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「・・・一人目、次っ」
敵将の声が聞こえる、なんだろう?何で私は地面に伏しているんだ?打ち落とした鉤爪は全てではなかった?
何故右側に?空中で軌道をどうやって変えた?解らない・・・ああ、脇腹から血が・・・ごめんなさい隊長
私は帰ることが出来ないかもしれません、でもせめて舞が終わるまでこの敵を抑えてみせる
瞳に移る右腕の閻王、涙を流し地面の土を握り締める。体からボタボタと流れ地面を赤く染める鮮血
だがそれでも身体を起こし、震える腕を上げ、内気孔で出血を抑え敵将に構えをとる
「我退ガラズ・・・唯前へ・・・敵ヲ貫ク槍トナラン」
既に戦えるような状態ではない、だが構えを解かず自分の覚悟を口にする。
「阿呆っ!凪っ死ぬつもりかっ!!」
「そうなのー!そんなこと隊長がゆるさないのー!!」
いつの間にか凪の元へと来ていた二人に後ろから抱きしめられ、顔を確認した凪は安心したのか笑顔を向けて
「すまない、やられてしまった」そういって気を失ってしまう
「凪ちゃんっ!凪ちゃん!」
「大丈夫や、気を失っただけ。沙和、衛生兵を呼んでくれるか?このままやったら危ない」
「うん、真桜ちゃんは?」
「うちか?うちはな・・・」
手に握り締める螺旋槍が凄まじい勢いで回転を始める。まるで真桜の怒りを表すかのように、下に軽く向けた
螺旋の風圧で地面がチリチリと音を立て少しずつ地面を削る
「うちはアイツをぶち殺すっ!!」
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Night様とねこじゃらし様の友情に感謝しつつ続きを更新
瓦礫の撤去作業なんぞに負けない!!