No.153600

恋姫if~第5話~

弐異吐さん

作者の妄想作品です!

2010-06-27 01:59:12 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:2392   閲覧ユーザー数:1882

まだまだ初心者の作者です。誤字、脱字が多いです。

 

主人公はチート設定となっております。

 

そのような内容でも言い方はどうかお読みください。

 

あと、キャラのセリフなど違うと思います。

 

~玉座~

 

黄巾の乱も終り、何日かたったある日玉座の間には、呉の主だった武官、文官が集まっていた。

 

蓮樺「さて、皆に集まってもらったのは、袁紹からこのような手紙が届いたからだ。」

 

雪蓮「母様その手紙の内容ってどんなものなの?」

 

手紙の内容が気になり雪蓮が内容を聞く。蓮樺から手紙を渡された冥琳がその内容を読み上げる。

 

冥琳「まぁ、簡単にいったら、洛陽で暴政をしている董卓を倒しましょうと言う内容なんだ

 

が・・・・突然現れた太守が自分より目立つから倒したいのだと私は思う。」

 

冥琳がどことなく嫌そうに読み上げた。

 

一同「「「「「・・・・」」」」」

 

集まった物はあまりの内容に言葉をなくす。

 

蓮樺「・・・はぁ・・・・・まぁ流石は袁紹の馬鹿といったところだろう。」

 

ため息と文句をひとつつく

 

蓮樺「それで、皆に問いたい我々がこの董卓連合に参加するか、否かを。」

 

真剣な顔をして皆に問いかける

 

雪蓮「いいんじゃない?私は賛成よ」

 

蓮華「私も賛成です。」

 

思春「蓮華様が賛成なら私はなにもありません。」

 

祭「はっはっは!久々の戦よのぉ、血沸き肉躍るわい。」

 

明命「わ、私も賛成です。」

 

亜莎「わ、わわわ私も賛成・・・・です。」

 

小蓮「シャオももっちろん賛成♪」

 

穏「私も賛成です~~。」

 

蒼迅「・・・・・」

 

次々と武官・文官達は賛成をしていく。そんな中1人だけ沈黙を保っていた。

 

冥琳「どうした。蒼?お前はこの連合には否定派か?」

 

沈黙している。蒼迅に問いかける。

 

蒼迅「名を得るためには、この連合には参加していいと思っているんだけど・・・」

 

蓮樺「何か気になる事でもあるのか?」

 

王としての務めとして問う

 

蒼迅「・・俺は旅をしている時に一時的だけど月の・・董卓の元にいたんだ」

 

一同「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」

 

突然の回答に全員が同じように驚いた目を蒼迅に向ける。

 

蓮樺「・・ほぉう?それで?」

 

蒼迅「俺から見た董卓は暴政をするような人物ではない。どちらかと言うと、民の事を考え善政を

 

するような人物だ。」

 

蓮樺「ならこの手紙が嘘だとでもいうのか?」

 

蒼迅「いや、俺がいたのは何年も前の事だから、今の事は解らない、だから、内容が嘘ともいえな

 

い。」

 

そこで、一拍置いて答えを述べる。

 

蒼迅「だからこそ、連合に参加し、真実を確かめる!もしそれが嘘なら月を・・その仲間を助けて

 

やりたい。」

 

そう答える蒼迅からは自分とまではいかないが、雪蓮と同じくらいの覇気をはなっていた。周りの

 

皆もその覇気に気づき驚いている

 

蓮樺(本当に、見ない間にこんなにも成長をしたのね・・)

 

親としてはうれしいが、ちょっぴりさびしい気持ちである。

 

蓮樺「なら、意見は決まった我々は連合に参加する!冥琳!戦の準備をしろ。」

 

冥琳「はっ!穏、亜莎ついてきなさい。」

 

穏亜「は~い」「は、はひ」

 

戦の準備に取り掛かる冥琳と、それについて行く二人

 

蓮樺「各人も準備をしておけ!では、解散!!」

 

一同「「「「はっ!」」」」

 

各々は戦の準備に取り掛かった。

 

蓮樺「蒼迅お前は少し残りなさい」

 

蒼迅「???はぁ?」

 

そう言われ自分は何かしたかと疑問に思いながら返事をした。

 

玉座には二人だけとなり、話が始まった。

 

蓮樺「・・蒼、董卓達を助けたい貴方の気持ちは分かったわ。でも、助けたとして私たち呉が他国

 

から狙われるとは考えなかったのかしら?」

 

覇気をはなちながら、いいよる

 

蒼迅「(相変わらず凄い覇気だな)まぁ~そこのところは大丈夫だと思う。月の顔はあんまり知ら

 

れてないだろうしね。それに、少しの間だったとはいえ、月達は俺にとってかけがえのない、第2

 

の家族なんだ!それをみすみす殺させたりはしない。」

 

覇気に気圧されながらでも、それに耐え自分の意思を明確に伝える

 

蓮樺「(家族か・・・)解ったわ。貴方がどれほど家族と言う物を大事にしているかそれについて

 

はわかっているつもりよ。・・・でも、あそこまで言い切ったのなら、貴方の力で必ず家族を助け

 

なさい。そのためにお母さんは貴方に力を貸すわ。」

 

そう、蒼迅にとって家族とは己の命よりも大切なものだと蓮樺は知っている。だからこそ、息子が

 

やろうとしている事に力を貸してやりたい、応援してやりたいと思う。

 

蒼迅「ありがとう///母さん!俺必ず家族を助けだしてみせるよ。じゃあ俺も準備があるから行く

 

ね!」

 

満面の笑顔を向け、玉座からでていく。

 

蓮樺「////はぁ~、蒼迅が息子じゃなければ理性を抑えられないわね。でも、本当の息子じゃない

 

から、襲っても大乗なのかしら?でも、ブツブツ・・・・」

 

ため息をつき、1人の玉座に残った蓮樺はそのような事を呟いていた。

~連合~

 

雪蓮「へぇ~結構集まってんのね?」

 

連合に参加している将校を目の当たりにしそんな言葉が出る。

 

冥琳「あぁ、発起人である袁紹に、その尻馬に乗った袁術を筆頭に、北方の雄、公孫賛に、中央か

 

ら距離を置きながらも着々と手を伸ばしている曹操、そして、先の乱で頭角を顕している劉備、そ

 

して、我らであろう。」

 

穏「他にも、涼州連合なども参加していますね。」

 

蓮樺「まぁ、大なり小なり野心をもったものが集まったのであろう。」

 

蒼迅「確かに、後漢王朝が死に瀕してる今は飛躍にはもってこいだしね。」

 

蓮樺「だが、全てが飛躍できるわけではなかろう。」

 

雪蓮「そうね母様、1年後にはどれだけの諸侯が残っているかしらね。」

 

蓮樺「冥琳お前はどうみる?」

 

冥琳「まずは、軍備、資金、兵糧がそろっている、曹操でしょう。袁紹は曹操が倒すとして、袁術

 

も同じように誰かに滅ぼされるでしょう。あとは、我らが孫呉だと思います。」

 

雪蓮「でも、私は気になる子が1人いるは」

 

蒼樺「「劉備でしょ(だろ)?」」

 

二人がハモリながらその名を上げる

 

冥琳「確かに、劉備は恐ろしい勢いでその名をあげていますからね、気おつけておいて損はないか

 

と・・・」

 

蓮樺「なら、後でその劉備にでもあってみようかしら。雪蓮貴方は後で劉備に会いに行きなさ

 

い。」

 

雪蓮「えぇ~!そういう事は普通王である母様の仕事じゃないの?」

 

口をとがらせながら文句をたれる

 

蓮樺「これも勉強だそれに、お前の人を見る目は私も一目置いている。だから頼むぞ。」

 

雪蓮「はぁ~。そこまで言われたら断れないじゃない!なら、冥琳、蒼迅後でついてきなさい

 

よ。」

 

冥蒼「「まぁいいだろう。(いいけど)」」

 

そこに1人の兵士がやってきた。

 

兵「長の行軍、お疲れ様です。貴殿のお名前と兵数をお聞かせください。」

 

蓮樺「我が名は、孫堅!兵を連れ連合にはせ参じた。大将へお取次願いたい。」

 

兵「その、・・・・まだ、総大将が決まってないのでございます。」

 

蓮樺「はぁ?総大将が決まってないって。どういう事かしら?」

 

兵「・・はぁそれが未だに総大将を決める軍議を行っておられるのです。」

 

蓮樺「なるほど、ごくろう。下がってくれてよいぞ。」

 

兵「はぁっ!それでは失礼します。」

 

兵は早足にその場を去っていく

 

蓮樺「なら私は軍議に顔を出してみるかね。雪蓮、冥琳、蒼迅ついてきなさい!」

 

三人「「「はっ!」」」

 

蓮樺「この場は穏に任せる!頼んだぞ。」

 

穏「はぁ~い!まかされました~。」

 

伝え終わると、蓮樺を筆頭に4人は軍議が行われている場所へと向かった

 

~軍議~

 

天幕の中に入ると未だ、軍議は行われていた。

 

蓮樺「それで、袁紹今はどのような内容を話しているのかしら?」

 

いきなり入ってきたものたちに視線を向ける

 

袁紹「あら?貴方はだれですの?」

 

名を呼ばれた袁紹は疑問をぶつける

 

蓮樺「うん?私の名は孫堅という!後ろにいるのは、我が娘、孫策と息子の孫静に軍師の周喩よ」

 

江東の虎に江東の麒麟児と天の御使いとわかり驚愕する一同

 

???「へぇ~、あれが江東の虎・・・それに天の御使いね・・・」

 

金髪の少女は呟いた

 

???「ほぇ~、あれが江東の虎さんかぁ~。あの人が御使いさんかぁ!」

 

感嘆する少女

 

蓮樺「それで、話はどこまで進んでいるのかしら?外で聞いたらまだ総大将も決まってないと

 

か・・」

 

袁紹「えぇそうですは!今まさしくその事を決めていましたのよ!」

 

蓮樺「なら袁紹お前が総大将をしたらどうだ?いつまでも、こんなくだらない事に時間を使うのは

 

もったいない」

 

いきなり袁紹を推し始める

 

袁紹「お~ほっほっほっほっほ!なら私でいいのかしら?みなさん方はそれでよろしいでしょう

 

か?」

 

あたりを見回す袁紹、しかし、反論するものは1人もいなかった。周りの人間はそんなめんどくさ

 

い事をしたくないのだ。

 

袁紹「なら、私で総大将は決まりという事ですわね!なら先陣は私を推薦していただいた孫堅さん

 

と、劉備さんにお任せいたしますは!」

 

蓮樺「いいだろう!わが軍が汜水関を落として見せよう。しかし、攻めるのは明日にしてもらお

 

う!今日は皆疲れがたまっているからな。」

 

劉備「えぇ!そんな私たちの所もですか!?」

 

袁紹「反論は許しませんわよ劉備さん。孫堅さん・・・まぁそれでよろしいですわ!期待してます

 

わよ。お~ほっほっほっほっほ!」

 

袁紹の甲高い笑い声とともに軍議は終了した。

~天幕~

 

天幕に戻り各将に伝える

 

蓮樺「さて、わが軍と劉備軍が先陣を切る事になった。進軍は明日だ!今日は休むよう兵に伝え

 

よ。少しだけなら酒を飲んでも構わん!以上だ。解散!!」

 

報告を端的にすませる。

 

雪蓮「じゃ~私たちは劉備にでも会いに行ってみるわね。」

 

蓮樺「あぁ、雪蓮お前の目で劉備を見極めてきなさい。」

 

雪蓮「解ってるわよ母様。一緒についてきて、冥琳、蒼迅。」

 

冥蒼「あぁ「ほいほい」」

 

三人は天幕を出て劉備陣営に向かう

 

~劉備陣営~

 

???「まて、お前たちは何者だ?なぜ我らの陣に入ってくる!?」

 

陣に入ると二人の女の子が近づいてきた。1人は綺麗な黒髪をなびかせて、もう一人は紅い髪に虎

 

の髪留めをした女の子だ。

 

冥琳「先ほど、そちらに赴くと兵を送った孫呉のものだ!そして、こちらに居られるのは」

 

雪蓮「孫呉の王、孫堅が娘、孫白符よ!」

 

そう黒髪の女性に伝える

 

???「ほう?なら貴方が江東の麒麟児か?それで、そちらのお方は?」

 

蒼迅「俺の名は孫幼台だ。よろしく!」

 

???「あなたが!?あの、孫呉に降りたと言われる天の御使いか!!」

 

蒼迅「・・・まぁ~そんなことも言われてるかな。でも、あんまりその呼ばれ方好きじゃないか

 

ら、あんまり呼ばないでね。」

 

雪蓮「そんなことより、江東の麒麟児ってなんなの?」

 

雪蓮が先の呼び名について聞く

 

冥琳「貴方の事よ、雪蓮。最近ちまたではそう呼ばれているのよ。」

 

雪蓮「へぇ~!私そんな風に呼ばれてるんだ。」

 

???「お姉ちゃんかっくいいのだ。」

 

小さい女の子がそう褒める

 

雪蓮「ありがと♪それで貴方達の名前はなんていうの?」

 

関羽「我が名は関羽、字は雲長」

 

張飛「鈴々は、張飛なのだ!」

 

二人はそう答える

 

雪蓮「貴方達が関羽ちゃんに、張飛ちゃんね。それで、劉備ちゃんにお話があるから呼んでほしい

 

んだけど?」

 

関羽「呼ぶのは構いませんが。・・・・・一体どのような御用でしょう?」

 

蒼迅(はぁ・・・雪蓮の一番嫌いな行動をしてるよ。関羽さん)

 

心の中でため息と、文句を言う

 

雪蓮「・・・下がれ、下郎!」

 

関羽「何ぃ?」

 

雪蓮「我は孫呉の王孫堅が娘である。我は王の代わりとして来ている。これは王の言葉と思え!家

 

臣であるお前はただ面会を取り次ぐだけでいい!!」

 

関羽「なんだと!?我らには桃香様をお守りする義務がある。不信のものを通すわけにはいかな

 

い。ならば、この関雲長が相手になろう。」

 

言い終わると、雪蓮に向け武器を構えようとする。しかし、構える事は出来なかった。

 

蒼迅「動くなよ、関羽。俺の家族に武器を向けてみろ、お前の首はないと思え。」

 

音なく関羽に近づき首に剣を突き付け、殺気をぶつける

 

関張「「!?」」

 

二人はあまりの殺気に言葉をなくし、動けずにいる。背中は当てられる殺気のせいで汗がとまらな

 

い。

???「どうしたの二人とも?」

 

そんな時に、近づいてくる影があった。

 

関羽「!?桃香様?」

 

関羽が近づいてきた女性の真名を言う。蒼迅はと言うと、興がさめ、剣と殺気を引っ込める。

 

雪蓮「貴方は?」

 

劉備「はい、私は劉備、字は玄徳っていいます。それより、いったい何があったんですか?」

 

劉備になぜこのような状況になったかを伝える

 

劉備「うちの愛紗ちゃんが・・すみません」

 

雪蓮「謝らないでいいわよ。それにうちの方も悪いんだし。ほら、蒼も謝りなさい。」

 

蒼迅「・・・すみませんでした。」

 

しぶりながらでも謝る

 

劉備と言う人物を見極めながら話は進んでいく

 

関羽「なぜ今日ではなく、明日攻めるのでしょうか?」

 

冥琳「劉備殿は聞いていると思われるが、わが軍の兵たちは疲れているもので、今日攻めるには無

 

理があるのだ」

 

関羽「しかし、なぜk「なら勝手に自分たちだけでやってくれ」なにぃ!!」

 

蒼迅がいらつきながら口をはさむ

 

蒼迅「聞こえなかったか?明日が嫌なら勝手に進軍して勝手に負けて死者を出してくれっていった

 

んだが・・・・」

 

関羽「貴様さっきから、いったいどういうつもりだ##」

 

???「あわわ!あ、愛紗さんお、おちついてください」

 

小さい女の子が関羽をとめる

 

関羽「とめるな朱里##この者とは一度きっちり話を付けないと気が済まない」

 

雪蓮「・・・蒼少し貴方はだまってなさい##」

 

雪蓮が額に青筋を浮かべながら蒼迅をだまらせる

 

蒼迅「・・・解ったよ。なら最後に忠告だけさせてもらう。俺の家族を傷つけた者には簡単な死は

 

ないからね♪それじゃ、俺は天幕に戻るよ。」

 

そう言葉を残すと自軍へと戻っていく

 

冥琳「・・・すまないな劉備殿あいつは家族が絡んだら見境がなくなってな」

 

劉備「いえいえ、お気になさらずに・・でも孫静さんって強いんですか?そんな風にみえなかった

 

んですけど?」

 

関羽「それは私も思いました。強いようには見えないのですが・・・先ほどの彼の動きはまったく

 

見えませんでした。」

 

雪蓮「まぁ見た目だけでみたら弱いと見えるわね。でも、蒼が本気になったら、呉の将・・・い

 

え、国が一つ確実になくなるほどの力を持っていると言っておきましょう」

 

関羽「嘘もほどほどにしていただきたい。彼にそれほどの力は感じられませんでした。」

 

冥琳「まぁ、そう思っていてもかまわんが、戦場では甘く見ない事だ。」

 

諸葛亮「それで、周喩さん戦の方はどうするんですか?」

 

話が変わりつつあったため口をはさみ話を変える

 

冥琳「まずは舌戦で、汜水館にいる将は張遼と華雄だろう。だから華雄を挑発し誘い出す。そし

 

て、劉備殿達は後ろに回り込み退路を断ってもらいたい。上手くいくのであればそのまま汜水関を

 

落としてもらってもかまわない。」

 

諸葛亮「・・・・解りました。その方向でお願いします。」

 

何かを感じながらでも自分たちの兵が少ないため了承した

 

雪蓮「じゃあお話も終わった事だし私たちも戻るわね!」

 

劉備「はい!明日は一緒に頑張りましょう孫策さん!」

 

手を振りながら孫策達を見送る

~夜~

 

孫呉の将達が見守る中蒼迅が事を伝える

 

蒼迅「それじゃあそろそろ、汜水関に行ってくるよ」

 

蓮樺「行くのは構わないけど、一応護衛として明命について行ってもらうわよ?」

 

蒼迅「構わないよ。それじゃよろしくね明命♪」

 

明命「はい!一生懸命護衛をさせてもらいます!」

 

明命が応えると、氣を集め蒼い槍、虚空閃を顕現させる

 

蒼迅「それじゃ行こうか明命。」

 

明命を抱き寄せる

 

明命「はぅあ!/////」

 

蓮華「ちょっと待ちなさい#なんでそこで抱き寄せる必要があるのよ##」

 

顔を紅く染める明命、怒りで顔を紅くする蓮華

 

蒼迅「三十六計逃げるにしかずだ、いくよ、明命!」

 

風を集め、光の屈折度を調整し姿を消す

 

一同「「「なっ!!!!」」」

 

蒼迅と明命の姿が消えた事に驚きを隠せない

 

蓮樺「蒼それは妖術なのかしら・・・」

 

もし妖術なら異端として斬らなければならない

 

蒼迅「妖術じゃないけど、まぁ帰ってきたら説明するよ」

 

目の前で竜巻のような突風がおき二人は空へと上昇していく

 

明命「はぅあぁぁぁあぁあぁぁぁ」

 

その夜、1人の雄叫び連合に響いた。

 

~汜水関・上空~

 

蒼迅「さて、上に来てみたものの、霞と華雄はどこにいるのかな」

 

上空に停滞したまま二人を捜すために風で探索を始める。明命はというと、抱かれたまま気を失っ

 

ている

 

蒼迅「おっ!いたいた。それじゃ会いに行きますか。」

 

ニィッっと悪い笑みを浮かべる

 

蒼迅「明命、起きてくれ明命そろそろ行くから」

 

明命「・・・・はっ!わ、私は一体どうしたんでしょうか?」

 

起きた明命が慌て始める。起きた事を確認すると同時に、二人がいる場所に向かって飛翔する。

 

~汜水関内部~

 

汜水関のとある部屋に二人の女性がいた

 

???「はぁ~ほんまけったいな事になってもうたな・・・」

 

???「張遼何を落ち込んでいる。あのような烏合の衆など、我が武の前では何ともないわ。はっ

 

はっは!」

 

そういい銀髪の女が笑う

 

張遼(はぁ~ほんま華雄や恋みたいな考えできたらどんだけ楽なんやろ・・)

 

心の中で華雄に対し愚痴をこぼす

 

華雄「しかし、なぜ奴ら今日攻め込んでこないんだ?」

 

張遼「うなもんうちがしるか#」

 

二人が良いあいを始めるとそこに一つの声が響いた

 

???「それは、俺たちが明日攻めるように話を持っていったからだよ」

 

張華「「!!!!」」

 

張遼「だれや!姿をみせぇ!!」

 

華雄「どこだ!どこにいる!!」

 

二人が見えない敵に警戒し、武器を構える

 

???「そう警戒しないでよ、霞、華雄。俺だよ俺」

 

突然しまっていた扉が開き、風が部屋に吹き荒れる。風が少しずつ弱まると二人の男と女が姿を現

 

 

霞「!!なっ!?うそやろ?そう・・・じん・・か?」張遼→霞へ変更

 

蒼迅「久しぶりだね二人とも・・・元気にしてた?」

 

突然現れた懐かしい顔に二人は言葉をなくす

 

華雄「・・・はっ!?なぜ、貴様がここにいる偽景##」

 

蒼迅「ごめん華雄それ偽名なんだ・・俺の本当の名は孫静字は幼台って言うんだ。江東の虎孫堅の

 

息子で、天の御使い何て呼ばれる。」

 

霞華「「・・・」」

 

二人は突き付けられた現実に言葉を本当になくす

 

蒼迅「二人には聞きたい事がある、月は本当に洛陽で暴政をしているのかを・・・」

 

霞「っ//そんなことあらへんやろ##月は、月は袁紹の馬鹿にそういわれとるだけや##蒼迅お前は月

 

を信じられんのんか##?」

 

華雄「そうだ!董卓様は民の事を考えて善政をし、洛陽は前より活気をとりもどしてきている。」

 

二人は戸惑いながらでも、事実をいう

 

蒼迅「・・・ふふっ!やっぱり月はかわらないんだなぁ・・」

 

華雄「今の貴様が董卓様の真名を言うなぁああぁぁぁ」

 

華雄が金剛爆斧を振り上げ斬りかかってくる。その一撃は後ろで待機をしていた明命の一撃により

 

防がれる

 

明命(っう、次は防げそうにありません)

 

あまりの剛撃に腕がしびれてしまう

 

蒼迅「まぁ落ち着いてくれよ二人とも、俺は月を信じてないわけじゃない。なにせ、俺の家族だか

 

らな。家族を信じられないでどうするんだよ・・・」

 

家族という言葉に2人が反応をする

 

霞「その家族つう言葉に嘘はないんやな?」

 

武器を構えたまま問いかける

 

蒼迅「あたりまえだろ!月やお前らは俺にとってかけがえのない家族だ!だからこそこうして話を

 

しに来たんだ。」

 

霞が武器をおろす

 

華雄「張遼なぜ武器を下ろす!?こやつの言葉を信じるのか##」

 

霞「・・・うちは信じる蒼迅の、家族という言葉を・・・・」

 

かつて、蒼迅が月の元にいた時に話していた家族と言う言葉の重さを思い出す。

 

霞「ほんで、話の内容はなんなんや」

 

こうして、二人に己の策を話す。

 

霞「・・・その言葉信じるで」

 

華雄「・・・嘘ではないんだな」

 

二人が真偽をとう

 

蒼迅「当たり前だ!俺の家族は俺が助ける」

 

そういい、懐から一つの手紙を渡す。

 

蒼迅「この手紙には今いった内容と、月にあてた手紙になっている」

 

手紙を霞に渡す

 

霞「・・わかった、ちゃんと月に届ける」

 

蒼迅「なら俺はそろそろ戻るよ・・・それじゃ戻ろうか明命」

 

明命を抱きかかえ来た時と同じように姿を消す。

 

蒼迅「それじゃまた明日。戦場であおう二人とも!」

 

風と共に気配が消える

 

霞華「信じとるで」「信じているぞ」

 

二人は決意を固める

 

~余談~

 

自軍へと戻った蒼迅に待っていたのは、説教と先ほど姿を消した方法の説明であった

はい、今回のお話はどうだったでしょうか?

 

次は汜水関を攻めます

 

感想、指摘などしてもらえるとうれしいです。

 

それでは、また次週お会いしましょう

 


 
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