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No.875071
みらくる☆さん
絹枝さんが戸を開ける 俺「先生?」 絹枝「ったく、ちょっと前からいるのはわかってたんだよ」
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少し微笑むと、あさっての方向を見上げる 絹枝「今までごめん…絶交だよね」 さっきとは裏腹に悲しい表情で言った 先生「おキヌ、あなた…」 驚く俺に向かって、辛そうに絹江さんが言った 絹枝「マイの行動を、あの日からずっと親御さんに連絡してたの。 初めご両親に頼まれたときはなんだか裏切るみたいで断ろうと思ったんだけど 必死に泣きながら土下座する親御さんみたら従うしかなかった ゴメン、卑怯な真似して ご両親はずっと、心配してた。あんたが困った時に差し入れた食事も 元手は親御さんのものだったんだ。 何より食事が好きだから。毎日心配してたよ。今もね ずっと黙ってたから、知ったら絶交されると思ったんだ。今日早く来て少年に話したのも 帰ってくるなり追い出されると思ったから」 先生「私のほうこそ、あなたには気苦労かけてしまって… 親とお金のこと、話したの。 親族の方が協力して立て替えてくれるって 今後その人たちへの返済になるけど、なんとか暮らせるくらいには 楽になりそう」 俺「良かったじゃないか!先生!」 俺は債権いついて調べていただけに、とても嬉しかった 先生「あとおキヌ、あんたはずっと友達だから。これからもよろしく。 あと、女友達と暮らしてるって嘘言ってくれてたんだね 本当のこと言ったら父さん、彼に何するか分からないから」 絹枝さんが帰ると、先生は押入れから服を取り出した 着替えかと思ったけど、様子がおかしい。玄関からダンボール箱を持ってきては それに詰めて行く。手がぶるぶると震えていた 帰ってきてからやけに元気がないのは既に気になっていた 俺「先生、何してんの?」 先生「…」 俺「ねぇったら!」 嫌な予感がして彼女の腕を掴んでしまう 言いづらそうに、震える声で彼女は言った 先生「さっき、親族の方がお金の面倒見てくれる話したよね でも、それには条件があって、ちゃんと一人で生活すること…なの もう駅向こうに部屋も決めてきたんだ。だから遅くなったの だから今日で…ここの生活は。おしまい」 いきなり、そんな… 1. 「清々するぜ!」 2. 「ここを出て行くことは許さん」 3. 「あんたはそれでいいのかよ!」
2016-10-19 22:27:11 投稿 / 1778×1000ピクセル
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絹枝さんが戸を開ける
俺「先生?」
絹枝「ったく、ちょっと前からいるのはわかってたんだよ」
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