No.418444

真・恋姫†無双 魏の三剣人 (第一章)

カイさん

皆さんどうも、カイです。
第一章、思ったより早めに出来てしまって、驚いてます

2012-05-05 01:27:19 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:7702   閲覧ユーザー数:5942

一刀「此処は・・・一体?」

 

貂蝉「此処が過去の世界、そしてご主人様はこの世界に転生したのよ」

 

一刀「森の中?・・・あれ?」

 

一刀は、直ぐに自分の変化に気が付く

 

 

一刀「これって?」

 

貂蝉「そこの川で、自分の姿を見て見なさいな」

 

一刀「え?・・・これって!?」

 

一刀が水面に写っている自分の姿を見て驚く

 

 

一刀「十歳の頃の俺だ・・・」

 

貂蝉「転生したから、恐らくその姿になったんだと思うわ」

 

一刀「そうか、あれ?服が?」

 

貂蝉「身体に合わせて、服を変えておいたわ♪」

 

一刀が着ている服は、黒のコート・長ズボン・シャツ(イメージは、クロノスのナンバーズ)

一刀「でも、過去でこの姿は可笑しくないか?」

 

貂蝉「そう言う事は、気にしない気にしない♪」

 

一刀「まったく」

 

貂蝉「あーそうそう、ご主人様の頭の中に、幾つかこの世界の常識を入れて置いたから」

 

一刀「その点だけは、感謝しておくよ・・・所で何で俺の事ご主人様って呼ぶんだ?」

 

貂蝉「聞きたい?」

 

一刀「止めとく・・・!?」

 

何かを感じ取った一刀は、森の方を向く

 

 

一刀「おい貂蝉今何か・・・あれ?」

 

一刀が振り返ると、貂蝉の姿は無く、武器が置かれていた

 

 

一刀「これは・・・小太刀(こだち)!?」

 

貂蝉「此処から先は、ご主人様の物語だは、頑張りなさい」

 

一刀「貂蝉!?・・・行っちまったか」

 

一刀は、貂蝉の声が消えたのを確認すると直ぐに小太刀を持って直ぐに走り出す

???「華琳様!!秋蘭!!私の後ろに隠れていろ!?」

 

???「お姉ちゃん!?」

 

???「春蘭!?」

 

賊の頭「この餓鬼ども、手こずらせやがって」

 

手下「兄貴、売りさばきますか?」

 

賊の頭「当たりめえだ!さっさと捕まえろ!!」

 

一刀(これは!?)

 

一刀が木の枝に飛び移りながら、たどり着いた先には、山賊と思われる男十人が女の子それも今の自分と代わらない三人を追い詰めている風景だった

 

 

???「近寄るな下衆共!!」

 

手下「粋がるなよ餓鬼が!!」

 

???「「春蘭(お姉ちゃん)!?」」

 

ガキーーーーン!!!!

 

手下「なッ!?」

 

一刀「・・・」

 

一刀は、一瞬で間合いに入り、男の剣を受け止める

 

 

手下「なッ何だお前!?」

 

一刀「名前なんて・・・無い・・・」

 

ガキーーーン!!!!

 

手下「うわ!?」

 

シュイン!

 

一刀「赤龍掌!!」

 

ドゴーーーン!!!!

 

手下「ガハッ!?」

 

一刀の拳は、男の腹に入り、男を吹き飛ばした

賊の頭「な!?何もんだてめえ!?」

 

一刀「言ったはずだ、名前など無いと・・・記憶したか?」

 

一刀は、見下す様な目で自分の頭を人差し指で二回突いた

 

 

賊の頭「こ!!この小僧!!野郎共、まずはその小僧から殺せ!!」

 

手下達「「「おおおおおーーー!!!!」」」

 

???「お前は・・・」

 

一刀「大丈夫だよ、下がってて」(ニコ)

 

???「「「////」」」

 

一刀は一度だけ振り向いて話しかけると、直ぐに振り返り、走り出す

数時間後

???「「「「・・・」」」

 

一刀「いっちょ上がりってね」

 

パンパンと掌を叩(はた)きながら、三人に話しかける

 

 

一刀「大丈夫?」

 

???「貴方は、一体?」

 

一刀「名前なんて無い、どうしても呼びたければ・・・一刀だ」

 

???「それって真名でしょ?」

 

一刀「それ以外無いんだ、物心付いた時から一人なんだ」

 

???「華琳!!春蘭!!秋蘭!!」

 

???「「「母様!?「「華南様!?」」

 

母親と思われる人物の姿を見た三人は、駆け寄り飛び付く

 

 

華南「もう三人とも心配したのよ!!」

 

???「「「ゴメンなさい」」」

 

華南「まったく、あら?これは・・・一体?」

 

華南と呼ばれた女の人は、周りで気絶している賊達を見て驚く

華南「華琳、一体何が有ったの、それにあの子は?」

 

華琳「あの子が、私達を助けてくれたんです」

 

華南「あの子が!?1人で!?」

 

華琳「ええ」

 

一刀「・・・」

 

一刀は、背を向けて立ち去ろうとした

 

 

華南「待ちなさい、貴方行く所は有るの?」

 

一刀「1人なんで、物心付いた時からずっと」

 

華南「なら家に来なさい、この子達のお礼もしたいし」

 

一刀「・・・」

 

???「あっ!秋蘭!」

 

秋蘭「お礼させて・・・一刀君」

 

一刀「!?・・・一刀で良い////」

 

秋蘭と呼ばれた少女は、一刀の袖を掴んで泣きそうな顔でお願いして来た

 

 

華琳「あら?照れてるのかしら?」

 

華南「慣れてないんでしょう、ほら春蘭も華琳もお礼言ってきなさい」

 

華琳・春蘭「「はい」」

 

春蘭「ほら、早くいくぞ!」

 

華琳「何時までも此処に居るのも嫌だしね」

 

一刀「いやでも、俺はお礼をされる様な事は・・・」

 

華琳「あら?こんなに可愛い子に頼まれてるのに断るのかしら?」

 

一刀「・・・ふう、じゃあお言葉に甘えて」

 

秋蘭「私はね、夏候淵、字は妙才、真名は秋蘭」

 

春蘭「私は、夏候惇、字は元譲、真名は春蘭だ!」

 

華琳「私は曹操、字は孟徳。 真名は華琳よ」

 

一刀「・・・え?」

 

一刀は、自分の耳を疑った

華南「あら、華琳達が許すなら私も教えなくてはね、私の名は曹嵩、字は巨高、真名は華南よ」

 

一刀「・・・」(三國志!?)

 

春蘭「如何したんだ?」

 

一刀「えっ!?あ、ゴメン・・・何でも居ない、ちょっと疲れただけ」

 

華南「なら早く行きましょう、もう日も暮れるわ」

 

一刀は、そのまま黙って付いて行くのだった

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