No.88691

真・恋姫無双外史~沈まない太陽~ 第10話

じぺさん

北郷一刀が弁皇子に憑依転生する話です

最後の方にオリキャラ紹介つけてみました。
興味のある方はご覧ください。

2009-08-08 01:27:37 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:14798   閲覧ユーザー数:11389

あの後朝陽は目を覚まし、日課の走り込みをしようと協を起こさない様に寝台をでると、既に華琳と麗羽は去っていた。

 

「お目覚めになりましたか、弁様」

 

「うん、…えっと夏候淵さんだっけ? おはよう」

 

「っは、おはようごいざいます。秋蘭とお呼び下さい。華琳様より書簡をお預かりしております」

 

どうぞ、と渡された書簡に目を通す

 

『おはよう、朝陽。私たちは一旦洛陽へ帰るわ。一緒にいて私たちが疑われたら全て無駄になってしまうから。代わりといってはなんだけど、春蘭には周辺警護、秋蘭には身の回りの世話を言いつけてあるわ。貴方達4人は暫くそちらで生活なさい。春蘭、秋蘭は私個人の臣であり信頼できる存在、それに彼女たちが不在でも怪しまれることはないから安心していいわ。暫くしたら様子を見に行くから、ちゃんと兄として頑張ってね』

 

(こちらで生活、か。華琳のことだから物資だの食糧だのも抜け目なく補充できるようになってるんだろう。

しかし、改めて考えると大変な事になってるよなぁ。皇子と皇女が共に誘拐されたらあっちは大騒ぎだろ。十常侍だの董太后だのが何もおこさなきゃいいんだけど…ってまぁ心配してても仕方ないか。華琳ならそこらへんも考えた上でのことだろうしな。今俺は俺の出来ることをやるしかないよな)

 

「ありがとう秋蘭。余のことは朝陽でいいよ。それから、これから暫くよろしくね」

 

「っは、…いえ、しかしそれは」

 

「いいんだよ、これからお世話になるんだし、頼りにしてるからね」

 

「…はい、朝陽様。…それにしても、朝陽様はもう字が読めるのですか?確か4歳だと伺っておりますが」

 

「うん、2歳の時から華琳に仕込まれてるからね。…出来が悪いもんでいつも怒られてるけどさ」

 

(ふむ。2歳から文字を教えられるほど聡明だったということか。華琳様が授業に向かわれるときに楽しそうにされていたのも頷けるというものか)

 

「左様でございましたか。…ところで朝陽様、随分とお早いようですが朝食はお召し上がりになりますか?」

 

「ん? ああ、これから日課の走り込みに行ってくるからその後でお願い。妹も春蘭も聖羅叔母さんもまだ寝てるみたいだしね」

 

朝陽の言葉に、秋蘭は寝台にいた姉の姿を思い出す。

 

(「…華琳さまぁ……むにゃ………」 いつもながら姉者の無邪気な寝姿は……可愛いかったなぁ…)

 

うっとりと想像してしまったため油断したのか、声を掛けられ驚いてしまった

 

「起きているぞ。 おはよう、朝陽、夏候淵殿。 ん? 私の顔に何か付いているか、夏候淵殿?」

 

「い、いえ。おはようございます。何進将軍」

 

「おはよう、聖羅叔母さん」

 

「ふむ、まぁよい。悪いが少し話を聞かせてもらった。と言うか聞こえてきたんだがな。朝陽、走り込みなら付き合うぞ」

 

「そう?じゃあ一緒に行こっか」

 

 

二人で外に出ると早朝の爽やかな空気が肺に入ってきた。

小さな湖が昇り始めた日の光を反射し、幻想的な風景が広がっていた。

準備運動をし、二人揃ってゆっくりと走り出した。

 

「ん~、空気が美味しいなぁ。ここは子供の養育には最高の環境だねぇ」

 

「お前も子供だろうに。たまに爺くさいことを言うな」

 

「爺くさいって酷いなぁ。素直な感想を言っただけなんだけど」

 

「ははは、まぁそうむくれるな。赤ん坊のときから見てる私やお前の両親からすれば、どんなに大きくなったって子供のままさ」

 

「…むぅ、そんなもんかね」

 

「うむ、そういうものだ。…お前の言うとおり、協様もここで育てば健やかに成長されるであろうな」

 

「だよね。…今まで気づいてやれなかった分、必ず守ってやるんだ」

 

「おお、かっこいいぞ、お兄ちゃん!」

 

「///茶化さないでよ。恥ずかしいじゃないか」

 

「ははは、悪いな、こういう性分でな。…で、朝陽。何か私に話があるんじゃないのか?」

 

「…うん、でもそれは聖羅叔母さんも、だよね?」

 

ここまで周囲を見渡しながら大分走ってきた。本当に朝陽たち以外誰もいないようだ。

腰を据えて話す為に、一旦走るのをやめて、湖のほとりの手頃な岩に腰をおろした。

「余の話からさせてもらうと… 正直に教えてほしいんだ。今回の件、誰に罪が及ぶのか。秋蘭たちじゃ適当に誤魔化されちゃいそうだからね」

 

「ふむ。それを知ってどうするんだ?」

 

「…どうもできないかもしれない。でも余は知っておかなきゃいけない。そう思うんだ」

 

「ふむ。背負う覚悟はある…か、では言おう。まずは城門の警備を担当した者、その隊長。そして宮廷の衛兵と隊長。朝陽そして協様を担当していた侍女、侍従長は何らかの処分を受けるだろう。軍部の責任者である私もお咎めがあるかもしれんな」

 

「…やっぱりそうなるのか。…で、それはどの程度のことになるの?」

 

「帝や麗羅が手を回しているから降格か減給で済めばいいんだが…董太后の出方次第になるだろう。十常侍どもの動きも気になるところだな」

 

「そっか… 答えてくれてありがとう、聖羅叔母さん」

 

「おや、『どうにかならないのか?』だの言われると思っていたんだが?」

 

「うん… 昨日さ、華琳に言われちゃったからね。上に立つ者として切り捨てることも必要だって。…ここで余が騒いだところで何も変わらないからさ」

 

「…そうか。その覚悟は必要な物だが…まぁ言うまい。お前のような子供にそのような顔をさせねばならんとは…」

 

そう言うと聖羅は朝陽の頭を優しく胸に抱いた。そして頭を手で撫でながら言う

 

「いいか朝陽。お前にはこれから先も辛いことが沢山あるだろう。その全てに打ち勝っていかねばならん。しかしな、お前は決して一人ではないんだ。辛い時には周りに助けを求めたっていい。お前が罪を背負うなら、それを共に背負ってくれる者たちがいるんだ。そのことを忘れるんじゃないぞ」

 

「……………ありがとう、聖羅叔母さん」

 

朝陽は少し気分が軽くなった気がした。

 

「…でね、もう一つ話が…っていうかお願いがあるんだけど」

 

「なんだ? 私の出来ることか?」

 

「うん、叔母さんじゃなきゃ駄目なんだ。詳しくは言えないんだけど…… 十常侍の存在に気を付けてほしいんだ。特に、何があっても一人で宮廷を歩かない様にしてほしい」

 

「……狙われる、ということか。十常侍など群れなければ何もできない愚図どもだが… まぁお前がそういうなら気をつけよう。どうせ十常侍どもには監視をつける予定だからな」

 

「そうなの? あっちにも備えがあるだろうから難しいと思うけど」

 

「それでもな。…奴らが董太后と組めば厄介なことになる。まぁうまくやるさ。 さて、そろそろ戻ろうか。結構な時間がたってしまったぞ」

 

「ほんとだ、すっかり日が昇ってるね。戻ろう」

 

(俺の知る歴史では何進は十常侍に暗殺されている。女性だったり、親父が死にそうもなかったり、俺の存在だったり相違点はあるけど、用心に越したことはないからな)

 

屋敷に戻ると春蘭も起きていて出迎えてくれた

 

「おかえりなさいませ、朝陽様、何進将軍」

 

「うん、ただいま。おはよう春蘭」「おはよう、夏候惇殿」

 

「おはようございます。秋蘭が朝食の支度を済ませておりますので、食堂へお越しください」

 

そう言われて食堂へ行くと、新鮮そうな生野菜や果物、温かい麺料理など美味しそうな品々がテーブルに並んでいた。

 

「おかえりなさいませ。協様はまだお休みになっておられます。お先にお召し上がりください」

 

「ありがとう、って秋蘭も春蘭も、もう食べたの?」

 

「いえ、我らは朝陽様のお食事がお済みになってからで結構ですので」

 

「…そういうのは止めよう。一緒に食べた方が美味しいに決まってるよ。春蘭も秋蘭も座って座って♪」

 

「し、しかし我らは「無駄な抵抗はやめておけ。朝陽はこう見えて頑固者だからな」…はぁ」

 

「酷いな聖羅叔母さん。頑固者はないでしょ頑固者は」

 

「朝陽様と呼んでいた私に『堅苦しい口調をやめてくれないならもう口きかない』といって全く折れなかった奴を頑固者といって何が悪いのだ?」

 

「………う」

 

「お前に無視されてた間、寂しくて仕方なかったぞ? こいつめ」

 

朝陽の柔らかい頬をぷにぷにと突く。

秋蘭はポカーンと、春蘭はなにやら羨ましそうに見つめている。

 

「//////悪かったってば。 あ、そ、そうだ! 春蘭も秋蘭も堅苦しい言葉は禁止ね? あと秋蘭にはもう言ったけど、春蘭も余のことは朝陽って呼んでね」

 

「「は!? い、いえしかしそれは」」

 

照れ隠しに朝陽が口にした言葉に春蘭も秋蘭も戸惑う

 

「これから一緒に暮らすんだし、家族みたいなもんじゃない。固いことなしで仲良くしていこうよ」 

 

「こいつが言い出したら絶対引かないぞ」

 

「「はぁ、わかりました」」

 

「わかりましたじゃなくて、わかった。二人の方が年上なんだし、余も色々手伝うからビシビシ使ってね。春蘭お姉ちゃん、秋蘭お姉ちゃん♪」

 

「「/////お、お姉ちゃん!?///////」」

 

「はっはっは!そういうところは父親そっくりだな、朝陽は」

 

「ん? なにが?」

 

よく分かっていない朝陽を尻目に春蘭、秋蘭の二人は思う

 

(お、お姉ちゃん… 弟というのが出来るとこんなにも愛おしく感じるものなのか? お姉ちゃん…お姉ちゃんか…私がお姉ちゃん//////)

 

(なんとも大きな御仁のようだな。姉者もすっかり気に入ってしまったようだ。真っ赤になって照れてる姉者も可愛いなぁ…しかし私が姉と呼ばれる日がくるとはな//////)

 

 

なんとも平和な風景であった。

 

「なにやら楽しそうだな」

 

「華佗さん?姿が見えないからもう帰ったのかと思ってたけど」

 

「いや、この辺りは珍しい薬草が多くてな。つい夢中になって採取してた。っと食事中だったか?」

 

「あぁ、華佗殿の分もすぐに支度しよう」

 

すっと席を立ち支度を始める秋蘭。後ろ姿はなんとも若奥様らしくみえる。朝陽はつい見とれてしまっていた

 

(春蘭も秋蘭もよくよく見れば凄い美人だよなぁ。秋蘭の料理してる姿なんて、以前の俺だったら思わず後ろから抱き締めてたかもしれない…今度アレを用意するか…)

 

「ん? いいのか? 悪いな、実は腹ぺこだったんだ」

 

「うん、華佗さんも一緒に食べよう」

 

そうして5人揃って食事を終え、秋蘭がお茶を淹れてくれたとき朝陽が切り出した。

 

「聞いてほしい話があるんだ。…今、世間は長く続いてるであろう悪政によって苦しめられてる。とと様はなんとかしたかったようだけど…既にどうにもならなかったとこぼしていた。十常侍が諸侯に飴を与えて好き勝手やってるのを指を食えて見てるしかなかったらしい」

 

(実際、十常侍に何度も抵抗しようとしたが裏から手を回されて、味方になってくれた人が次々に殺されてしまったらしいからな)

 

「余はそんな病んでしまった大陸を治したいと思ってる。能力ある者が身分や貧富の差に関係なく役職につき、弱き者を守ることこそが政治の正しい姿だと思う。ただの理想論かもしれないけど、帝の子として生まれた以上、やり遂げなければならない」

 

そこまで言って、周りを見てみる。皆真剣な目つきで聞き逃すまいと聞いてくれている。

 

「…でも余はまだ弱い。脆弱な者が何を言おうとも、そんな言葉に力なんてないだろう。だから強くなりたい。一刻も早く。そのために…協力してほしい」

 

本題はまだ先だが、そこでいったん話をきり、皆の返事を待つ。

 

「可愛い甥っ子の頼み事だ。断るわけがなかろう?」

 

「「我ら姉妹。どうぞお好きなようにお使い下さい」」

 

「世の中の病気を治すのが医者だ。俺はしがないただの医者だが、まぁ少しは足しになるかもな」

 

その瞳に曇りはなく、真っ直ぐに朝陽を見返して返事をする。

 

「ありがとうみんな。…それで早速お願いがあるんだ。まず春蘭、秋蘭」

 

「「なんでしょうか?」」

 

「二人には余に武を教えてほしい。馬術、剣術、弓術… 余は自分の身と大事な人たちをこの手で守れる強さが欲しい」

 

二人は顔を見合せて考える。自分たちなどでいいのか?皇子に怪我をさせてしまうかもしれない。だがそれでも…

 

「「っは。その役目務めさせていただきます」」

 

臣下の礼をとり、目の前の少年の強い意志に敬意をもって了承する。

 

 

「ありがとう。…そして華佗さん。貴方には暫く妹の主治医になってほしい」

 

「む。まぁ言われなくとももう暫くは様子を見ようと思っているが… その後は分からんな。他にも俺を待つ患者がいるからな」

 

「うん。空いたときにでも診てもらえると助かるよ。 あと暫くここにいてくれるなら、暇を見て余に医術を教えてくれないかな?」

 

「ふむ、興味があるのか? そう時間があるわけじゃないから大したことは教えられんが」

 

「ありがとう。それで十分だよ。 それで麗羅叔母さん。叔母さんはそろそろ洛陽に戻るでしょう?」

 

「うむ。副官に任せるのもそろそろ厳しいだろう。戻らなければ疑われかねないからな」

 

「それなら、とと様とかか様の身辺を見守ってほしいんだ。叔母さんは忙しいだろうから信用のおける人がいたらその人にお願いしたい。…色々と心配でさ」

 

「ふむ…まったく、お前の身の上の方がよっぽど心配になるのだがな。わかった、任されよう」

 

こうして全員が快く頷いてくれたそのときだった。

 

「……ふわぁぁぁああんふぎゃぁぁぁぁ…」

 

「おっと起きたか。ちょっと診てこよう。少ししてから来てくれ」

 

「うん。よろしくね、華佗さん」

 

「朝陽、協様のことについてなんだが… 帝から言伝がある」

 

「ん? とと様が? なにを?」

 

「うむ。お前には伝えておかねばならんとおっしゃられてな。協様の真名だ。『向日葵』だそうだ。強く真っ直ぐに育ってほしいと願いを込めた名だそうだ」

 

「向日葵…… うん、いい名前だね」

 

「力が足りなくて申し訳ない。娘を頼む、お兄ちゃん。 ともおっしゃられてたぞ」

 

「そっか。(ふん、言われなくても守って見せるさ、くそ親父。あんたも俺が戻るまで無事でいろよな)」

 

「朝陽様、そろそろお部屋へ行かれてみてはいかがですか? 起きてる協様と対面されるのは初めてでしょう?」

 

「そうだね。そろそろ行こうか。でもね秋蘭、そこは『朝陽、そろそろ部屋へいったらどうだ?起きてる妹と会うのは初めてなんだろ?』ってな感じでよろしく♪」

 

「は、はぁ」

 

「まぁおいおい慣れていけばいいからさ。さて」

 

さて、と立ち上がり妹のいる部屋へと向かう。

 

(う、ちょっとドキドキしてきたな。秋蘭の言ってた通り起きてるのは初めてだからな。…一緒には寝たけど。 第一印象が大事だからな。びしっとしよう。よし)

 

皆は気をきかせて後ろで待っているようだ。朝陽は戸を開けて中へと入った

 

「お、来たな。丁度診終わるところだ。昨夜から特に異状もなしだ」

 

「あ、うん」

 

華佗が向日葵を腕に抱き、薬を飲ませていたところだった。

じっとこちらを見る向日葵に気をとられ、朝陽は間抜けな返事をしてしまった。

 

「よし、と。妹さんが気になって仕方ないみたいだな。もういいぞ、俺は外にいるとしよう」

 

そう言い残し華佗はさっさと部屋を出て行ってしまった。

あとには落ち着かない様子の朝陽と、その様子をキョトンと寝台に腰かけてみている向日葵が残された。

 

(オロオロしてても仕方ないな。 よし、まずは自己紹介からだよな)

 

「初めまして、向日葵。 余は朝陽だ。お前の兄、お兄ちゃんだよ」

 

精一杯優しく、笑顔を向けてそう切り出した。

 

「…………にい…ちゃ?」

 

不思議そうに向日葵が答える。

 

「そう、お兄ちゃんだ。これから一緒に暮らすんだぞ。よろしくな、向日葵」

 

「…んにゅ~……………ん!」

 

不思議そうな顔で何か考えていた様子の向日葵。何か意を決したのだろうか、トテトテとおぼつかない足取りで朝陽のほうへと近づく。そして

 

「にいちゃ♪にいちゃ♪」

 

目の前までくると満面の笑みで朝陽に抱きついた。

朝陽はといえば

 

(うぉおおおおおおお! これが妹か!妹の力なのか!全国の妹萌えの人たち、俺は謝るぞ!正直俺は今まであんたたちを馬鹿にしていた。しかし!これはいいものだ!妹萌え万歳!ばんざぁ~い!)

 

悶絶していた。

 

 

 

暫くして漸く落ち着いてきたので、おずおずと手を差し出して、向日葵の頭を撫でてみる。

 

「んにゅ~……ふにゅ~…♪」

 

正直たまりません。朝陽は何かに覚醒しそうになるのを自覚しつつ、向日葵が満足するまで撫で続けるのであった。

 

 

 

 

扉の外ではそんな二人を優しく見守る影が…

 

(ふ、ふむ… 真っ赤になって撫で続けてる姿……可愛らしいな…///)

 

優しく見守る影が…

 

(あ、朝陽様にあんなに撫でられて… う、羨ましいなどとは思ってないぞ… うぅ…///)

 

(あぁ、大方協様を羨ましいなどと思っているのだろうが…真っ赤になって見つめてる姉者も可愛いなぁ…///)

 

(む? 三人ともいきなり顔が赤くなったが… 風邪か?後で診てみるか)

 

 

…………そんなものはなかった。

 

<オリジナル登場人物設定>

 

その1、劉弁 真名は朝陽(あさひ)

霊帝と何皇后の間に生まれた皇子。死産になるところに北郷一刀が憑依転生。

筋肉漢女の手により「鍛えれば鍛えただけ強化できる体」となっている。が、本人はそれを知らない。

元々魂レベルにまで備えられていた『種馬根性』に、父親である帝の『種馬遺伝子』が加わり、将来とんでもないことになりそうです。今もか?

容姿は髪の色が栗色なのを除けば、ほぼ本来の北郷一刀に近い。幼いけど。(10話終了時点で4歳)

鈍感なのは相変わらずなので、周りの肉食獣(?)たちの視線の意味は分っていない。

北郷一刀として生きていた頃は原作よりちょっとだけ強く、三国志の知識は漫画で読んだ程度。

 

 

その2、霊帝 真名?どうでもいいよね?

後漢王朝末期の皇帝。朝陽の親父。別名はっちゃけ親父

若いころ教育係に『自分のことは朕と呼べ』と言われ、そんなことできるかぁ!鏡にうつればち○ちんじゃねえか!と叫び、教育係を鬱に追い込んだ人

皇帝になった直後に問題発言をして、あっという間に政治の世界から遠ざけられた。

自分と関係のある女性は全て愛してると公言する現役種馬

作者が気に入ってしまった為、扱いに困っている人その1

今日も宮廷にニートの悪戯旋風が吹き荒れる!?

容姿? どうでもいいよね? うんまぁイケメンイケメン。

 

 

その3、何皇后 真名は麗羅(れいら)

霊帝の後宮にいる人。朝陽の母親。困った人。

最初に考えてたのとは遠くかけ離れたキャラになってしまった人。

息子を溺愛するばかりに、何か危なくなってきてます。朝陽逃げてー!

作者が気に入ってしまった為、扱いに困っている人その2

容姿は、イメージとしては某水先案内業界の三大妖精の一人、雪の人。髪の色は違うけど。

 

 

その4、何進 真名は聖羅(せいら)

何皇后のお姉ちゃん。何気に帝と知り合ったのは妹よりも先、という裏設定。

肉屋を営んでいたけど、妹が後宮に入り大将軍に抜擢された人。

あんまり登場してないけど、これから見せ場がありそうな予感です。

容姿は、妹と同じく三大妖精の一人、薔薇の人。髪の色は妹と同じ栗色。

 

 

その5、劉協 真名は向日葵(ひまわり)

霊帝と王美人の間に生まれた皇女。朝陽の腹違いの妹。

1歳にしてイケナイ才能の片鱗を見せた、帝の血を正しく引く娘さん。末恐ろしい。

登場早々朝陽をメロメロにしちゃってます。

どんな娘に育つんでしょう?作者にもさっぱり分かりません。

ちなみに母親はなかなかのスタイルの美人さんだったとか。

 

 

その6、張譲 真名なんて飾りです。偉い人には(ry

悪役その1

 

 

その7、董太后 真名なn(ry

悪役その2

 

 

その8、侍従長 真(ry

苦労人。

 

 

<あとがき>

 

すいません、なんか時間軸が1日しか進んでませんでした。ていうかまだ朝ご飯食べたところでおわってます。

 

次回はもう少し進むと…… 進むんじゃないかと……  進むといいなぁ……

 

 

じゃあ見てない動画がたまってるのでこれで失礼します(マテ

 

 

次回でお会いしましょう (・ω・)ノシ

 

 


 
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