No.497730

ガンダムSEED~始まりの義賊~

アリアンさん

神の間違いで死んでしまった青年がビシディアンのMSとAGEシステムを貰いガンダムSEEDの世界で海賊行為を起こす

2012-10-19 01:42:17 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:2718   閲覧ユーザー数:2570

第三話 変化?

 

ティナの入団からは色々あった。

 

まずティナと一緒に逃げてきたリリィに現状を説明し、ビシディアンの理念を説明すると自分から入団を申し出た。俺はそ

 

の場で了承したが。

 

そしてティナたちが捕まっていたという研究所にMSで乗り込み研究員を眠らせデータやらなんやらを奪ってついでに捕まっ

 

ていた男性も連れ出してさっさと退散した。

 

助けた男性はダレン・ローレインという名前で彼はナチュラルだったのだが街でコーディネイターを庇ってせいで拉致され

 

たそうだ。ちなみに、苗字がローレインだったのは物凄く驚いた。だってAGEに出てくるオブライトさんと同じ苗字だった

 

から。

 

そして彼もビシディアンに入った。

 

なんでも俺を気に入ったそうだ。そして彼はナチュラルであるにも関わらずMSシュミレーションで敵であるジンを全機シャ

 

ルドゥール・ローグで落としたのだから驚いた。

 

その後ジャンク屋ロウ・ギュール達と出会い、共にザフトを撃退してリリィがロウの戦い方に感銘を受けGサイフォスの改

 

造にだだをこねて改造し、ティナもそれに便乗して自信のジャックエッジをカスタムしてから二ヶ月ほど立った時である。

 

 

食堂で食事をしていた時である。

 

「AGEビルダーが何か作成してる?」

 

そう、AGEビルダーがひとりでに稼働し始めたのである。

 

「私もどういうわけかわからないんです」

 

ティナが困惑したように困った顔をしている。

 

「AGEビルダーが勝手に何か作っているのは初めてじゃないだろうか?」

 

銀髪の美人、リリィがそういう。

 

「皆何を話してるんだ?」

 

ダレンが入室してきた。

 

「ああ、AGEビルダーが何か作成してるらしいんだ」

 

「AGEビルダーが?あれはただの高速作成マシンじゃなかったか?」

 

ダレンがそう聞いてきたのでAGEビルダーの秘密を話すことにした。

 

「実はAGEビルダーは戦闘経験を元に、MSの新たな装備を作ったりMSを進化させるための機械なんだ」

 

「「「し、進化!?」」」

 

「そ、それはどういうことなんですか?」

 

ティナが質問してきた。

 

「そのままの意味だ。AGEシステムを搭載した機体は戦えば戦うほど強くなっていく」

 

「…進化する化け物か」

 

ダレンがそんなことを漏らす。

 

「ビシディアンがなぜ高性能なMSを所持していたかの理由が分かったぞ…。こんなもの連合やザフトが持てば大変なことに

 

なる」

 

リリィが言ってることは最もだ。

 

「けど、進化させるにしても情報がなさすぎるから無理だと思うし、一体なんなんだ?」

 

『お伝えしたいことがあるのですがよろしいですか?』

 

そこにバロノーグの全てを任されているAIのハリーが出てきた。

 

「どうしたハリー」

 

「ビルダーが作業を終えたようです。今回はMSを作ったようですよ」

 

MS?どんなんだ?

 

「それじゃあ、確認しに行くか」

 

全員で格納庫に向っていった。

 

 

 

 

 

 

「おいおい、マジかよ…」

 

格納庫に着くなり俺は呆然としてしまった。

 

なぜならAGEビルダーが作り出さした新しいMSは青いMS。

 

それは頭部が悪役面ではなく、モノアイを隠す青いバイザーに大型のブースター。そして青と白のツートンカラー。

 

そう、ガンダムAGE第三部でオブライト・ローレインが乗っていた機体、ジェノアスOカスタムであった。

 

…なんでやねん。

 

「今までの機体と違いますね」

 

ティナが珍しそうに言っている。

 

そりゃそうだろう。ビシディアンらしくないからな。

 

そして四人の中でただ一人、まるで運命にであったような表情をしている人物がひとりいた。

 

そう、ダレン・ローレインである。

 

「なあアッシュ。この機体はなんていうんだ?」

 

目を輝かせながらダレンは聞いてきた。

 

「ジェノアスOカスタム。エース使用の機体だ」

 

「そうか…」

 

ちょっと残念そうにするダレン。

 

「なあダレン」

 

「なんだ?」

 

「お前にこの機体やるわ」

 

「は?」

 

ティナとリリィは少し驚いていた。

 

「それはなぜだ?」

 

リリィが聞いてきたのは当然だな。

 

「だってダレン以外専用機だから。それにローグじゃダレンにそろそろ追いつけなさそうだからちょうどいい」

 

事実、ダレンの腕に機体がついてこれていなかった。

 

「ほんとにいいのか?」

 

ダレンが信じられない表情で聞いてくる。

 

「ああ。男に二言はない」

 

「いよっしゃー!」

 

ダレンの叫びがこだました。

 

その日はダレンが一日中幸せそうな顔をして過ごしてリリィに気持ち悪がられていた。

遅くなりながらも更新です。

出すつもりがなかったジェノアスOカスタム。けどオブライトさんの死ぬ前がちょっとかっこよかったので出してしまいました。ぼちぼちこれからも書いていくのでよろしくお願いします


 
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