通り、シャルロットと簪がいた場所にエネルギー弾が飛んできていた

 

そして再び、セシリアの砲撃

 

この繰り返しでゆっくりと相手のシールドエネルギーを削る

 

だが相手はパターンを読み始めてきたのか両手を広げると同時にエネルギー体の翼を外側に広げ、弾丸を放出し始める

 

テンポが崩され、動きが鈍くなってしまう6人

 

「く、負けない……」

 

簪はすぐにエネルギー弾を回避し、隙を狙い始める。それに続くかのように鈴、シャルロット、ラウラも同じことを始める

 

セシリアも距離を取り、遠くから狙撃を試そうとしている

 

だが箒はそのまま突っ込み一気に切りかかる。攻撃が当たりながらも突っ込んで一気に勝負を決めるつもりだ

 

(私なりのけじめをつける!)

 

一見無謀に思えた行動だったが、無意識に弾幕の薄い所を突っ込んでいたようだ

 

そのまま福音を叩き切るように両断する

 

急な攻撃に耐えきれず、そのまま海に落ちていく福音

 

「全く……無茶をしすぎだ。だがこれで……」

 

ラウラの呟きが止まる

 

海に落ちていく福音の動きがゆっくりとなり、体勢を立て直した

 

そして闘気を一気に解放させた

 

(! オーバーリミッツ!? いやそれよりも……)

 

(……手加減……されていた?)

 

鈴と簪は相手のオーバーリミッツを見て驚いた

 

相手が使うことは分かっていた。しかし今になって使うとは考えていなかった

 

しかしある仮説が立てられた。今まで攻められていたのは闘気を溜める

 

そのために手加減していたのではないかというもの

 

福音は一気に距離を詰め、ラウラを投げ飛ばし、セシリアにぶつけた

 

「かはぁ……」

 

「ラウラさん! 大丈夫です……」

 

その言葉が続くことはなかった。福音が瞬間加速を使い、二人を海に蹴り落としたから

 

福音を対処するため、鈴と簪もオーバーリミッツを使う

 

「シャルロット! あんたも早く!」

 

参加者であるシャルロットも対抗するには同じ技を使わなければいけない

 

しかし彼女は使わずに箒を守るような立ち回りを続けていた

 

「何やっているの!? 早く……」

 

「……まさか……まだ……」

 

簪の言葉に鈴は気が付いた

 

シャルロットはオーバーリミッツを使わないのではない。使えないのだ

 

習得できていないということだ

 

シャルロットが世界樹大戦に参加し始めてからまだ二週間程度しか経っていない

 

彼女達だって覚えるまでに一か月半以上はかかっている

 

そのことを考えれば不思議ではない。しかし今回はタイミングが悪すぎる

 

オーバーリミッツを使えるのと使えないのとでは、大きく実力差が出てきてしまう

 

シャルロットはそれを自覚してか、シールドを展開して攻撃を防ぐ

 

だが強化された福音の攻撃力の前には時間稼ぎ程度にもならなかった

 

シールドはすぐに破壊され、シャルロットも撃墜される

 

「くそ、よくもシャルロットを!」

 

「! 待って」

 

簪の制止を聞かず、鈴は福音に突進する

 

それを待っていたと言わんばかりにエネルギー弾の弾幕を放つ

 

鈴はお構いなしに突っ込む

 

「駄目! オーバーリミッツしている時に……そんな連続攻撃を受けたら」

 

いくらオーバーリミッツとはいえ万能ではない

 

時間が立てば解除される上、攻撃を喰らい続けているとその分早くオーバーリミッツが解除される

 

鈴が福音の間合いに入ると同時に彼女のオーバーリミッツは解除されてしまう

 

「喰らいなさい!」

 

至近距離からの衝撃砲の連射

 

刃のフォルスを交えて威力を上げながら連続攻撃を続ける

 

福音は怯みながらも反撃を繰り出す

 

「……加勢しないと」

 

「私も!」

 

簪は間合いを詰めて鈴の援護を始める

 

それを見た箒も慌てて彼女に続く

 

「せい! 瞬刃槍! 空破絶風撃!!」

 

「はぁぁ!」

 

簪の薙刀により連続の突き攻撃で福音の体勢を一気に崩す。崩れたところを狙い、箒が切り裂く

 

連続攻撃に耐えられなくなったのか福音の動きが止まる

 

「! チャンスよ! 一気にたたみかけるわ」

 

鈴の合図に合わせ、三人は一斉攻撃を仕掛けようとした

 

……福音はそれを待っていた

 

エネルギーの羽を広げ三人を捕え、爆破

 

やられた……ここにいた三人はそう思いながら海に落ちていく……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

福音と戦い始めて数分後、ジェイたちを乗せた船が巨大魚のいる周辺に近づいた

 

「そろそろですね……チェスターさん、準備はいいですか?」

 

「ああ……そこだ!」

 

チェスターは力強く矢を放つ

 

巨大魚の眼に当たったため、暴れて海上に出てきた

 

「やりますよ! クラック・ビースト!」

 

「確かにでかい魚だネ。いっくよ~、エイミングヒート

 

「術式展開! ネガティブゲイト」

 

双銃から放たれた二体の獣の弾丸、追尾する八つの炎の槍、闇の力の塊

 

それらを一気にぶつける

 

だが、予想していたよりもダメージが通らない

 

「! 魔力に耐性があるのか!?」

 

「確かにダメージはとおっていませんね」

 

「どうやらあの鱗……魔力を帯びている。そうすると物理攻撃で地道に削るしかない」

 

作戦を変更し、物理攻撃で削り始める。しかし巨大魚は船から離れる

 

このままでは命中する攻撃が限られてくる

 

「震天!」

 

「苦無!」

 

大量の矢を山なりに放ち、爆破するクナイを投げつける

 

しかし威力が低いのか少しずつしか剥がれ落ちない

 

「くそ、大技を……」

 

チェスターが大技を放とうとした時、船が大きく揺れた

 

巨大魚が、海中から突進して船にぶつかっているようだ

 

「いけません! このままだと船が持ちませんよ」

 

「わかっています。とにかくあいつの動きを止めてください。それと、このまま操縦しながら戦いますよ。足場の問題は何とかしてください」

 

どうやら簡単には倒せず、かなり苦戦することになる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何処かの浜辺、少女が歌い終わる。それと同時に少女は一夏の所にやってきた

 

「呼んでるよ、行かないと……」

 

どういうことかと聞こうとした時、少女の姿はなかった

 

考えるが答えが出ない

 

「力を欲しますか?」

 

一夏の後ろから声が聞こえた

 

振り向くと白く輝く鎧を着た女性が立っていた。顔は眼元が隠れていて下半分しか見えない

 

「……あなたは……?」

 

「力を欲しますか? 何のために?」

 

一夏の質問には答えようとはしない。質問に答えるため、彼は少し考え答えを出す

 

「自分が自分であるために、信じる仲間と戦う為、だな」

 

「共に戦う……仲間を守るためではないのですか?」

 

「守るなんて俺にはまだできない。今は自分を守るだけで精一杯だ。けど、共に戦ってともに笑って……そんな仲間を俺は大切にしたい」

 

真面目に答える。その答えに女性は満足そうにしている

 

「じゃあ、行こう」

 

白いワンピースを着た女の子が一夏の手を握り、走り出した。遠くに見える光りに向かって

 

(この感覚……そうか、彼女は……彼女たちは……)

 

握られた感覚に一夏はあることに気が付き、質問しようとしたが光に包まれる

 

その瞬間、目を覚ました。旅館の天井が見えている

 

起き上がって周りを見るとジュディスが立っていた。戦いに行くつもりだったのか準備が完了している

 

彼女自身、驚いた様子はない。一夏は必ず目覚めると信じていたのだろう

 

「ジュディスさん、行きましょう。俺も戦います」

 

「わかったわ、すぐに準備をしなさい」

 

織斑一夏は復活した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スキット

 

夢の光景

 

 

 

一夏は準備をしながら考えていた

 

(さっきの女の子は恐らく白式なのか? ……そうするとあの女性は……)

 

(待てよ、確か最初のISの名前って……)

 

「束さん、そういうことなんですか?」

 

一夏の静かな呟きに対して返事は帰ってこない

 

だが、特に気にすることなく準備を続ける

 

(今度会った時にでも聞こう……いつ会えるかわからないけど)

 

 

 

 

 

感想・指摘等あればよろしくお願いします


 
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