No.485593

魔法少女イレギュラーなのは~18~永次「戦闘は見るもの」

大変遅れて、すみません。
これは、転生者達がリリカルなのはの世界で転生生活を頑張るお話、。

2012-09-18 09:43:28 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1409   閲覧ユーザー数:1363

旅館での戦いから少し経ッた……。

 

なのははぼうッとする事が増えた……おそらく、フェイトの事でも考えてたンだろォな。

そして、それが理由でアリサと喧嘩。ま、喋れねェ事だからしョうがねェよ。いくらアリサが心配してくれてる、ッつッたッてな。

 

だが、案外これは早く解決した。

 

俺は大した助言も出来なかッたがな……更下や神楽の手伝いの賜物だろう。

原作じゃ結構時間かかッた気がするが……これが原作介入の力か。流石だな。

 

 

 

 

 

そして、しばらくして。

 

 

 

 

 

「……おー、こりャ壮観だ」

 

なのは陣営とフェイト陣営の第3ラウンド。

 

 

なのは陣営。

高町なのは、ユーノ・スクライア、神楽美貴。

 

フェイト陣営。

フェイト・テスタロッサ、アルフ、ザ・ワールドを持つフードを被った少年。

 

……輝宮がいない……どうしたんだアイツ。すぐにでも駆けつけてきそうなもンだが。

 

「……改めて、自己紹介させてもらうね。私、高町なのは。聖祥大付属小学校3年生。教えて、どうしてジュエルシードを必要としてるのか!」

 

声高らかに、なのはは言葉を紡ぐ。流石主人公。なかなかのカッコ良さである。

 

「……」

 

「フェイト、言わなくて良い!」

 

黙り込むフェイトに、アルフは強く言う。

 

「こんな日常のぬるま湯に使ってるような奴に、言う必要なんて無いよ!」

 

ぬるま湯ねェ……間違ってはいねェだろォな。だけど、そんなンで引き下がるなのはじャない。

 

「……」

 

お、ザ・ワールドが姿を現した。それと同時に、神楽もデバイスを構える。

 

 

 

一瞬の沈黙。

 

そして、一斉に激突した。

 

 

 

なのはの桜色の弾幕とフェイトの金色の弾幕が空を飛び交う。

神楽の振るう刃はザ・ワールドの振るう拳とぶつかり合う。

ユーノは……またアルフとか。

 

「ふっ、やっ、はっ!」

 

「っ!ザ・ワールド!」

 

『無駄無駄無駄!』

 

へェ。

神楽が距離を相手から取り、魔力を飛ばして牽制している。

 

まァ、旅館じャ瞬間で……おそらく時止めでやられちまッてたからな。それの対策、ッて訳か。

 

「喰らえっ!」

 

「っ!」

 

相手がザ・ワールドに弾を持たせ、ぶん投げさせる。

神楽は魔法の足場も使い、何とかかわす。

 

 

 

……ほンと凄い闘いだな。

見てるだけでもだいぶ楽しめる。

 

 

 

 

 

 

 

「ヴォォォォ……」

 

 

 

 

 

 

 

……ウザッたい邪魔さえ無けりャな。

 

警戒はしてたが……めんどくせェ。

 

少し離れた所に、身体の所々を黒く侵され、正気を失ッた顔立ちの一般人。

 

「……セットアップ」

 

『Stand by、set up』

 

オメガに指示を出し、演算補助を開始させる。

頭痛に襲われるが、ンなもン気にしない。

 

ッたく、人が楽しンでンのを妨害しやがッてよォ……。

 

「……ブチ、のめす」

 

ベクトル操作、ターゲットまで接近してから拳を腹に叩き込み、そして首を掴んで放り投げる。

 

派手な音を立て、道路標識にそれは命中。しかし全くの無傷、そして消えていく身体中の黒のシミ。

前のと同じ野郎か……ムカつくよなァ、ホントに。

 

とりあえず機嫌悪いンでさァ……派手に行くぞコラ。

 

他の集団を発見。

すぐさま肉薄し、殴り、蹴り、ぶん投げ、吹き飛ばし、敵の攻撃は反射する。

敵の首を掴んで振り回して周りを巻き込み、2人同時に拳を叩き込む。

 

さァて、後は……ン?

 

遠くに、刀を振り回して敵を蹴散らしている人影が……ッて。

 

輝宮かよ。いないと思ッてたらここで登場か。

 

かなり必死な表情をして、周りの敵を振り払いながら進んでいる。

 

 

 

輝宮が目指す先には、デバイスを向け合ッて向かい合うなのはとフェイト。

 

 

 

その2人の間にはジュエルシード。

 

 

 

……嫌な、予感が。

 

 

 

 

 

『Divine bastar!』

 

『Thunder smasher!』

 

 

 

 

 

砲撃かよ!?

おい待て只でさえ転生者が介入して周りでドンパチやらかしてンだぞ!?

そンなとこでバカ威力の砲撃なンかやらかしたら……!

 

 

 

「やめろおおお!」

 

カッ!

 

 

 

敵を振り払ってだいぶ接近した輝宮の叫びも虚しく、2つの膨大な魔力が激突した瞬間。

 

眩い光が辺り一面を照らし、それと同時に物凄い衝撃波が発生した。

 

……離れといて良かッた、な。

何だあの威力。

近くで輝宮も喰らう形になッたみてェだが……大丈夫かアイツ?

 

 

 

「止まれ……止まれ……!!」

 

 

 

そンな事を考えている間に、フェイトは素手でジュエルシードを封印しようとしていた。バルディッシュは潰れちまッたか。

 

助けに行こうかと一瞬迷ッたが、ザ・ワールドの奴が手伝いに行ッたので傍観を続ける事にした。

 

 

 

「「止まれええええ!!」」

 

 

 

……よし。あのフード野郎の協力もあッて、何とかフェイトは封印に成功ッと。

 

疲労で倒れ込む彼女をザ・ワールドが支え、それからフェイト陣営は去っていく。

 

 

 

 

 

「なのは!大丈夫かい!?」

 

「う、うん……だけど、あの2人が気絶しちゃってて……!」

 

あ?神楽も巻き込まれたか?

 

「……良かった、命に別状は無いみたいだ。だけど、彼……甲、だっけ?彼はちょっと心配だね……とりあえず、結界を解いてから救急車を呼ぼう」

 

「う、うん。解ったの」

 

 

 

 

 

命に別状はねェなら何よりだな。

 

……にしても……。

人を操り、コソコソとやッてる野郎がいるッてのはウゼェな。

何とかしねェと。


 
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