No.303652

真・恋姫無双 武道会 (団体戦編) 第十四章

カイさん

皆さんこんにちはカイです、麒麟を抜いた一刀の実力はいかに。
そして大会の優勝はどちらに!?

2011-09-19 21:13:27 投稿 / 全10ページ    総閲覧数:7311   閲覧ユーザー数:5583

一刀「こいつを使うのは、あの時以来だな」

 

秋蘭「そうだな」

 

一刀「まさか本当に、麒麟を使うとは思ってなかったけどな」

 

秋蘭「使わなかったら、使わなかったで華琳様に叱られていただろう?」

 

一刀「確かにな」

 

お互いに向かい合い話し合っている間も、観客は一刀の麒麟に見とれていた

 

 

華琳「あれは・・・一体?」

 

桂花「光る剣?」

 

風「綺麗ですね~」

 

稟「あれは、一刀殿の持っていたもう一つの剣では?」

 

華琳「聞いておけば良かったわ」

 

華琳達は一刀の剣に付いて聞かなかった事を、後悔していた

桃香「綺麗////」

 

星「何と見事な・・・」

 

朱里「雛里ちゃん、あの剣」

 

雛里「うん、北郷さんが持っていたもう一つの剣だね」

 

紫苑「桔梗もしかしてあれ」

 

桔梗「紫苑、お主の予想は恐らく当たっておる」

 

翠「どうしたんだよ?」

 

蒲公英「あの剣の事何か知ってるの?」

 

焔耶「そうなんですか桔梗さま、紫苑さま!?」

 

桔梗「いやもしかしてじゃが、あの剣は氣で出来ておるのかも知れぬ」

 

紫苑「やっぱり桔梗もそう思う」

 

翠「氣の剣!?」

 

蒲公英「そんなの有り!?」

 

愛紗「もしそうなら、秋蘭の負けだな」

 

鈴々「あ!喋ったのだ」

 

星「愛紗よ、その言葉からして何か知っているのか?」

 

愛紗「秋蘭から聞いた話なのだが、今の自分でも北郷殿には勝てないと言っていた」

 

朱里「えー!?」

 

翠「今の秋蘭でも勝てない!?」

 

星「もはや我々では、追いつけない領域に入っているな」

 

紫苑「そうね、どれだけの修行をして来たのかしら?」

 

雛里「北郷さんが居なくなったのは、三年前ですからその間かと」

 

蒲公英「三年であんなに!?」

 

愛紗「もしそうだとしてら、北郷殿はそれこそ何時死んでも可笑しくない修行をしたんだろう」

 

桃香「うふふ♪」

 

愛紗「桃香様、如何したんです?」

 

桃香「だって愛紗ちゃん北郷さんの事になったら、楽しそうなんだもん」

 

愛紗「な!?////」

 

鈴々「あー!愛紗が赤くなったのだ」

 

愛紗「う、うるさい!?////」

 

試合に集中するのか、愛紗いじりをするのか分からない状況になっていた

冥琳「雪蓮お前はどう思う、あの剣?」

 

雪蓮「確実に言える事は、この世界に剣じゃ無いわね」

 

思春「天の世界の剣・・・」

 

穏「緑色に光る剣ですか、素敵ですね////」

 

蓮華「穏、また禁断症状出さないでよ」

 

明命「大丈夫です蓮華様!その時は気絶させます」

 

小蓮「それはちょっとやり過ぎじゃない?」

 

冥琳「まあそのくらいせんと、こいつは止まらん」

 

穏「でも何で出来てるんでしょうあの剣、気になります////」

 

蓮華「明命、気絶させる準備しておいて」

 

明命「御意」

 

明命は任務の時の状態で待機していた

一刀「さあ、どうする秋蘭?」

 

秋蘭「もちろん、続けるさ!!」

 

秋蘭は瞬時に氣の矢を作り放つ

 

 

秋蘭「風月!!」

 

ヒュン!!

 

一刀「ふん!」

 

バーン!!キラキラ!

 

秋蘭「!?」

 

秋蘭の風月はいとも簡単に消えた

 

 

一刀「忘れたのか秋蘭?麒麟は氣を刀に具現化できる刀だ。使い手によっては、こいつ以上の剣(つるぎ)は存在しない」

 

そう言い終わると、一刀は秋蘭に向かって歩き出す

秋蘭「くっ!風月連弾!!」

 

ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!

 

一刀「・・・」

 

バーン!バーン!バーン!バーン!バーン!

 

一刀は秋蘭の氣の矢風月の連弾を、意図も簡単に麒麟で消しながら歩き進める

 

 

秋蘭(こんなに簡単に!?しかも足を止めずに!?)

 

普段冷静な秋蘭とは思えないほど、誰からも見ても判るくらい焦りを感じていた

 

 

一刀「神風・・・」

 

ブオン!

 

秋蘭「!?」

 

一刀「終わりだ」

 

秋蘭が気が付いた時には、一刀の拳が秋蘭の鳩尾に入っていた

秋蘭「かず・・・と・・・」

 

一刀「心配するな、お前はまだ強くなれる・・・俺が強くしてやる」

 

秋蘭「その言葉・・・忘れ・・・るな・・・よ・・・」

 

ドサッ!

 

秋蘭はそのまま気を失って倒れた

 

 

審判「あ!夏候淵将軍戦闘続行不可能です!!よって勝者北郷将軍です!!」

 

・・・

 

観客「「「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」」」

 

華琳「決着ね」

 

桂花「そうですね」

 

風「おや?」

 

稟「どうしたんですか風?」

 

風「いえいえただ、もう夕方だったんですね~」

 

華琳「えっ?」

 

華琳が空を見上げると、黄昏色の空が広がっていた

 

 

一刀「医療班が来ないな仕方ない、よいしょ」

 

観客女「「「きゃああああああああああ!!!!!!////」」」

 

一刀が秋蘭を抱き上げる(お姫様抱っこ)と観客席の女の子達が声を上げる

一刀「うん?何か判んないけど、まあ良いか」

 

真桜・凪「「隊長!!」」

 

一刀「真桜・凪後は頼んだ、俺は秋蘭を医療班のいる場所に連れて行く」

 

真桜「任せとき!」

 

審判「これより延長戦を始めます」

 

一刀はその言葉を聞きながら、舞台を後にした

秋蘭「う、うん」

 

一刀「気が付いたか?」

 

秋蘭「一刀・・・そうか私は負けたのか」

 

一刀「まあね、気分はどうだ?」

 

秋蘭「ああ、少し疲れた」

 

一刀「そうか」

 

秋蘭「そういえば、大会はどうなった?」

 

一刀「それは「終ったで」霞!?」

 

大会の終わりを知らせるために、霞が部屋に来た

 

 

流琉「秋蘭様!勝って来ました!」

 

一刀「あちゃー負けかー」

 

霞「今表彰式の準備しとる」

 

一刀「他の皆わ?」

 

霞「もう集まっとる、一刀も早よ来い」

 

秋蘭「私も行こう」

 

秋蘭が起き上がると、一刀が声を掛ける

 

 

一刀「もう良いのか?」

 

秋蘭「ああ」

 

霞「ほな行こか!」

 

流琉「はい!」

 

一刀達は部屋を出て舞台に向かう

観客「「「わああああああああああ!!!!!」」」

 

一刀「うお!すごいな」

 

秋蘭「これだけ歓声を浴びるのは、初めてだな」

 

霞「気分ええな!」

 

流琉「はい!」

 

舞台の上には、既に春蘭達が立っていた

 

 

華琳「今大会優勝した魏第一班に優勝旗を、準優勝した二班には花束を贈呈します」

 

優勝旗を受け取ったのは、それぞれの班の代表者(秋蘭と一刀)が受け取ると会場から拍手が鳴り響く

 

 

華琳「現時点を以って、武道大会を終了する!!」

 

こうして、武道大会は幕を閉じた

次回最終章!!


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
44
5

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択