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No.1165090
黒きターミネーターたち![]() a2t5さん 2025-04-05 13:18:05 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:60 閲覧ユーザー数:60 |
〇墨塗りのコーンターミネーター
コーン神によって送り込まれた
アラグノアの監視部隊。
隙あらばアラグノアをポゼッスドに堕とし
コーンの軍勢に引き戻すよう命を受けている。
元々は燃え立つような深紅のアーマーだったが
アラグノアの部下として贈られたという体裁を持たせるため
ブラックレギオンに似た装飾に変化しており
アラグノア同様 肉体やアーマーの一部には
コーン神の刻印が燃え立ち浮かび上がっている。
一応は彼女の言葉に従うも
その実
コーン神に反旗を翻した裏切り者と嫌悪している。
アラグノアを手に掛けないのは
コーン神からの命があるのはもちろん
鮮血の女神たちが従えるフレイドワンの圧倒的物量
そして何より
今の自分達ではアラグノアには敵わない事を理解しているためだ。
心中があからさまにあらわな彼らに対し
アラグノアも 鮮血の姉妹も
彼らを信用していない。
しかしながら姉妹は
アラグノアに掛けられたコーン神の加護が完全に解けるまでは
表立って敵対すべきでないとし
ターミネーター達をアラグノアの部下にすえている。
〇夕剣のダクソス
ターミネーターたちのリーダーを務める男であり
彼らの中で唯一
自身ならばアラグノアに勝てると信じている人物でもある。
スポーンに成れたことに喜びを見出さなかったアラグノアを
軟弱者と呼び 見下しているため
コーンの軍勢にアラグノアを戻す事に納得しておらず
コーン神からの命がなければ すぐにでも決闘を申し出
アラグノアを抹殺したいと思っている。
また 口には出さないが
アラグノアが信奉する神 鮮血の女神姉妹についても
彼女たちがスラーネッシュ神と極めて近い性質を持つため
激しい嫌悪を向けている。
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彼はかつて 優秀な魔術師であり
失明することなく
アストラ・テレパシカでナビィを務めた
強力なサイカーであった。
だが
あるワープ航行の際
歪みの波動が艦隊を直撃し
ダクソスの魂はケイオスの領域へと招かれ
歪みの神々の甘く倒錯的な勧誘を受ける。
剛腕をふるい
血みどろの大地に君臨する自らのビジョンに魅せられたダクソスは
コーン神に忠誠を叫び
今まで培った己の全てを捨て去る誓いを立てる。
珍しき虫けらに興味を持ったコーン神は
ダクソスの魔術師としての才覚を全て奪い去ると
代わりに 野獣のごとき肉体と
煌々と燃え盛る両刃のつるぎを授けた。
自らの艦隊へと戻されたダクソスは
コーン神の剣を振りかざすと
裸同然の状態でマリーンの軍勢に襲い掛かり
彼らを切り裂いたのだ。
殺戮の限りを尽くし
血のしたたる仲間のコウベをコーン神に捧げるダクソス。
初仕事の出来栄えに満足したコーン神は
ダクソスに強力な悪魔を取りつかせ
彼をポゼッスドに変えたが
ダクソスはあろうことか
悪魔を逆に支配し 我が物とした。
そしてダクソスは
仲間の亡骸からターミネーターアーマーを奪うと
マリーンになるための修練も
肉体の改造も行っていないにも関わらず
アーマーを素肌の上から直接纏い
ポゼッスドの身体を利用してアーマーと一体化してみせた。
稀代の魔術師ダクソスは
暴力と戦争の神コーン
その忠実なるしもべに変貌したのだ。
〇ダクソスの部下たち
アラグノア、ダクソスと同じく
黒いアーマーに身を固めたコーンの従者たち。
ダクソス同様 アラグノアを馬鹿にしており
命令に従いはするものの
その反応は目に見えて嘲笑的。
時には不服をあらわにし
彼女に銃口を向けることすらある。
そのたびに
アラグノアに手痛い制裁を加えられる事になるが
あわよくば彼女の身体から装備をはぎ取り
自身が一団の長となる野望を抱いている。
〇主より与えられた任務
アラグノアを連れ戻せという命令だが
実際は迎え入れるつもりなど全くなく
単にコーン神自身の手でアラグノアを屠りたいだけである。
コーン神としては
奴隷一匹ごとき興味などないが
一度自分の所有物となった存在を
他の者に
それも
自身より遥かに劣るディーモンごときに奪われるなど
あってはならない事なのだ。
それに加え
あろうことか戦士の王にケンカを売り飛ばした
この活きの良い愚か者が
いかように顔をゆがめ
絶望の内に果てて逝くのかを眺めるのは
コーン神にとって暇つぶしにちょうど良いのである。
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