ナタが目をこすりながら出て来て朝食を一緒に食べました。
「おはよー、サニーちゃん」
「このエッグベネディクトもすごく美味しい」
「昨日はよく眠れた?」
「うん、グッスリ!アーク様がいたからかも」
「アークにキスしてもらった?」
「えっ…キスはしてないよー?」
「ふーん、遠慮しなくて良いのに…」
「ナタ、どうしてそんな事を言うんだ?」
「私、アークが誰かとキスしても全然怒ってないよー」
「どう見ても怒ってるようにしか見えない…」
アークはサニーを家まで送ってあげました。急いでナタの待っている家に帰ります。
「今日は学校休むねー。アークは行かなくて良いの?」
「僕も今日は仕事は休む。今はそれどころじゃない…」
「仕事の方が大事なんじゃなかったの?」
「仕事はナタを養う為にやっていただけだ!」
「アークはアイドルやってるから、政治家になるなんて思ってなかったよ」
「法律を変えたかったんだ」
「やろうと思えば何でもできちゃうんだね、アークは」
「僕はナタの為なら何だってするよ?君が嫌だと言うなら仕事も全部やめる!」
「アークが仕事辞めたら困るじゃん?私はまだ学生だし、アルバイトは出来るけど、アークを養う為だったら、バニーガールとかやらないとダメだわ…」
「バニーガールはアカデミー卒業した翌年の十八歳以上しか雇えない」
「アカデミーに通ってる子でバニーガールやってる子いるよ?」
「それは店長がバニーガールの年齢を偽って働かせてるんだな…。規制対象だよ?どこの店か教えてくれ」
…つづく
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本編のパラレルワールドをシナリオにしてみました。ストーリー第99話。