No.200358

異世界冒険譚 魔法少女リリカルなのは月 A'S 28話

RYOさん

交通事故によって死んでしまった主人公。しかし、それは神の弟子が起こした事故だった!?主人公はなぜか神に謝られ、たくさんの世界へ冒険する。

そして物語はA`Sへ・・・

2011-02-08 05:30:55 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:3788   閲覧ユーザー数:3563

yukito side

 

「…………」

 

「…………」

 

俺と俺の偽物の間を冬の冷たい風が駆け抜ける。

相対するは白と黒。満月と新月ってところかな?

 

さて、なんでこの防衛プログラムが俺の姿になったか知らないけど、俺達が蒐集していた大部分は魔獣。つまり……

 

「■■■■■■ーーーー!」

 

防衛プログラム……めんどくさいから新月と呼ぶか。新月は右腕を砂竜の体に変え、鞭のように俺を攻撃してきた。

 

「ATフィールド! 肉体変化! 右腕・砂竜! 喰らえ!」

 

俺はそれを防ぎ、新月と同じように攻撃する。

 

「■■■■ーーー!」

 

新月も魔法障壁を張り防御した。

 

「お! やるじゃねーの。じゃあ、飛ばしていくぜえー!」

 

ハイキック――ガード

飛び膝蹴り――ガード

ボディパンチ――ヒット

フック――ガード

アッパー――Miss

 

「うぉりあああああ!」

 

ミドルキック――大きく仰け反った。

 

「千人衝! そして咆剄殺!」

 

俺の体が影分身のように増える。

そして全員が翼を広げ唄う。それはまるで異世界の機械仕掛けの神のよう……

 

「「「「「「ラアアアアアアアアアアアアア!」」」」」」

 

「■■■■■――――!?」

 

新月は防御するがさすがに耐え切れずに吹き飛ぶ。……が。

 

「なっ!? 回復してやがる!?」

 

新月の体が少しずつ回復していく。簡単には倒せないって事か。

砂竜とかの魔獣の詰め合わせみたいなもんだからな。

 

さて、回復をして、なおかつ死なないような敵にはどうするか? 決まっている。回復できないように粉みじんにするだけ!

 

「行くぜ! トレース・オン。是、ディムロス!」

 

俺は吹き飛ばされた新月を縮地で追う。

 

「■■■■■――――!」

 

新月が叫ぶと新月の手にディムロスが現れる。打ち合う気か……面白い。

 

「しっ! ふっ! はぁっ!」

 

「■■! ■■! ■■!」

 

ブラストキャリバ― 発動!

 

「喰らえ!緋凰絶炎衝っ!焼き尽くせぇっ!」

 

上から通り過ぎるように斬り付け、振り返って更に斬りつける。そして俺の軌跡を辿るように炎が燃え盛り爆発した。

 

「■■■■■――――!?」

 

「まだまだ行くぜ!」

 

俺は続けて第二秘奥義を発動させる。

 

「殺劇舞荒剣! はああああああ! たりぁあああ!」

 

剣に炎を纏わせ、新月を切り刻み、切り上げる。

 

「第三秘奥義! 発動! 真の姿を現せ! 劫炎の剣!」

 

剣の炎が一層燃え盛り、俺の身長の2倍ほどになる。俺は飛び上がり、重力の力を使って新月を突き刺す。

 

「その身に焼き付けろ!!奥義!業魔!灰燼剣ッ!」

 

通り過ぎるように斬り付け、振り返って更に斬りつける。飛び上がって空中で一回転して、新月を斬りつける。斬ると同時に剣に纏わせた炎が爆発を起こす。

 

「どうだ!?」

 

「■■……■■■■■――――!!!」

 

「ダメか……」

 

「■■■■■――――!」

 

「何っ!?」

 

新月が叫ぶと傷が全て塞がった。叫ぶと同時に魔力を感じた……まさか、ベホマか!?

 

「■■■■■――――!」

 

「ぐあっ!」

 

新月の姿が掻き消える。それと同時に俺の顔を何かが殴った。防御の出来なかった俺は吹き飛ばされるがすぐに体勢を立て直して魔法障壁を張り防御に徹する。新月の姿が消えたのはたぶん……

 

「ちっ! クロックアップか……」

 

それも使えるか……なら!

 

「ライダーにはライダーってな。変身!」

 

俺は仮面ライダークウガに変身した。

 

「よし。トレース・オン。来い。ゲイ・ボルグ!」

 

ゲイ・ボルグが俺の手に現れるとゲイ・ボルグがドラゴンロッドへと変化する。

俺の姿もマイティフォームからドラゴンフォームへと変わる。

 

「クロックアップ。」

 

俺も新月と同じように時が遅い世界に入っていった。

 

「■■■■■――――!」

 

新月がいつの間にかゲイ・ボルグを持って俺に突進してくる。

 

「うぉっ!?」

 

俺はそれを避ける。

 

危ねー。俺、槍はそこまで使ってないからな。

 

「行くぜ。」

 

「■■■■――――!」

 

真っ向勝負したら負ける可能性もあるからスピードで攪乱する。

 

「■■!? ■■!? ■■■■――――!」

 

ヒットアンドアウェイでチクチクやっていると新月がゲイ・ボルグを投げつけてくる。

あれを受けたら死ぬ! 俺はすぐに剣の丘から盾を引っ張り出す。

 

「トレース・オン。ロー・アイアス!」

 

ゲイ・ボルグがロー・アイアスに中り軋みながら盾を一枚一枚壊して俺を突き殺そうと迫ってくる。

 

「グ…ぐううう!」

 

「■■■■――――!」

 

新月が俺の側面に回ってゲイ・ボルグをもう一本投げてくる。

このままだと……死ぬ。

 

「舐めるな! スキル―幸運EX!」

 

俺はロー・アイアスを投影解除して新月に走り出す。

ゲイ・ボルグが少し追尾してきたが俺の邪魔にはならずに明後日の方向へ飛んでいく。

俺は右手を前に出す。ゼオン君。君の望みを叶えたげる。

 

「バオウ・ザケルガアアアアアア!」

 

俺の右手からバオウ・ザケルガを放った。

 

「更に! トレース・オン。是、黒鍵。更に更にザグルゼム!」

 

俺は黒鍵を投影して、黒鍵にザグルゼムを使った。

 

「行ってこい!」

 

俺は黒鍵をバオウ・ザケルガに向けて放つ。

黒鍵は吸い込まれるようにバオウ・ザケルガに中る。その瞬間バオウ・ザケルガが巨大化した。

 

「■■■■――――!!!!」

 

新月が生意気にもロー・アイアスを使い、バオウ・ザケルガを防ぐ。

 

俺は縮地で新月の後ろに回り込む。

 

「さあ、これでクライマックスだ。」

 

変身を解いて、ナイフを投影する。そして、俺の瞳が青く染まる。

 

「永劫の闇に沈め……」

 

新月の体を黒い線に沿って切り刻む。……見えた!

切り刻んでいくと体の奥にあるコアが露出する。

 

「終わりだ……」

 

コアの死の点を突く。

コアが塵のように壊れていき、消えた。

 

「…………」

 

俺は空を見上げる。

 

「ぁ……雪だ……」

 

こうして闇の書事件は終わった。

 

俺は瞬間移動で家に戻り…………の準備をし始めた。そして……夜が明ける。

 

 

あとがき

 

こんにちは、作者です。

 

この頃物騒ですね。

 

どこかの火山が噴火したり、どこかの小学校からけいおんのギー太のモデルのギターが盗難されたり。犯人は捕まったらしいですけど金目のもの盗んでたらファンじゃなくて転売目的だろコラ? オタク舐めんのもたいがいに……おほん。失礼。少々脱線しました。

 

まあ、何が言いたいかと言うと最近物騒ですねって話。そろそろ関東もヤバいかな~? なーんて物騒なこと考えたりなかったり。

 

さて今回のお話は!

 

防衛プログラム、新月とのラストバトル!

 

雪人はラーゼフォンを真似したりスタンの秘奥義三連発とやりたい放題。

壊す気だから魔法以外もバンバン使いたかった……

 

まあそれは置いておいて、次回でリリカルなのは編も最後!

ぶっちゃけて言うと結構鬱展開にするつもりだよ!

 

それじゃあまたね! ばいばーい!


 
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