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今河家・浴室。
「うん!やっぱ学校で汗流した後の風呂ってサイッコーだよなー!」
「なにオヤジくさいこと言ってるのよ雪歩ってばw」
「へへへw」
「ほらほら、二人ともまずは身体を洗ってからね」
浴室に入ってきたのは和美・雪歩の姉妹、そして母親の美歩だ。
「それにしてもあたしたちって不便な身体だと思わない?」
「確かにそれは言えてるな…全身毛皮だしな」
「セリアンスロゥピィが故の悲しさってやつよねw」
背中を洗ってもらっている和美の脇で、雪歩も身体を洗っている。
「あれ?」
「どうしたの和美?」
「こんなところにボディソープなんてあったかしら?」
「何も見えな…あれ?おかしいわね、こんなの買った覚えはないんだけど…」
ここでなぜ美歩に例のボディソープが見えているか説明しなければならない。
確かに美歩は成人してはいる。しかしその体形は全体的に少女そのものだからなのだ!
「うーん、買った覚えは…」
そのとき、雪歩が動いた!!!
「でぇぇぇぇやーっ!!」
「あっ雪歩!何を!!」
雪歩の攻撃!例のボトルに向けて情け容赦のない水平チョップ!
これはもったいない…と思われたが!!
「あ、手足が生えた!?」
「まぁ!生き物だったのね!?でもなんで!?」
驚く和美と美歩をよそ目に、雪歩は一言呟いた。
「…NOロリコン…NOタッチ…NOウォッチ…だぜ…!乙女の敵め…」
それにしても、なぜ雪歩がこの謎の敵に立ち向かえたのだろうか?
実は雪歩には『ロリコン特有の禍々しいオーラ』というものが見えるらしく、それで相手の目論見を読み取っていたのである!
…その日の深夜、例の居酒屋。
「(…だから言っただろう魔法ちょうちん。お前は詰めが甘…)」
「(ハァハァ…雪歩ちゃんのチョップ…惚れたぜ…)」
「(ハッ!?…いかん!そっちの方向に行っちゃいかん!!戻って来い魔法ちょうちーん!!)」
妙な性癖に目覚めてしまった魔法ちょうちんなのであった。
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雪歩ちゃん、実はロリコンでも軽くひねれるくらいの腕前とか持ってそう。
NOロリコン、NOタッチ、NOウォッチとか言いそう…。
■出演
美歩:http://www.tinami.com/view/746224
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