No.981198

恋姫夢想 白き才姫に仕えし道化17

アリアさん

皆さんのおかげで17話目です!

支援、コメント、読んでくださったみなさんに感謝です!

2019-01-21 07:52:42 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1849   閲覧ユーザー数:1640

 

一刀視点

 

「急ぎ陣を整えろ!戦はもうすぐだ!」

 

バタバタ

 

公孫瓚様の声で兵士達は忙しなく動き続けている。

 

今俺たちは友軍に合流し、陣を整えている最中だ。そして公孫瓚様は自分の天幕の前で声を出し指示を送っている。俺が指示している関靖百人隊には待機を命じている状態だ。

 

「よし陣はそろそろ出来そうだな。さて、桃香に挨拶に行くか。北郷着いてきてくれ。」

 

そして俺は公孫瓚様の天幕の中にいる。理由としては今後の相談と百人隊に頼みたいことがあるとの事だからだ。

 

「・・・公孫瓚様、私は南壁です。」

 

「誰も聞いてないからいいだろ?こんな時までそうされると息が詰まってしまう。」

 

「・・・はぁ〜全く公孫瓚様は。それで頼みたい事とは何でしょう?」

 

「だんだん私への態度がひどくなっていないか!?・・・まぁいいが、頼みというのは今言ったここの責任者との会談についてきてほしいいんだ。」

 

「会談?俺がですか?行っても何も出来ませんよ?」

 

「何も出来ないということはないと思うが、とにかく1人くらい従者を連れて行かないと威厳というものがないだろう?だからお前に頼みたいんだ。」

 

「雪音さんや星は?」

 

「雪音も趙雲も軍の編成があって忙しいからな。」

 

「なるほど、それじゃあ仕方ないか・・・ちょっと待ってて下さい。」

 

俺はそう言うと荷物の中からあるものを出し、身につけた。

 

「ひひひひひ、さてさて行きましょうか公孫瓚様。」

 

「・・・何をしてるんだ?」

 

「・・・反応が冷たくて心に沁みます。」

 

「ったく、仮面を変えたのは分かるが何で性格や話し方まで変えるんだ?」

 

公孫瓚様はそう言った。俺が今身につけたものは、よく奇術師などがつけている半分笑っていて半分泣いている顔が書いてある仮面だ。服装も外套をちょっと大きいものにして体系などが見えないようにしてある。

 

「理由は簡単です。相手に俺が何者か悟られないようにするためです。」

 

「悟られないようにって・・・今回の連中は大丈夫だぞ。私の昔からの親友も居るしな。」

 

「失礼かもしれませんが念の為、と言う事で。」

 

「・・・はぁ〜、まぁいい。行くぞ。」

 

「ひひひ、承知しました。」

 

こうしてどうにか公孫瓚様に納得してもらい俺たちは責任者の天幕に向かった。

 

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劉備視点

 

「はわわ!ど、どうしましょう桃香様!?」

 

「あわわ、こ、このままじゃあ2人とも!?」

 

「い、今すぐ突撃しようよ!」

 

「「それは駄目でちゅ!」」

 

私がそう言うと2人とも噛みながらも必死な表情で止めてきた。

 

「何でなの2人とも!?このままじゃあ友軍の趙雲さんだけじゃなくて愛紗ちゃんも!」

 

「桃香様、私たちが何で友軍を要請したかお忘れですか!?」

 

「うっ!」

 

そう、私達が友軍を要請してのは敵の盗賊に押されつつあるという理由に他ならないのだ。

 

「そこに私達のみで突撃しては無駄に死ににいくようなものでちゅ!ここは友軍の公孫瓚様をお待ちしてから行くべきです!」

 

「・・・雛里ちゃんもそう思うの?」

 

「あわわ、はい。・・・このまま突撃しても、その、死ににいくようなものかと。」

 

「そんな・・・」

 

待つことしか出来ないなんて・・・悔しいよ!

 

そう思った時

 

「失礼するぞ桃香。」

 

私の友達の声が聞こえた。その瞬間に私はその友達に抱きつき叫んだ。

 

「助けて白蓮ちゃん!」

 

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一刀視点

 

・・・驚いた。公孫瓚様と共に友軍である劉備殿の天幕に入った瞬間に女の子が公孫瓚様に抱きついてきたのだから。一瞬反射的に手を出しそうになったが女の子の手には何も握られておらず、何より涙ぐんでいたので手を出すのをやめてしまったのだが・・・しかし一体何事だ?

 

「桃香どうしたんだいきなり?」

 

「愛紗ちゃんが、愛紗ちゃんが!」

 

「落ち着けて関羽がどうしたんだ?一個一個話してくれ。」

 

「うん・・・」

 

公孫瓚様がそう言うと女の子は一つ一つ話してくれた。関羽さんが星と口論になり関羽さんが星の武を疑うような発言をしたらしい。すると星は自分の武を示すと宣言した後1人敵軍に突撃し、関羽さんもその後に続くように突撃したとのことだ。

 

俺はそれを聞いた瞬間に血の気が引いてしまった。戦争も戦も分からないが、武を学ぶものとして数万の相手に2人戦いに行く事の無謀さがわかってしまったからだ。

 

「なっ!何を馬鹿なことを!?今すぐに全軍で出撃を!」

 

「いえ、公孫瓚様達は軍備を万全にしてから出撃ください。」

 

「じゃあ愛紗ちゃん達はどうするの?」

 

「・・・貴女様は劉備殿とお見受けします。私は公孫瓚軍所属の者です。劉備殿よくお考え下さい。相手は数万の大軍、そしてこちらから向かったのは2人。今から向かっても、もう遅い可能性もあり軍備が整っていない軍隊で突撃した所で無駄な犠牲が増えるだけです。ですからここは軍備を整えてから行くのが得策だと思われますがどうでしょうか。」

 

「そ、そうだけど・・・でも!」

 

「桃香様ここは、この方の言う通りにした方がいいと思われます。」

 

「朱里ちゃん・・・」

 

「・・・ここで話し合ってる時間が惜しいので、行動に移しませんか。」

 

俺は呟くように言った。

 

「ッッ!何で、何でそんな事言えるの!?貴方は!貴方は2人が心配じゃないの!!」

 

ピタッ、俺はそう言われて立ち止まった。・・・いや立ち止まってしまった。

 

「・・・はは、そうなんですかね。」

 

「えっ。」

 

その言葉があまりにも心に刺さってしまったから。

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劉備視点

 

「・・・はは、そうなんですかね。」

 

「えっ。」

 

そう言うとその人は天幕から出て行った。

 

・・・何でだろう。仮面をつけてるから分からないはずなのに・・・あの人泣きそうな顔をしているように見えた。

 

「・・・すまない桃香。私の部下がお前の気持ちを考えずにあのような事を言ってしまって。」

 

私がそんな事を考えていると白蓮ちゃんが頭を下げていた。

 

「ぱ、白蓮ちゃん頭を上げて!私気にしてないから。」

 

「はわわわわ!」

 

「・・・ありがとう桃香。だがどうか勘違いしないでやってくれ。」

 

「勘違い?」

 

「ああ・・・さっきの仮面の男。あいつは趙雲の弟なんだ。」

 

「えっ!?」

 

あの人が趙雲さんの弟!?

 

「一緒に旅をしていて、つい最近私の部隊に入ったんだ。仲いいらしくてなよく2人で鍛錬しているところも見かけくらいなんだ。」

 

「そんな・・・わ、私っ!あの人に酷いことを!」

 

どうしよう!私なんて酷いことを!

 

ぽん、私がそう悩んでいると白蓮ちゃんが頭に手を置いてきて

 

「まぁ、後で軽く謝れば大丈夫さ。なんだったら私も付き合うぞ?」

 

白蓮ちゃんが励ますようにそう言ってくれた。・・・白蓮ちゃんに気を遣わせちゃったな。

 

「・・・ううん大丈夫。後で1人で行くよ。」

 

「そうか、ならやる事は分かるな?」

 

白蓮ちゃんがそう言ってきた。勿論、

 

「勿論だよ!早く準備を整えて愛紗ちゃんと趙雲さんを助けにいこう!朱里ちゃん!」

 

「はい!桃香様!」

 

私たちはそう言うと鈴々ちゃんと雛里ちゃんのところに向かった。

 

「あっそうだ!白蓮ちゃんあの仮面の人はなんて名前なの?」

 

天幕を出る直前ある事を思い出して白蓮ちゃんに聞いてみた。

 

「あ〜、え〜っとな。悪いが本人に聞いてみてくれ。」

 

歯切れ悪くそう言った。何でだろう?

 

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一刀視点

 

「・・・」

 

「南壁副隊長、準備が完了しました!・・・南壁副隊長?」

 

「ん、すまない考え事をしていた。・・・張瀾、関靖隊長何処に?」

 

さっきの劉備さんに最後に言われたことを思い出していて黙ってしまっていた。俺は自分のやるべき事をする為に雪音の所在を聞いてみた。

「ここにいます南壁殿。」

「関靖殿お待ちしていました。・・・何かありましたか。」

 

何やら雪音が暗い顔をしているが、

 

「・・・今回私は本隊の指揮を取らなくてはならなくなりました。」

 

「な、」

 

思わず声が出てしまった。何故ならその事実から導き出される答えは

 

「・・・南壁殿つまり貴方に隊の指揮をお願いしたい。」

 

「・・・私が指揮を。」

 

やはりというべきかどうやら俺が百人隊の指揮を取らないといけないようだ。

 

「馬なども使わないですしその点については大丈夫だと思います、それに今回は後方の担当だと言う事なので・・・」

 

「・・・やるしかないでしょう。」

 

「はい、白蓮様もそのようにと。」

 

「承知しました。」

 

そう言うと俺は軍を率いる覚悟を決めた。公孫瓚様もさっき教えてくれればいいのに・・・あ、俺が勝手に出て行ったのか。

 

「それでは今回は南壁副隊長が指揮をとるのですね!」

 

なぜか張瀾のテンションが上がっているが今はそれどころじゃない。

 

「・・・行くぞ張瀾。」

 

「はっ!」

 

星、待ってろよ。

 

———————————————————

星視点

 

「せやぁ!」

 

「はぁぁ!」

 

バシュ!ザシュ!

 

「はぁはぁ・・・はてさて一体何人、いや何十人目でしょうかなっはぁぁ!」

 

「はぁはぁ・・・既に数えてなどいないっせや!」

 

どれだけの時間が経ち、どれ程人を切ったかわからない程私達は戦っていた。

 

「はぁはぁ、・・・はは、ははははは!全く何故助けに来たのですかな美髪公?」

 

「はぁはぁ・・・先程の事を謝罪しに来たのだ。・・・すまなかった。先程は私はどうかしていた。」

 

「・・・・・・ぷ、はは、ふはははは!」

 

「な、そんなに笑うことはないではないか!」

 

「ふははははは!はぁ〜これが笑わずにいられますか?なんせっ、はぁぁ!」

 

シュンッ!会話をしながらも気を張っていた私は龍牙の穂先を滑らせ関羽の後ろにいた兵の喉元を貫く。

 

ザシュ!「ごがぁ」

 

「・・・その一言を言う為にこんな戦場に来たと言う馬鹿がいるのですからな。ふふ」

 

「ぬ、馬鹿とは失礼ではないか。」

 

そう言うとお互いに何も言わなくても背中合わせになった。

 

「ふふ、それは失礼した。では、礼と謝罪を込めて受け取っていただけるかな?・・・我が真名は星という。」

 

「・・・ふ、全く素直になれないのだな。我が真名は愛紗だ。受け取っておけ。」

 

「おやおやお返しがするとは。ではありがたく受け取らせてもらいます愛紗。では早くこの場を脱して祝杯でもあげましょうか!」

 

「あぁ星。こんな所で死ぬわけには行かぬからな!」

 

そう言うと私と愛紗は背中を合わせながら構えをとった。正直お互いに死ぬ覚悟を決めていた。独断専行、命令違反、更には軍を出る際に出撃準備は出来ていなかった。その事を考えると助けに来る可能性は低いだろう。もちろん信じているが果たして間に合うか。そう考えていると、

 

「「「うぉぉぉぉぉぉ」」」

 

「・・・どうやら来てくくれたようだな。」

 

「私は勿論信じていたがな。」

 

「・・・ま、私もですがな。」

 

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一刀視点

 

こうして2人は軍に拾われ黄巾党の部隊を鎮圧し始めた。

 

「・・・恐ろしいな。」

 

思わず呟いてしまった。なんせ目の前に広がっているのは地獄そのものだとわかってしまうからだ。

 

後方の、しかもあまり戦場に近くない場所だが香ってくる香り、怒号や悲鳴。それらがこの先には地獄が広がっていると雄弁に教えてくれる。

 

「・・・(っごく)」

 

横にいる張瀾も後ろにいる隊員たちも緊張しているのが伝わってきている。

 

「我々はこのまま待機でしょうか?」

 

「・・・今のところはな。ん、どうかしたか。」

 

「い、いえ大したことでは!」

 

何やら後ろの隊員の何人かが何か話しているようなので聞いてみた。

 

「構わん言ってくれ。」

 

ほんの少しの出来事で戦況が変わってしまう事があると公孫越さまが言っていたからな。芽が小さいうちにつんでおきたい。

 

「は、はい。実は遠くの森に砂けむりのようなものが見えたとみんなが言っておりまして。」

 

「・・・砂けむり?どこでだ。」

 

「はい、部隊のかなり後方の方で。」

 

「・・・全員ついてこい。」

 

「えっ、ちょっと副隊長!」

 

そう言うと俺は後方の森へと走り始めた。

 

「副隊長!無断で持ち場を離れるのは軍法違反では「責任は俺が取る!」っ!」

 

「・・・俺の考えが正しきれば急がないととりかえしのつかないこたになるぞ!」

 

そう言うと隊員達は黙って俺について来た。

 

頼む、杞憂であってくれ。

 

しばらく走り続けると少し拓けた場所が見えてきた。

 

「全体止まれ。」

 

ぴっと全体が止まった。ここで集団行動がいき最低限の物音と動きで止まる事ができた。

 

全員が止まった事を確認すると物陰に隠れるよう指示をし、拓けた場所を見てみた。

 

「・・・あれは。」

 

見ると、黄色い布をつけた男達が十数人おり、その手には松明と槍や剣などの武器が持っているのが見えた。

 

「この時間帯に松明とは・・・もしや。」

 

「ああ、森を焼く気だろうな。」

 

「「「ッッ!!」」」

 

声には出さなかったが皆驚いていた。それもそうだろう。

 

「一体何のために!?」

 

声を抑えながら張瀾が聞いてきた。

 

「考えられるのは、1つは撹乱のためだ。後方に火をつけ注意を引き、味方側の部隊に好機を作る事を目的としている。そして2つ目は・・・ただの快楽的要求に従った無目的な行為。戦の最中にそんなことをするとはあまり考えたくないが。ま、盗賊をしたりする連中のことだ。何をするか・・・」

 

そこまで言うと張瀾が不思議なものを見る目でこちらをみてきた。

 

「・・・副隊長がそんなに喋るところ初めて見ました。」

 

しまった!

 

「・・・た、たまたまだ。・・・そんなことよりあいつらを対処するぞ。」

 

「は、はい。ですがどうやって?」

「・・・合図と共に一斉にかかれ。殺すな。生かして情報をもらうぞ。」

 

「はい。全員散開。」

 

張瀾の掛け声とともに隊員達が黄巾党を囲むように陣形を組んだ。中々素早い動きだ。これなら戦場でも瞬時に動く事ができるだろう。

 

「・・・副隊長。」

 

「・・・・・・よしかかれ!」

 

シュン、俺が合図をした瞬間に全員が捕縛にかかった。

 

「な!なんだお前たおばっ!」

 

「やめっだぁ!」

 

「はぁ!」

 

「そぉい!」

 

隊員達が拳や武器を使い次々と気絶させていった。

 

「なめんじゃねえ!」

 

するとリーダー格であろうか。1人俺に対して剣を振るってきた。いい反応だ、だが。

 

「ふっ、はっ!」

 

「ごっ!」

 

剣をかわし、顎に一撃見舞ってやった。おやすみさない。

 

「副隊長!全員捕縛完了です!」

 

一斉にかかるとものの数秒で捕縛する事ができた。

 

「よし全員縛っておけ。・・・起きろ。」

 

バンッ!

 

「がはぁ!」

 

俺は足元で倒れているリーダ格と思われる男の腹を蹴り無理やり起こした。

 

「答えろお前達は何故こんな所に来た?先に言っておくが妙な考えは起こすなよ。武器もなく、これだけの数の完全武装の兵をら倒せると思うか?」

 

「ちっ!確かに不利だが・・・それで俺が話すと思ってんのか?なめんじゃねぇ!」

 

「・・・大した忠誠心だな。今の現状はわかってると言う事だよな?」

 

「はっ!言われなくてそれぐらい分かってる!殺したきゃ殺しな!だがな例え身体が切り刻まれようと俺は喋らねーぞ!」

 

・・・驚いた。黄巾党はただの農民の集まりと聞いていたがここまでの忠誠心のある人がいるとは。

 

「貴様!先程から聞いていれば!いいだろう!望み通り斬り殺して、」

 

「張瀾待て。」

 

俺は張瀾が腰の剣を抜こうとしたのを諌めた。

 

「な!なんでですか南壁副隊長!こやつは黄巾党の構成員で!」

 

「分かっている。・・・だが少し待て斬るにしても情報を聞き出してからだ。」

 

「でも!」

 

「・・・少し離れて頭冷やしてろ。」

 

「ッ!しかし!」

 

「俺に任せろ!」

 

「ッッ!!・・・わかり、ました。」

 

張瀾はそう言うと、とぼとぼと離れていった。

 

「・・・すまんがあいつを頼む。」

 

「「「はっ!」」」

 

そう言うと隊員達も張瀾を追っていった。

 

「・・・へ、余裕じゃないか大将さんよ。まさかこの人数を1人で相手するって言うのかい?」

 

「・・・他の人は気絶してるようだが?」

 

「そのうち起きるさ。なんせこいつら気絶は慣れてるからな。」

 

「・・・なるほど。1つ聞きたいがお前らが崇拝してるのは誰だ?」

 

「・・・」

 

無返答ね。なるほどそれで全部わかったよ。

 

「・・・みんな大好き。」

 

「「「てんほちゃ〜〜〜〜んっっっ!!!」」」

「んなっ!」

 

「みんなの妹、」

 

「「「ちーほーちゃ〜〜〜〜んっっっ!!!」」」

 

「ぐっ!」

 

「とっても可愛い。」

 

「「「れんほーちゃ〜〜〜〜んっっっ!!!」」」

 

「みんなのアイドル。」

 

「「「数え役満しすたーずっっ!!!」」」

 

「「「ほぁほぁほぁーー!!!!」」」

 

俺の掛け声で黄巾党達が凄まじい熱気に包まれた。

 

「・・・あんた、知ってんだな。」

 

「・・・少しな。」

 

「・・・ふ。」

 

ガシッ!俺とリーダー格の男は固い握手をした。

 

「どうかしましたか副隊長!!やはり奴らが何かしむしたか!!」

 

そんなことをしていると張瀾達が戻ってきた。

 

「いや、何もしていない。」

 

「あぁ、むしろ意気投合していた所だ。」

 

「意気投合だと?お前はさっきまで何も話さないといっていたではないか!」

 

男がそう言うと張瀾が怪しそうに睨んだ。

 

「あぁ、言っていたな。だがな!同士なら話は別だ!・・・あんたならあのお方達を無下にはしねぇよな?」

 

「・・・勿論だ。」

 

俺がそう言うと男は目をじっと見てきた。そして数秒見つめると、

 

「・・・よし、いいだろう!」

 

そう言うとここにきた理由を教えてくれた。

 

———————————————————

 

こんにちはこんばんはアリアです!

 

久しぶりの投稿となりました。楽しんでいただけると幸いです。

 

今回はここまでまた次回会いましょう。

 

それでは再見!

 

 

 
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