No.763752

【サイバ】ある日の漁港の珍事【交流?】

古淵工機さん

人魚はいろいろつらいのですw
ちなみにこの日ビアンカちゃんは休暇中だったとか。

■出演
ミミナ:http://www.tinami.com/view/740375

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2015-03-11 23:32:47 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:627   閲覧ユーザー数:585

晴天漁港に程近い釣り場。

その日、高井戸ミミナは趣味の釣りを楽しんでいた…。

 

「ん~、いいポイントだと思ったんだけどにゅ…」

海中に糸をたらした釣竿には、なかなか獲物がかからない。ため息をつくミミナ。

「はあ、しょうがないにゅ…場所を変えて出直すとするかにゅ…」

と、諦めて釣り糸を引き上げようとしたその時だった。

「にゅにゅ!?突然大物だにゅ!?」

いきなりミミナの釣り竿がしなる。その曲がり具合から見るに、相当巨大な物体がかかったのであろう。

「んぎぎ~~~…なんとしても釣り上げてやるにゅ…」

竿を引き上げる腕に力がこもる。通常の女子中学生なら引き上げられないほどの質量なのであろうが、

そこはネコ形獣人(セリアンスロゥピィ)のなせる業なのか、はたまた火事場の馬鹿力なのか、ミミナはその釣り竿を大きく引き上げたのだ!

「あらーーーーーーー!?」

「にゅ!?なんか人魚が釣れたにゅ!?」

…数分後。

 

「なんか腰の辺りに絡まったなと思ったら…まさか釣り上げられるとはネ」

ミミナに釣り上げられたのは、マーメイドの今井浜(いまいはま)(なぎ)

「本ッッッ当にごめんだにゅ!まさかナギさんがかかるなんて…」

「いやいや、こっちもボーっとしてたし…釣り糸に引っかかったのはあたしの不注意だよ。だから気にしないで」

「にゅ…」

と、ミミナの頭を撫でるナギ。

だがその直後、ナギは腰の辺りに何かが刺さったような感覚を覚えた!!

「いった…!?」

「「あ…」」

振り返るとそこには、スノーホワイトタイガーのビアンカがナギの下半身に噛み付いていたのだ。

 

「ビアンカちゃん!ナギさんは食べ物じゃないにゅ!!」

「わぁぁぁぁあああああ!?ごめんなさいごめんなさいごめんなさいー!!!」

「あ、あははは…」

 

なにはともあれ、天空市は今日も至って平和であった。


 
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