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No.898326
みらくる☆さん
夜、リビングにて 絹枝「ねぇ」 俺「うん?」
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絹枝「あの子さ、変だよね」 俺「どうした?」 絹枝「ホームステイに来たってのにさ、毎日毎日うちの洗濯掃除 今日なんか母さん朝寝坊したんだよ そこに気を利かせて朝食からお弁当の用意までしてるの まるで家政婦さん雇ったみたい」 俺「今、真奈美さんは?」 俺が尋ねると絹枝は風呂のほうを指差した 彼女がここに来て1週間以上。確かにどこに出掛ける訳でもなく 朝から夜までうちの中の家事全般を進んでしてくれており 俺たち家族にはとても助かっていた 俺「きっと、そういうのも嫁入り教育とかで 受けているんじゃないのか? お嬢様なんだから、俺達とは育てられ方も違うんだよ」 絹枝「お嬢様ねぇ それも怪しいもんだよ」 軽く驚く俺の表情を見ながら続ける 絹枝「うちら位の年の女ってさ、ブランド物の靴、服 バッグなんかを持ちたがるものなんだよ 本人が嫌でも金持ちなら親が見栄を張らせると思うんだ でも、服なんて安物。アクセサリーなんて一つも持って来てないんだよ 見かけは上品っぽいのに、いや 食事なんかは見てて育ちがよさそうなのは分かるんだけどね~ そもそもお金があるならさ、うちに居つくより 高級マンションを期限付きで借りたほうが気が楽でしょう」 俺「...で 曲がったことや誤魔化しが嫌いなお前は 真相を問い詰めると?」 絹枝「いや、出来ないよ。そもそもそこまでする権利はないし 私、あの娘好きなんだ。だからこれで居なくなったりしたら嫌なの」 滅多に人に懐かないこいつがここまで譲歩するのに驚いた たしかに絹枝の指摘は説得力がある 父さんの上司の娘…だったら 1. 親父に聞いてみよう 2. 詮索の必要はない 3. お風呂に行って裸の付き合いだ!
2017-03-23 01:04:18 投稿 / 1778×1000ピクセル
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夜、リビングにて
絹枝「ねぇ」
俺「うん?」
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