No.960315

霊夢短編集

mintoさん

霊夢短編集の一編。老成した作風となっています。

2018-07-17 18:22:34 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:635   閲覧ユーザー数:635

 

女の子の巫女の霊夢(れいむ)は博例神社の社務所の畳敷きの一室、近くに縁側があり、その夏のさしこむ日差し(ひざし)のなかでうとうとと寝ていました。

心地よい季節でした。

 

と、境内で麦笛を子供たちが吹き鳴らしています。

 

(聞こえる)

子供たちの歓声が。

 

ぴー

 

ぴーーー

 

霊夢(れいむ)は目覚めます。

 

境内で魔理沙(まりさ)と子供たちが遊んでいました。

麦笛でしょうね。

 

(そういえば、あたしも昔からす麦を吹き鳴らしていたわね)と霊夢。

 

魔理沙(まりさ)と子供たちはからす麦で遊んでいます。

 

(そういえばかつてはあたしも子供だった。そして今のあたしがいる)

と霊夢(れいむ)は感じました。

 

ぴー

 

ぴーー

 

麦笛が聞こえます。

 

 
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