No.77811

『真・恋姫†無双』  第三部「血路」

山河さん

蜀ルートにて、赤壁後も鼎立が続いたらという設定で書いております。

「桃園の絆」からの続き物になっておりますが、一話完結に近い形式で書かせていただきました。

最後のページに「あとがき」を付けさせていただいております。

続きを表示

2009-06-07 18:03:19 投稿 / 全11ページ    総閲覧数:8082   閲覧ユーザー数:6389

成都城・玉座の間

 

「ご主人様、ご決断を」

 この愛紗の一声で、玉座に北面するみんなの顔が向けられる。

 俺は目を閉じ、深く息をはいた。

「……よし! 朱里は進軍経路の確認と兵站計画の立案、雛里は戦術をよろしく。愛紗と星は部隊の編成、鈴々と翠は武具・防具の確認で……」

「私はまたまた待機……っと」

 大丈夫、待機なのは君だけじゃない。と、心の中で桃香に慰めの言葉をかけながら。

「それじゃあみんなよろしく!」

 この声を合図に玉座の間は喧噪を取り戻し、また一瞬にして静寂を取り戻した。

 方針が決まれば、みんなの動きは速い。

 一斉に各部署へと散っていってしまい、玉座の間には俺と桃香しか居なくなってしまう。

「ご主人様……この前は、ごめんなさい」

 桃香が丁寧に頭を下げる。

 しかし俺は、それを手で制した。

この前とは、先の孫呉との夷陵での戦いのことだ。

 桃香の愛紗を思う気持ちは痛いほどわかる。

 だから俺には桃香の暴走を責めることはできないし、それに結果として、あの戦いで孫呉の力を削ぐことができたからこその今回の北伐(対魏決戦)だ。

 俺は桃香のおでこに優しく口づけをして、椅子から立ち上がる。

「ええっ! ご、ご主人様!?」

 顔を赤くする桃香を見ていると少し名残惜しくはあったけど、俺も遊んでいるわけにはいかない。

 俺は後ろ髪を引かれる思いで玉座の間を出た。

 

そして数日後。あっという間に出陣の準備が整った。

漢中・山間部

 

「それにしてもホントに山ばっかりだなぁ……」

 愛紗に聞かれたら、「ご主人様がそんなことでどうするのですか。もっとしゃんとしてください!」なんてお小言が飛んできそうだが、幸いこの場には桔梗と朱里、それに恋しかいな……ん?

「ちんきゅーーーーキーーーッック!」

「うがぁっ!」

「今とても、じ・ゅ・う・よ・う・な名前が抜けていた気がするのです」

 ……こいつは人の心まで読めるのか?

 わかった、言い直そう。

 後ねね。

「とってつけたような言い方は引っかかりますが、今回は許してやるかです」

俺がねねに一方的な(?)言いがかりをつけられていると、伝令がやってきた。

「本隊は当初の予定通り五丈原に着陣いたしました」

「ん、了解」

 そう、ねねのせいで中断してしまっていたが、俺たちは魏との戦いに向け五丈原へと進軍している。

 星なんかは行軍しやすい荊州方面からの侵攻を提案していたが、いくらこの前の戦いで弱体化したとはいえ孫呉は健在。北上している間に背後を突かれたらひとたまりもないという朱里の意見を採用し、道は険しくとも漢中方面から進軍することになった。

「ところで朱里。輜重隊はどうなってる?」

 ただこちらにも問題があって、補給線の確保だ。

 あまりにも山が険しすぎて、物資の輸送もままならない。

 だから俺たちは最小限の兵だけを引き連れ、各地に補給基地を設営しながら桃香たち本隊の後を追っていた。

「はい、ご主人様が発案された木牛・流馬が活躍してくれてはいるんですけど……」

 木牛とは工事現場で使われるような一輪車のことで、流馬はどこかの子連れ狼が引いているような乳母車を大きくした四輪車のことだ。

 どちらも、俺の下手くそな画をもとに朱里が形にしてくれたものだった。

「たまにはへぼ主人も役にたつのです」

「………………ご主人様、すごい」

 俺だっていつも別のところばかりを勃てているわけじゃないのだ。

「しかしお館様、この分では決戦に遅れてしまいますぞ」

 たしかに桔梗の言う通り、進軍は大幅に遅れていた。

 補給線とは言っても、経路はいくつも作らなければならない。

 1本が潰されても、また別の1本。それが潰されても、もう1本と続くように。

 でないと、いざ決戦となっても食料が足りないということになってしまう。

 だから俺たちは慎重に慎重をきしていった。

 それが裏目に出た恰好だ。

「はぁ……間に合えばいいんだけど」

 俺は焦れる心を落ち着かせるように、遠く五丈原の方を見た。

渭水南岸・五丈原

 

「遅いね、ご主人様たち」

 桃香は不安そうな面持ちでそう呟いた。

「ご心配めされるな。報告によれば数日の遅れが出ているだけで、他は順調とのことですぞ」

 星も内心では決戦前に補給路が整っていないという事態に焦れてはいたが、それ以外は全て予定通り。むしろ兵達が浮き足立つことを恐れていた。

「雛里よ、曹操たちの動きはどうだ」

「はい、数日前に長安を発ったという報告が入っていますから、来るのは2・3日後だと思います」

「そうか、それまでに主たちが間に合えばよいのだが……」

 星がそう言うと同時だっただろうか。

「ご報告いたします! 対岸に魏の軍勢を確認いたしました!」

 物見の兵がそう言って本陣に駆け込んできた。

「あ、あわわっ」

「ちいっ! さすが曹操と言うべきか。行程を縮めて来るとは」

「どうするのだ、雛里」

 鈴々がそう尋ねる。

「あわわ、で、ではまず鈴々ちゃんが突撃を仕掛けてください。紫苑さんは弓兵さんで支援をお願いします。愛紗さんは兵隊さんが動揺しないように部隊の巡回を、星さんは桃香様の本隊の守備を固めてください」

「わかったのだ!」

 そう言ってすぐに飛び出して以降とする鈴々を星は引き留める。

「待て鈴々。雛里よ、当初の予定では持久戦に持ち込み、時期を待ってからの決戦ではなかったか。それがどうして先制攻撃なのだ?」

 赤壁で破ったとはいえ、魏は未だ大国。そう易々と倒せる相手ではない。

 だが孫呉が弱体化している今、魏との戦いに集中できる。

 だから魏の主力を五丈原に釘付けにし、その間に翠たちには西涼の諸将を再びまとめてもらい、西涼の軍勢が整ったところで蜀主力と併せて五丈原の魏主力を挟撃する。

 その時間稼ぎとしての今回の五丈原布陣だった。

「はい、ですが今は兵糧が最低限しかありません。そのことに兵隊さんたちも少なからず動揺しています。だからもしこの機会に曹操さんの方から突撃を仕掛けられたら兵隊さんたちが四散してしまう可能性があるんです」

「なるほど、だからこちらから先に仕掛け敵の機先を制すとともに、味方の士気低下を防ぐ、というわけか。わかった」

「ご飯がないのに敵に攻められたら、みんなやる気が出ないからなぁ」

 そう言った鈴々をはじめ、全員が持ち場に散っていった。

が、そううまくはいかなかった。

 長期決戦を望んだ蜀だったが、全てを見透かしていたような魏は蜀の先制攻撃を見事に受け止め、今や戦場は両軍による総力決戦に突入しようとしていた。

「雛里よ、どうするのだ」

 星がそう尋ねる。

 魏の兵力を10とするなら、蜀は6。

 このまま決戦へと進めば分が悪い。

 だからと言って手をこまねいていれば、包囲され全滅してしまうだろう。

 ただでさえこちらは士気が低下しているのだ。

 雛里は決断した。

「あ、あわわ、こうなったら全軍を動かすしかありません……」

「全滅させられるよりは、一当てしてから退却し捲土重来をはかる方がマシというわけか……。承知」

 そう言って去ろうとする星を雛里は引き留めた。

「あ、あの星さん……」

数日後。渭水南岸・五丈原

 

 戦場に到着した俺たちは驚愕した。

 軍議では持久戦だと聞いていたのに、眼前では大規模な戦闘が繰り広げられている。

「おいおい……」

 しかし朱里は冷静だった。

「おそらく曹操さんが短期決戦をしかけてきたんだと思います」

「なぁ朱里、それってまずいんじゃないのか?」

「……はい、とってもまずいです」

 だが、五丈原につく前に美以たち南蛮兵が合流してくれたのは幸いだった。

 これで何とか本隊と合流することができそうだ。

 そして朱里は、戦況から一当てして退却するつもりなのだと判断し、経路の確保と準備に走って向かった。

「いてっ」

 俺は突然後ろから頭を叩かれてしまった。

「へぼ主人、あれを見るのです」

ねねの指さす方向を見ると、旗の伏せられた部隊が魏の大軍に包囲されつつあるのが見える。

「大変だ! 早く助けに行かないと!」

 俺はそう言って飛び出そうとしたが、ねねに留められてしまう。

「なんだよ!」

 しかしねねは静かに首を横に振るだけ。

 そして今度はもう一方を指さした。

「なんだ? あれは桃香の部隊?」

 今度は退却しつつある旗が確認できた。

 しかし何の関係があるというのだろう。

「鈍い奴めなのです……。あっちの旗を隠している部隊は雛里、こっちに向かってくるのが桃香。これでわかったですか?」

「要は雛里がヤバイってことだろ?」

 だが、またもねねに留められてしまった。

「全くわかってないのです……。いいですか、あっちは比較的安全な経路。そしてこっちは包囲されやすい経路」

 ん? ねねの言っている意味がよくわからない。なぜ安全な経路の雛里が包囲され、危険な方の桃香は無事なんだろうか?

「つまり雛里がおとりになって桃香を逃がしたってことよ」

「なるほど、そういうことか。解説ありがとう、詠。……って詠!?」

「なによ、ボクが居ちゃ悪いわけ?」

「いや、悪くはないけど……」

「悪いに決まってるのですよ! ねねの台詞を取るなです!」

 詠は後方で物資の輸送を行っていたはずだ。

 それがどうして……?

「ふふんっ。ボクは軍師だからね。どっかの誰かさんと違って戦況を見てるのよ」

 そう言って詠はねねの方をちらりと見た。

「ぐぬぬっ、言わせておけば」

 ねねは怒りに肩をふるわせている。

「ついでに言わせてもらえば、雛里の救援に恋を動かしてたでしょ? だけどそれだけじゃダメね」

 いつの間にか、ねねがすでに手を打っていてくれたらしい。

 俺がお礼を言おうと、ねねの方を見ると。

「詠がイジめるのですぅ。へぼ主人なら可愛い部下をかばえなのです!」

 泣きつかれているのだか、けなされているのだかわからない。しかし。

「ありがとう、ねね・詠」

「ねねはへぼ主人なんかどうでもいいのです。ただ、へぼ主人が悲しむと恋殿が悲しむのです」

「ふ、ふんっ。ボクは別に優秀な軍師を失うのが痛手だからってだけなんだから。……それと、道は恋に教えてあるから、あんたはそれに従いなさい」

 何とも素直じゃない二人の声を背に、もう一度感謝の言葉を述べ、俺は馬に飛び乗った。

五丈原・雛里の部隊

 

「鳳統様。我が隊……完全に包囲されました」

 兵隊さんからそう報告されても、雛里は全く動揺しなかった。

 ご主人様、桃香様、それに朱里ちゃんがいればまた立て直せる。

 そう信じればこそ、今は少しでも損害を減らし本隊を無事退却させることが重要になる。

 そして周囲を見れば、朱里ちゃんが桃香様の部隊を無事に逃がしてくれそうだ。

 これで私の役目は果たした。

 雛里は目を閉じ、ご主人様たちと出会ってからのことを思い出す。

 始まりは、黄巾の乱の頃。

 朱里ちゃんと二人で、天の御遣い様が大陸に降り立ったとの噂を聞き、水鏡塾で学んだことを生かそうと参じた。

 そしてご主人様は、何の実績もない私たちの意見をすぐに採用してくださった。

 あの時は本当に嬉しかったなぁ。

 きっと、ご主人様と桃香様なら大陸に平安をもたらしてくれる。

 だけど自分は、それを見ることが叶わない……。

 それに、朱里ちゃんとはご主人様に二人で愛してもらうという約束をしたけど、それも破っちゃうことになってしまった。

 ごめんね、朱里ちゃん……。

「雛里! 雛里!」

 ご主人様の声が聞こえる。

 そう言えば、市で迷子になったときもご主人様が……。

「雛里!」

「あ、あわわ! え、え!? どうして、あ、あわっ」

 俺はようやく雛里を発見した。

 しかし。

「雛里! 危ない!」

 気づいた時には体が動いていた。

 これも愛紗の地獄の特訓のおかげかな。帰ったら感謝しないと。

 間一髪のところで、雛里めがけて飛んできた弓矢から、雛里を救うことに成功した。

「あ、あわわ! ご主人様! ち、血が!」

 どうやら、矢は俺の肩に当たったようだ。

 多少痛むが、命に別状はなさそうだ。

 それよりも今は雛里だ。

「雛里、大丈夫か!?」

「え、どうしてご主人様が? じゃなくて、畏れ多く、えっと、私のために命を危険にさらして、本当にもったいなく……。でもなく、……いけません。一臣下の身と、大切な御身を……」

 どうやら混乱しているらしい。

「話は後、今はこの包囲から脱出しないと」

 俺は恋の姿を探した。

「…………………ご主人様、はやく」

「恋! 雛里を頼む!」

 俺はそう言って恋に雛里を託す。

 しかし恋は、「…………………ご主人様は?」といった不安そうな表情を俺に向ける。

「俺はここの兵隊をまとめたらすぐ合流する。だから先に行ってくれ!」

 これには嘘が混じっていた。

 恋は動物的勘が鋭いのか、最後まで気にしていたようだったが、敵の包囲が俺たちを引き離す。

「……さて、どうしたものか」

 いくら一騎当千の猛将・呂奉先といえども、戦力にならない雛里と俺を連れて戻れるほど敵の包囲は甘くはない。そして俺は肩を怪我しているのだ。これでは足手まといになってしまう。

 それに、蜀の未来を考えれば俺より雛里の方が重要だ。

 だから俺はこの場に残ったのだが。

「ぎゃぁぁぁ!」

「ぐはっ!」

突然、包囲の一角から敵の悲鳴が聞こえてきた。

 慌ててそちらを見ると。

「全く、主はいつも勝手なことをなさる」

 戦場とは、まして包囲されているただ中とは思えないほど悠然とした姿の星だった。

「主がいつか話してくださいましたな。主がいた世界の趙子龍は、桃香様の子を抱え単騎で敵陣を駆け抜けた、と」

俺が星に話した、三国志演義における趙雲の長坂橋での武勇伝だ。

「主よ、しっかり捉まっていなされ。これより趙子龍の単騎駆けをご覧いれよう! ……もっとも……残念ながら私はまだ主の子種を宿してはおりませぬがな」

 そういえば星はあの時、「主の子種を宿した私が単騎で敵陣を駆け抜け、無事生還した、と言う方がまだしもそれらしい」みたいなことを言ってたんだっけ……。

 何もこんな時に……と俺が少しばかり和んでいると、星は颯爽と馬を走らせた。

「ちいっ! 次から次と!」

 星が苛立ちを隠さず叫ぶ。

 星は鮮やかな身のこなしで血路を切り開いていったが、敵の包囲は思ったよりも厚い。

「……くっ!」

 星の動きが一瞬だが乱れる。

「おい、星っ!」

 星の槍を持つ腕に、矢が突き刺さっていた。

「なんのこれしきのこと! 子龍が一身はこれ胆なり! 雑兵にやられるほどヤワではない!」

 星はそう言ったが、顔は苦痛を訴えている。

「……星」

 このままでは二人ともここで果てるかもしれない。

 だがもし俺がここで降りれば……。星一人なら……。

「主よ、あの成都での誓いを忘れたか! もしここで主が降りるというなら、敵の手にかかるまえに私が主の首を落としましょう! そしてその後に自らの手で自らの首を刎ねますぞ! 主は黙って後ろに捉まっていなされ!」

 星。

 星。

 星。

 星の身のこなしは、さらに輝きを増した。

 敵もその槍に恐れ、包囲も徐々に緩くなる。

 しかし星の来ている白い着物は、星自身が流した血と敵の返り血、そして土埃に塗れている。

 そして前方からは敵の増援と思われる土煙。

 さすがの星からも、いつもの余裕は消えていた。

「くっ……」

 だが次の瞬間。

「あとはあたしたちに任せな! いくぞたんぽぽ!」

 聞き覚えのある声がしたかと思うと、前方に見えていた騎馬の軍団は俺たちをすり抜け、敵陣めがけて突撃を開始した。

「翠!」

 本当なら持久戦に持ち込むはずだったので、翠とたんぽぽの到着はまだ先のはずだった。

 なのに翠とたんぽぽがいる……。

 俺が混乱していると、星のいつもの冷やかしめいた声が飛んできた。

「主はみなから愛されておりますな。……さて、もうすぐ桃香様のいる本陣ですぞ」

五丈原・蜀本陣

 

 翠が戦場に予想外の早さで現れたということで、魏軍も混乱。

 俺たちも少なからぬ損害を受けたが、向こうも大きな痛手を被った。

 まずは引き分けと言っていい。

 そして本陣に到着した俺たちは。

「ご主人様! 星ちゃん!」

 今にも泣き出しそうな桃香に迎えられた。

「ひぐっ、ううっ。ご主人様……ご無事で……ご無事で」

 そしてすでに泣いていた雛里が縋り付いてくる。

 俺はそれをなだめながら。

「星。本当にありがとう」

「なに、私はあの誓いを守ったまでのこと。さして礼な……」

「星!」

 そこまで言ったところで、星が倒れた。

「はわわっ」

 そう言った朱里が星のそばに駆け寄り、脈を取る。

「大丈夫です。疲れてお休みされてるだけです」

 よかった。

 それにしても星のやつ。本当に単騎で敵の包囲を突破するとは。

「ありがとう、星」

 そう言って俺は眠っている星の額に口づけをした。【続】

【あとがきみたいなもの】

 

皆様が「あとがき」を付けていらっしゃるようなので、私も遅まきながら付けさせていただきました。

 

まずは、前作より3ヶ月近くも遅くなってしまい本当に申し訳ありません!

 その割にできは悪いのですが……。

 

 さて、今作は「桃園の絆」(以下「桃園」)よりの続き物ということで書かせていただいております。

 「桃園」が私の予想を遥かに超え、皆様より温かいご支援を賜ることが叶い、そのお礼と言うには大変おこがましい話ではございますが、その続編ということで今作を書かせていただきました。

 そして叶うなら、今後も「桃園」を基盤とするシリーズを続けていければと考えております。

 

 そこで今後の予定としましては、全部で4部完結という形式を予定しております。

 時系列としましては、

「桃園」へと至るまでの話→「桃園」→今回の「血路」→その後

とするつもりでおります。

 今度はできるだけ早くお見せできるように頑張るつもりではありますが……。

 いえ、頑張ります!

 

 最後になってはしまいましたが、前作をお読みくださった皆様。

 そしてこのような乱文まで目を通してくださった全ての皆様に、心よりの感謝を申し上げます。

 本当にありがとうございました!


 
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