No.385313

一刀の晋王転生録 第二章一話

k3さん

お待たせしました。
第二章の投稿となります。
ここから本格的に漢王朝が・・・

2012-03-01 21:53:36 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:6962   閲覧ユーザー数:5812

姓:司馬 名:昭  性別:男

 

字:子上

 

真名:一刀(カズト)

 

北郷一刀が転生した者。

 

 

 

 

姓:司馬 名:懿  性別:女

 

字:仲達 

 

真名:理鎖(リサ)

 

一刀と瑠理の偉大なる母。

 

 

 

 

姓:司馬 名:師  性別:女

 

字:子元

 

真名:瑠理(ルリ)

 

母を目標にする一刀の姉。一刀を溺愛している(?)。

 

 

 

 

姓:張  名:春華 性別:男

 

真名:解刀(カイト)

 

一刀と瑠理の父にして、一刀の師。

 

 

 

 

姓:王  名:元姫 性別:女

 

真名:美華(ミカ)

 

一刀に異常なまでに執着する一刀の妻。

 

 

 

 

姓:鄧  名:艾  性別:女

 

字:士載

 

真名:江里香(エリカ)

 

後の司馬家軍の宿将。司馬家に対して恩を感じている。

 

 

 

 

姓:賈  名:充  性別:女

 

字:公閭

 

真名:闇那(アンナ)

 

司馬家の隠密。一刀のために働くことを生きがいとする。

 

 

 

 

姓:王  名:濬  性別:女

 

字:士治

 

真名:澪羅(レイラ)

後の司馬家の水軍の将。一刀を気に入り、司馬家のために戦う。

第一話

   「崩壊」

 

宴が終わり・・・

 

一刀と瑠理は屋敷に戻っていた。

 

「なるほど・・・その可能性はあるかもしれない・・・」

 

二人は歩きながら話し合っていた。

 

「ああ、曹操と話があって、それでひょっとしてと思って。」

 

「確かに怪しい・・・あの時は官軍の失策に呆れたとしか思わなかったから気がつかなかった・・・」

 

内容は宴の時に曹操との話し合いで出た一刀の結論だった。

 

「もしそうなら母上に言って彼女達にも確認して貰わないと・・・」

 

一刀の言う彼女達、とは張三姉妹のことである。

 

「この仮説が事実なら・・・奴らを追い出せるかも知れない・・・」

 

そして瑠理の言う奴ら、とは漢室を腐敗させている者達のなかでも中心的な存在、”十常侍”のことである。

 

「ああ、そのためにも急いだ方が良いかも知れない。今回のが失敗したとなれば一体どんな事をして来るか分からない、

 

 現に黄巾党の反乱を起こしたんだし・・・」

そして時は経ち・・・

 

「どうだった三人とも・・・」

 

理鎖は三人に結果を聞いた。

 

「うん、聞き覚えがある声だった。」

 

「間違いないわ!!」

 

「あの男です。」

 

理鎖は三人に変装させ宮殿に同行させて、十常侍の声を聞かせたが、

 

「どうやら一刀の仮説は当たっている可能性が高いな、まさかとは思ったがここまでやるとは・・・」

 

解刀はそう言うと立ち上がり、

 

「すぐに証拠を探そう、これ以上奴らの好きにさせるわけにはいかない。」

 

そう言い放ち準備を始めた。

 

そう、やはり黄巾の乱は十常侍の仕業であったのだった。

 

まず張三姉妹に人を集める力があるとわかるや、姿を隠し太平要術の書の渡す。

 

目論見どうり、漢室に不満を持った人が集まった後、反乱が起きる。

 

その後、此方も人を集め、何進を総大将にして黄巾党に攻撃する。

 

戦の素人である何進が敗北するのは少し頭が切れる人間なら予見するのは難しくない。

 

恐らく最初の敗北は予定どうりだったのだろう。

 

互角の兵数だったのが一気に減り、圧倒的不利となった時に司馬家に軍を託す。

 

そしてさすがの司馬家も圧倒的に不利な状況を覆すことが出来ず敗北する。

 

その後、敗北を理由に司馬家を廃するか宮殿から追い出す、

 

最後にまだ本隊討伐軍に参加していない馬騰や孔融と言った諸侯を何らかの方法で集め、一気に黄巾党を殲滅させ

 

司馬家の名声を地に落とすという策だったのだろう。

 

だが・・・

 

(奴らにそこまでの切れ者がいる?・・・)

 

そう、それこそ最大の疑問点だ。

 

理鎖の見立てでは十常侍にそこまでの切れ者はいなかったし、そこまで大胆な策を実行できる人間がいるとは

 

思えなかったのだ。

 

(今そんなこと悩んでいても仕方ない・・・)

 

そう思い、自分も準備しようとして行動しようとした、

 

その時・・・

 

「司馬懿様!」

 

闇那が珍しく声を上げ、駆けつけていた。

 

「何事?」

 

理鎖が聞くと、

 

 

 

 

 

 

 

 

「霊帝、劉宏がお亡くなりになりました!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここから、漢の崩壊が始まる。

 

 

 

 

 

 

ついに霊帝がお亡くなりになりました。

 

はたして、司馬家は、漢王朝は、

 

そして他の諸侯は・・・

 

二話から本格的な腐敗が始まります。


 
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