No.753112

寂しがりやな覇王と御使いの兄39話

あなたまさん

止まらぬ連合軍 袁紹軍の実力

2015-01-23 00:22:43 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:9163   閲覧ユーザー数:6873

 

 

 

 

 

 

幽州

 

 

 

盧植「ほう、白蓮は野戦を仕掛けてきよったか」

 

 

 

朱儁「劉備と公孫瓚。師弟対決とは見ものよ」

 

 

 

盧植「白蓮は万能といえど、まだまだ未熟よ。この一戦でそれをわからせてやるわい。高覧は先陣の公孫讃にひとあてしてくるのだ。敵が引いたら、そのまま追撃をかけよ」

 

 

 

高覧「御意」

 

 

 

盧植「朱儁は・・・・・・・・」

 

 

 

朱儁「なるほどの、任せよ」

 

 

 

盧植「いくら張郃でも、易京に篭る桃香を打ち破ることは無理じゃろ。ならば、北平はいただくぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハム「来たか、程普行くぞ!雛里、あとは頼む」

 

 

 

程普「おうよ!」

 

 

 

士元「御意です!」

 

 

 

 

ハム「白馬の勇士達よ!愚かな袁家の弱兵に、白馬陣の恐ろしさを味わわせてやるのだ!」

 

 

 

程普「我らも続くのだ!」

 

 

 

 

 

高覧「白い馬などに、惑わされるな!足元を狙うのだ!」

 

 

 

程普「そこの者敵将と見た!この程普と勝負だ!」

 

 

 

高覧「ガハハ!我に挑むとは笑止!お前たちは腰抜け共を討ち取っておれ!」

 

 

 

程普「その高笑いをできなくさせてやるわ!」

 

 

 

 

 

 

 

士元「予想以上に袁紹軍の錬度が高いですね。・・・・いまでしゅ!合図を送ってください!」

 

 

 

 

 

ハム「合図だ!全軍後退!程普下がるぞ!」

 

 

 

程普「高覧よ、勝負は後日!」

 

 

 

高覧「逃げるか程普!口ほどにもない!全軍追撃だ!逃がすな!」

 

 

 

 

 

士元「食いついてきましたね。徐栄さんにも合図を送ってください!」

 

 

 

徐栄「出番がきたな!全軍出撃だ!高覧軍の背後を襲うのだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

盧植「やはりいたの。朱儁いまじゃ!」

 

 

 

朱儁「徐栄軍のどてっぱらに突っ込むぞ!」

 

 

 

 

 

 

徐栄「後方が乱れているな。なにがあった!」

 

 

 

徐栄軍兵士「我らの背後より朱儁軍が出現!我らが追われる立場になっております!」

 

 

 

徐栄「いかん。裏をかかれたか!背後を気にするな!高覧軍を突破し、伯珪殿の軍と合流するぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハム「っく!徐栄はどうしたんだ!」

 

 

 

程普「徐栄軍の背後に伏兵を確認。逆に追撃を受けると、雛里殿から連絡がきましたぞ!」

 

 

 

ハム「私の策が看破されたのか!」

 

 

 

程普「恐らく。作戦失敗により、兵が浮き足立っておるぞ!」

 

 

 

ハム「このままではまずい。高覧軍に再度突撃を仕掛ける!徐栄を救出し、撤退するぞ!」

 

 

 

 

 

盧植「甘いぞ白蓮!」

 

 

 

ハム「!盧植先生の軍まで加わっていたか・・・全軍城に撤退だ!このままでは全滅する!」

 

 

 

盧植「敵は崩れたぞ!一兵たりとも逃がすな!!敵将を討ち取り、手柄を立てるのだ!」

 

 

 

 

 

 

 

徐栄軍兵士「徐栄様!公孫讃軍が高覧・盧植の兵に包囲されております!合流は不可能です!」

 

 

 

徐栄「敵を甘くみたか・・・・我らは朱儁軍を突破し、易京に落ち延びるぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

連合軍

 

 

 

麗羽「なぁ~~~んですって!美羽さんが裏切ったですってー!」

 

 

 

陳宮「汜水関の曹操軍と、合流したのです」

 

 

 

 

麗羽「黙って合流させたんですの!?」

 

 

 

陳宮「曹操軍と袁術軍が対峙した時に、背後から痛撃を与えたのです。」

 

 

 

麗羽「痛撃だけでなく、捕らえてこないと意味ありませんわ!」

 

 

 

陳宮「曹操軍の関羽・趙雲を止めない限り、それは不可能なのです。関羽・趙雲を止めるとなると、あの二人が必要なのです」

 

 

 

麗羽「顔良さんと、文醜さんではいけませんの?」

 

 

 

陳宮「顔良と文醜では、足止め程度しか無理なのです!確実に撃退するには、あの二人の力が必要ですぞ!」

 

 

 

麗羽「まあ、陳宮さんがそうおっしゃるなら、好きにしなさい。それと見せしめに、美羽さんの南陽を攻め落としてあげますわ!」

 

 

 

 

孫策「それは私が引き受けるわ」

 

 

 

麗羽「あら、あなたは誰ですの?」

 

 

 

孫策「孫伯符よ。私達は今まで、袁術に扱き使われてきたからね。今までの意趣返しをしてやりたいのよ」

 

 

 

 

麗羽「自分の配下すら上手く扱えないなんて、名門・袁家に恥ずべき行為ですわね。ましてや、逆賊に味方するなんて、ご先祖様に申し訳ないですわ」

 

 

 

孫策「その恥を私達が潰してあげたいんだけど、いいかしらね」

 

 

 

麗羽「なら、あなたはすぐに南陽を攻め落としなさい!もし、美羽さんが戻ってくるならば、捕らえなさい」

 

 

 

孫策「了解。それじゃあ行って来るわね」

 

 

 

 

 

陳宮「あやつを行かせてよかったのですか?あれはなにか考えているに違いないのです」

 

 

 

麗羽「小物の一人や二人いなくなろうと、変わりませんわ。それより、陳宮さんは汜水関を攻略しなさい」

 

 

 

陳宮「御意なのです。あの二人と顔良・文醜を動かして、攻めあがるのです」

 

 

 

 

麗羽「待っていなさい!華琳さんと美羽さんを倒し、私が天下に号令をかけますわ!おーほっほっほほ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

汜水関

 

 

桂花「死者は抑えられたけど、負傷者が多いわね。」

 

 

 

美羽「すまなかったのじゃ。もっと慎重に動けばよかったのじゃ」

 

 

 

桂花「いいのよ。まさか袁紹に、そんな知恵者がいるとは思ってなかったわ。袁術の行動を見抜いた、人物の名前わかるかしら?」

 

 

 

美羽「確か・・・陳宮・・・・だったはず」

 

 

 

桂花「陳宮。。。かつての呂布の軍師か」

 

 

 

美羽「荀彧は知っておるのか?」

 

 

 

桂花「少しだけだけどね。まさか袁紹のところに、いるなんて思ってなかったわ。陳宮の能力詳しくは知らないけど、こうなると陳宮以外にも、隠しダマがいそうね」

 

 

 

愛紗「ところで、なんで袁術殿は、連合にいたんですか?」

 

 

 

美羽「・・・・麗羽め・・・!」

 

 

 

星「どうしたのだ?袁術殿」

 

 

 

亞莎「私が代わりにお答えします。美羽様は最初から曹操さんの味方をするつもりでした。ですが、袁紹に連合に参加しなければ、南陽に30万の軍勢を差し向けると、脅迫を受けまして。美羽様はずっと悩んでいましたが、曹操さんに味方する決意を固めました。」

 

 

 

愛紗「ならば、なぜ連合軍に?」

 

 

 

七乃「最後に麗羽さんを止める為、結成した理由を問いただす為に、参加したんです。その結果は残念でしたが。軍議の後に言い争いになりまして」

 

 

 

桂花「あの馬鹿のことだから、名門自慢とか、天下を取るのは私とか言ったんじゃないの?袁術がなんで、問い詰めてくるのか理解できないとか」

 

 

 

 

美羽「よく麗羽の事理解しているのじゃな。全部当たってるのじゃ」

 

 

 

桂花「昔色々あってね。痛手は受けたけど、袁術を含め将が増えたのは幸いね」

 

 

 

星「連合に対して、こちらは将が少なかったからな」

 

 

 

 

美羽「紫苑はそちらの趙雲達と比べても、遜色ないはずじゃ。亞莎は荀彧の補佐をしつつ、いざとなったら前線に出てるのじゃ!七乃も加わってくれ」

 

 

 

七乃「了解しました」

 

 

 

亞莎「はい!」

 

 

 

桂花「武将として愛紗・星・黄忠・呂蒙。参謀に私・呂蒙・張勲ね。袁術はどうするの?」

 

 

 

美羽「妾か?もちろん前線に出て戦うのじゃ!」

 

 

 

 

 

 

 

ダダダタ

 

 

 

ダダダダダダダダ

 

 

 

ダダダダダダダダダダダダ!

 

 

 

 

 

満寵・牛金「「美羽様!ご無事ですか!!」」

 

 

 

美羽「おぉ!親衛隊じゃないか!妾は見ての通り無事じゃ」

 

 

 

満寵「合流時に、援護できなく、申し訳ありません。混戦でしたので、矢を射る事が出来ませんでした。」

 

 

 

美羽「あれは妾も、予想外だったから仕方ないのじゃ。気にするでない」

 

 

 

牛金「そう言って頂けると、気が楽になります。・・・それよりも美羽様!!前線に出ると聞こえましたが、まことですか!!」

 

 

 

美羽「お主ら聞こえておったのか!?」

 

 

 

満寵「もちろんです!我ら親衛隊全員聞こえております!なので急いで参りました!!」

 

 

 

七乃「本当に、美羽様が好きですね」

 

 

 

満寵・牛金「「七乃さん、愚問です!!」」

 

 

 

紫苑「聞いておりましたが、凄い慕われてますのね」

 

 

 

七乃「私達を、真名で呼ぶのは昔から許しているのですが、最近ようやく呼んでくれるようになりましたね」

 

 

 

桂花「いったい誰の親衛隊よ。まったく」

 

 

 

 

満寵「そ・れ・よ・り!美羽様!前線に出るなんて許しませんよ!」

 

 

 

牛金「そうです!争いごとは、我らにお任せください!」

 

 

 

美羽「もー!お主らいつまでも、過保護すぎなのじゃ!妾も主君である前に、前線の将なのじゃ!それに・・・・麗羽の馬鹿を懲らしめたいのは、妾も同じなのじゃからの」

 

 

 

満寵「しかし・・・」

 

 

 

美羽「それに妾も、鍛錬を積んでおるからの。紫苑ら、豪傑相手じゃなければ、遅れは取らないのじゃ!」

 

 

 

七乃「そうですね~もう私では、相手になりませんからね」

 

 

 

亞莎「私も、もう勝てないと思います。と言いますか・・・美羽様に勝てる将も、少なくなってきたと思います。」

 

 

 

牛金「それほどなのですか?」

 

 

 

紫苑「それは本当よ。私ですら、危うい時がありますからね」

 

 

 

美羽「そう言って、勝たせてくれぬくせに。」ぷくー!

 

 

 

牛金「むむむ・・・・美羽様になにかあれば、曹仁様からの地獄の特訓が・・・」

 

 

 

美羽「ん?いま一刀にい様と言ったかえ?かずとにい様からの特訓とは、どういうことじゃ?」

 

 

 

牛金「あ・・・それは・・・その・・・」

 

 

 

桂花(なに口滑らせてるのよ。)

 

 

 

満寵「(まったく馬鹿ですか)美羽様に何かあれば、あの世で曹仁様からお仕置きを、受けてしまうって意味ですよ」

 

 

 

美羽「そういう意味か。もし、かずとにい様から説教受けそうになったら、妾が庇ってやるのじゃ!だから戦わせてたも!」

 

 

 

 

七乃「美羽様は、もう立派な君主となっています。もう巣立ちの時ですよ。満寵さん・牛金さん」

 

 

 

 

 

満寵「・・・・そのようですね。私達も過保護すぎでした」

 

 

 

牛金「満寵!しかしそれでは!」

 

 

 

満寵「あの小さかった美羽様が、ここまで言っているのです。ここは引くしかありませんよ。美羽様に危害を加えようとする不届き者がいれば、我らで抹殺すればいいこと」

 

 

 

 

牛金「なるほど・・・それでいこう。親衛隊に通達しておく」

 

 

 

美羽「結局、過保護はそのままなのか」

 

 

 

桂花「話も落ち着いたし、そろそろ対策を始めるわよ。連合軍の配置とかわかるかしら」

 

 

 

亞莎「兵数の多い袁紹・劉表・劉繇が前線に、中軍に陶謙で残りは後詰になってます。さきほど確認したところ、劉表・劉繇の旗がありませんでした。どこかに移動したと思われます」

 

 

 

七乃「別働隊で虎牢関を攻めるか、洛陽を攻めるか、援軍を警戒して弘農に移動したか・・・考えられるのがこのあたりですかね」

 

 

 

紫苑「虎牢関と洛陽は分かるのだけど、援軍を警戒ってどういうことかしら」

 

 

 

桂花「黄巾党で、私達は董卓軍と戦っていたわ。董卓軍は連合に参加してない。陳宮は恐らく、董卓軍は私達に援軍を送ってるはずと思うはずよ」

 

 

 

美羽「もし董卓軍が来ていたとしても、劉表・劉繇軍で足止めをされてしまうわけかの。ならばやはり、現状戦力で戦うしかないわけじゃな」

 

 

 

桂花「私的には、夏侯淵一人で守っている虎牢関を落とされるほうが、危険だと思うのだけどね」

 

 

 

亞莎「夏侯淵さんお一人ですか。虎牢関に行くには、この汜水関を落さないといけないはずですが」

 

 

 

桂花「私達の知らない道があればの話よ。明日から篭城するか、野戦で叩くか・・・」

 

 

 

星「劉表・劉繇軍が抜けて戦力が落ちてるとは思うが、野戦は厳しいか」

 

 

 

愛紗「しかし、敵を勢いづかせて関に近づけさせるのも、危険ではないか?」

 

 

 

紫苑「そうね。敵が私達を弱いと思い込めば、きっと我武者羅に攻めてくるはずもの」

 

 

 

桂花(一刀がいないいま、私がしっかりしないと・・・。袁紹を上手く誘導し、こちらの士気を挫いた陳宮か。以前はまったく気にならない存在だったのに・・・・袁紹になら負けないって慢心が出たわね)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

兵士「も、もうしあげます!連合軍が攻勢を開始しました!」

 

 

 

 

桂花「っく!今日また仕掛けてくるなんて、完全に裏をかかれてるわね。誰が来たの!?」

 

 

 

兵士「袁紹軍の2枚看板と言われる、顔良・文醜!さらに鉄球とそれに似た武器を持った少女二人です!その少女二人の凄まじい力によって、門が破られそうになっています!」

 

 

 

 

 

桂花「(鉄球とそれに似た武器の少女・・・まさか!)いけない!愛紗!星!黄忠!呂蒙!いますぐ出陣!迎撃に出てちょうだい!その二人の少女は、古の悪来と称される典韋と、同じく古の樊噲と称される許褚の二人よ!愛紗・星に劣らずの豪傑、顔良・文醜より格上よ!」

 

 

 

 

愛紗「わかった。すぐ迎撃に向かう!いくぞ3人共」

 

 

 

3人「「「おう!わかったわ!はい!」」」

 

 

 

桂花「門の被害は深刻か!?」

 

 

 

兵「連合軍は丸太を、同じ箇所に叩き、荀彧様の言う典韋と許褚の怪力によって、破壊寸前になっております!このままでは、この堅固な汜水関での篭城も不可能になります!」

 

 

 

桂花「満寵!牛金!いますぐ親衛隊を率いて戦場を離脱!この事を、虎牢関の秋蘭に伝えなさい!すぐ補強するようにと!」

 

 

 

満寵・牛金「御意!」

 

 

 

 

美羽「そのような猛者が麗羽の元におるとは・・・」

 

 

 

七乃「いまは迎撃に行きますよ!美羽様!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桂花「やっと見つけた季衣と流琉が連合軍に・・・・。どこまで・・・・・あいつを苦しめるもつりよ・・・・・・一刀・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陳宮「手を緩めるなです!一気呵成に攻め込むのです!もうすぐ門が壊れるのです!そうなれば城塞・汜水関といえど、怖くないのです!」

 

 

 

 

袁紹軍兵士「陳宮様、汜水関より曹操軍が出てまいりました」

 

 

 

陳宮「ふふん、遅いのです!戦場は完全に陳宮の手の平なのです!旗はどうなってるです?」

 

 

 

袁紹軍兵士「関 趙 黄 呂の旗が掲げられています」

 

 

 

陳宮「主力武将が出てきましたね。予定通り典韋と許褚を関羽・趙雲にぶつけるのです!顔良・文醜には黄忠と呂蒙の足止めをさせるのです!」

 

 

 

袁紹軍兵士「御意!直ちに伝えにいってまいります」

 

 

 

 

 

 

陳宮「ここまでは予想通りなのです。麹義を使いたくないのですが、武勇は確か。麹義を使ってもう一手打つとするのです!曹操軍!刮目するのです!袁紹軍に陳宮ありなのです!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦場

 

 

顔良「なるほど、了解しました。文ちゃーん予定通りに動けって!私は黄忠さんに当たるよ!」

 

 

 

文醜「あいよ~斗詩。んじゃ、私は呂蒙かねーいきますか!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

許褚「流琉!関羽と趙雲が来たって!」

 

 

 

 

典韋「・・・・うん。わかってるよ」

 

 

 

許褚「もーまだ躊躇ってるの?敵は逆賊なんだよ?はやく倒さないと!」

 

 

 

 

愛紗「お前達が許褚と典韋か!」

 

 

 

典韋「!!」

 

 

 

星「桂花が言っていた通りには見えないな。しかし・・・実力は本物みたいだ」

 

 

 

許褚「はにゃ?お姉ちゃん達が関羽と趙雲?」

 

 

 

愛紗「その通りだ!おぬし達に恨みはないが、倒させてもらう!」

 

 

 

許褚「簡単にはやられないよー!いっくよー!でぇーーーい!」

 

 

 

 

 

星「お主はやらないのか?」

 

 

 

典韋「正直戦いたくはありません。なぜかわからないのですが、曹操軍を相手にしたくないのです」

 

 

 

星「門を破壊しようとしておいて、なにを言うか。そちらからこないのであれば、私から行くぞ!はい!はい!はーい!」

 

 

 

典韋「遅いです!その程度の攻撃ならば、簡単に見切れます!」

 

 

 

星「言うではないか!趙子龍!本気で参る!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陳宮「ふむ、やはり典韋・許褚で互角ですね。敵ながら恐ろしい力なのです。ですが・・・その均衡を破らせてもらうのです!麹義かかれー!」

 

 

 

 

 

 

麹義「ッチ、あんなやつに従うなど気に入らんが、今は大人しくしてやるぜ。野郎共!遠慮はいらん!敵兵の首を斬り捨てろ!」

 

 

 

 

袁術兵「新手だ!黄忠様達が戻るまで持ちこたえるのだ!」

 

 

 

麹義「弱いやつは黙って死んでろや!」

 

 

 

袁術兵「ぐは」

 

 

 

麹義「おらおらおら!どんどんいくぜ!」

 

 

グサ グシャ ザク ボキ

 

 

 

 

 

???「ちょっとまちーーーや!」

 

 

 

 

麹義「何者だ!」

 

 

 

霞「董卓軍が将!神速の張文遠ここにあり!これ以上好き勝手させへんで!うちが相手や!」

 

 

 

麹義「ッチ、董卓軍がきやがったか!まあいい!俺の槍で串刺しにしてやるわ!」

 

 

 

 

霞「お前ごときに負けるかい!凪は愛紗達のほうにいき!オラァァァァ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

汜水関 城門前

 

 

 

 

 

文醜「あ~関羽と趙雲の相手はしたくないけど、あんた弱すぎて退屈だわ」

 

 

 

亞莎「はぁはぁ・・・っく」

 

 

 

 

紫苑「亞莎ちゃん!っはぁ!」

 

 

 

文醜「おっと危ない。斗詩~ちゃんと相手してくれよ~」

 

 

 

顔良「ごめんね、文ちゃん。でやーー!」

 

 

 

文醜「あんたらも諦めなって。あんたらが動けないから・・・ほら、あそこで麹義が兵を殺しまくってるぞ」

 

 

 

亞莎「しまった!すぐ行かないと!」

 

 

 

文醜「行かせるわけないだろが!」ドゴーン!

 

 

 

亞莎「きゃああ!」ドサ

 

 

 

文醜「お終いだ」

 

 

 

 

紫苑「亞莎ちゃん!危ない!」

 

 

 

顔良「行かせません!」

 

 

 

 

 

 

??「させぬのぞ!猪々子!」

 

 

ヒュンヒュン!

 

 

 

文醜「おわ!また邪魔しやがって!誰だ!」

 

 

 

 

美羽「亞莎無事かえ!」

 

 

 

 

文醜「っち、美羽様がきやがったか!相手しにくいな」

 

 

 

 

亞莎「私の事はいいですから、逃げてください。。。」

 

 

 

 

美羽「置いていけるわけないじゃろ!」

 

 

 

文醜「二人まとめて倒してやるぜ!」

 

 

 

ドゴーーン

 

 

 

文醜「うわ!」

 

 

 

 

 

凪「大丈夫ですか!?」

 

 

 

亞莎「あなたは・・・」

 

 

 

凪「董卓軍の楽進と言います!あなたを連れて後退します!」

 

 

 

美羽「楽進とやら呂蒙を頼むのじゃ・・・妾は・・・仇を取るのじゃ」

 

 

 

凪「お気をつけて」

 

 

 

 

 

 

文醜「美羽様言ってくれるじゃん。関羽等が相手じゃないなら、あたいはそうそう負けねーぞ!」

 

 

おらおらおらおら!

 

 

 

美羽「猪々子!その程度の腕しかないのか!!甘いのじゃ!」

 

 

ガキーン!

 

 

 

文醜「おっと、弓しか使えないんじゃなかったのかい!」

 

 

 

美羽「誰がそんな事いったかの?妾は確かに弓が一番得意じゃが・・・元々の戦闘型は、一刀にい様から教わった二刀流じゃ!」

 

 

 

袁紹軍兵士「袁術覚悟!」

 

 

 

美羽「近寄るでない!」ぶしゃーー

 

 

 

・・・ドサ

 

 

 

文醜「おいおいおい、どんだけ切れ味いいんだよおい」

 

 

 

美羽「華琳ねーさまに託された二本の刀・・・凍華と双狛とは別に、妾にも託された剣があっての・・・・この倚天・青紅の剣がな!華琳ねーさまに仇名す、迷門麗羽に仕える将・文醜よ!その罪、妾がこの二振の剣で断罪するのじゃ!」

 

 

 

 

文醜「いいぜ、、、かかってこい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伝令兵「陳宮様!袁術軍に攻勢を仕掛けていた麹義様が、突如出現した董卓軍の将・張遼によって討たれました!」

 

 

 

陳宮「むむむ。あと一歩の所で董卓軍の到着ですか。門の状況はどうなってるです?」

 

 

 

伝令兵「皇甫嵩様がすでに汜水関を占拠しております!」

 

 

 

陳宮「さすが皇甫嵩なのです。ねねの指示無しで動いてくれるのは助かるのです。汜水関にいた袁術・曹操軍はどうしたです」

 

 

 

伝令兵「張遼の妨害により、討ちそびれてしまいました」

 

 

 

陳宮「張遼の進路は」

 

 

 

伝令兵「荀彧などを救出し、典韋・許褚様のいる方へ進撃しております」

 

 

 

陳宮「皇甫嵩に伝令なのです!汜水関に一部の兵を残し、董卓軍を追い払うようにと!」

 

 

 

伝令兵「御意!」

 

 

 

陳宮「これで諸侯は袁家の力を目の当たりにしたのです。虎牢関では陶謙達を使い潰せるのです!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

許褚「でやーー!」

 

 

 

関羽「そこだ!でりゃーーー!」

 

 

ガシャーン!

 

 

許褚「うわ!」

 

ズサーー

 

 

 

 

 

典韋「季衣!邪魔です!」

 

 

 

星「っく!」

 

 

 

 

典韋「季衣大丈夫?」

 

 

 

許褚「なんとかね。関羽強いや」

 

 

 

 

 

愛紗「星!無事か!」

 

 

 

星「大事ない。かすり傷だ」

 

 

 

 

紫苑「関羽さん!趙雲さん!ご無事ですか!」

 

 

 

美羽「助太刀にきたのじゃ!」

 

 

 

 

霞「どきどきどきーーーー!二人共無事か!袁術たちも無事でよかった」

 

 

 

愛紗「霞!来てくれたのか!」

 

 

 

霞「遅れてすまん!桂花から伝言や!汜水関陥落!虎牢関に退くようにと!」

 

 

 

星「落とされたか。ならば一時でも早く退却しよう」

 

 

 

 

霞「うちが殿を務める。4人は、はよ行き!」

 

 

 

愛紗「すまん、頼むぞ霞」

 

 

 

美羽「妾も残るのじゃ」

 

 

 

霞「もうぼろぼろで剣を持つ余裕ないやろ?いまは退いて休み」

 

 

 

紫苑「美羽様、強がってはいけません。いまは任せましょう」

 

 

 

美羽「・・・・先に虎牢関で待ってるのじゃ。死ぬでないぞ」

 

 

 

 

 

 

霞「退いたか。さて~将はだれ・・・・・や。。。。季衣!流琉!」

 

 

 

 

許褚「なんで僕の真名を知ってるの!?それと勝手に呼ぶなんて許さない!」

 

 

 

霞「っち!記憶ないんかい!少し眠っとき!」

 

 

 

許褚「え?うわー!・・・・どさ」

 

 

 

典韋「季衣!」

 

 

 

 

霞「典韋もやるか!?」

 

 

 

典韋「・・・・いえ、やめておきます。あなたを討つより、季衣のほうが大切です」

 

 

 

 

霞「そうか。ほな撤退させてもらうで!まだ攻めてくるんなら、虎牢関で叩き潰してやるで」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流琉?「さっきに人どこかで・・・・・私は何を忘れているんだろ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前世の記憶を持ち、その記憶持ちのため袁紹軍を侮り、油断していた桂花。

 

袁紹を乗せ、的確な指示を繰り出す袁紹軍・軍師陳宮の前に敗戦。

 

さらに袁紹軍の隠し玉・典韋、許褚の活躍、皇甫嵩の戦況を見極める洞察力により汜水関陥落。

董卓軍の救援によって、虎牢関に退却したが甚大な被害を被る

 

 

そして北平にて師・盧植に惨敗した公孫讃

 

 

陳宮の知。典韋・許褚・文醜・顔良の武。盧植・朱儁・皇甫嵩といった歴戦の名将。

 

 

 

袁紹軍だけで汜水関を落とした事が。孔融・陶謙・劉虞・王朗・孔抽・鮑信軍が被害なく虎牢関に攻めてくる事実が・曹操・袁術連合に大きく圧し掛かる

 

 

 

被害比較                          

 

親・連合軍                       反・連合軍

                         

 

曹操軍7万→3万(虎牢関駐屯兵加えて6万)       劉表軍15万→13万  

 

 

袁術軍8万→5万                    劉繇軍6万→5万

 

 

公孫讃軍2万→3千                   袁紹軍30万→29万

 

 

被害 8万7千                     被害 4万  王威・張允・麹義

 

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

 

霞と凪は自分たちを、董卓軍と名乗ってます。

 

これは、呂珂(一刀)が戦場に来ていると悟らせたくないため、あえて董卓軍で通しています

 

 

 

次回は桔梗・詠VS劉焉 一刀VS劉表・劉繇 桃香VS張郃・盧植に移ります

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   名将補正付きステータス

 

盧植     朱儁     皇甫嵩

武力70   武力89    武力92

知力94   知力81    知力87

政治89   政治76    政治75

統率96   統率93    統率95


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
41
4

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択