No.976900

新ビーストテイマー・ナタ126

リュートさん

書き残してしまったことを書きたくて考えた本編の続き第126話です。

登録タグはありません

2018-12-16 17:39:01 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:87   閲覧ユーザー数:87

アークは突然、泣き始めてしまいました。

 

「リリス…どうして僕を置いて…死んでしまったんだ」

 

「リリスさんは亡くなられていたのですね…。さぞお辛かった事でしょう」

 

「リリスが死んだのは…、あいつらのせいなんだ。だから僕は…許せなかった」

 

「昔の恋人に死なれちまったのか…。イケメンは悩んでねぇと思ってたけど、このにぃちゃんにも悩みがあるんだなぁ…」

 

「ううっ…リリス…リリス…リリス」

 

そのままアークは酔いつぶれて寝てしまいました。

 

「アーク殿は私がおぶって帰ります。今日はありがとうございました、ベン殿。アーク殿の話は奥様には喋らないでいただけますか?」

 

「ああ、カミさんはメサイアのアークファンだからなぁ。アークの元カノの話を聞いたらショックで寝込んじまいそうだよ?」

 

「アーク殿は悩みがあっても誰にも話さずに溜め込むタイプですので、たまにはこうして毒抜きしないと爆発してしまいます」

 

「しかしゲイザーは良い上司だよなぁ。オレが上司にこんなところ見せたらクビが飛んじまうだろう」

 

「彼は優秀な部下ですので、悩みを聞いてやるのは上司の務めだと思っております」

 

「ゲイザーは理想の上司ランキング一位になってるんだぜ?アークは抱かれたい男ランキング一位だが…」

 

「それは嬉しいですね。ベン殿の情報は私の知らない事が多くて、いつも助かっていますよ」

 

「アークは女にゃ人気あるんだが、ダークは男に人気があってな、ミスターレディの店に前に少し寄った事があったんだが、お前とは飲み友達だと言ったら、連れて来いって言われてる」

 

「本当ですか?ミスターレディの店にも興味があったので行ってみたいですね」

 

「ん?お前は女好きじゃなかったのか…」

 

「色んな考え方を聞いて勉強したいのです。ミカエル様の事を理解する為にも」

 

「ミスターレディに好かれてもオレは嬉しくないが…」

 

「人から好かれるのは嬉しい事ですよ?」

 

…つづく


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
0
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択