No.966170 真・恋姫ガールズ&パンツァー 第四話アサシンさん 2018-09-05 07:03:32 投稿 / 全3ページ 総閲覧数:1154 閲覧ユーザー数:1129 |
大会の抽選会後。大洗学園艦、ボコゥ宅にて
ボコゥ「潜入偵察か」
杏『うん、最初は秋山ちゃんが一人で行くって言ってたんだけどさすがにねぇ』
ボコゥ「そこで男手の自分か」
杏『そういうこと~♪今自動車部が秋山ちゃんをそっちに送ってるんだけど問題無いよね?』
ボコゥ「ああ、処でダンボールはあるか?」
杏『二人は入れて足場にも成るヤツでいいかな?』
ボコゥ「素晴らしい」
この後、杏会長との電話を終えた所にドリフトしまくってテンションMAXな優花里ともMGSネタで盛り上がり、生徒会が手配してくれた授業免除等の書類や外出許可書等を確認してから優花里と自分が個人的に所有している装備を確認して自分が持っている長距離航行が可能な高速水上大型バイクに乗り夜明け前までに今大会最初の対戦相手、サンダース大付属高校への単独・・・ではないな、自分と優花里の二人での潜入偵察ミッションへ出発した
夜明け頃
秋山「おっきいですねぇボコゥ殿」
ボコゥ「ああ、聖グロもそうだが強豪は何処もデカいのか?」
バカみたいにデカい学園艦の水上から乗艦可能な場所にコッソリと接舷し乗り込んだ自分達は妖しまれない様に自分は仮面を外し迷彩柄のフード付き私服姿に優花里はサンダースの制服に身を包んで学園艦を見回す。ちなみに自分の素顔は見られていない、まぁかなり覗きこまれたが、それは置いといて一軍から三軍まであり保有する戦車も他を圧倒する数を揃えているお金持ちでマンモス校?と言うヤツだからかとにかくデカイし広い、使用戦車がアメリカのシャーマン軍団と言う事で学園艦内もアメリカンな物が多々ある、公園のベンチでクレープとLサイズだろこれって言う程大きいSサイズの飲み物を取りながら俺達は最終確認に入る
ボコゥ「今後の行動だが優花里は直接戦車道の方へ潜入、俺は万が一に備えて現地を把握、ステルス状態で待機っでいいんだな」
秋山「はいっ!いざと言う時はよろしくお願いします!」
ボコゥ「通信機は?」
秋山「見えない様にスカーフで隠しています!」
ボコゥ「現地と学園艦内の地図は?」
秋山「見学者向けのを取り揃えてあります!」
ボコゥ「今回の偵察目標は?」
秋山「参加する車種とフラッグ車、あわよくば作戦の情報を手に入れる!」
ボコゥ「もし潜入がバレたら?」
秋山「直ぐにボコゥ殿に報告、追跡時には殿(しんがり)を任せ規定ルート、または更新された情報に則って別ルートで学園を脱出後見つからない、捕まらない様に行動しつつ脱出ポイントへ向かいます!」
ボコゥ「ダンボールは?」
秋山「二人入れるのを用意しました!」
ボコゥ「パーフェクトだ・・・・・では戦車道の時間まで散策ついでに学園の偵察をしてくる、市街地の方を任せていいか?」
秋山「お任せください!」
此処で撤収または撤退時まで別行動に移った、さてと今更なんだが、自分『男子生徒』なんだよなぁ。戦車道のルールでは問題無いが・・・・・女子高に男子が忍び込むってバレたり捕まったりした後問題に成らないかな?・・・あぁ、杏会長が爆笑する姿が目に浮ぶ
優花里と別れた自分は昼休みが始まるまでに一般の校舎を軽く調べ終えた所で手持ちの機材の一つが反応した事に驚いた
ボコゥ「サンダースの隊長はフェアプレイを心掛けていると聞いていたんだが、隊員の独断?それに何故こんな時間帯に?」
念の為装備していた装備が盗聴を感知したのだ、それもサンダース校で。反応の在る所へ向かって行くと一人の女生徒が教室かた飛び出したので追跡してみると
??「タカシぃ、どうしてあの子と一緒に居るの?どうして私には気づいてくれないのぉ!?」
ボコゥ「なんだこの悲劇」
学園の外に在る先ほどまで自分達がいた公園に複数ある茂みに別々に潜伏した自分達の視線の先ではそばかすが特徴的な女生徒曰くタカシ氏が逢引している現場に遭遇した、ナニこの状況?
この子が盗聴していたのは彼で、彼に好意を持っているがそれを相手は気が付いてない。止めに彼女とイチャイチャ・・・・・うん、見なかった事にしよう
気付かれ無い様に茂みから脱け出し戦車道関連の施設へと向かった、なお。見ていて心が痛かったので公園の売店でクレープや飲み物を買い、幾つか励ましの言葉を記した手紙を添えて彼女が気が付いてくれそうな位置に気付かれない様に置いて行く
ボコゥ「おぉ~絶景かな絶景かな」
巨大な格納庫には見渡す限り整然とM4中戦車シャーマンがズラリと並んでいる
アメリカで五万台も大量生産されたウチのM3リー中戦車の後継機、M4A1の75㎜・76㎜砲にドイツのアニマル絶対殺すな17ポンド(76.2mm)を積んだシャーマン・ファイアフライさんもいらっしゃる、ナニこのシャーマン軍団?
ボコゥ「幾ら金があって名車とは言えここまでそろえるか、流石にファイアフライは一両だけか」
??「そうね、丈夫で居住性も良くって操縦も簡単だからウチは戦車道好きな子が多いから重宝しているわ、ファイアフライはナオミクラスの砲手が居れば導入したいんだけどね」
ボコゥ「・・・いつからいらっしゃいました?」
??「YOUがおぉ~絶景かなって言っていた時からね」
ボコゥ「殆ど最初からってソレに気が付かない自分って」
??「処でYOUはどうしてこんな所に居るのかしら?見た所この学園の人じゃなさそうだけど」
ボコゥ「戦車が好きな物で、所要でこの艦に寄れたので大会の映像では無く生でサンダースのシャーマン軍団を見たくて忍び込ませていただきました」
??「アッハハ♪アナタいいセンスしているわ!よかったら案内しましょうか?」
ボコゥ「ぜひお願いしたい所だが、よろしいので?」
??「もちろんOKよ!あっ、そう言えばアナタ名前は?私はケイよ」
ボコゥ「ボコゥです、色々と教えて頂きます、ケイ先輩」
全国高校生戦車道の大会は全て録画で生で見た事が無かったとは言えまさか声を掛けられるような状態に成っていたとは、今後勝ち進んで他所の学校に偵察に行く時は注意し様
だが今回はそれが功を成してサンダースの隊長自ら案内して貰える事となった
単刀直入に行こうか・・・・・バレた
現状ミーティングに集められた部屋の唯一の出入り口を背にケイたちサンダース戦車道チーム主力陣と相対している
自分はCQCの構えを取り、正面にはボーイッシュ&そばかすが特徴の副隊長の二人、ナオミとアリサを両脇に、後ろに笑顔で闘志が充ちている女生徒達を従えたケイが腹を抱え爆笑してらっしゃる
ケイ「アッハハハハ♪アナタもオットボールの仲間だったのね!?」
ボコゥ「ウチは正真正銘寄せ集めの素人集団なんでな、彼女だけでは心配らしくてな、自分も偵察に来たんだよ」
アリサ「今ウチに来るって事は大洗ね!」
ボコゥ「そう言う事だ、フェアプレイの心情に則って自分が乗る車両を教えようか?」
ナオミ「ん?君は男だろう?」
ボコゥ「言っただろう寄せ集めの素人集団だと、戦車に精通している男の手も欲しい状態なんだよ、ちなみに大会にも出場する」
ケイ「本当?!なら試合で会いましょう♪」
アリサ「ちょっ隊長?!コイツ逃がすんですか!?」
ケイ「そうよ?クレイジーな彼を連れ込んだ相手だもの、お互いに万全な状態で試合に臨みたいわ」
ナオミ「っだそうだ、総員休め」
女生徒達『『『『『イエス・マム!』』』』』
ボコゥ「いいのか?」
ケイ「いいのっ!それでボコゥの乗る戦車って?」
ボコゥ「L3ccに改良したカーデン・ロイドだよ」
アリサ「それってアンツォの豆タンクじゃない!コッチの情報と割りに合わないわよ!」
ボコゥ「あぁ?伯爵舐めんなよ?!」
アリサ「ピィッ?!」
ナオミ「アレか、当てるのが難しい・・・後で練習しとくか」
ケイ「へぇ~珍しい、あっ。それとコッチの作戦や編成は変えないわ」
ボコゥ「感謝する、ちなみにオットボールはウチの四号中戦車の装填手だ。これ以上は言え無い」
ケイ「うんうん♪アナタも話してくれてありがとう」
ボコゥ「ええ、では次は試合にて」
ケイ「バァ~イ」
幸いな事に捕虜にされたり追撃される事も無く予定地点に先に来ていた優花里と合流し、お互いに情報交換と記録した映像を編集しつつ大洗への帰路に付いた
大洗学園艦へ戻ってからは事が速く進んで行く
生徒会室に各チームの車長と通信手が呼び出され(あんこうチームは全員集合)優花里が編集したサンダース潜入偵察の記録映像を流す、所々に戦車と一部生徒の紹介を入れつつ今回手に入れた情報を開示した
映像が終了した所で優花里共々心配されたが問題無い、問題は
ボコゥ「相手がフェアプレイ精神あふれているとはいえ単純計算で戦力差は二倍に変わらない事だ、しかもドイツの虎をブッコロするために作られたファイアフライに優秀な狙撃手が居る事だ」
秋山「副隊長の一人、ナオミ殿です、精度が良いとは言えないファイアフライでの長距離狙撃が可能な理由です、日本の高校生戦車道では五本の指に入る名手です」
ケイ先輩のバトルスタイルやナオミさんのセンス等々に付いて説明後、大まかな作戦や練習内容等を話し終えた後に。ケイ先輩に案内して貰った時に見つけたモノともう一人の副隊長に対しての対策を施した、勿論正直には伝えず別の理由でだ。ウチの連中は良くも悪くも腹芸には向かないからな
そして時はあっという間に流れ、高校戦車道大会第一回戦の地へと
いざ、パンツァー・フォー!
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こちらオットボール、目的地へ到着。これより偵察を開始するであります、オーバー
こちらボコゥボール、目標地点に着いた。これより潜入する、退路の確保と援護は任せろ、アウト