No.75958

真・恋姫†無双魏√EDアナザー 外史の統一者2-1

sionさん

っというわけで第二話です。(なにがっというわけかは聞かないお約束)
今回で一刀君は新たな外史へと向かいました。
まだ導入部分ですね。
なるべくなら早く戦闘などのシーンまでいけたらなとおもいつつ。
それでは、お楽しみくださっていただければ幸いです。

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2009-05-28 00:08:51 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:108061   閲覧ユーザー数:66961

「選ぶのは?」

 

「・・・董卓だ」

 

華琳とともにいった反董卓連合の時から思っていたことを果たしに

 

「その理由を聞いてもいいですか?」

 

「あぁ、俺は・・・まぁ当然のことながら一度反董卓連合で董卓を破っているんだけどな

 

あれはどう考えても袁紹がおこした茶番劇にしか思えなくてな、華琳の元にいるときに霞にも少し

 

聞いたんだが董卓は悪政などしていなかったと言うんだ。俺もあの洛陽の町を見た限り暴政なんて

 

行っていたとは思えないしね、華琳の夢のために仕方なかったとはいえ、もし俺に心残りがあると

 

するならばその董卓のことだからだよ。あとはあれだな、董卓のところには霞が、神速の張文遠が

 

いる、その点だけでもきっと馴染みやすいと思うんだ、だからだよ。」

 

「わかりました、それでは貴方を新たな外史へと送りましょう。貴方が始めて外史へ赴いたように

 

流星を模して旅立たせますので気を失うかもしれませんが、そこだけはお許しくださいね?」

 

(そんな不安そうな顔されたらダメとはいえないじゃないか・・・)

 

「わかりました。けど落ちる場所は前と同じですか?あそこだと山賊に絡まれて嫌なんですけど」

 

「そこは大丈夫です、董卓の領地、涼州の城天水に董卓がいる様子ですのでその周辺に落ちるよう

 

にはしておきます。第一今の貴方なら山賊程度はわけない筈ですしね」

 

(落ちるって言い方はなんか納得いかないけど)顔は笑みを称えるがそれは苦笑で・・・

 

「分かりました、ではお願いします」

 

「では・・・」

 

そう洞賓さんがいったかと思うと・・・途端に意識が途絶えてきた

 

「向こうで眼を覚ますと思います・・・流星で気絶するよりはいいですよね?それでは北郷一

 

刀・・・頑張ってくださいね」

 

その言葉を最後に北郷一刀の意識は完全に眠りに落ちた。

 

 

Side-????-

「ご主人様はいってしまわれたのねぇぇん?」

 

「はい、つい今しがた」

 

「本当は私も漢女としてご主人様を見送りたかったのだけれどぉぉ・・・貴女が干渉するのなら私

 

が入るのはまずいわよねぇん?」

 

「そうですね、元々私が介入すること自体かなり外史を圧迫してしまうためここまでが限界だった

 

のですし・・・この上で貴女も干渉してしまっては外史が壊れてしまいますわ」

 

「ふふ・・・ざぁんねん・・・まぁ私は?ここでご主人様の活躍を見守るけれどぉ・・・貴女はど

 

うするのぉ?」

 

「そうですね、私も北郷k・・・一刀さんの頑張りは見たいのですけれど・・・少し外史を休ませ

 

ねばいけませんしね、ちょっと離れたところで睡眠をとらせていただきます。

 

あの刀にほんの少しだけ細工を施したのですけれど、外史に影響を与えないように気を使うとかな

 

り疲れてしまいますね・・・年でしょうか」

 

「貴女はまだ若いわぁん気をつかいすぎただけよぉぅ」

 

「ふふ・・・そう思っていましょうか・・・それでは・・・一刀さんを見守ってあげてくださいね・・・おやすみなさい」

 

「おやすみ・・・ふふ、ご主人様・・・かっこいい姿を見せてねぇん」

 

駅と呼称された空間には・・・ただマッチョな漢女が一人残っただけだった。

 

 

 

今日も一日平和だったことが救いだ、彼女はちょっとした山賊騒ぎでさえも心を揉みすぎることが

 

ある、だから平和であることが一番なのだから。

 

(全く・・・誰もが皆平和に暮らせる世界なんて実現できたらいいのにね)

 

そう最愛の親友のことを思いながらふと空を見上げる

 

「雲ひとつ無い、いい星空じゃない・・・」

 

平和であることを喜ぶように空も美しくある、とそこに一筋の白い軌跡が見えた。

 

「星が落ちた・・・何かの凶兆かしらね?縁起悪いなぁもう」

 

そううそぶく彼女が見る空の軌跡は・・・止まらない

 

「え、ちょっと!なんで流れ星がいつまでも残ってるのよ!」

 

そう叫ぶ間も白い星は落ちるのをやめず、ひときわ輝いたかと思うと山間に消えていった。

 

「何よ一体・・・あれただの流れ星じゃないわよね・・・?」

 

そこでふと一つの噂が彼女の頭に思い浮かぶ

 

「管輅とかいうのの占いだったわね・・・なに、本気にしているの僕は」

 

そう自分を嘲てみても一度気に出したらとまらない、これは自分の性分だから。

 

「あぁ!もう!・・・誰かある!」

 

(誰でもいい、早く来い)

 

「っは!ここに」

 

自分の身辺を守らせている兵士が近づく

 

「今星が落ちた場所へ向かう!兵を・・・騎馬で20用意しなさい!」

 

判断は一瞬、間もおかずに彼女が下す命令に

 

「っは!」

 

彼は疑いも無く駆け出した・・・(優秀な兵よね)

 

 

「詠ちゃん?どうかしたの?」

 

そこへ先ほど考えていた親友が現れた。

 

「あぁ月、今白い星が一つ近くの山間に落ちたのよ、普段なら気にしないのだけれど・・・

 

この間の管輅とかいうのの占いの噂は知っている?」

 

「えっと・・白き流星が黒天を切り裂き天より御遣いがこの地へと来る、その者天の智を以って世

 

に太平をもたらす起因となるであろうってやつだっけ?詠ちゃん」

 

「それよ!僕が見たのは白い流れ星・・・と言えるのかしらねあれは、まぁそれらしきを見つけた

 

からね、ちょっと調べに行くところなのよ」

 

「・・・詠ちゃん」

 

「なぁに月?」

 

「私もいっちゃ・・・ダメかな?」

 

(いきなりの、しかし少し予想できた答えに僕は焦りながら)

 

「ダッダメよ!何があるか分からないし安全ってわけでもないのに!」

 

「へぅ・・・けどね・・・詠ちゃん、本当に天の御遣い様だったら私も会っておきたいし・・・

 

それに詠ちゃんが一緒なんだよね?・・・それならきっと大丈夫だから」

 

「・・・危なくなりそうだったらすぐに逃げさせるからね?」

 

「!・・・ありがとう詠ちゃん!」

 

(なんだかんだでこの子にだけは僕も甘いんだから)

 

「それじゃあ行きましょう月?きっと外で兵たちを待たせてしまっているから」

 

「そうだね・・・行こう詠ちゃん」

 

 

「もうそろそろ着いてもいいのだけれど・・・星を最後まで見た限りではここら辺に落ちたは

 

ず・・・」

 

「どうするの?詠ちゃん」

 

「そうね・・・騎馬4騎を残して2騎一組でこの辺りを調べなさい!残りの4騎は私と月に付いてき

 

なさい!怪しい人、物を何か見つけたらすぐに私に報告に来ること!また2刻のうちにここに戻って

 

くること!いいわね?いきなさい!」

 

「「「「っは!」」」」

 

兵たちの素直さに満足しつつ

 

「さぁ月、僕達も探すわよ?少しでも疲れたりしたら言ってね?」

 

「うん、ありがとう詠ちゃん」

 

そんな会話をしつつ1刻程辺りを探索した時だった。

 

「詠ちゃん・・・あそこに人が倒れているよ?」

 

「え?どこ?」

 

「ほら!あそこに!」

 

(月は若干興奮気味ね・・・こんなに嬉しそうな声出すのは久しぶりに聞いた気がするわ)

 

「本当ね・・・なによこの服見たこと無いわ・・・」

 

「うん・・・けど白くて綺麗な服だね」

 

私達が見つけた人は白い見なれない服を着ていた、気も失っているようで私達が馬で近づいても起

 

きる気配が無い。

 

「どうしよう詠ちゃん・・・」

 

きっと置いていくとか、斬る、等と言ったら泣き出してしまいそうな顔をしている友人を見ながら

 

「そうね・・・とりあえず起こしてみましょうか。そこの貴方!」

 

供だった兵を促し起こさせる、軽く揺さぶっているようだがそれだけで彼は程なく眼を覚ました。

 

 

「ん・・・ここは・・・っと」

 

眠たそうな眼で辺りをきょろきょろ見回している、月を庇う様に背に隠しつつ

 

「貴方は何者か!名を名乗れ!」

 

僕は強気で、それこそ友人に僕の不安が気取られないように強気で相手に問う

 

「ん?・・・っ!・・・」

 

一瞬彼の顔が驚きに変わったように見えたが今はそれを気にしている場合ではなく。

 

「聞こえなかったの?名を名乗りなさい!」

 

再度問いただしてみれば・・・

 

「俺の名前は・・・北郷一刀だ。」

 

漸く答えが返ってきたが

 

「姓が北で名が郷、字が一刀かしら?」

 

「いいや、姓が北郷、名が一刀だ、字と真名は持っていない」

 

とんでもないことを言ってきた

 

「二字姓というだけでも珍しいのに字と真名がない!?あんたそれ本気で言ってるの?」

 

「あぁ、本気も本気だ、こっちからも一つ聞かせてくれ」

 

「なによ!」

 

「・・・君達の名前を教えてくれないか?このままだと会話がしづらいから」

 

「・・・あんたみたいな得体の知らないのに教えるのは!『詠ちゃん!』・・・!けど月」

 

「はじめまして北郷・・・さん?私は姓を董、名を卓、字は仲穎といいます。こちらは・・」

 

「あぁもう!僕は姓を賈、名は詡、字は文和よ!」

 

「ありがとう、董卓さんと賈詡さんだね?・・・まだ聞きたいことがあるみたいだしこたえられる

 

範囲でなら答えるけど・・・」

 

「・・・そうね質問は大きく分けると、貴方はどこから来たのか、何故こんなところにいるのか、

 

何故真名がないのかしかし何故真名のことを知っているのか!この3つね!」

 

「ん、一つ目俺が来たのは(本当は違うけど間違ってはいないよな?)日本の東京は浅草という場

 

所、何故こんなところにいるのかに対しては・・・夢で知らないお姉さんが大陸の統一を云々言っ

 

てて気づいたらこんなところにいたって所かな、それ以上はちょっと俺にも分からない、最後に真

 

名についてだけどさっき言ったお姉さんにね名前を迂闊に呼んではいけないと言われてその理由と

 

して真名の説明を受けたからだよ」

 

 

「日本?東京?浅草・・・?」

 

最愛の友人は聞いたこともない地名で頭に?を3つ程浮かべている

 

「そんな州は聞いたことがないわ!そんな郡も城の名前も!第一夢!?お姉さん!?わけが分から

 

ないわ!」

 

私が頭を最大限に使って情報をまとめているときだった

 

「うん・・・たぶんこの時代には存在しないんだよ」

 

その北郷とか名乗った男は突拍子もないことをいいだした。

 

「はぁ!?この時代にない!?あんた自分が何言ってるか分かっているの!?」

 

つい声も大きくなるというものだ。しかしこの男は

 

「うん・・・詳しい説明は後でするから・・・とりあえず・・・俺の保護をお願いします。

 

敵意などはありませんので武装は其方が預かってくれて構いません」

 

とんでもないことをまた平然と言い放つのだ

 

「何で僕達があんたを保護しなきゃいけないのよ!」

 

「・・・詠ちゃん・・・管輅さんの占い(ボソ)」

 

そこで頭がもう少し冷静になった、そういえば元々変な噂を頼りに来ていたのだから変なものを見

 

つけるのは当然なのかもしれない・・・

 

「しょうがないわね・・・月、天水へこの男を連れて行ってもいい?」

 

「うん・・・本当にいたんだ御使い様」

 

彼女はもう彼を占いにある天からの御使いと決めきってしまっているようだ・・・そこに

 

「ありがとう董卓さん!賈詡さん!」

 

そういって笑顔を見せたその男に

 

「へぅ・・・」

 

真っ赤になって俯いた友人を僕は少し穏やかじゃない気持ちで見ていたのだ。

 

 

 

こんな感じでどうでしたでしょうか?一刀君が選んだのは董卓√でした!

 

これはもう魏軍に他国との関わりが風と稟繋がりで蜀か張遼繋がりで董卓か呂布(これも蜀)

 

しかないからという理由す。さてここら辺でこの作品での一刀君の設定でも。

 

北郷一刀:知力・武力・統率力・政治力については原作真・恋姫の魏√ENDの状態です

 

魅力については・・・劉備以上がデフォじゃないですかね?原作からしてw

 

武装は今回洞賓さんに貰った薩摩刀、一平山城守藤原安貞と無銘の逆刃刀のみ。

 

そこらへんの一兵卒なんかよりは強いけれど武将としては沙和との一騎打ちで良い勝負?位

 

文官としては原作との相違としてはじめから読み書きが出来る!重要ですよねw

 

あとは魏で行った警邏などの政策には自信を持っていますね(一度成功しているだけに)

 

変なチートを入れるつもりはないので(歴史を知っている時点で十分チートですが)

 

一刀君には育つに任せています。

 

さて話は変わってですが、不肖私ではオリジナルの武将などを出すっという勇気がありません。

 

これは話を進めていくうちに、忘れそうだ、活躍しすぎそうだという二点です。なのでなるべく

 

原作キャラのみで大陸統一は進めていくつもりです。それに伴い正史との兼ね合いが出来ていない

 

設定がいくつか登場してしまいますが、そこの点はもう許してくださいお願いします。

 

それでは、また次のお話で!

 


 
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