アークは子供が母親に甘えるみたいな声を出してナタの胸に顔を埋めています。
「もう!何バカな事言ってるのよ?アークのこんな情けない姿ルークに見られたら恥ずかしいわね…」
「あんなおっかない連中に関わりたくなかったのにナタの為に頑張ったんだよ?ご褒美くれたって良いじゃないか…」
「はいはい、ちゃんとお風呂に入って寝室に行ってからね」
「うーん、お風呂面倒くさい…」
「何子供みたいな事言ってるのよ?さっさと入って来なさい!」
「子供でもなんでも良いよ?今はこうしていたいんだ」
アークはナタに何度もキスを繰り返しました。
「ルークが帰って来たら困るから…ちゃんと寝室でしよ?」
「ルークにも見せつけてやれば良いんだよ?」
「ダメだってば!今日のアーク変だよ?」
「怖かったんだ。また封印されたらナタに会えなくなるからね」
「そう…、無理なお願いしてしまったならごめんなさい。アークだって怖い事があるわよね」
「僕はナタとこうしてる時が一番幸せなんだ」
イチャイチャしてるところでナタに言霊が届きました。
「おじさんが…助けを求めてる…?」
「今良いところなのに…ゲイザーの奴が邪魔してくるなんて!」
「こんな事、もう長い事なかったのよ?おじさんがピンチになってる!助けに行かなきゃ…」
「一体、何があったと言うんだ?奴にはミカエルとリリムが護衛に付いてるから、そんじょそこらの奴では手が出せない」
「確かにあの二枚のカードがあれば、一国を攻め落とすのも可能だわね?」
「まあミカエルがそんな事に手を貸すわけないけど、それだけの力はあるな…」
…つづく
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一応、新シリーズだけど本編の第3部・第124話。