No.417284

一刀の晋王転生録 第二章九話

k3さん

最近疲れが溜まっていく・・・
お待たせしました、九話目を投稿します。

2012-05-02 21:22:51 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:6235   閲覧ユーザー数:5296

姓:司馬 名:昭  性別:男

 

字:子上

 

真名:一刀(カズト)

 

北郷一刀が転生した者。

 

 

 

 

姓:司馬 名:懿  性別:女

 

字:仲達 

 

真名:理鎖(リサ)

 

一刀と瑠理の偉大なる母。

 

 

 

 

姓:司馬 名:師  性別:女

 

字:子元

 

真名:瑠理(ルリ)

 

母を目標にする一刀の姉。一刀を溺愛している(?)。

 

 

 

 

姓:張  名:春華 性別:男

 

真名:解刀(カイト)

 

一刀と瑠理の父にして、一刀の師。

 

 

 

 

姓:王  名:元姫 性別:女

 

真名:美華(ミカ)

 

一刀に異常なまでに執着する一刀の妻。

 

 

 

 

姓:鄧  名:艾  性別:女

 

字:士載

 

真名:江里香(エリカ)

 

後の司馬家軍の宿将。司馬家に対して恩を感じている。

 

 

 

 

姓:賈  名:充  性別:女

 

字:公閭

 

真名:闇那(アンナ)

 

司馬家の隠密。一刀のために働くことを生きがいとする。

 

 

 

 

姓:王  名:濬  性別:女

 

字:士治

 

真名:澪羅(レイラ)

後の司馬家の水軍の将。一刀を気に入り、司馬家のために戦う。

 

 

 

 

姓:司馬 名:望  性別:女

 

字:子初

 

真名:理奈(リナ)

 

一刀達親戚で、一刀と瑠理とっては義姉という立場。

第九話

   「反董卓連合 真相」

 

虎牢関から打って出た董卓軍。

 

今まで守勢に徹していたにも関わらず急な攻勢。

 

そして先ほどの半数以上の諸侯の離脱。

 

さすがに連合軍は動揺を隠せなかった。

 

それこそが賈詡の狙いであった。

 

普通ならこのまま虎牢関から打って出るべきではないのだが、それは出来なかった。

 

連合側は気づいていないが、董卓軍の兵達の疲弊はほとんど限界に近かった。

 

ある理由により退くことはできず、ここで何としても勝たなければならない。

 

故に短期決戦にする必要があった。

 

賈詡の狙いどうり連合軍は対応が遅れてしまった。

 

その隙に呂布は総大将である袁紹にまっすぐに向かった。

 

だが、

 

「待て、呂布!!」

 

「ここは通さないのだ!!」

 

「来い、呂布よ!」

 

もう少しというところで劉備軍が表れ、関羽、張飛、趙雲が呂布の行く手を阻む。

 

「・・・邪魔!・・・」

 

四人はぶつかり合った。

華雄もまた呂布とは違う進軍経路で袁紹を目指していた。

 

だが、

 

「麗羽様のところには行かせません!!」

 

「いくぜぇ!!」

 

そこでは顔良、文醜が行く手を阻む。

 

「邪魔をするなぁー!!」

 

華雄は声を上げ、二人に対して武器を振るった。

両軍とも負けるわけには行かなかった。

 

負けるわけには行かない理由があった。

 

だが必ずどちらかが勝ち、どちらかが負ける。

 

いつまで続くか分からないほどの激闘はある将達の勝敗によって終わることになった。

 

曹操軍を抑えていた賈詡、張遼が敗北してしまったのだ。

 

二人の軍の疲労が限界に達してしまったのが原因だった。

 

二人を倒した曹操軍は賈詡、張遼を捕らえて一気に虎牢関を制圧し連合軍の勝利となった。

 

残された呂布軍、陳宮軍、華雄軍は敗北を知った後、己の無力を感じながらも撤退するしか無かった。

 

そして曹操の陣営にて、

 

「二人に聞きたいことがあるの。」

 

曹操はある事の真相を知るために賈詡、張遼を自分のもとに呼び寄せたのだ。

 

そこには賈詡、張遼を捕らえたとの報告を聞き、曹操のもとに尋ねてきた劉備達と馬超達の姿もあった。

 

用件は聞きたいことと一緒だったため曹操は同席を許していた。

 

「どうして董卓さんはあんなことをしているんですか!?」

 

劉備の言葉こそ、ここに居るものが聞きたかったことであった。

 

「・・・月がそうしたんや無い・・・」

 

力なく張遼は答える。

 

「・・・どうゆう事なんだ?」

 

馬超は話が見えずそう質問した。

 

賈詡は叫びながら行った。

 

 

 

 

 

 

 

「李傕!、郭汜!、張済!、あの三人が、あの三人が月をーー!!」

 

 

 

 

 

 

 

賈詡から聞いた真相はこうだった。

 

何進、何皇后から董卓軍に十常侍の抹殺要請が来た。

 

董卓軍はこれを洛陽を救うこと、そして董卓の天下へと近づくための好機と見てそれに従った。

 

十常侍達はこの事態に何らかの対策をしている様子は無かったため難なく誅殺することが出来た。

 

・・・かに思えた。

 

しかし、誅殺から翌日にそれが油断でありかつ思い込みだったことを賈詡達は思い知る。

 

その日の最初に賈詡達が目にしたのは血を流し絶命した何進と、

 

気絶させられ、三人の男達により刃を向けられた董卓の姿だった。

 

その三人は誅殺されたはずの十常侍の内の、張譲、趙忠、封諝だった。

 

誅殺したと思われた三人は影武者だったのだ。

 

(どうして僕はこの可能性を考えなかったの!?)

 

董卓が天下に大きく近づくことが出来たという高揚が賈詡の軍師としての頭脳を鈍らせてしまっていたのが原因だった。

 

さらに賈詡の失態はさらに続いた。

 

董卓を人質に捕らわれたことの動揺からか、悪あがきともいえる言葉を放ってしまったのだ。

 

「アンタ達を除こうしているのは僕達だけじゃないはずよ!!」

 

これを聞いた三人は自分達が死んだことにし、董卓軍として居座ることを画策。

 

董卓を人質にされた賈詡達には反対することは出来なかった。

 

そして最後に何皇后については、

 

「劉辯様が思いどうりにいかずとも劉協様がいる。」

 

この一言で十分だった。

 

すでに劉辯、劉協は三人の手中だった。

 

つまり自分達に従わなければ劉辯は殺すということだった。

 

ついには洛陽内で三人、名を変えて李傕、郭汜、張済に逆らうものは居なくなった。

 

こうして董卓軍はほぼ三人の欲望によって動かされるようになったのだった。

全てを話した賈詡にはもはや気力は無くなっていた。

 

張遼も自信を喪失していた。

 

劉備達、馬超達は許すまじ、と洛陽に向かう準備をはじめる。

 

曹操も彼らを倒さぬ限り勝利したことにならないとし準備を始める。

 

しばらくして、曹操は袁紹を急かし洛陽へと進軍を始めさせた。

 

いろいろな思惑が交差する中、いよいよ洛陽にたどり着こうとしていた。

 

だが連合軍が目にしたのは、

 

 

 

 

 

 

 

 

紅蓮の炎に燃え盛る洛陽だった。

 

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

原因が明らかになった董卓軍の暴走。

 

燃える洛陽を目にした連合軍。

 

はたしてどうなるのか?

 

そして董卓はどうなるのか?

 

もう少し投稿を早く出来ないかなぁーと思うこのごろ、

 

あと、”一君の嫁”をださないと・・・


 
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