No.223328

恋姫外史・あるところに一刀第30話

アキナスさん

久しぶりに出番の人達が・・・

2011-06-18 13:40:27 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:11766   閲覧ユーザー数:8526

蜀はあれから仕掛けてくる様子は無かった

 

たとえ仕掛けてきたとしても、一刀達も戦争の後処理に追われていて戦う余裕は無かったのだが・・・

 

そしてそれから二ヶ月ほど経ったか

 

一刀達の下に蜀から使者が来た

 

それは

 

「・・・お前達が蜀にいたとは知らなかったな。まあ元気そうで何よりだ」

 

「はい、お久しぶりです一刀さん」

 

「アンタ、相変わらず好き勝手やってるらしいわね」

 

使者として一刀達の下を訪れていたのは月と詠だった。

 

「月様、良くご無事で・・・」

 

「・・・良かった」

 

「全くです」

 

元董卓軍の面々も喜びの表情を浮かべている

 

「何だ?知り合いか?」

 

白蓮が不思議そうに訊ねたが

 

「ああ、昔ちょっとな」

 

そう言って一刀は適当にお茶を濁した。

 

「・・・それで蜀の使者として、一体何を伝えようって言うんだ?」

 

一刀は二人に向き直りそう訊ねた・・・

 

「蜀は貴国と同盟を結びたいと言ってるわ」

 

「・・・西涼の件に関してはどうなんだ?あそこはもう俺たちの領地だったんだがな」

 

「攻めた時はまだ曹操の領地だった。それを元の持ち主達が取り返したってだけの話よ」

 

「・・・流石に詭弁が上手いな」

 

「あんた程じゃないわ」

 

一刀と詠の問答が続く

 

「・・・まあその事は保留にしておこう。ところで同盟組むって事はあの時の答えを持ってきてくれたんだろうな?」

 

「・・?何のことですか?」

 

月は頭の上に?マークを浮かべて首を傾げる

 

詠も良くわからないと言った様子だ

 

「あれ?鳳統達から聞いてないのか?」

 

一刀は鳳統達と話した内容を二人に聞かせた

 

「・・・なるほどね。だから星はああ言ったのね」

 

「どういうことだ?」

 

「実はですね・・・」

 

月は鳳統達が帰ってきた時に趙雲が言った事と、皆の反応を伝えた

 

「ふむ、そこまでは言ってくれた訳か」

 

「全部は言えなかったみたいね。桃香の理想を根幹から揺るがしかねない問題だし・・・」

 

「・・・しかし残念だな~。どんな答えを出すか楽しみにしてたのに・・・」

 

詠の言葉に一刀は心底ガッカリした様子でため息を吐く

 

「っていう事は、今は同盟は出来ないってことでいいのかしら?」

 

「ああ、お前達は俺の問いを伝えてくれるか?劉備に」

 

「・・・そうね。伝えてみるわ」

 

「お?マジで?」

 

「いいわよね?月」

 

「そうだね。いずれ向き合わないといけないことだもの。それに答えが納得いくものだったら、同盟を考えてくれるんですよね?」

 

「ん~・・・まあ西涼の事で少し華琳と揉めるかもしれないし、俺もちょっと腹がたってるけど、約束は守るぜ?」

 

一刀は頭を掻きながらそう言った。

 

「じゃあ、頼むぞ」

 

「はい」

 

「分かったわ」

 

こうして月達は帰っていった

 

「アイツらなら安心だ。さあどうなるかな~~」

 

一刀はウキウキした感じで鼻歌なんぞ歌っている

 

「私は一抹の不安を感じるけどな・・・」

 

白蓮は何故かそんな事を言っていた・・・

 

そしてそれから一週間後

 

今度は呉から使者が来た

 

「お久しぶりです!コーチ!!」

 

「おお、弟子じゃねえか!修行は続けてるか?」

 

「はあ、それがあまり捗らなくて・・・」

 

「何やってるんだ・・・」

 

「すみません、コーチ・・・」

 

などと会話している二人

 

「それで、呉から何て言ってきてるんだ?」

 

白蓮が話を元に戻す

 

「ああ!そうでした!!」

 

周泰は仕事を思い出したのか、白蓮と一刀に向き直り

 

「我が主、呉王孫策様より書状を預かっております。どうぞ!」

 

そう言って周泰は一通の手紙を差し出す

 

「どれどれ・・・」

 

一刀はそれを周泰から貰い、中を見た。

 

「私にも見せろ」

 

白蓮も席を立って一刀の横から覗き込む

 

その内容は・・・

 

 

 

 

 

おまけ

 

「こんだけでかい国になったんだから名前を決めようぜ」

 

一刀の発言に皆はハッとした

 

何故気が付かなかったんだろうと・・・

 

そして皆で意見を出し合う

 

「白とかどうだ?」

 

「ショボイ。却下」

 

白蓮はシュンとする

 

「・・・犬」

 

「国の名前としてはちょっとな・・・」

 

恋の意見も一刀は苦笑いで却下した。

 

「呂で決まりです!」

 

「ここは恋の国か!?」

 

ねねの意見も却下

 

「・・・・・・むぅ」

 

華雄は思いつかなかったらしい

 

他に麗羽が麗とか言い出したり、華琳が天とか言い出したりもう会議は大混乱になってしまった・・・

 

結局一刀が考えた

 

 

が国名となったのだった・・・

どうも、アキナスです

 

やっと国の名前が決まりました

 

ほぼ思いつきですけど(汗)

 

実際今になって国の名前決めるとかどんだけ遅いんだよ!って感じで・・・

 

まあ、とにかくまた話は進みます

 

色々ごっちゃになってきてますが、それでは次回に・・・

 

 

 

 

 

 

 

「キールロワイヤル!!」

 

 

 

 

 

 

 


 

 
 
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