No.511676 IS x 龍騎〜鏡の戦士達 Vent 42: Kick Down the Front Doori-pod男さん 2012-11-24 11:26:14 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:1586 閲覧ユーザー数:1477 |
そして、ある夜。全ての準備を整えると、
「さてと。準備は出来たか?」
全員は既に支度を整え、深く頷いた。
「これが、一番規模のデカい戦いになるだろう。奴らも全戦力を俺達に差し向けて来る。恐らく、いや確実に、奇跡でも起きない限り、俺達の内何人かは死ぬ。最後の忠告だ。降りたい奴は、降りろ。俺は構わない。」
だが、誰も動かなかった。
「・・・・オッケー。じゃあ、今から説明する。なお、ISを持っていない奴らはライダーに変身する許可を与える。当然、サバイブも使って良い。ただし、ミラーモンスターには一切食わせるな。後カードの使い所と、デッキを壊されない様に注意しろよ?主要戦力はチームAの一夏、マドカ、オータム、スコール、ラウラ、シャルロット、そして俺。奴らの戦力を分断し、攻撃を開始する。山田先生はゾルダに変身して援護。サバイブ『怒濤』は渡してあるし、改造ラファールのエネルギーと弾薬も豊富です。頑張って下さい。」
「はい!」
「で、ここからが一番の問題だ。俺達が相手の主要戦力の相手をしている間、束を変装させて委員会の会議室に殴り込む。警備員や邪魔をして来る奴らを薙ぎ倒し、システムの主導権を握る。そして全世界に白騎士事件の真相を配信する。当然セキュリティーもキツいだろう。彼女の護衛、チームBは数馬、クラリッサ、シュヴァルツェア・ハーゼの隊員数名、そして森次。思いっきりぶちかませ。」
「私は何をすれば・・・?」
一人役目を与えられていない斉藤はふとそんな事を呟いた。
「俺達に協力している政府全部に委員会に対する訴状を書かせる様に説き伏せて下さい。出来るだけ早く。今直ぐにでも。弾にも手伝わせます。物理的に委員会を潰しても意味は無い。法的手段を取って完全に機能停止まで追い込む必要がありますから、裁判で勝訴をもぎ取る。それによって、IS委員会は完全に終わります。」
「分かりました。では早速。五反田君、行きますよ?」
「ウィッス。」
「これで、男女平等の世界を作る事が出来る。ISは当然残るが・・・まあ、それは後々考えれば良い。さあ、
『変身!!』
ライダー達は変身出来ない者を連れてミラーワールドの中を移動し、国際IS委員会本部から数百メートル離れた建物の屋上に現れた。
「さてと、ここからだな。皆せーので、俺と一緒にあの旗、撃ち抜くぞ。」
司狼が指差したのは国際IS委員会のシンボルが描かれた大きな旗だった。
「え・・・?でも、それって正式に喧嘩売るって事だよね?」
「ああ、そうだ。行くぞ。」
全員がそれぞれの武器を向け、旗を撃ち抜いた。いや、柱諸共破壊した。警報が鳴ると同時に、専用機持ちはISを展開し、飛び降りて行った。そして建物の前で止まる。
「よう、IS委員会の頭でっかち共!俺達は今から、この建物の中に侵入して、数年前に起こった白騎士事件の真相を暴く!止められるなら、止めてみろ!行くぞ!」
全員は散開し、それぞれ行動を起こした。ゾルダは再び建物の屋上に登ってギガランチャー、ギガキャノンによる砲撃で建物に向かって乱射し始めた。当然パラボラアンテナ等通信に必要な物には影響を出さず、死者も出さない様に配慮はしてあるが。
「さあ、来やがれ、虫けら共!!」
ISを纏った部隊が現れ、戦いが始まった。あちこちで爆発、破壊が起こり始めた。誰もが必死に死に物狂いで戦っている。一夏もダークブレードとウィングランサーを振るい、リボルウィング、雪羅の射撃で応戦した。
(楽しい・・・!!戦いが・・・・楽しい・・・・・!?)
「ふふふ、ふははは・・・」
一夏は知らず知らずの内に笑いが口から零れていた。今まで戦っていて、自然と闘争本能が剥き出しになり、ストッパーが外れ始めているのだ。マドカと背中合わせになると、マドカも同じ様に笑い始めているのが聞こえる。
「あははは・・・楽しいな、兄さん。」
「ああ。最高だ。いけないのは分かってるし、不謹慎だが・・・・笑う事しか出来なくなっちまってる。こんなのは、久し振りだ。サンクト・ペテルブルグの一件以来だったな、こんなのは。」
ビットのビームガトリングの一斉掃射でまた三機のISが堕ちた。周りを見ると、もうかなりの数が減っている。少数派の異常なまでの大戦力。本部の中にいる者達は全員恐怖していた。この圧倒的な戦力の前に一人一人が国家代表クラスの実力を持つ部隊が、多少の抵抗をしているとは言えかなりの余裕を持って一人、また一人と撃墜しているし、中には一撃で倒されている者もいる。援護射撃も援護以上の威力を有しているので無理も無いだろう。
「さてと、かなり数も減って来てる。そろそろサバイブを使う頃か?」
「いや、まだだ。奴らは俺達を厄介者だと分かっている。何も考えていなかった筈は無い。憲司さん、コイツらが何かを仕掛けようとしていたって情報は無い?」
マドカの言葉に頭を横に振り、憲司にそう質問する。
『残念ながら無いね。良い事か悪い事は分からないけど。でも、この調子で行けば問題は無い筈だよ。束ちゃんと一緒にハッキング作業をやってるから全部楽々だしさ!あ、今彼らが中に入った。ここからは俺の腕の見せ所だね。ガゼール達に足止めをさせてる。』
「了解。」
「そろそろ終わりだな。マドカ、残りの奴らを片付ける。ファイナルベント使わせてやるよ。遠慮無く全員ぶった斬れ。」
「了解!」
『ファイナルベント』
約三十機いたIS全てが完全に無力化された。
「ふう・・・・」
「はああああああーーーー!!」
だが、一人討ち漏らしたのか、武器を振り下ろそうとしていたが、マドカは避けようともしない。と言うのも、既に片付いているからだ。
「俺の妹に、手を出すな。」
シールドエネルギーを零落白夜の一閃で完全に削った。
「居合い、習っといて良かったぜ。エネルギーも大して消費せずに済んだ。」
「よし、俺以外全員エネルギー補充しに行け。五分以内に終わらせろ。増援が来る前に乗り込むぞ。」
司狼はハウリングガオを打ち合わせ、首をコキコキとならした。
「束、そっちの調子はどうだ?」
『問題無いよー。会議室まであと少しだからね〜。』
「なら良い。森次、どうだ?」
『大丈夫です。憲司のガゼール達が道案内をして道を開く援護をしてくれてます。もう着くのは時間の問題かと。』
「よし。そこに着いたら直ぐに連絡してくれ。」
「待て!貴様ら一体どう言うつもりだ!?国際IS委員会本部をいきなり襲うとは、どう言う神経をしている?!」
建物からスーツを来た女性が現れた。恐らく委員会の重役達だろう。
「正気か?!男が世界を敵に回す等・・・・生きていられると思うなよ!!」
更なる増援部隊が近付きつつ有る事がハイパーセンサーで確認出来た。
「「望む所だ!!!!!」」
そんな事はものともせず、一夏と司狼が負けじと叫び返した。
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全面対決、開始です!!全員チート過ぎる戦闘能力を持っています。