No.913978

恋姫無双 白き才姫に仕えし道化

アリアさん

皆さんのおかげで5話目です!

支援、コメント、読んでくださった皆さんに感謝です。

2017-07-14 00:16:00 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:2223   閲覧ユーザー数:1977

一刀視点

 

「それでは参りましょうか。」

 

こうして俺を加えた4人と一体は旅に出発した。

 

「そうだ、一刀殿これを。」

 

なんだこの袋は?

 

「当面の生活費です。やはり先立つものがなければ辛いでしょうから。」

 

「そんな悪いですよ!それに俺お金の価値もわかりませんし。」

 

「差し上げるわけではありません。言わばそれは前貸金です。次の町で働いて、少しずつ返して

いただきます。そうすれば金の方も分かりますし、稼ぎ方もわかるでしょう?」

 

「・・・なるほどそういう考えがあったんですね。わかりましたこれはありがたくお借りしておきます。」

 

正直お金がないと今後の旅生活が不安になるからな〜。・・・そういえば

 

「そういえばこの旅の目的って何なんですか?」

 

嬉しくてついてきちゃったけど、目的を聞いていなかったな。

 

「そう言えばお兄さんには教えてませんでしたね〜。今風達が旅をしているのは自分達が仕えるべき

主様を見つけるためなんですよ〜。」

 

「えっ。程昱さん達も軍に入るんですか?」

 

小さい体で頑張るんだな〜、と思っていると眼鏡の女の子が付け加えをしてきた。

 

「多分勘違いしているようなので付け加えると星は武将として、私と風は軍師として軍に入るつもりです。」

 

「あっなるほど。軍師として入るんですか、それなら納得です。教えてくださってありがとうございます、

え〜と・・・」

 

「そういえば自己紹介をしていませんでしたね。」

 

あ、そういえばそうだ時間がなくて自己紹介出来てなかったんだ。

 

「むっ。確かに私と風も正式な自己紹介はしていなかったな。」

 

「正式に自己紹介をしたのは宝譿だけでしたね〜。」

 

「いい機会ですので改めて自己紹介から始めませんか?」

 

「そうですな、では私から姓は趙、名は雲、字は子龍。改めてよろしく頼みますぞ一刀殿。」

 

「風は姓は程、名は昱、字は仲徳です。改めてよろしくお願いしますお兄さん。」

 

「私は姓は郭、名は嘉、字は奉孝です。よろしくお願いしますね一刀殿、でよろしいですかね?」

 

「はい!趙雲さん、程昱さん、郭嘉さん。改めて俺の名前は姓は北郷、名は一刀、

字と真名はありません。一刀と呼んでもらえると嬉しいです。よろしくお願いします!」

 

へぇ〜郭嘉さんって言うんだ。ちょっと聞いたことがある気がする、やっぱり三国志の人なんだな〜。

 

そう一人で考えていると、趙雲さんが郭嘉さんに話しかけた。

 

「ほぉ〜稟。初対面で本名を明かすとは珍しいではないか。」

 

「ええまあ。これから一緒に旅もしますし、先程信じると言ったからには自分も信じてもらえるように

しようかと思いまして。自己紹介で偽名を答えるようなものは信用は出来ないでしょう?」

 

「えっ。郭嘉さん、いつも偽名を名乗ってるんですか?」

 

「はい。私はいつも戯志才と名乗っています。」

 

「それは安全のためにですか?」

 

「その通りです一刀殿。女だけの旅では何かと心配が多いのでもしもの時のために偽名を使っているの

です。」

 

「へぇ〜そんな理由があったんですか。」

 

「ただ偽名を使い続けているのは稟だけですぞ。」

 

「風も元々使ってたんですが途中で面倒になったのでやめました〜。」

 

「あっ、確かに。二人はあった時に本名言ってましたね。・・・そういえば郭嘉さんは来るのが遅かったのは何でなんですか?」

 

「え、え〜とそれは・・・」

 

?なんだ。郭嘉さんの顔がすご〜く引きつっているが?

 

「あ〜それはですね。倒れてるお兄さんの上に山賊さん達が倒れ込んでるところを見て、稟ちゃんの妄想が

爆発しちゃったからですよ〜。」

 

・・・ん!?

 

「え〜と。それはどういうことですか?」

 

妄想が爆発!?

 

「まぁ〜見た方が早いですね。稟ちゃんこれ見てください。」

 

そういうと程昱さんが一冊の本を懐から取り出した。・・・何でそんなところに収納してるの?

 

「風?いったいなんです・・・なっ!なっ!なっ!そ、そんな体勢でそんな所を!・・・ぶはぁ!!」

 

「郭嘉さん!?大丈夫ですか!?」

 

いきなり鼻血があり得ない量吹き出したぞ!

 

「安心してください、これは稟ちゃんの特技のようなものですから〜。はい稟ちゃん、とんとん

しますよ〜。」

 

「ふ、ふがっ!」

 

へぇ〜この時代から首をとんとんする文化があったんだ〜。・・・てっ、それどころじゃない!

 

「郭嘉さん!本当に大事ですか!?」

 

「え、ええ。ご心配ありがとうございます。・・・風!お前は全くあ、あんなものを見せてきて!」

 

「ごめんなさいです、稟ちゃん。お兄さんに事情を説明したかったんですよ。」

 

「それにしても他に方法があるでしょう!全く!・・・一刀殿すみません。驚かせてしまいましたね。

血は付いていませんか?」

 

「・・・よ」

 

「よ?」

 

「よかった〜!本当によかった!吐き気とかしませんか!?眠気はありませんか!?少し頭がぼ〜っと

しませんか!?あと座って楽な姿勢でいてください!?あとそれから!」

 

「か、一刀殿私は大丈夫ですから。どうか落ち着いてください。」

 

「本当ですね!本当に大丈夫なんですね!」

 

「・・・ええ。本当ですよ。」

 

穏やかな笑顔で郭嘉さんが言ってる。嘘じゃないみたいだよかった〜。・・・でも、万が一があり得るし。

 

「・・・郭嘉さん失礼します。よっと。」

 

「きゃ!」

 

・・・今可愛らしい声が聞こえたような。それに柔らかいしいい匂いがってそうじゃないだろ!

 

「趙雲さん!次の町までは近いですか!?」

 

「い、いや。今少し掛かりますが。」

 

「そうですか。・・・お二人ともすみません。俺は郭嘉さんを医者に見せるために先に行ってますので、

後々合流しましょう。」

 

「か、一刀殿私は大丈夫だと」

 

「駄目です!もしかしたらこれから悪化する可能性が有るので医者に診てもらいます!では行きます。

本気で走るのでしっかり掴まっていて下さい!」

 

本人は大丈夫だと言っているが、1分1秒を争うかもしれない。全力で町まで走ったほうがいいだろう。

 

足に力を込めて思いっきり駆け抜ける!

 

グググッ!バン!!

 

「か、か、か、一刀殿!は、は、速すぎます!」

 

?郭嘉さんが何か言っているが・・・もっと速く走れってことか!

 

「了解しました郭嘉さん!俺、限界を超えます!うぉー!医者はどこだ〜!」

 

「きゃーー!!」

 

こうして一刀達は走り去った。

 

「おお〜!すごい速さですね〜。」

 

「全く。風、元はお前の責任であろう。」

 

「・・・ぐぅ〜」

 

「寝るな!」

 

ばし!

 

「おお〜。図星すぎて思わず寝てしまいました〜。」

 

「全くしょうがない奴だな。・・・だがまぁ、そのおかげで面白いものは見れたがな。」

 

「星ちゃんも悪い人ですね〜。まぁ確かにお兄さんが慌てる様は可愛かったですけどね〜。」

 

「ふふ、私もそう思っていた。いや〜なかなかに可愛らしかった。・・・今度私も弄ってみようか。」

 

「悪い顔してますよ〜星ちゃん。まるで弟を弄る姉のような顔をしてますよ〜。」

 

「ほう、一刀殿が弟か。・・・ありですな。毎日楽しそうだ。」

 

「お兄さんは毎日大変でしょうけどね〜。・・・それにしても、もうお兄さん達が見えなくなりましたね?」

 

「ああ、一刀殿は中々の脚力をしておられる。・・・やはり手合わせをしておいた方がよかったか?」

 

「これから機会はたくさんあるので好きにすればいいと思うのですよ〜。」

 

「では、町に着いたら提案してみよう。・・・まぁ町まだまだあるがな。」

 

「まぁ〜たまには、のんびり行くのもいいんじゃないんですかね〜。」

 

「ふふ、そうだな。たまにはよいかもな。」

 

 

「うおー!」

 

「か、一刀殿、一旦降ろしてもらえませんか?」

 

「どうしたんですか!?」

 

「いえ、恥ずかしい話少し疲れてしまったので、そこの木陰で休めればと思いまして。」

 

う〜ん。早く医者に見せたいが、無理をさせるわけにもいかない。

 

「・・・わかりました、少し休憩にしましょう。降ろしますよ。」

 

そういって近くにあった木陰に郭嘉さんを降ろした。先程より顔色もいいようだが、油断は出来ない。

 

「大丈夫ですか郭嘉さん?」

 

「一刀殿は心配し過ぎです。大丈夫ですから貴方も休んでください。」

 

「ですが」

 

「ですが、ではありません。貴方が倒れてしまっては元も子もないないですよ。」

 

「・・・わかりました。」

 

言われた通りにしておこう。よっこいせ。

 

郭嘉さんと同じ木陰に座り込んだ。

 

「ええ、休んで下さい。・・・でもそこまで心配してくれるのは嬉しいですよ、ありがとうございます。」

 

「そんな。当たり前ですよあんなに鼻血を出して、死んだかと思いましたよ。」

 

「ふふ、大丈夫ですよ。恥ずかしい話いつもあんな感じになってしまうのでもう慣れてしまいましたから。」

 

「いや、それは慣れてはいけないのでは?」

 

あの量の鼻血を出すことに慣れてるなんて、苦労してるんだな〜。

 

「もう、慣れるしかないのですよ。体質というか私自身の問題なので。」

 

慣れるしかないか・・・よし!

 

「郭嘉さん!俺をその体質治すのに協力させてください!俺、嫌なんです!仲間が苦しんでいるのに

何もできないなんて!」

 

「一刀殿・・・」

 

「それに、」

 

「それに?」

 

「・・・女の子が鼻血が出やすいなんて可哀想じゃないですか。」

 

「・・・」

 

「郭嘉さん?」

 

なんだ、プルプル震えてるぞ。

 

「なっなっなっな!お、女の子!?何を私のようなものを女の子扱いしているのですか!」

むぅ。今のは聞き捨てならん。

 

「私のようなとは、幾ら郭嘉さんでも許しませんよ!郭嘉さんほどの美人な女の子を女の子扱いしないで

どうするんですか!」

 

「び、美人・・・ぶ」

 

「ぶ?」

 

「ぶはぁ!」

 

「郭嘉さん!?やっぱりさっきの鼻血が再発して・・・待っていてください!すぐに医者のところに連れて行きますからね!」

 

郭嘉さんを持ち上げ連れて行こうとしたそのとき、

 

「おいお前らここから先は通行禁止だ。どうしても通りたいなら有り金全部置いてきな!」

 

・・・最悪のタイミングだ。こんな時に山賊だなんて。30人くらいいるか?

 

「・・・すみません、急いでいるんです。仲間が出血してしまったのでこの先の町の医者に見たいんです。

そこを退いてください。」

 

「まぁそんな焦るなよ。よく見ればそのねーちゃんかなり可愛いじゃないか。なんならねーちゃんの看病

俺たちがしてやるよ、た〜っぷりとな!」

 

ふへへへと、山賊たちの下品な笑いが聞こえる。こいつら・・・

 

「ん、・・・一刀殿?」

 

「よかった、目が覚めたんですね郭嘉さん。すみません、今医者の所に連れて行きますからね。」

 

そうだ。今は郭嘉さんが優先だ。そのためにも当たり障りのないようにしつつ通ろう。

 

「・・・あの〜すみません。急いでいるので通してください。」

 

横をすり抜けようとしたが、

 

「おいおい待てよ!何素通りしようとしてんだ!」

 

バコッ!

 

思いっきりぶん殴られた。痛った!けど我慢我慢。

 

「すみません、本当に急いでいるんです。これで勘弁して下さい。」

 

さっき趙雲さんから貰ったお金だけどしょうがない。これで争わずに済むなら安いものだ。

 

「ほぉ〜結構持ってるじゃないか。それはそこに置いていってもらうとして、あとは・・・この女も置いて

いってもらおうか!」

 

「きゃ!」

 

山賊が郭嘉さんの腕を掴んで、無理やり自分の方に引き寄せた。

 

「・・・・・おい。」

 

がしっ!

 

郭嘉さんを掴んでいた山賊の腕を掴んだ。

 

「あぁ?なんだにいちゃん。女の前だからって調子乗ってんのか!?」

 

「・・・なせ。」

 

「あぁ?」

 

「離なせ!」

 

山賊の腕を捻りあげて、郭嘉さんから手を離させる。

 

「痛たたた!離しやがれ!」

 

腕を振って離そうとしているが、筋を抑えてるからその程度じゃ離れない。

 

「・・・久しぶりに頭にきたぞ、なんなんだお前ら。医者に見せると言っているのに通行料として

有り金を全てを要求してくる。まぁそこまでは俺も譲歩したし、それぐらいならまだここまで怒らない

・・・俺が今一番頭にきてるのはな、苦しんでいる女の子を助けようともせず、あまつさえ乱暴に扱ったことだよ!」

 

捻り上げた腕をそのまま背負い投げをする。

 

ビキッ!

 

「ぎぁ!!う、腕が!俺の腕が!」

 

捻り上げたまま背負い投げをしたから腕の筋が逝ったか?腕を折らなかっただけありがたく思ってほしい。

 

「お頭!?てめーよくも!」

 

山賊の一人が何か言っているが知ったことか。今は郭嘉さんの安全が第一だ。

 

「郭嘉さん、危ないので少し離れていて下さい。」

 

そう言い郭嘉さんから離れようとした。

 

バシッ。

 

しかし、郭嘉さんが俺の手を掴んだ。

 

「郭嘉さん?」

 

「一刀殿逃げましょう。貴方の実力がどれほどのものかはわかりませんが、数が多すぎます。私のことは

もういいですので、ここは退くべきです。」

 

「・・・確かに相手の人数も多く、逃げることも可能な場面。俺だってここは逃げるべきだと思います。

人と争うのも好きではありませんし。」

 

「では、今すぐにでも逃げるべきです。」

 

確かに郭嘉さんの言う通り逃げるのが正解なんだろう。・・・でも、

 

「・・・でもですね郭嘉さんあいつらは俺が一番許せないことを、許してはいけないことをしたんです。」

 

「・・・その許せないこととは?」

 

「それは仲間を、郭嘉さんを傷つけようとしたことです。」

 

「・・・一刀殿ありがとうございます。しかしそれでは一刀殿が・・・」

郭嘉さんが心配そうに言ってきた。

 

「郭嘉さん心配してくれてありがとうございます。でも大丈夫ですよ、必ず戻ってきますから。

・・・それに」

 

ぽん。

 

「郭嘉さんは俺を信用してくれるんでしょ?だったら信じて待っていて下さい。」

 

郭嘉さんの頭を撫でながら優しく言った。

 

「・・・わかりました、一刀殿を信じて待っておきます。どうかご武運を」

 

「ええ行ってきます。」

 

さてとこれで。

 

「てめーら!俺らのこといつまで無視してんだ!」

 

「一刀殿!あぶな」

 

・・・相手が剣を振り上げたときはその手を掴み、

 

バシッ

 

「なっ!は、離しやがれ!」

 

掴んだ手を自分の方に引き寄せて顎に拳を叩き込む!

 

「ごぼぉ!」

 

殴った相手が吹き飛んだ。

 

ふぅ、久しぶりにやったけど上手くいってよかった。

 

「て、てめー、一体何しやがった!」

 

山賊の一人がそんなことを言ってきた。

 

「答える義務はない。」

 

そう言った瞬間に相手との距離を詰めて顔面に一撃を入れた。

 

「ぐぁ!」

 

よし二人目。

 

「き、消えやがったあいつ!」

 

山賊の誰かがそう言ったけど、他からはそう見えてるのか。縮地法を使って少ない歩数で移動して、

通常よりも速く移動しているだけなんだけど、慣れていない人から見たら消えたように見えるようだ。

「お、おい!あいつやべーぞ」

 

「あ、慌てんじゃね!まだこっちの方が数で有利なんだから全員で一斉にやっちまえ!」

 

おおー!と威勢のいい声で残りの山賊たちが、腕を抑えている頭の命令で一斉に襲いかかってきた。

 

あの人腕の筋痛めてるはずなのに元気だな〜。

「まぁ、お陰で手間が省けたけど。」

 

 

時間かける気もないから一気にいく!

 

「おら!」

 

来た、相手の動きをよく見ろ。・・・どうやら相手は剣を振り下ろして俺の頭を割るつもりらしい。なら!

 

最初に来た男には懐に潜り込んで下からアッパー。次の男にはアッパーした腕を戻して延髄への肘鉄。

その次の男には、相手の首をを抱え込んでの顔面膝蹴り。その次の男には、膝蹴りした足を伸ばしてそのまま脳天踵落とし。その次の男には・・・

 

「・・・お前で最後みたいだな。」

 

「あ、ありえねぇ!ぶきをもった30人を1人、それも素手でだと!」

 

男はひどく狼狽していた。・・・まぁ関係ないけど。

 

「く、来るな。来ないでくれ。も、もう許してくれ!」

 

ひどい様だ。さっきまで威圧的だったて言うのに、今では腰抜かして命乞いをしている。

 

「・・・ちっ。俺は今先を急いでいるから助かりたいなら俺らが通り過ぎるまで端の方でうずくまってろ。」

 

「へ、へへありがたいぇ。」

 

男が端に移動しようとするが俺はあることが気になって呼び止めた。

 

「おい。」

 

「な、なんだよ。」

 

「お前俺たちが言った後、次に通った人を襲って憂さ晴らししようとか考えてねーよな?」

 

「な、何言ってんだ。そんなことしねーよ。」

 

・・・ああ、こいつは駄目だ。目を見ればわかる。

 

「次俺の仲間たちが通るがその人たちに手を出してみろ。二度と歩けない体にしてやるよ。」

 

未然に防ぐ為に殺気を込めて言ったやる。

 

「わ、わかった!しない!本当にしないから!」

 

・・・まぁ、この程度のやつなら趙雲さんの相手にもならないか。

 

そう考え頭の中を切り替える。

 

さて、郭嘉さんを医者に見せなきゃ!

 

郭嘉さんの方に歩み寄って手を差し出した。

 

「さぁ、郭嘉さん行きましょう!」

 

「・・・」

 

「郭嘉さん大丈夫ですか?」

 

「はっ!は、はいすみません。あまりのことに驚いてしまって。」

 

「あはは。あの、このことは2人には内緒にしておいてもらえませんか?」

 

「?それはなぜです?」

 

「いやだって趙雲さんに知られたら、一騎打ちとか申し込まれそうじゃないですか。」

 

「それはそれで面白そうですが。」

 

「俺、極力人と争ったりしたくないんですよ。それに俺は仲間と闘うために鍛えてるわけじゃ

ありませんし。」

「そうですか。・・・ですが一刀殿、星と闘うことは星を助ける意味もあるのですよ。」

 

・・・え!闘うことで助ける?

 

「そ、それはどういうことですか!?」

 

「どうもこうも武術しかり、勉学しかり、人と人とが争い共に切磋琢磨することで己を高めることが

できるのです。つまり一刀殿は星の技量を高める手助けをすることが出来ると言うことです。」

 

共に切磋琢磨か。俺だって武術をかじったから、誰かと組手なんかしてみたいと思ったこともあるさ。

・・・でも、

 

ーーー お前なんかと誰が組手するかよ! ーーー

 

・・・駄目だ、昔のことを思い出すな。切り替えろ。

 

「・・・まぁそれは後々決めるとして。医者のところに行きましょう郭嘉さん!」

 

郭嘉さんを抱き抱える。

 

「か、一刀殿!?」

 

ググッ!バン!!

 

「きゃーーー!!」

 

ごめんなさい郭嘉さん、無理やり抱き抱えたりして。あのまま話してたら郭嘉さんが趙雲さんと

闘うことを進めてきそうだったので、ついやってしまいました。確かに趙雲さんと闘うかとには

武術をやる身として少し興味がありますが、闘っちゃいけないんです俺。だって俺と闘った人は

みんな口を揃えてこういうんですから。

 

 

 

才能ばかりの天才が、お前とやっても楽しくも参考にもならないんだよって。

 

 

こんにちはこんばんはアリアです!

 

やっと書けた〜!戦闘シーンに持っていくシーンを考えるのが難しくて時間が掛かってしまいました。

申し訳ありません。

さて、今回は一刀の戦闘スタイルが判明しました。それは様々な武術を掛け合わせた急所を狙った

一撃必殺のスタイルです。まぁこれは徒手格闘においてのスタイルですので、武器でのスタイルは

もう少し違うものにしたいと思っています。そのうち武器も持たせようと思っているのでお楽しみに。

そして次回は一刀の過去から入ろうと思います。今回の最後にチョロっと出ましたが、その部分を書きたいと思っています。何故一刀は人と争ったり闘ったりすることを俺ほど拒むのかの理由が上手くかければいいなと思っています。そして次回から妙に勘がいいお姫様や癒し系の大剣様なんかが出せていければいいなとも

考えています。それでは、今回はここまで!それではまた再見!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

早く黄巾党のところまでいきたい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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