No.446351

魔法少女イレギュラーなのは~1~ 「とある少年のプロローグ」

これは、リリカルなのはの世界で、転生世界をがんばるお話。

どうも、ドラゴマキナと申します。
これからちょこちょこと駄文をさらして行こうと思うので、よろしくお願いします。

2012-07-05 12:06:08 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:6238   閲覧ユーザー数:6056

 

目が覚めると、辺り一面が白一色。

……ここはどこだ?

 

「よく来たな」

 

その声に振り向いてみれば、なんか滅茶苦茶輝いてるじいさんいるんですけど。

身体に真っ白なローブを着込み、立派な髭まで黄金に輝いていらっしゃる。

……まさか神様じゃあるまいな。

 

「よく解ったのう。こんな場合、大抵は『夢オチか、なんだ』とか言ってしまうのじゃが」

 

心を読めるのか。流石神様。

 

……って、え?神様?

 

「そうじゃ。そしてここは、この世とあの世の狭間、といった所かの」

 

 

 

……マジで?

 

 

 

「えーと、説明よろしく」

 

「うむ。まず、君の現状なんじゃが……君は交通事故に遭ってしまったのじゃ」

 

「ふむ。んで、俺は本来死ぬはずではなかった、と?」

 

……だとしたらテンプレだね、これは。……いや、そもそも転生なんて非現実的な時点でテンプレも何も無いけどさ。

 

「うんにゃ、そんなものではない。……君は、たまたま転生出来る機会を与えられた。本当にそれだけじゃ」

 

……おやおや。

その流れは予想外。

……ま、あんまり気にする必要は無い……かな。

 

「……で、行き先は?」

 

「『リリカルなのは』……解るかの?」

 

思わずワァオ、と言った俺は悪くない。

だってリリカルなのはだよ?あんまり知らないけど。スターライトブレイカー、別名「約束された星の破壊」(嘘)が飛んでくる可能性有るんだよ?

 

「知ってるようじゃな……さて、君には、特典が1つ授けられる。……何が良いかの?」

 

……さて、これが問題だ。

これによって俺の今後の振る舞いがだいぶ変わる……慎重にならざるを得ない。

 

あの主人公の破壊力を上回る力があれば良いんだけど……。

 

 

 

……あ。

 

 

 

「……一方通行の能力を頼む」

 

「……ふむ、なるほどの。解った……それでは、良き一生を」

 

……うん、解ってた。

テンプレだ、気にしない。

でも叫ばずにいられない。

 

 

 

「ぼっしゅうとかよぉぉぉぉ!?」

 

 

 

……落とし穴め。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はいどうも。

 

俺です。

あ、名前付きました。

 

十夜(とおや) 永次(えいじ)。

 

なかなか珍しい名字だ……まあ、大した違和感は無いから良いンだが。

 

4歳程で「俺」という人格に目覚める事が出来た。これは素直に神様に感謝したい。結構辛そうなンだよ、最初の数年間ッて……もし俺が人格持ッたままその時期を過ごしてたら、間違い無く黒歴史認定だろう。

 

で、目覚めてからは喋り方が妙におかしくなッちャッた訳で……一方通行の話し方まで似る様になッたか……でもこンなに片言ッぽかッたッけ?何か間違えてねェだろうな神様。

 

 

 

と、その神様から最近手紙とチョーカーが届いた訳で。

 

 

 

『元気にやっとるかの?儂じゃ。君には、一方通行の力……ベクトル操作の能力を授けたのじゃが、注意事項があるので伝えておく。そこにあるチョーカーはインテリジェントデバイスじゃ。君の演算能力のサポートをしてくれる相棒的存在じゃから、良い名前を付けてやっておくれ。そして、君の演算能力じゃが……残念ながら君自体のスペックでは追いつかない部分があるらしく、現状ではデバイス有りで3分位、デバイス無しでは1分位しか持続出来ん。それ以上使おうとすれば、君の脳や精神に過剰な負担がかかってしまうから、気をつけるように。まあ、訓練次第で制限時間が延びる可能性は有るがの』

 

 

 

……なン……だと……?

マジか!確かにチートな能力貰ッちまッたなー、何て思ッてたけど、予想外の制限がかかッちまッた!

3分間て……何というカップラーメン。ッつか、どこのウルトラマンだ。

 

 

 

『それから、君の魔力は現状はAランク。なお、潜在能力も実は渡しておるのじゃが……その名の通り、そう簡単に使えるものではない。潜在能力は、その能力を心の底から君が望んだ時、それに適応するような形で初めて発現、以降は固定されるので……どんな能力かはなってみない限り、儂にも解らん。……願わくば、君の一生を豊かにする力であることを。じゃあの。   ゼウス』

 

 

 

……ゼウス?

ギリシャ神話の最高神に一方通行の能力貰ッちャッたよ俺。

……まあ良いや。

 

という訳で、俺は訓練を続けてきた。

と言ッても、まだ制限時間はあんまり延びた気がしない……。

 

首に付けてるチョーカー型デバイス……「オメガ」をセットアップさせると演算能力が自動的に強化されるんだが……そン時に頭痛に襲われるンだよな……。

しかも、演算能力を使用中は絶えず頭痛に苦しむ羽目に。

 

まだ試してないけど、デバイス無しだともッと頭痛が酷いンだろうな……ハァ。

 

 

 

 

 

とまァ、色々やッている内に。

原作開始の時は、徐々に近付いていた。

 

 
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