その日、風天小学校の教師を務めるドールゴーレムの茶トラぬいはなぜか雪天区内をうろうろしていた。そんな彼の目に飛び込んできたのは一軒の教会。
(教会か…こういうところにはきっとちっちゃなシスターさんがいて「かみたま~」とかやっているんだろうな…。セリアンスロゥピィならなお良し!)
などという雑念に支配され始めていた茶トラぬいであったが、ちょうど教会の裏手から湯気が上がっていることに気が付いた。
(これはまさか…)
茶トラぬいが向ってみると小さく開いた窓から湯気が漏れている。どうやら誰かが入浴しているらしい。
(どれどれ…お♪)
茶トラぬいがこっそり覗いてみると、浴室では髪の長い長身の少女が窓に背を向けシャワーを浴びていた。
その長い髪、すらりとした長身、そして美しく引き締まった長い脚はYesロリータなセリアンスロゥピィ党の茶トラぬいをも満足させるに足るものであった。
(これはこれで…)
茶トラぬいが我を忘れて見入っていると…
「誰?」
その少女・島津悠貴が気配を感づいたか後ろを振り向き、そして茶トラぬいと相対する。
「えーと…ミシィカル…さん?」
(…。)
悠貴と目が合ってしまった茶トラぬいの目に飛び込んできたのはまっ平らな胸、そして「少女」の股間にぶら下がる…。
「きゃーーーっ!」
悠貴は絶叫し体を隠すが、慌てていたのか両手で胸を隠してしまい、「少女」にあってはならない物は相変わらず丸見えのままで…。
(!!!!!)
ばっちり見てしまった茶トラぬいはほうほうの体でその場から立ち去るのが精一杯であった。
そしてしばらくして居酒屋にて。
「(茶トラぬいよ…何か元気がないぞ…。どうした?)」
「(魔法ちょうちん…。おまえの気持ち、痛いほどよく分かった…。)」
「(?)」
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「窓開けっぱで入浴していた悠貴が悪い」と言われればそれまでなのですが。
ちなみに悠貴は面識のない相手には「種族名+さん」と呼ぶ癖あり。
茶トラぬい先生:http://www.tinami.com/view/758041
魔法ちょうちんさん:http://www.tinami.com/view/738956
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