この作品はキャラ設定が崩壊しています原作重視の方はご注意ください
時代背景がめちゃくちゃです
一刀くんがチートです
それでもいいかたはどうぞ
虎牢関・城壁
張遼「ほんますまんかった…」
賈駆「仕方ないわよ、あの猪の手綱をとれってほうが無理難題だもの」
張遼「そっか…あんがとな」
賈駆「気にしないでいいわよ、それよりも今はここをどう守るか考えましょう」
陳宮「どうもこうもないのです!ここはやはり篭城しかないのです!」
賈駆「そうよね…でもただ篭城してたんじゃ勝てないわ」
張遼「ほな、どないするんや?」
賈駆「一度出陣して恋と霞で敵部隊を乱してほしいの」
陳宮「たしかに、敵もきっと篭城戦になると思っているところに恋殿と霞殿の奇襲が入れば乱れるでしょう」
賈駆「えぇ、という訳で霞!恋!部隊の準備して!」
張遼「了解や!」
呂布「……(コクコク)」
陳宮「恋殿の武があれば勝利は間違いないのです!」
賈駆「そうだといいけど…なんか嫌な予感がするのよね」
そう言って空を見上げる詠
賈駆(月はぼくが絶対に守ってみせる!)
一人決意を新たにしていた
連合軍本陣・天幕
袁紹「では、虎牢関の先陣は劉備さんのところということで」
こちらでは虎牢関攻略の先陣が決まったところだった
袁紹「それでは皆さんの活躍に期待していますわ」
その一言により軍議は解散となった
蜀
関羽「どうでしたか桃香様」
劉備「へへへ~、ごめん、先陣になっちゃった」
鳳統「あわわ、ど、どうするの朱里ちゃん」
諸葛亮「とにかくやれるだけのことをするしかないよ雛里ちゃん」
張飛「とりあえず鈴々はどうすればいいのだ?」
諸葛亮「とりあえず野戦の準備を」
鳳統「あ!そっか!」
関羽「篭城戦ではないのか?」
諸葛亮「普通ならそうですが虎牢関には最強の武と称される呂布と神速との異名を持つ張遼がいますから」
趙雲「出てくる可能性が高いと…」
諸葛亮「はい…ですから野戦の準備で良いかと」
関羽「わかった、鈴々!早速準備に入るぞ!」
張飛「おうなのだ!」
呉
陽蓮「あ~あ、おれも呂布とかいうやつと戦いたいな~…チラッ」
冥琳「チラッ、じゃありませんよ」
陽蓮「だっておまえ最強とか言われてんだぞ!武人としてこれと戦わずにどうすんの!」
亜莎「でも、さすがに出てくることはないかと」
薫「そうとも限りませんよ」
冥琳「そうだな、ほとんどの者がいまの亜莎のようなことを考えているだろうからな、ここで出るのも一つの手だ」
亜莎「あっ!なるほど…まだまだ修行不足ですね」
そう言って落ち込む亜莎
冥琳「気にするな、今回分からなかったのなら次回にこの経験を生かせばいい」
亜莎「はい!」
琥珀「でも、もし出てきたとしたらあの劉備とかいうやつら平気か?」
雪蓮「たしかにさほど兵が多いいようには見えないものね」
薫「そうですね……んっ?さきほどからなにか違和感が…」
琥珀「おぉ!薫もか、なんか足りない気がするんだよな」
明命「あっ!一刀様がいないのです!」
陽蓮「んぁ、一刀ならさっき劉備のところに行かせたぞ」
雪蓮「なんで行かせたの?」
陽蓮「いや、あの劉備とか言うやつの人柄が気になってな」
冥琳「確かに一刀ならその辺は敏感そうだからな」
琥珀「違う方面はびっくりするくらい鈍感だけどな」
薫「ですね…」
全員「「「はぁ…」」」
一刀「んっ!なんかいま誰かに馬鹿にされた気がする…まぁいいか」
蜀
兵士「申し上げます、呉より使者の方が来ていますがいかがいたしますか?」
関羽「こんなときに使者だと」
雛里「いったい何の用でしょうか?」
劉備「とりあえずとおしてあげよう、いいよね朱里ちゃん」
諸葛亮「はい、かまいませんよ」
一刀「はじめまして、北郷一刀と申します」
劉備「はじめまして北郷さん、劉備です」
関羽「関羽だ。姓が北で名が郷、字が一刀か?」
一刀「いえ、姓が北郷で名が一刀、字と真名はありません」
張飛「鈴々は張飛なのだ!」
趙雲「趙雲と申します」
鳳統「鳳統でしゅ!」
諸葛亮「諸葛亮でしゅ!あの、ほんぎょうしゃんはもしゅかしゅて天の御使い様でしゅか」
一刀(かみかみだな~)「そう呼ばれることあるね、でも俺自体はそんなたいしたもんじゃないよ」
趙雲「ほう、ではあなたが最近噂の御方なのですな」
関羽「それはどんな噂だ?」
鳳統「江東に舞い降りし天の御使い、その姿は日の光を浴び輝く、その武は天地に渡り及ぶ者なく、その智は万物の理を知る、その心は全ての存在を癒す」
関羽「まさに英雄だな」
一刀「ははは、こういう噂は大抵大袈裟なものだよ、実際俺がすごいんじゃなくて周りがすごいだけで俺なんかたいしたことないよ」
趙雲「ふふ、そうは言いますがあなたのその身のこなし、只者ではないと思いますが」
張飛「鈴々もそう思うのだ!」
一刀「そんなことないですよ…」
諸葛亮「それで北郷さんはどういったご用件で」
一刀「そうそう、我が主の命で劉備さんがどういった人物か見て来いっていわれてね」
関羽「なっ!貴様!何様のつもりだ!」
そう言って愛紗は「青龍偃月刀」を構える
劉備「愛紗ちゃん!!」
そこに劉備が止めに入る
関羽「桃香様…」
劉備「それで、北郷さん私はどんな印象ですか」
一刀「噂どうりとても優しそうな御方かと、さらにまわりの将の質もいい、恵まれてますね」
劉備「ありがとうございます」
一刀「では、私はこの辺で、お騒がせしました」
そう言って一刀は去っていく
劉備「愛紗ちゃん、いくらなんでも刃を向けるのはどうかと思うの」
関羽「しかし…」
諸葛亮「ともかく、呉の中の私たちの評価は微妙になりましたね」
関羽「どういうことだ?」
鳳統「たぶん、北郷さんのあの一言は愛紗さんを試したんだと思います」
諸葛亮「その結果は…まぁ言わなくてもいいですよね」
関羽「うっ」
劉備「まぁまぁ、この後の戦でその評価を上げればいいんじゃないかな」
趙雲「そうですな」
関羽「頑張らなくてはな」
呉
一刀「ただいま~」
陽蓮「おう一刀、早速で悪いんだがどうだった?」
一刀「とても優しそうな人だったよ、周りの将も有能そうだったし、でもまだまだ王たる器には到達していないかな、全てを背負う覚悟が感じられなかった、あれは周りの将に甘えすぎだ」
陽蓮「そうか…わかった、ありがとうな一刀」
一刀「気にしないでいいよ」
翌日
張遼「ほないくで!張遼隊!暴れるで!」
呂布「…行く」
賈駆「二人とも!無理しないでね」
陳宮「恋殿なら大丈夫なのです!」
そして呂布と張遼は出陣した
賈駆「さぁ!私たちもしっかりここを守るわよ!」
陳宮「まかせろなのです!」
蜀
兵士「敵が出てきました!旗は、呂、張の二つ!」
劉備「やっぱりでてきたね」
諸葛亮「はい、愛紗さん、鈴々ちゃん、星さん、手筈どおりにお願いします!」
関羽「あぁ!」
張飛「まかせろなのだ!」
趙雲「ふふ、了解だ」
そう言って三人は部隊を率いて駆けていく
鳳統「うまくいくかな朱里ちゃん」
諸葛亮「大丈夫だと思う、あの三人ならうまく魏と呉をまきんでくれると思う」
劉備「そうだね、あの三人を信じよう」
魏
兵士「報告!劉備軍が徐々に後退!こちらに迫って来ておりこのままだと我らがまきこまれるのも時間の問題かと」
曹操「ありがと、下がっていいわよ、さて桂花どう思う」
桂花「明らかにわざとですね、後退の仕方があまりにも綺麗すぎますから」
曹操「そうよね、いいでしょう、春蘭!我らが軍の強さを見せ付けてあげなさい!」
夏侯惇「はっ!」
呉
冥琳「やはりこちらをまきこみにきたか…」
薫「冥琳様、陽蓮様と雪蓮様、祭様がすごく綺麗な瞳でこちらを見ていますよ…」
冥琳「わかっている、陽蓮様、雪蓮、祭殿は前方で敵を蹴散らしてください!琥珀、一刀は遊撃部隊として二人の援護!私と亜莎、明命、薫は本陣にてどんな事態にも対処できるように準備をしておいてください」
全員「「応!!」」
蜀
諸葛亮「うまくいったね雛里ちゃん」
鳳統「そうだね、虎牢関落とせるかな」
諸葛亮「それは無理かもしれないね、守備している兵の動きがいいから」
劉備「でも今回の戦はなんとかなりそうかな」
そのころ戦場では恋と愛紗、鈴々、星が対峙していた
呂布「おまえら弱い……」
関羽「言ってくれるではないか」
趙雲「刃も交えずに弱いとは…さすがにむかつきますな」
張飛「そうなのだ!」
呂布「でも弱い…三人でこい…」
関羽「ふざけるな!お前など私一人で十分だ!」
趙雲「まぁまて愛紗…気持ちは分かるがここは三人で行こう、今はこの戦に勝つこと、桃香様の名声を上げることが大切だ」
関羽「むぅ…仕方あるまい」
張飛「悔しいけど星の言うとおりなのだ!」
関羽「ということだ!呂布よ、悪いが三人で行くぞ」
呂布「さっきからそう言ってる…それにどうせ恋が勝つ」
趙雲「その余裕もいつまでもつかな!」
張飛「いくのだー!」
そして四人は戦い始めた
陽蓮「ええぃ!物足りないぞー!呂布はどこだゴルァ!!」
祭「ふむ、たしかにちと物足りないですな」
雪蓮「祭はさっき名前は忘れたけどなんかちょっと強い奴討ち取ったじゃない」
祭「え~と牛なんたらだったか?」
陽蓮「そんなのはどうでもいいんだよ!呂布だよ!呂布がいいんだよ!」
そんなことを言っている三人の周りには大量の董卓軍が倒れていた
一刀「これはまた派手にやったもんだね~」
陽蓮「一刀か、どうした?」
一刀「冥琳からの伝言『呂布隊と張遼隊は虎牢関に退却したから、今日の戦いはここまで』だってさ」
雪蓮「残念、呂布には会えずじまいか~」
陽蓮「うぬぬ~」
祭「まぁまぁ陽蓮殿、今日は終わりとしましょう」
一刀「そうだよ、もう敵もいないんだからさ!」
雪蓮「大丈夫よ母さん!近いうちに戦えると思うから」
陽蓮「勘か?」
雪蓮「うん!」
陽蓮「ならよし!一刀!さっさと帰って飯食うぞ!」
一刀「必要以上に食わないでよ、いつも冥琳に小言言われるの俺なんだから…」
陽蓮「善処します!」
その時祭が一刀の肩に手を置き
祭「一刀よ、諦めも肝心じゃよ、とくに陽蓮殿が相手のときはな」
一刀「……………はぁ」
こうして四人は自陣へと戻っていく
それから数日間、連合軍は幾度となく攻撃をしかけるものの、呂布と張遼の武、賈駆と陳宮の智に阻まれていた
そんな中ついに呉が先陣になった
薫「さて、ついに私たちの番が来ましたが…どうしますか」
琥珀「どうするもなにも…なぁ」
冥琳「あぁも厳重に門の前を固められるとな…」
一刀「ようは、あの門を開ければいいんでしょ?」
冥琳「そういうことだが…何か策があるのか?」
一刀「ぶっ壊してもいいの?」
その言葉にその場が凍りつく
明命「そんなことができるのですか?」
一刀「たぶんね…ただしちょっと時間がかかるかな?」
陽蓮「わかった、ならその時間はおれらが稼ごう」
雪蓮「そうね、じゃあ行きますか!」
亜莎「では、呂布と張遼の足止めは陽蓮様と祭様と琥珀様、一刀様の援護を雪蓮様明命でいいですよね冥琳様、薫様?」
冥琳「あぁ問題ないぞ」
薫「そうですね」
陽蓮「それでは、俺らは先に行ってるぞ」
祭「一刀よ、しっかりな」
琥珀「がんばれよな一刀!」
三人は部隊を率いて行った
一刀「じゃあ俺らも行こうか」
そう言って一刀はゆっくりと虎牢関に歩き出す、するとその体に急激に氣が集まりだす
雪蓮「これは…さっきの言葉も冗談じゃないかもね」
明命「すごいです一刀様!」
そう言いながら一刀の後を追う
虎牢関
呂布「!!!!」
張遼「!!!!」
二人はこちらにゆっくりと向かってくる巨大な氣に気がつく
張遼「なんやこれは…さすがにまずいで」
呂布「行く…」
そう言って駆け出す恋だがその前に陽蓮が立ちふさがる
陽蓮「やっと会えたな呂布!悪いが俺の相手をして貰うぞ!」
そう言って「炎帝」を担ぐ
呂布「霞…先に行く」
張遼「わかったと言いたいところやけど…無理やわ」
琥珀「にゃはは~♪祭さんどっちが殺りますか♪」
祭「お前からでいいぞ、わしは周りを狩って暇つぶしをしておくわい」
そう言いながら祭は「多幻双弓」琥珀は「不王琳羅武」をかまえる
陽蓮「それじゃあ、はじめようぜ!」
そう言うと同時に陽蓮が片手で「炎帝」を振り恋に斬りかかる
呂布「ん!」
その一撃を受け止め腹に蹴りをいれるが片手で受け恋を投げ飛ばす、恋は空中で体を捻り着地する
そこに陽蓮が「炎帝」を一薙ぎ入れるが恋は体をかがめ避け「方天画戟」を振り上げる
それの柄の部分を拳で叩き落し距離をとる
陽蓮「ははは!楽しいなぁ~呂布よ!」
恋「お前強い…でもまだ本気じゃない…」
陽蓮「おぉ!さすがにわかるか…しかしおれ自体はいたって本気だぞ、ただこいつが気まぐれでな」
そう言って「炎帝」を見る
恋「気まぐれ?…」
陽蓮「あぁ、ちなみに機嫌がいいとこうなる」
そう言って「炎帝」に氣を注ぎ込む、すると「炎帝」が赤く染まりその刀身から赤い氣が炎のように溢れ出す
陽蓮「さて、準備はいいか呂布よ…悪いがもうこいつは止められんぞ」
そんな陽蓮を恋はただ見つめる
呂布「………………」
陽蓮「ふふふ、いくぞ!」
その場で「炎帝」を振る、すると赤い氣が地を走り恋に襲い掛かる
呂布「!!!!」
恋はその氣を確かに叩き落としたはずだった、しかしその氣は消えることなく恋に纏わりつき、燃え盛る
陽蓮「ははは!面白いだろ!熱いだろ!ほらほらどんどんいくぞ!」
そう言って次々と氣を放つ陽蓮、恋の姿はもう確認できないほどになっていた
陽蓮「どうした呂布!こんなんで終わりとか言うなよ!」
その言葉と同時に赤い氣の炎の中から恋が飛び出し陽蓮に飛び掛る
恋「ん!」
それして目にも止まらぬ連続突きを放つ、陽蓮は「炎帝」を盾にするが吹き飛ばされる
陽蓮「そうこなくてはな!さぁ、もっとおれを楽しませてくれ!」
そう言って二人は剣を交える
琥珀「はぁ…はぁ…」
霞「はぁ…はぁ…」
この二人は先ほどから何十合と打ち合っていたが決着がつかなかった
いや、正確には何度も霞にチャンスはあったのだがその度に琥珀は「不王琳羅武」の能力により難を逃れている
張遼「あんたやるなぁ、うちの名前は張遼や、あんたは?」
琥珀「賀斉、北郷一刀の正妻だ…」
張遼「そっか、あんたほどの奴が惚れるんやからそうとうなんやろな、うちも会いたいわ」
琥珀「だめだ」
張遼「なんでやねん!」
琥珀「これ以上恋敵が増えてたまるか!!」
張遼「あはははは!ますます会いとうなったわ、その一刀とかいう奴を捕まえて帰るか」
琥珀「それは無理だね、私相手にてこずってるようじゃあ一刀には瞬殺されるね」
そう言いながら琥珀が小刻みに動きながら距離を詰める
張遼「そりゃ!」
霞はその動きに合わせて連撃を入れるが、琥珀はそれを器用に避ける
琥珀「そら!」
そして琥珀は霞の懐に入り左ジャブを数発叩き込む、それを霞は後ろに跳ぶことで避け、すぐさま距離を詰め琥珀を斬るが手ごたえがまったくなく琥珀の姿も霧のように消える
張遼(またか!)
そう思いながら全神経を集中させ耳を澄ます、するとわずかな足音が聞こえる、そしてその音がやむ
張遼(音がきえるっちゅうことは)「上か!!」
そう叫びながら「飛龍偃月刀」で上空を薙ぐ、そこには琥珀がいた、琥珀はその一撃に蹴りを入れて着地する
琥珀「あんたもすごいな張遼さん、こんな簡単に見抜かれるとは思わんかったもんな」
そう言いながら再び距離を詰めようとする琥珀だったが急に動きが止まった、止まったのは琥珀だけでなく張遼、祭、陽蓮、恋、さらには周りの将兵たちも動きを止めていた
そして一同は同じ場所に視線を向ける、そこにはゆっくりと歩く一刀がいた
張遼「あいつは誰や…」
琥珀「あれが、あたいの惚れた男だよ」
その一言に張遼は先ほどの琥珀の一言を思い出す
琥珀【それは無理だね、私相手にてこずってるようじゃあ一刀には瞬殺されるね】
張遼(たしかに瞬殺やろな…たぶん恋でも勝てへんわ)
そこにある音は一刀の足音と呼吸音のみ、そして一刀は城門の前に辿り着くと腰を落としさらに集中を高め氣を高める、大気が震え、空気が重くのしかかるようになるそして次の瞬間
一刀「ふん!!」
一刀が「双狼牙」から超高密度の氣の塊を放つ、それが城門に触れた瞬間激しい爆発音と砂煙が起こる、そして砂煙が落ち着いたとき虎牢関の城門は跡形もなく吹き飛ばされていた
張遼「ははは…いくらなんでも反則やろあれは…」
琥珀「あぁ、やっぱ一刀はかっこええわ…」
呂布「……強い」
雪蓮「さすがに信じらんないわねこれは…」
明命「……………」←驚きすぎて声が出ない
各々が感想を述べているところに陽蓮の声が響く
陽蓮「皆のもの!時は来た!我らが仲間により虎牢関の城門は砕かれた!今こそ攻め時!全軍突撃!!」
その後は一方的だった、城門が破られたことによりまずは孫呉がながれ込みその後に諸侯たちが続く
董卓軍にはなすすべもなく、敗北し賈駆、呂布、陳宮、張遼は呉に捕らえられていた
呉本陣・天幕
賈駆「はぁ!月を助けるですって!」
冥琳「あまり大声を出さないでいただけますかな、さすがに周りに聞いてほしいものではないですから」
その場には、陽蓮、冥琳、一刀、そして捕まった董卓軍の面々がいた
賈駆「あっ、ご、ごめんなさい。でも月を助けるなんてどういうつもり?」
陽蓮「そもそも我らはこの連合にあまり参加したくなかったんだよ、というのもこの一刀が洛陽の様子を見てきて洛陽で悪政など行われていないと知っていたからな」
賈駆「だったらなんで参加したのよ!」
冥琳「こちらには仮にも天の御使いを名乗っている一刀という存在がいる、そんな国が噂とはいえ悪政に苦しんでいる民を見捨てるなどできないだろ」
その言葉に賈駆は黙る
一刀「でも悪政を行ってもいない人が攻められるのを黙ってみてられるほど俺等は薄情じゃない」
陽蓮「そういうことだ、わかっていただけたかな」
賈駆「理由はわかったけど、信用できないわね」
張遼「せやな、口ではいくらでも言えるわな」
陽蓮「ふむ、そうだな…ではここにいるおれたちの真名と頸を賭けよう、もしおれらが裏切るようなことがあったら名を汚し頸を持っていけ、かまわんよな冥琳、一刀」
冥琳「どうせなにをいってもきかないでしょうに、我が真名は冥琳だ」
一刀「だよね、俺は北郷一刀、悪いんだけど俺には真名がないから頸しかかけられないんだ、できれば一刀って呼んでほしい」
陽蓮「おれの真名は陽蓮、これでどうかな?」
詠「そこまで言われて信用しない方が恥ずかしいわよ、真名は詠よ、あなたたちを信用する代わりに預けるわ」
霞「うちの真名は霞や、できれば陽蓮と一刀と手合わせしたいな」
恋「恋……一刀、恋とも勝負する」
ねね「恋殿が真名を許すならねねも許すのです!真名は音々音、言いにくかったらねねでいいのです!」
華雄「すまんが私には真名がない…悪いな」
一刀「気にしないでいいんじゃないかな、俺も真名はないし」
華雄「そうか、ありがとう一刀」
冥琳「さて、それでは今後のことについて話すのだが、まず暴君董卓には死んでもらう」
その言葉に驚愕する董卓軍の面々を気にせず冥琳は言葉を繋げる
冥琳「これは董卓を殺すのではなく暴君董卓という存在に消えてもらう、具体的には名前を捨ててもらう程度でいい」
賈駆「軽く言うわね」
冥琳「これで命が助かるのだからまだ良いほうだろ、さらに洛陽での行動を円滑に行うために詠と霞の二人には先に洛陽へ行ってもらうことになる」
霞「それやとうちらだけで逃げるかもしれへんで」
冥琳「ふん、逃げれば逃げた先にあの馬鹿どもの軍が攻めてくるだけだ、いつまでも逃げられるわけがない」
詠「まぁ私たちもそんな気はさらさらないけどね、それで向こうで私たちはどうすればいいの?」
冥琳「そのへんはいちいち言わなくても分かっているだろ」
そう言ってニヤリと微笑む冥琳
詠「わかったわよ」
そう言って軽くため息をつく詠
陽蓮「それじゃあ早速準備に入ろう」
そう言って各々が準備をしだす
それから時が流れ連合軍は洛陽に到着していた。
一番のりはもちろん孫呉、続いて魏、、袁紹たちは兵士の数が多すぎて行軍速度が上がらず少し遅れての到着となった
一刀は陽蓮に言われ詠たちを探していた、そんな時
霞「一刀、こっちや」
その声がするほうに近づくと詠と霞ともう一人の少女が立っていた
一刀「君が董卓ちゃん?」
董卓「はい、お話は聞きました、私の真名は月です」
一刀「ありがとう、俺は北郷一刀。真名がないから一刀って呼んでくれるかな」
詠「それで、この後はどうするの?」
一刀「とりあえず侍女としてうちに来てもらうかな、その後のことは冥琳と相談してみてよ」
詠「わかった、じゃあ行きましょう」
そう言って月と詠、霞は陽蓮たちの元に向かった
一刀「つれてきたよ」
陽蓮「ご苦労だったな一刀」
月「始めまして皆さん、董卓です、この名はもう捨てるのでこれからは月と呼んでください」
雪蓮「ほぇ~こんなかわいい子が董卓!?こりゃ母さんが悪政をやるようには見えないって言うわけだ」
琥珀「たしかになぁ~」
薫「はい、むしろ民に慕われそうですね」
月「陽蓮さん、此度はほんとうにありがとうございます」
陽蓮「気にするな、所詮は気まぐれのようなもんだ」
一刀「照れてるな」
祭「あぁ、照れとる」
冥琳「ですな」
陽蓮「こらそこ!余計なことを言うな!」
笑いが起こりその場が和む
陽蓮「こほんっ!とにかく、これからよろしくな月」
月「はい!よろしくお願いします!」
こうして、陽蓮たちは董卓軍の面々を仲間にした
月たちを迎えた後陽蓮と一刀と薫が洛陽の様子を見てまわっていると光を放つ井戸を見つけた
陽蓮「なんだあれは!?」
その時一刀の脳裏に自分のいた世界の歴史がよぎった
一刀「あれは…陽蓮!今すぐに調べよう!」
そういって一刀は井戸についている縄の強度を確認して中に降りていく、そして一つの包みを抱えて上がってきた
陽蓮「一刀、なんだそれは?」
一刀「とてつもない力をくれるものだよ、けど一歩間違えば自らを滅ぼすものさ」
そう言いながら包みを開ける
薫「これは!玉璽!どうしてこんなところに?」
陽蓮「きっと誰かが持ち出したときに落としたか、もしくはあそこに隠したかしたんだろう、どちらにせよ厄介なものを拾ったな」
一刀「どうするの陽蓮」
陽蓮「そうだな…一刀、これはお前が持っとけ、そしてこの大陸に真の平和をもたらした奴に渡してくれ」
薫「そうですね、一刀様はこういうものに一切興味がなさそうですからね、それが一番安全でしょうね」
一刀「わかった、でも俺はこれを陽蓮以外に渡す気はないけどね」
陽蓮「嬉しいことを言ってくれるねぇ、じゃあ頑張りますかな」
この後、陽蓮たちが玉璽を得たという噂がどこからか漏れ出し、新たな戦の火種となったのは次のお話
どうもkarasuです
今回はほんと~に申し訳ない!自分でもこの内容のつながり方とかには無理を感じているんだがこれが限界なんだ許してくれ大佐!頼むからその手に持った石を置いてくれ、代わりといっては何だが董√の拠点は今回は全キャラにしといたからそれで堪忍してください
さて、またキャラが増えちゃった、テヘッ☆…痛い!石はやめて!いやマジでスイマセン、ほんとはこんなはずじゃなかったんだけど、書いてたらいつの間にかこうなってて、ほんとにごめんなさい
というわけで新たにキャラが増えたところで拠点に行きますよ大佐がた
いいですか大佐がた、とくに闇羽大佐!特訓開始だ!じゃないですよ!ただでさえ今回董√全キャラとかやったからかなり厳しいんですよ!キャラ増えちゃったし、まぁこれは私のせいなんですが
それと霊皇大佐!それは全部でしょ!微妙に並べ方変えてもだめですよ!
それでは、選ぶがいい大佐がた
1・陽蓮 2・雪蓮 3・蓮華 4・小蓮
5・思春 6・冥琳 7・穏 8・明命
9・亜莎 10・祭 11・琥珀 12・薫
13・???
どんなくだらないコメ(指示)でも私は待ってます
ここまで読んでくださりまことにありがとうございます。これからもほそぼそと続けさせていただきます。
キャラ紹介です
キャラ紹介
賀斉・真名は琥珀
髪型・ショートヘアー、色は金色、
身長・158cm
服装・上はシャツ一枚のへそだしファッション、下はジーパンらしきものをはいている、寒い場所では一刀に貰ったパーカーを着ている
武器・「不王琳羅武」(フォウリンラブ)凪と同じような武器だがメインカラーは赤で指の先まで包み込まれる、さらに一刀命!と刻まれている
特徴・興奮すると語尾などに「~にゃはは♪」となることがある
趣味・一刀を見ること
特技・一刀を見つけること
諸葛謹・真名は薫
髪型・朱里と同じ、色は黒色
身長・162cm
服装・上は軍服のようなデザインだが体のラインがくっきり見えるになっている、下はミニスカート
武器・「影縫い」(かげぬい)弓だが矢にいくつか種類があり、軌道が曲がったりするものがある
特徴・朱里とは真逆のスタイルをしている。常に赤いベレー帽をしている
趣味・一刀と読書
特技・本を読みながら一刀をチラみすること
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なにも言いません、暇つぶし程度の気持ちで見ましょう