No.1161683

鳥人間の逆襲

新人さん

毎月28日の「にわとりの日」は日本養鶏協会を始めとする養鶏関係者が1978年に制定したそうだ。これは鶏肉および鶏卵の消費拡大を目的としている。それとは別に、2月8日も「にわとりの日」とされている。こちらはトリゼンフーズ株式会社が制定したもので、2月はにわとりの日が2回もあるのだ。また、11月5日には「いいたまごの日」という記念日も存在する。 日本養鶏協会は1948年に設立された非営利団体で、養鶏産業の発展を支える重要な役割を果たしているそうだ。 だが考えてみると、にわとりは動物愛護の精神から除外された、数少ない生物のひとつだと思う。ネズミは迫害されてはいるが、自由がある。にわとりの身になって考えると、人に喰われるために産まれてきて、ただ一生を終えるだけなのだ。一般的なにわとりは立つか座る余地があるだけで、行動の自由は一切ない。食べて眠るだけの一生だ。卵も人間に完全栄養食品ともてはやされて、すべて強奪されてしまう。運悪く仲間内で1羽でも鳥インフルエンザに感染すると、その飼育場すべてのにわとりは虐殺される運命となる。どちらにしても待ち受けているのは、死しかないのだ。こうしてみると、日本養鶏協会が死神か魔王に思えてくる。そしてまた僕の妄想がはじまる。 いつしか異世界に鶏族の勇者が現れる。そして豚族の魔法使いと牛族の剣士を従えて残虐な人族に戦いを挑むのだ。やがて恐ろしい人族はついに滅ぼされてしまうのだった。  スイマセン 僕は毎日卵を2個以上は食べてます。貴重な命を頂いております。有難う御座います。

2025-02-08 15:21:35 投稿 / 918×918ピクセル

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