真・恋姫†無双~赤龍伝~第83話「司馬懿の反乱」
―――曹操の船・船尾―――
司馬懿「曹操様。そろそろお命を頂戴いたします」
そう言うと司馬懿は華琳に近づいていく。
華琳「ふ……ふふ……」
華琳の身体が小刻みに震えている。
司馬懿「?」
郭嘉「華琳様?」
華琳「あはははははははは……」
突然、華琳が高らかに笑いだした。
司馬懿「どうしましたか? あまりの悔しさで頭がおかしくなりましたか?」
荀彧「司馬懿! 華琳様を侮辱してただで済むと思っているの!」
華琳「あははは……。桂花止しなさい」
笑うのを止めて、華琳が荀彧を止めた。
荀彧「しかし、華琳様」
華琳「別に頭がおかしくなったわけじゃないわよ。ただ……」
司馬懿「ただ……何ですか?」
華琳「嬉しかったのよ。私を裏切った男を、自分の手で処断できると思うとね」
そう言って華琳は大鎌を構えた。
司馬懿「それは怖いですね」
言葉と裏腹に司馬懿の顔は笑っていた。
華琳「はっ!」
大鎌が空を切る。
華琳の大鎌を司馬懿は後方に飛んで躱した。
司馬懿「ふふ、危ないですね」
華琳「へぇ~。あなたに武の心得があるとは思わなかったわ」
司馬懿「いえいえ。それほどでもありませんよ」
華琳「少しは楽しめそうね」
司馬懿「楽しめれば良いのですが」
そう言うと司馬懿が右手を上にかざす。
そして、華琳の頭上を目掛けて、司馬懿の右手とともに見えない凶器が振り下ろされた。
華琳は動けなかった。
司馬懿「!!」
司馬懿が振り下ろした見えない凶器は、華琳には命中しなかった。
華琳が命中する寸前に華琳は消えていた。
荀彧「……華琳…様」
郭嘉「華琳様っ!」
荀彧たちが消えた華琳の姿を探すし、すぐに程昱が華琳を見つけた。
程昱「あっ……」
華琳は赤斗に抱きかかられていた。
荀彧「あ、あんたっ!」
郭嘉「赤斗殿?」
赤斗「間に合ったね」
華琳「赤斗? どうして、あなたがここにいるの?」
赤斗「それは後で説明するよ。今はあいつを……」
赤斗は華琳を降ろして、荀彧たちのもとに行くように促した。
赤斗「許緒。華琳たちを頼むよ」
許緒「うん。わかった」
司馬懿「ひさしぶりですね。来ると思っていましたよ」
赤斗「……司馬懿」
そう言うと先程まで華琳がいた所に目をやる。そこには大きく、深い疵ができていた。
疵を見て赤斗は一つの事を確信した。
赤斗「やはり……あの時の黒づくめの男はお前だったんだな」
この世界に飛ばされた日、道場で赤斗を襲撃した黒づくめの男。
その黒づくめの男につけられた左肩の傷が、先程の司馬懿が放った一撃の痕と同じだったのだ。
司馬懿「あれで死んでいなかったのは驚きでしたよ」
赤斗「貴様っ!」
赤斗は司馬懿を睨みつける。
司馬懿「これは失礼。気を悪くさせてしまいましたか。私はあなたに提案があるのですが……よろしいですか?」
赤斗「提案?」
司馬懿「はい。仲間になって頂き、私に力を貸してほしいのです」
赤斗「許昌で会った時に断ったと思うけど、忘れたのかな?」
司馬懿「確かに断られましたね。でも、私たちの陣営も優秀な人材が一人減ってしまったので」
赤斗「人材? ああ~木鹿大王の事か」
南蛮で虎になった時、関羽とともに木鹿大王を倒した事を思い出す。
司馬懿「!!……よく御存じですね」
司馬懿は少し驚いた様子だった。
赤斗「まあね」
司馬懿「そうなのですよ。だから、我が陣営には新たに優秀な人材を迎え入れる必要があるのです。なので是非、我らの仲間に」
赤斗「断る!」
しっかりとした口調で赤斗は司馬懿からの誘いを断った。
司馬懿「…………そうですか。非常に残念です」
暗い声で司馬懿は下を向いた。
祭「赤斗っ!」
祭、張遼、典韋が姿を現した。
赤斗「祭さん、張遼」
張遼「おおー久しぶりやね。赤斗♪ それに司馬懿。お前なんか会いとうなかったけどな。まあいい、覚悟しいや!」
張遼は飛龍偃月刀を司馬懿に向けた。
司馬懿「はぁ~。仕方がないですね。なら、魏に置いてきたものを先に回収するとしましょうか」
華琳「何ですって、いったい何のこ…っ!!」
華琳の質問は途中で途切れた。
赤斗・祭「「なっ!!」」
荀彧・郭嘉・典韋「「「華琳様っ!!」」」
華琳は倒れて、血を流している。
典韋「霞様! どうして!」
許緒「なんで華琳様を!」
司馬懿に向けられていた張遼の飛龍偃月刀が華琳を斬ったのだ。
張遼「…………」
張遼は無表情で黙ったまま、司馬懿に近づき隣に立つ。
司馬懿「ご苦労だったな」
赤斗「張遼っ!? どういう事だ!」
赤斗は叫ぶが張遼は何も答えない。
司馬懿「無駄ですよ。今の張遼は私の傀儡です。もう私の命令しか聞きませんよ。では、私たちは失礼します」
赤斗「逃がすかっ!」
赤斗は刀を抜き、司馬懿に斬りかかった。
司馬懿「ちっ……」
司馬懿は赤斗を見えない凶器で迎え撃つ。
赤斗は司馬懿の攻撃を二振りの日本刀 花天と月影で防いだ。
赤斗(見えた! ……あの時には見えなかった攻撃が見える!)
初めて司馬懿に会った時に見えなかった司馬懿の攻撃。
しかし、今の赤斗には見る事ができた。
司馬懿の見えない凶器の正体は、高速で動く鋼の鞭だった。
赤斗(暗器か! でも、これでお終いだ!!)
カキン
高い音とともに赤斗の攻撃が飛龍偃月刀によって防がれた。
赤斗「張遼っ!? お前、また!!」
司馬懿「ふふ、惜しかったですね。いくぞ、張遼」
張遼「(コクン)」
赤斗「逃がすか」
"パン"
"パン"
再び赤斗が司馬懿に斬りかかろうとしたが、乾いた音によって妨げられた。
赤斗「ちっ!」
赤斗は大きく後方に跳躍して飛んできた弾丸を避けた。
赤斗「拳銃っ……鴉か!」
鴉「よぉ、ひさしぶり~。仲達、迎えにきたぞ」
いつの間にやら、違う船が横付けしていた。
司馬懿「御苦労。では、今度こそ失礼しますよ。あなたたちも早く逃げた方が良い。火の手がそこまで迫っていますからね」
そう言うと司馬懿は、張遼と鴉とともに船に乗って去っていった。
祭「赤斗! そろそろ脱出せんと儂らも火に巻き込まれるぞ!」
赤斗「…………」
赤斗は司馬懿が去っていった方角を見たまま動かない。
祭「赤斗っ!」
赤斗「そ、そうですね」
そう言うと赤斗は華琳たちに近づく。
荀彧「何よ!」
赤斗「早く手当をしないと華琳が死ぬぞ」
荀彧「何であんたが華琳様の真名を!」
赤斗「以前、華琳から預かった。そんな事より早く脱出するよ」
赤斗は華琳を抱きあげた。
祭「赤斗!?」
赤斗「これからは曹操の力も必要になるはずです。だから……」
祭「ええい……わかった。好きにせい!」
赤斗「はい。それじゃ典韋、許緒」
典韋・許緒「は、はい!」
赤斗「荀彧たちは任せるから、僕についてきて」
典韋「わかりました」
赤斗たちは燃える船から脱出した。
赤斗たちが燃え上がる船から脱出した時には、戦闘は既にほぼ終了していた。
典韋「あれは秋蘭様!」
許緒「本当だ! 春蘭様もいる!」
前方から魏の船が近づいてくる事に気がついた。
赤斗「夏候惇たちか。……ん」
夏候惇「きさまーーーーっ!!」
夏候惇が赤斗に向かって斬りかかってきた。
赤斗「おっと!」
夏候惇の剣を赤斗は避ける。
夏候惇「よくも華琳様を絶対許さんぞ!」
船に傷付き寝かされている華琳を見て夏候惇は怒りを隠せない。
夏候惇「はあぁぁぁーーーーっ!」
赤斗「ちょ、ちょっと待て、夏候惇!」
夏候惇「うるさーーい!」
斬りかかってくる夏候惇を止めようとするも、夏候惇は攻撃を止めない。
赤斗「ちっ…」
夏候惇の攻撃を避けた赤斗に向かって矢が飛んできた。
祭「赤斗っ!」
祭が飛んできた矢を剣で弾いた。
赤斗「夏候淵か…」
矢が飛んできた方を見ると夏候淵が船の上からこちらを弓で狙っていた。
許緒「春蘭様、待ってください!」
典韋「秋蘭様も止めてください!」
許緒たちが夏候姉妹の前に出る。
夏候淵「流琉…」
夏候惇「季衣っ! 何故邪魔をする!」
許緒「華琳様を斬ったのは、赤斗のにいちゃんじゃないんですよ」
夏候惇「なんだと?」
夏候淵「本当なのか?」
典韋「本当です。華琳様を斬ったのは…」
程昱「霞ちゃんなのですよ~」
夏候惇「なにぃ!」
夏候淵「霞が!」
程昱「恐らく、司馬懿さんに操られたのでしょうね~」
夏候惇「司馬懿だとーーっ!」
程昱は夏候姉妹に今まで起きた事の説明を始めた。
―――赤壁・呉の陣営―――
赤斗「おーーい! 蓮華ーーっ!」
呉の陣営に到着した赤斗は、蓮華の姿を見つけて大きく手を振った。
蓮華「赤斗ーーーっ!」
蓮華も赤斗に気がついて大きく手を振る。
祭「権殿ー! ただ今戻りましたぞー!」
蓮華「祭も無事で良かった……」
夏候惇「おい! 何をしている! 早く医者を呼ばんか!」
荀彧「そうよ! 早くしなさいよね! このノロマ!」
蓮華「貴様は夏候惇!」
赤斗のあとから夏候惇たちが姿を現す。
思春「蓮華様っ! お下がりください!」
赤斗「蓮華、思春。待って!」
蓮華「赤斗?」
赤斗「彼女たちを連れてきたのは僕だ」
思春「なんだと!」
赤斗「曹操が司馬懿に斬られたから、ここまで連れてきた。応急手当はしたけど、ちゃんと治療しないと危ないんだよ」
蓮華「ふざけるなっ! 何故、大敵である曹操を助けなければならんのだ!」
赤斗「これからの敵は、蜀だけでなく魏の力も必要になるはずだ。だから、曹操を……」
蓮華「…………」
赤斗「お願いだ蓮華」
蓮華「……もう好きにしろ」
赤斗「ありがとう。蓮華」
―――呉蜀陣営・本陣―――
劉備「私たち……勝ったんでしょうか?」
劉備は自信なさげに周囲を見た。
雪蓮「……分からないわね。でも、とても勝った気分にはならないわ」
張飛「なんだか、良い所を全部持って行かれたような気分なのだ」
関羽「そうだな…」
冥琳「現在、分かっているのは曹操の軍が二つに分かれたという事だな」
諸葛亮「曹操さんの曹魏の旗を掲げる人たちと、新たに晋の旗を掲げた人たちですね」
劉備「魏の旗は曹操さんの旗ですよね。なら晋の旗は誰の旗なんでしょう?」
冥琳「恐らくは、……司馬懿」
諸葛亮「それは、曹操さんの軍師の司馬懿さんですか?」
冥琳「ああ、そうだ。正確には元軍師だがな。奴は曹操と袁紹の戦いの後、姿を消していたはずだったのだがな」
諸葛亮「ここに来て曹操さんに反旗を翻したという訳ですね」
劉備「……これからどうしましょうか?」
雪蓮「そんなの決まってるわ。司馬懿を討つわよ!」
冥琳「雪蓮、待ちなさい!」
雪蓮「何よ、冥琳。敵が曹操から司馬懿に変わっただけじゃないのよ」
冥琳「私もそう思いたい所だが、忘れたのか? 司馬懿には天の力があると言う事を」
関羽「天の力だと!?」
雪蓮「別に~忘れてないわよ♪ だったら、それごと叩き潰しちゃえばいいじゃない♪」
赤斗「そう簡単にいけば苦労はしないよ」
劉備「赤斗さん!」
雪蓮「あっ、赤斗おかえり♪」
赤斗「ただいま」
冥琳「風見よ。やはり司馬懿の仕業か?」
赤斗「ああ。曹操の軍の大半は司馬懿に持っていかれたよ。……雪蓮、劉備さん」
劉備「はい?」
雪蓮「なあに?」
赤斗「会って欲しい人がいるんだ」
雪蓮「会って欲しい人?」
劉備「誰ですか?」
赤斗「…………曹孟徳」
一同「な、なにーーーーーーーーーーーーーーーっ!」
その場にいる全員が驚きの声をあげた。
劉備「え? え? いったいどういう事ですか?」
雪蓮「まさか、曹操がきているの?」
赤斗「ああ。側近の夏候惇たちも一緒だよ。今は医者の手当を受けているよ」
関羽「何故! 何故、曹操がここにいるのだ!?」
赤斗「それは……、僕が連れてきたから」
関羽「なにーーっ!」
冥琳「どういう事か説明して貰おうか」
冥琳は赤斗を真剣な顔で、いや怖い顔で睨みつけた。
赤斗「簡単さ。司馬懿を倒すには曹操の力がいる。だから連れてきた」
関羽「だからと言って」
赤斗「この世界じゃ戦況に応じて、さっきまで戦っていた相手と手を組む事もあるのでしょう? なら、今がその時なんだよ!」
一同「…………」
赤斗「それに司馬懿は、ただ曹操の軍を取り込んだんじゃないよ。董卓軍もその手中に取り込んでいるはず。だから、今は呉と蜀。そして魏が力を合わせるべきなんだ」
雪蓮「分かったわ。曹操に会うわ」
冥琳「雪蓮っ!」
雪蓮「だけど、まだ手を組むと決めた訳じゃないわよ。話をするだけ」
赤斗「ありがとう。雪蓮。…劉備さんは?」
劉備「私も曹操さんに会って話をします」
関羽「桃香さま!」
劉備「愛紗ちゃん、きっと大丈夫だよ。だから、そんなに心配しないで」
関羽「……はい」
赤壁の戦いが終った。
そして、時は次の戦いへと進んでいく。
つづく
~あとがき~
呂です。読んでくださって、ありがとうございます。
真・恋姫†無双~赤龍伝~に出てくるオリジナルキャラクターの紹介
オリジナルキャラクター①『風見赤斗』
姓 :風見(かざみ)
名 :赤斗(せきと)
字 :なし
真名:なし
武器:花天と月影……二振りの日本刀(小太刀)。赤色の柄で赤銅の鞘に納まっているのが“花天”で、黒色の柄で黒塗りの鞘に納まっているのが“月影”。
本編主人公の少年。
身長168㌢。体重58㌔。年齢17歳。赤髪。左目は黒色、右目は輝く金色。
放課後に道場で古武術の達人である先生に稽古をつけてもらうのが日課だったが、ある日道場で黒尽くめの男に襲撃される。
その際、赤い光に包まれて恋姫の世界に飛ばされる。
死にかけていた所を、火蓮によって保護され“江東の赤龍”という異名を付けられる。
古武術 無双無限流を学んでおり、その奥義を使えば恋姫の世界の武将とも闘えることができる。
無双無限流には、『全ての奥義を極めしとき、その身に龍の力が宿る。』という伝承がある。
奥義には“疾風”“浮葉”“流水”“月空”“烈火”“絶影”“龍鱗”“狂神”などがある。
奥義の同時発動は可能だが、奥義単体の発動以上に身体に負担がかかる。
現在、奥義“狂神”を発動させて、龍脈の気が流れ込んだ影響で右目は金色に変化している。
好きなもの:肉まん
苦手なもの:海(泳げないから)
能力値:統率3・武力4・知力4・政治2・魅力4
オリジナルキャラクター②『孫堅』
姓 :孫
名 :堅
字 :文台
真名:火蓮(かれん)
武器:南海覇王……やや長めの刀身を持つ、両刃の直刀。派手な装飾はないものの、孫家伝統の宝刀。
孫策(雪蓮)たちの母親。
身長173㌢。腰まで伸びる燃えるような赤い髪の持ち主。
血を見ると雪蓮以上に興奮してしまう。
孫尚香(小蓮)には非常に甘い。周りの人間が呆れるほどに甘い。
この外史“赤龍伝”では孫堅は死んでいない。
好きなもの:娘たち(特に小蓮♪)と酒
能力値:統率5・武力5・知力3・政治4・魅力5
オリジナルキャラクター③『諸葛瑾』
姓 :諸葛
名 :瑾
字 :子瑜
真名:藍里(あいり)
武器:風切羽(かざきりばね)……火蓮から受け取った護身用の短刀。諸葛瑾(藍里)の実力が低いので、あまり役に立っていない。
諸葛亮(朱里)の姉。
諸葛亮(朱里)とは違い、長身で胸も大きい女性。髪は金髪でポニーテール。
温厚で気配りのできる性格で、面倒見も良い。赤斗の世話役として補佐につく。
一時は、自分たちとは違う考え方や知識を持つ赤斗に恐怖心を持っていた。
政治、軍事、外交と様々な仕事をこなすが、諸葛亮(朱里)には僅かに及ばない。
苦手なもの:酒(飲めるが、酔うと周りの人間にからむようになる)
能力値:統率3・武力1・知力4・政治4・魅力4
オリジナルキャラクター④『太史慈』
姓 :太史
名 :慈
字 :子義
真名:嶺上(りんしゃん)
武器:雷電(らいでん)……二本の小型の戟。
非常に勇猛かつ、約束に律儀な武将。銀髪レゲエの女性。
孫策(雪蓮)と一騎打ちして引き分けたことがある。
それ以来、孫策の喧嘩友達になっており、よく喧嘩をしている。
孫尚香(小蓮)や諸葛瑾(藍里)と仲が良く、孫尚香(小蓮)の護衛役をしている事が多い。
子供好きで、よく街の子供たちと遊んでいる。
弓の名手でもあり、その腕は百発百中。
好きなもの:子供
能力値:統率4・武力4・知力3・政治2・魅力3
オリジナルキャラクター⑤『司馬懿』
姓 :司馬
名 :懿
字 :仲達
真名:不明
武器:不明
黒尽くめの衣装を身に纏った、曹操軍の軍師。
曹操軍に属しているが、曹操からの信頼はないといっても良い。
色々と裏で暗躍しており、虎牢関では張遼を捕え、術により自分の傀儡にしている。
魏から姿を消していたが、赤壁の戦いに現れる。
能力値:統率5・武力?・知力5・政治5・魅力?
オリジナルキャラクター⑥『玄武(げんぶ)』
姓 :不明
名 :不明
字 :不明
真名:不明
武器:魏軍正式採用剣……魏軍に配備されている剣。
司馬懿の部下。
普段は何の変哲もない魏軍の鎧を身に纏い、普通の兵士にしか見えない。
しかし、眼の奥からは異質な気を醸し出している。
鎧の下には黒の衣を纏っており、素顔は司馬懿に似ている。
虎牢関では、鴉と一緒に張遼を捕えた。
能力値:統率2・武力4・知力3・政治1・魅力2
オリジナルキャラクター⑦『鴉(からす)』
姓 :不明
名 :不明
字 :不明
真名:不明
武器:爆閃(ばくせん)……司馬懿から受け取った回転式拳銃。
司馬懿の部下。
性格は軽く、いつも人を馬鹿にしているような態度をとる。
司馬懿と同じ黒い衣装だが、こちらの方がもっと動きやすい軽装な格好をしている。
寿春城では、孫堅(火蓮)を暗殺しようとした。
能力値:統率2・武力4・知力2・政治1・魅力3
オリジナルキャラクター⑧『氷雨(ひさめ)』
姓 :不明
名 :不明
字 :不明
真名:不明
武器:氷影(ひえい)……氷のように透き通った刃を持つ槍。
司馬懿の部下。
青い忍者服を着た長い白髪の女。
背中には“氷影”を携えている。戦闘時には全身からは氷のように冷たい殺気が滲み出す。
洛陽で董卓(月)と賈駆(詠)を暗殺しようとした所を、赤斗と甘寧(思春)に妨害される。
官渡の戦いでは、呂布の部下を連れ去り、それを止めようとした陳宮を殺害する。
能力値:統率2・武力4・知力3・政治1・魅力3
オリジナルキャラクター⑨『宮本虎徹』
姓 :宮本(みやもと)
名 :虎徹(こてつ)
字 :なし
真名:なし
武器:虎徹……江戸時代の刀工が作った刀。
赤斗の古武術の師匠。
年齢は50歳。実年齢よりも、肉体年齢は若い。
赤斗と一緒に、恋姫の世界に飛ばされたと思われる。
最初は河北に居て、それからは用心棒をしながら、色々と辺りを転々としている。
赤斗の修行をやり直した後、天の世界に戻ったようだが、詳細は不明。
赤斗曰く、『無双無限流の妙技を見せてやるっ!』が口癖で、その実力は呂布(恋)以上。
能力値:統率?・武力6・知力5・政治?・魅力?
※能力値は「5」が最高だが、呂布の武力と劉備の魅力は「6」で規格外。
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赤壁の戦いの続きです。華琳がピンチに!!
この作品は主人公も含めてオリジナルキャラクターが出てきます。
未熟なため文章におかしな部分が多々あるとは思いますが、長~~い目で見てくださると助かります。