雛里side
私は山の奥の洞窟にいます、8人の山賊の人たちはお酒を飲みながら笑っていますおそらく許昌から逃れてきた山賊のようです不用意でしたいつもならこんなかんじではないのに........
起こってしまったことは仕方ありませんどうしたら逃げ出せるかですが
手が縛られている上に出口には山賊がいて出られそうにありません
半刻程たったでしょうか?山賊の人たちが
「ああー!、酒が尽きちまったぜどうするかなこれじゃ退屈だぜ」
「ならよ、あのお嬢ちゃんで楽しまねえか?」
「おいおい、こんな子どもに欲情するとか、おまえ変態だなぁ! まぁいいや俺達は見物させてもらうぜ」
「よしそれなら俺も」
と2人の山賊が私に近づいて来ます
「へへっ、どんな声で泣いてくれるか楽しみだ」
私はこれからされることに恐怖を抱きました
そんな、こんな人たちに汚される何て絶対嫌ですこういうことは大事な人と
たとえば............あっ・・・・・・
何故か紅蓮さんの顔が一番に思い浮かびました、そうか私は紅蓮さんが好きなんですね
初めてあった時から、紅蓮さんの料理も穏やかな笑顔も全部.....:
「よし、じゃ楽しませてくれよ、」
いつの間にか私の目の前に2人がいましたそして私の服が捕まれます
「んん、んんう!!」
私は必死に体をよじらせますが無駄のようです
「はははっ無駄無駄、じゃあらためて」
私のリボンがほどかれ肩が露になります
「(すみません紅蓮さん私はもう......)」目に涙がたまり今にも溢れそうになります
私が諦めかけたその時........
「ぎゃあああああ~」
「な、なんだこいつ.......ひっぐはっ」
洞窟の入り口の方から悲鳴が聞こえます
「な、なんだ?」
「おい、何があった!」
山賊の人たちも狼狽えています
もしかして助けが?そう思っていると
「その子を離せ.........」
一瞬私は大きな突風を感じました
その瞬間私の近くにいた2人が「うっ....」「がふっ」と動きが止まりやがて地面に倒れました
静かにしかし明らかな怒りを含んだ声
倒れた山賊の人たちで遮られた視界に一人の山賊ではない人を捉えました輝く剣を右手にもち
黒い布を顔まで纏いかすかに赤い髪が見えるのみ
「鳳統............」
しかし聞き慣れたやさしい声で....
「助けにきたぞ」
私の初恋の人が助けに来てくれました
紅蓮side
山賊が隠れられそうな洞窟を頭の記憶から探しながら
走っていると山賊らしき二人が洞窟の前にたっていた
油断していたようなので白牙を抜き足に力を込め一気に接近し
切り捨てる
初めて人を殺した余韻に浸っている暇はない私は洞窟に入ると視界に鳳統と二人の山賊が入る
よくみると鳳統の目に涙がたまっていた、危ない私はそう思い
「その子を離せ」
私は二人の山賊に接近し首を切り裂く
私は鳳統をみて
「鳳統・・・・・助けにきたぞ」
私は安心させるようにやさしくいう
「ぐ、紅蓮しゃん」
鳳統は私に何か言おうとしているが
「鳳統、話はこれが終わったらゆっくり聞こうだから今はここをうごかないでくれ」
鳳統は素直にうなずいてくれた後で謝らなければ、しかし今は・・・・
私は山賊の方を向き少し歩む
「さて・・・・鳳統をこんな目に合わせた罪は大きいぞ.....」
私の言葉に山賊たちは
「はっ、おまえのような餓鬼になにができるこっちは後6人もいるぞ
おまえをすぐに殺してあのお嬢ちゃんに絶望を見せてやる」
降参の意志なしか、さっきのをみて実力差が分からないのだろうか?もとより皆殺しの予定だが
「あなたたちが役人に捕まったところで打ち首がいいところだろう、だから私がこの場で終わらせてやる」
「なめんなよ餓鬼が、みんなやっちまえ!!!」
人を残し山賊が一斉に私に剣や斧で向かってくる
「悪いが、鳳統とはやく帰らないといけないのでな帰りを待っている人がいる
だから、すぐに終らせる」
私は白牙を構えすれ違いざまに山賊の胴と脚を真っ二つに切り離す
「ひひいいー」
最後のひとりだ、私は一瞬で最後のひとりに近づき
白牙を山賊の首に当てる
「本隊は何処だ」
私は鳳統に聞こえないように聞く
人数からして偵察部隊だろう
「ほ、本隊はここから.....数刻程行ったところだと思う・・・・なあ情報は言ったんだ助けてくれ」
山賊は怯えながら言う、しかし私は冷たい声で.
「あなたたちは襲ってきた村で同じ事を言った人を助けたのか?」
「ちょまっ・・・・ズバッ」
私は最後のひとりの首を切った
取り敢えず鳳統が無事で良かったがあまりゆっくりできんな
私は白牙についた血を払い鞘に収め鳳統に近寄った
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14話です