No.392981

恋姫外史終章・いつまでも一刀第3と1/2話

アキナスさん

休息・・・

2012-03-17 11:48:46 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:8571   閲覧ユーザー数:6526

「お兄さん、次はあのお店に入りましょう」

 

「はいよ」

 

そう答え、風と共に服屋に入る一刀。

 

前回の後、麗羽の本拠地にやってきた一刀はそのまま麗羽の部屋に連行され、フラフラの状態で部屋から出てきたのは次の日の朝の事であった。

 

麗羽に用意してもらった自分の部屋でぐっすりと眠り、起きたのはその日の昼。

 

起きた一刀は、城内にて風を探した。

 

そして部屋を訪ねて、

 

「すまん」

 

と言って土下座した。

 

もちろん風を置いてけぼりにした事への謝罪である。

 

その事に関して風は、

 

「あの~、そこまでしなくても・・・」

 

それほど怒っていなかった、というか一刀の土下座にむしろ引いていた。

 

「風も迎えがくるまでずっと寝てた訳ですし、もういいですよ」

 

「いや、それじゃあ俺の気持ちがすまねえ」

 

そう言って、一刀は土下座を続けた。

 

結局、風の買い物に付き合い、お代は全て一刀持ちと言うことで手打ちとなったのである。

 

そして今に至る。

 

「お兄さんどうですか?似合いますか~?」

 

風が服を体に当て、一刀に見せる。

 

「ん~、もうちょっと派手でもいいんじゃね?」

 

「派手なのは風の趣味ではありません」

 

「見たことがないから見てみたいんだけどな・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

一刀の言葉に風は少し考え込み、店の奥の方へ消えた。

 

そして戻ってきた風は、一着の服を持ってきていた。

 

「見てみたいというのは、こういう服ですか~?」

 

「・・・いや、確かに別の意味では見てみたいが・・・・・・」

 

言葉に詰まる一刀。

 

 

 

風の持ってきた服

 

 

 

それはどこで作られたのか

 

 

 

SM女王様などが着る黒のボンテージであった・・・・・・

 

 

 

 

 

その後も、いくつか店を回った一刀たち。

 

「おっちゃん、肉まん四つ」

 

「あいよ!」

 

小腹が空いたので、肉まんを買った。

 

「あぐっ」

 

「はむっ」

 

一刀は荷物片手に、風は両手持ちで肉まんにかぶりつく。

 

「むぐむぐ・・・次はどこ行く?」

 

食べながら喋る一刀。

 

「そうですね~・・・というか、お兄さん」

 

「ん?」

 

「風は本当に気にしてないんですよ?こんなに奢られると、逆に申し訳ない気持ちになります・・・・・・」

 

「うんにゃ。これは俺がしたいからやってるんだ。おとなしく奢られとけ」

 

「何故そこまで・・・・・・」

 

風の質問に対する一刀の回答はこうだった。

 

「・・・・・・もし」

 

「?」

 

「もし、俺がお前を放っておいた間に人攫いに連れ去られたりしたら・・・とか考えたら、すげえ嫌な気分になった」

 

「・・・・・・まあ、ありえない話ではありませんが~~・・・・・・」

 

「そんで、幼女趣味の変態成金親父に買われてあんな事やこんな事を・・・・・・」

 

「そこまでいきますか・・・・・・」

 

「まあ、本当にそうなったら関係者全員、踏んだ地面もろとも火葬場の炎の中に叩き込んでやるけどな」

 

「風ただ一人のために大量虐殺が行われる事に・・・・・・」

 

若干呆れ口調の風だったが、自分のためにそこまでしてくれるのかと思うと、悪い気はしなかった。

 

「さて、本当に何処行こうかね?」

 

「そうですね~~・・・・・・」

 

肉まんも食べ終わり、ぶらぶら歩きながら言う二人。

 

結局その後は何を買うでもなく、適当に街中を歩き回ってから二人は城へと戻ったのであった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

「ふあああ・・・・・・」

 

城に戻って荷物を風の部屋に置くと、一刀は大あくびをした。

 

「あ~、なんか眠くなってきたな。天気もいいし、庭で昼寝でもしてくるか・・・・・・」

 

「それなら風もお付き合いしましょう」

 

寝るのが大好きな風は一刀の言葉に即反応した。

 

「そか。そんじゃあ一緒に寝よう」

 

「はい~~」

 

そんな受け答えと共に、二人は城の庭へと向かったのだった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

「ぐう・・・・・・」

 

草むらに寝転がると、一刀はあっというまに寝入った。

 

風はと言うと、一刀の横に寝転がり、その寝顔を眺めていた。

 

「く~~・・・す~~・・・」

 

「まるで子供見たいな寝顔ですね~~」

 

一刀のそんな顔を見ながら、風はそう独り言を言った。

 

風は宿に泊まった時、一刀と何度も同じ部屋で寝た事はあったが、こうしてじっくりと一刀の寝顔を見た事は無かった。

 

「んん・・・・・・」

 

一刀の表情が曇った。

 

風は悪夢でも見ているのだろうかと心配になったが、

 

「も、もう出ない。勘弁してくれ麗羽・・・・・・」

 

麗羽との情事の夢を見ているようだった。

 

「・・・・・・」

 

ぎゅう!

 

風は額に青筋を浮かべ、一刀の頬をつねった。

 

「う、う~ん・・・・・・」

 

それでも一刀は起きず、苦悶の表情を浮かべている。

 

「風が隣にいるのに、他の女の夢を見るお兄さんにはお仕置きです」

 

そう言いながら頬をつねり続ける風。

 

 

 

 

 

のどかな日差しの中

 

 

 

 

草むらから聞こえてくる一刀のうめき声は

 

 

 

 

風が寝るまでしばらく続いたのだった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうも、アキナスです。

 

結構間が空きましたけど、ようやく投稿です。

 

なかなか自分の納得がいくネタが思いつかなくて、こんなに遅くなってしまいました。

 

まあ、今回納得出来るかと言うと、それも微妙なんですが・・・・・・(汗)

 

さて、みなさん恋姫のパチンコ知ってますか?

 

私、2パチで見つけたんで二回ほど打ちに行っててみたんですけど・・・・・・

 

 

一回目

 

熱めのリーチで当たって、星に振られる。

 

ミッションモード学園編で、鈴々にパン買ってきたらデートしてやるとパシリをさせられ、麗羽たちの妨害をかいくぐって鈴々にパンを渡して大当たり・・・の後、あっさり鈴々に振られる。

 

このコンボを喰らった時は、鈴々に殺意を抱きましたね・・・・・・

 

 

二回目

 

はまりました。

 

とにかくはまって、ようやく当たりと、告白の成功を見ることが出来ました。

 

ちなみに相手は紫苑さんでした。

 

癒されましたよ・・・・・・精神的には。

 

その後、あっさり桃香さんに振られましたがね(泣)

 

まあ、長話はこのくらいにしておいて、次回に・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「風魔!死鏡剣!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 
 
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