No.75859

真・恋姫†無双魏√EDアナザー 外史の統一者

sionさん

はじめましてsionといいます。
何番煎じにになるかも解らない魏√ED後の物語です。今回は一刀君には現世に帰還していただかず続けて大陸を統一していってもらおうというものです。
大風呂敷を広げ出しまった感が否めませんが完結まで持っていきたいと思います。
初めての執筆・が長編とかいう愚か者ですが温かい眼で見てやってください。

2009-05-27 15:42:38 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:222987   閲覧ユーザー数:128698

 

「さようなら・・・誇り高き王」

 

別れの時がもうそこまで来ている、未練がないといえば嘘になる。

 

「さようなら・・・寂しがり屋の女の子・・・」

 

けれど後悔は無い、成すべきことは果たしたから。・・・だから

 

「愛していたよ、華琳」

 

最後は笑顔で・・・愛しい人と別れた。

 

 

これで終幕・・・世界の大筋を乱した俺はこの世界から去りもとの世界に戻る・・・

 

 

               そう思っていた。

 

 

???「お疲れ様でした、北郷一刀・・・」

 

(誰かの声が聞こえる)

 

???「一度目の外史、貴方は辛そうに、けれどそれでも勇ましく終えました」

 

(優しい声が聞こえる)

 

???「今回は唐突でしたが・・・あの世界のあり方などは解ってもらえたかと思います」

 

(悲しそうな声が聞こえる)

 

???「貴方に・・・お願いがあります」

 

(辛そうな声が聞こえる)

 

???「貴方に・・・全ての外史の可能性を結んで欲しいのです」

 

(意識がはっきりしない・・・)

 

???「この状態で聞いていただいてもかまわないのですが・・・これではフェアではありません

 

ね・・・起きなさい」

 

言われて眼が冴えてくる・・・意識がはっきりしてきた

 

???「おはようございます、北郷一刀」

 

「あ・・・えっと・・・?おはようございます」

 

目の前にはかなりの美女がいた。

 

???「話は聞いていましたか?覚えていますか?」

 

「えっと・・・おぼろげですけど・・・外史を結んで欲しいとかなんとか」

 

???「その通りです・・・今から説明をしますね・・・質問があれば話が終わってからまとめて

 

聞きますので、どうか聞いていてください」

 

「・・・わかりました。」

 

 

???「まずはじめに・・・ここについて疑問を感じているかもしれませんのでそれからいきまし

 

ょう。ここは正史と外史の狭間の空間のうちの一つ・・・そのなかでも外史の管理者が手を加え

 

た・・・そうですね駅のようなものだと思ってください。ここからですと貴方がいたような三国志

 

の外史にいくことが出来ます。次に外史を結ぶということについて・・・これはお願いになりま

 

す。現在外史の数は膨張し管理者の数が足らない状況です、そこでそれぞれの外史ごとに区切りを

 

つけようとしているのです、その行為を[外史結び]と表現しています。そして外史を結ぶには一つ

 

の外的な共通点が必要となります、その役目を貴方にお願いしたいのです・・・とりあえずここま

 

でで質問はありますか?」

 

 

「つまり・・・俺がさっきまで?いた世界のような世界が他にもいくつかあってそこへ続く道の集

 

合地点がここ・・なんですよね?それで今から俺に他の外史にいって外史を結んでこい・・・と?

 

ちなみにこの外史を結ぶという行為ですが・・・何をすればいいんですか?・・・それと俺である必

 

要は?元の世界・・・これは俺が暮らしていた場所と華琳がいる場所の二つですがそこには戻れま

 

すか?」

 

???「ここという場所の把握と私のお願いについてはその解釈で結構です。外史を結ぶ・・・こ

 

れは貴方が曹操と共に行ったこと・・・大陸の統一を指します。外史を結ぶために貴方にはあの英

 

傑達の中から特に力のある、袁紹・袁術・孫策・劉備・董卓・公孫賛・・・以上6つの大陸を統一す

 

る可能性のある勢力に赴き・・・大陸の統一を成し遂げて欲しいのです。貴方である必要は・・こ

 

の外史に対しての影響力・・・そしてなによりも相性が最もよかったから選ばれた・・・というと

 

ころでしょうか。他の要因に関しては私も把握しておりません・・・。元の世界に戻れるかどうか

 

ですが・・・ここで私のお願いを聞き入れないといえば元の世界、貴方がもともといた世界へは送

 

り返せます、曹操がいた世界については後に説明を。・・・大丈夫ですか?」

 

「随分身勝手だな・・・正直俺に何の得もないように思えるのだが?」

 

 

???「ここまでではそうですね・・・では先程の曹操の世界に関しても関係のあることをお話し

 

ましょう。」

 

「利益があるってことか?」

 

???「貴方が全ての外史を結べた時・・・私達が出来る限りに限定はされますが貴方のお願い事

 

を3つまで叶えたいと思います。たとえば・・・自分が行きたい外史に永住したい・・・もといた

 

世界に戻りたい・・・そのような願い事から・・・私達には正史での協力者もいますので・・・大

 

よそのことは出来ると考えてくださって良いですよ。」

 

「つまりは其れが成功報酬ってことか」

 

???「そうなりますね」

 

「ところで・・・あんたは一体誰なんだ?俺のことを知っているし世界についても詳しい・・・詳

 

しすぎる・・・あんたは誰だ」

 

???「・・・まだお話できません、そうですね・・・お願いを聞いてくださるならばお教えしま

 

しょう」

 

「・・・俺はさ、正直あんたと話してる時何度もキレそうになった・・・俺がいた世界も何もかも

 

あんたらの勝手だったんだろう?しかもこっちが必死こいて何とかして・・・漸く平穏に暮らせる

 

と思ったらいきなり大切な人と別れさせて、また大陸を統一して来いとかいいやがる。・・・それ

 

を・・・外史結びを俺がやらなかったら・・・ここはどうなるんだ?」

 

???「貴方が外史結びを拒否した場合は・・・この外史を管理者は破棄・・・この外史そのもの

 

を破壊していくことになると思います。」

 

俺がやらなければこの外史は・・・華琳のいた世界は破棄される・・・なら答えは決まってい

 

る・・・そうだ・・・失わせたくない大切なものだから

 

「俺がやれば・・・ここは破棄されないなら・・・ここが失われないなら・・・おれは・・・その

 

外史結びを引き受けるよ」

 

 

???「ありがとうございます、私の名前は呂 洞賓、中国系の外史の管理者の中では代表格の一人

 

です。・・・貴方はこれから大変な思いをするかもしれない、それすらも貴方は理解して引き受け

 

てくれたのでしょう・・・ありがとう」

 

「あんた等のためじゃないさ・・・これは俺のエゴだ。俺が失いたくないために、そして彼女達に

 

また会いたいためにやるんだからな」

 

「それでも此方はかまいません、それでもやってくださることにかわりはないのですから・・・あ

 

りがとうっと」

 

「・・・まぁいいけどさ・・・それでっだ、まずはどこに行けばいい?」

 

「それは貴方が決めてくださって構いません、一応お伝えしておかなければならないことがいくつ

 

かあります。一つ目、今から行くであろう外史はどれも貴方がいた外史とは似ていても異なりま

 

す。つまり貴方のことを回りは知らないわけです。迂闊に真名など呼ばないように注意してくださ

 

い」

 

(そっか・・・もし真名なんていきなり呼んだら頸が跳ね飛びそうだもんな)

 

「二つ目、貴方の記憶や知識、技術などはあなた自身が手に入れたものですのでそれらを存分に振

 

るっていただいて結構です。外史には乱れなどあってないようなものですので、曹操の時のように

 

普通ではありえない物を作り出してもある程度は大丈夫です」

 

(つまりおれ自身の成長に対しては干渉しません、ってことか?)

 

「そして三つ目・・・幾らなんでもこのまま貴方を行かせるのは私が少し心苦しいのです。ですか

 

ら、貴方の望む武器を差し上げたいと思います」

 

(俺の欲しい武器か・・・ん?)

 

「いいのかそんなことして?俺がここでガトリングガンとか言ったらそれだけでかなり狂っちまう

 

ぞ?」

 

「貴方はそのようなことを言うとは思っていませんので」

 

(いい笑顔で言ってくれるなぁ・・・)

 

 

「まぁ、そうだけどね。そうだな・・・やっぱり日本刀がいいかな、それも出来れば俺の爺さんが

 

持っていたような折れにくく幅広な薩摩刀が希望だ・・・できるか?」

 

「そうですね・・・それでしたら・・・」

 

洞賓がなにやら思案する風を見せたかと思ったらこちらに手を向けてきたかと思えば

 

いつのまにかそこには二振りの日本刀が握られていた。

 

「これらなどどうですか?」

 

右手の件を此方に渡す。

 

「一平山城守藤原安貞・・・貴方の世界に伝わる刀のうちの一つ、業物と評価されている名刀で

 

す。」

 

どこか鋭くしかし美しい日本刀独自の美を持つ・・・少し重厚で独特な薩摩刀・・・

 

「もう一振りは?」

 

「こちらはこれといったこともないのですが・・・貴方の性格なら絶対にいるだろうと思って用意

 

しました、刃が逆についているものいわゆる逆刃刀というものです。訓練用に使ってくださっても

 

構いませんし。こちらで戦場に出ても私は構いません」

 

左手の刀を受け取り抜けばなるほど、刃が逆についている連想するのは[るろ○に剣○]だろう、いわ

 

ゆる不殺の刀である。

 

「ありがとう、きっとこっちも良く使うと思う」

 

「喜んでいただけたならば幸いです。・・・さて・・・どの勢力を統一に導くか決めましたか?」

 

二振りの刀を腰に括りつけながら質問に答える。

 

「あぁ、俺がはじめに選ぶのは・・・」

 

(ふと華琳の顔が浮かんだ・・・あわてて打ち消す)

 

「選ぶのは?」

 

――――――第一幕了―――――

 

 

 

っというわけではじめてしまいました。初めての執筆でいきなり長編という無謀さ加減・・・

 

これから一刀君はどこの勢力に向かうのか、どの娘を落とすのか(何

 

初めての小説ということで表現多々おかしなところもあると思いますがどうか長い眼で見守ってや

 

ってください。(助言等々は何時でも歓迎いたします!)

 

ところで作中に出てきたオリジナル要素の解説を少々いれたいと。

 

呂 洞賓:(りょ どうひん)八仙の一人に上げられている偉い人です。一応男なんですけど恋姫世

 

界では軒並み女性化しているので美女になってもらいました。イメージとしては(紫苑+祭+

 

流々)÷3といった感じ・・・のつもりです。絵心が無いのでイラストを掛けないのが口惜し

 

い・・・

 

一平山城守藤原安貞:(いちのひらやましろのかみやすさだ)薩摩刀で実際にある名刀の名前を

 

貸して頂きました、刀の中では刃長が80センチを超えてくる比較的長めのものです。

 

詳しく知りたい人はググッて下さい(ナニ

 

 

さて・・・大体こんなところでしょうか、実は私4月に真・恋姫を、5月の頭に恋姫をやったにわか

 

です。一応全部話はとおしてやったので何かと誤解している場もあると思いますので、それらが

 

気になりましたらどんどんいってやってください。 

 

それでは次でお会いしましょう。

 

 
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