【 誰がために の件 】
〖 益州 陽平関 にて 〗
あれから陽平関を制した艦娘達。
しばし、修復や補給の為、予備の物を使い整備していたが……于吉が浮かない顔で水晶球を覗き込んでいた。
于吉「……………おかしいですね?」
霧島「どうか……しましたか?」
島風「何々ぃ~? 何かあったの?」
于吉「…………これですよ……」
于吉が差し出した水晶球には───ノイズが割り込んで中が見えない。
于吉「成都の様子を窺くつもりだったんですがね。 どうやら……『同士の仇』が居るようです……!! 私の術を遮る者───即ち『空母水鬼』の存在を示しています!!」
于吉の言葉に……顔を見合わす艦娘達!
加賀「───深海棲艦が!?」
赤城「じゃ、じゃあッ!! 一刀提督や長門さん達の身が────ッ!!」
何人かの艦娘は……艤装を付け直し、于吉へ詰め寄るッ!!
于吉「残念ですが……今回ばかり無理です! 貴女達を連れて行く事は……出来ないのですよ!!」
加賀「────何故ですか!?」
于吉「貴女達の存在は、深海棲艦戦において切り札になるからです! だから、空母水鬼に気付かれたくない為、大人しく此処に居て下さい! 私が一人で、様子を見に行ってきますから! それと……左慈、貴方も残って……」
左慈「待てッ! ………俺にとっても遺恨のある奴だ! それに、一人より二人の方が逃走もし易い! 俺も付いて行ってやる!!」
于吉「左慈は、艦娘達を……北郷達へ合流させて下さい! それまで、空母水鬼の監視に行くだけですから。 心配しないで下さ─『嘘だな?』なっ!!」
于吉の言葉を遮り、左慈が睨みつける。
左慈「ふんッ! 于吉……相変わらず嘘が下手だな。 俺をワザと残して───単身仇討ちに突っ込み気か?」
『─────────!!!!』
左慈「正気じゃねえ!! それに、お前に仲間意識なんかあったか? いつも俺以外は……距離を開けていた奴が?」
左慈に指摘され……于吉は口を開いて驚きの表情を浮かばせるが、直ぐに何時もの表情に戻すと、眼鏡を人差し指で位置を直し、左慈に顔を向けた。
于吉「……私も左慈に逢うまでは……一人でした。 だから、仲間と云われても実感がなかったんですよ。 ですが……艦娘達の影響ですかね? こう、心に穴ぎ開いた空虚感があるんですよ! 『虚しい』と表現するモノが!?」
左慈「……………」
于吉「……偵察に行くのは本当です! ですが……この空虚感を持ったまま向かえば、私は間違いなく『空母水鬼』に攻撃を仕掛けるのでしょう! 例え勝率が『0』だと分かっていても!! だから、貴方達を連れては──!?」
左慈「おいっ! お前達は………どうする?」
『─────えっ!?』
自分の意識に戸惑いを覚えつつも、熱き想いを語る于吉。
この場に華佗が居れば……于吉の行動に感動しているのだが……漢中内の五斗米道本部に卑弥呼を伴い、手持ち薬の補充に行っている。
左慈は、于吉の言葉を無視し、周りの艦娘達に問いかけた!
まさか、自分達に振られるとは思わなかった艦娘達は、思いっきり慌てるのだが、左慈の言葉に色めき立つ!!
左慈「………俺は、この馬鹿の暴走を止める為に付いて行く! だか、ついでに『北郷一刀救援ツアー』も企画してやろう! 特別に俺が添乗員を務めて案内もだ! どうする? この『ツアー』に参加する奴は、誰か居ないのか?」
島風「はいっ! 質問!! 参加者に制限や拘束される約束事ってあるの!?」
左慈「そうだな……移動の制限人数は無し。 約束は……戦闘終了後、速やかに北郷一刀の下に集合! 轟沈は絶対に不可! アイツの悲しむ顔が見たい被虐思考の奴なら別だがな! ────以上だ!!」
ーーー
赤城「乗りましたぁあああ! 『一刀提督救援&旨い物食い倒れツアー』に参加します!!」
加賀「赤城さん……その食い倒れって……? その手に持っている『四川料理』の本は? まさか……一刀提督に集る(たかる)気では……?」
赤城「じゃあ、加賀さんは待機でもしていて下さい! 優しい一刀提督の事、助けてに来た御礼に、御飯を馳走してくれるかもしれません! いえ、御飯だけではすまないかも……。 もしかすると……夜戦突入も!?」
加賀「………頭にきました! 私も無論、参加を表明します!!」
ーーー
瑞鶴「はいっ! 瑞鶴、翔鶴の五航戦、二名参加希望!!」
翔鶴「よ……宜しく御願いします………」
ーーー
霧島「当然……金剛型三姉妹も援護に向かいます! 比叡姉さん、榛名も良いわね? もし、断っても問題無いけど………」
榛名「断る理由も都合も────全くありませんッ!」
比叡「金剛姉さまなら『のぉーぷれぶれむぅでーす!』と叫んで同行するハズです! だから、私も……金剛姉さまに、お会いするため────!!」
霧島「榛名は参加、私も当然! 後……比叡姉さんは………」
比叡「───なら、お姉さまに少しでも近付くためぇええッ!! 私もぉお! 気合いぃい! 入れてぇええ! いきまぁ『じゃあ、比叡姉さんも参加……と』──ちょっと! 最後まで言わせてぇ────ッ!!」
ーーー
───早い話、断る者は誰も居なかったので、唖然とする于吉を置いて、左慈が率先して先に行った。 場所は簡略に……既に伝えてある。
一言だけ、于吉に言い残して…………。
左慈「………お前まで……居なくなっては………つまらないからな……」
ーーーー ーーーーー
行き先は、成都を攻める益州軍より後方にある……山の中腹。
挟撃に適した地であり、どこに居る分からない……空母水鬼の様子を監視するにも、丁度いい場所であったのだ。
そして……当の于吉は…………?
于吉「くすっ! …………これで……私への距離感が大分縮まりましたね。 まだまだ華佗に、左慈の相方の座を渡す訳にはいきません! 左慈の身も心も────全部、私の物なんですから!」
果たして、照れ隠しか……ペテンに掛けたのか……こんな独り言を呟いて、左慈の後を追って行ったそうだ。
◆◇◆
【 空母水鬼 の件 】
〖 益州 成都近辺 にて 〗
劉焉軍より更に後方にある山へ……艦娘達は潜んでいた。
赤城「───! 電文を入電しました! 一刀提督並びに……み、みんな───無事ですッ! 成都城にて民を味方に付けて籠城し、益州軍の鋭鋒を防いでいるそうですよ!!」
『ワアアァァ───ッ!』
左慈「声が大きいッ! 北郷達に迷惑掛けたいのかッ!?」
『…………………!』
于吉「なかなかの善戦振りですね! さて……私達は………」
加賀「空母水鬼は………そんなに強い相手ですか? 正直、私は信じられません。 ……貴方達と武を交えた率直な感想です!」
于吉「……誉め言葉と云う事で、受け取らせて貰いましょう。 『空母水鬼』……今までの深海棲艦の中では、最強の力を持つ相手ですよ!」
『─────────!?』
于吉「あの時……世界を管理する私達『管理者』が戦えば……楽勝! そう考えましたが、念の為、綿密な性能調査、攻撃、防御に対する行動、対戦する世界観等を踏まえて……私達は向かって行きました!」
左慈「……ところが……あの空母水鬼は、データに無い物を持っていた。 次元跳躍で他の世界に跳べる事、そして……有能な戦術家だったんだ!!」
川内「ちょっと待って! 于吉だって……結構エグいの使うじゃない! 対抗出来なかったの?」
于吉「不定側の管理者は、仲間意識が希薄で、個々で行動する事を好むんですよ。 私も油断していました! まさか……空母水鬼が策を利用してくるとは、思っていなくて……気が付けば、左慈と一緒に嵌まっていたのです!」
左慈「……空母水鬼自身が囮になり、次元跳躍を繰り返して、追ってくる管理者を誘導。 最後にたどり着いた場所が……鬼系、姫系に囲まれたド真ん中だったんだ! 俺のすぐ傍で嘲笑する空母水鬼の顔が……忘れられねぇ!!」
島風「……それで……よく生きているんだね?」
于吉「簡単ですよ! 左慈の愛のお陰です!!」
左慈「───ふざけるなッ! ゴホンッ! あの時は、咄嗟に時を止めて包囲攻撃を回避、于吉の傀儡兵を身代わりにして脱出したんだ! だが、アイツは……俺の行動を読んでいやがった! それなのに……ワザとッ!!」
『………………』
赤城「はいはいっ! 経験者の話も大事ですが、私達の最優先にしなければならない事はなんですか? 一刀提督の救出が第一、戦友達の救出が第二です!! 今は……そこを目標に動きましょう?」
左慈「おいっ! 俺の話を聞いていたのか!?」
赤城「当然聞いていますッ! ですが……添乗員さん! 私達のツアーは『北郷一刀救出』でしょ? 『空母水鬼』の監視は、于吉さんと押さえ役の添乗員さんにお任せです! そのために───ここに来たのですから!!」
加賀「食い倒れツアー…………は?」
赤城「当然…………第三です!!」
赤城の頼もしき?姿に………安心する艦娘達!
左慈「…………確かにな! 空母水鬼の事は任せろ! 分かり次第──早急に連絡してやるッ!! それから、卑弥呼より伝言がある! 『ピンク色の光が見えたら、益州軍の後方から攻撃をして欲しい!』との事だ!!」
于吉「ま、まさか……卑弥呼が左慈に───『以心伝心』を!?!?」
左慈「………普通に伝言を離れる際、受けただけだ! 華佗の遣いって奴から伝え聞いたんだよ! 分かったかぁ!!!」
于吉「そうですか……。 さて、安堵したところで……二手に分かりましょう! 赤城と加賀が頭で北郷の援軍を!! 私達は、このまま捜索を開始します!! ────いいですね!?」
加賀「──了解しました! 目標、益州軍の攻撃! 及び、成都の提督達を含む救出! 作戦は、ここに来る前に決めてある事を!! 良いですか!? みんな! 何時でも動けるよう───準備を整えなさいッ!!」
ーーーー
ーーーー
艦娘達は準備を終え、赤城と加賀を先頭にして、益州軍勢の様子を確認する!
程なくして、砲撃の音が響き渡り、天空にピンク色の光が広がった!!
赤城「全員、抜錨します! 我々には栄光をッ!! 提督には、勝利を捧げよ! 全艦隊! ─────出撃ッ!!!」
『─────はいっ!!』
艦娘達は、迷う事無く───益州軍に攻めって行った!!
左慈「………死ぬなよ……」
于吉「左慈……何か云いましたか?」
左慈「何でもねぇ……何でもねぇよ!!」
左慈は苦笑しつつ、于吉と一緒に空母水鬼の居場所を捜すのだった。
◆◇◆
【 漢中の悪夢 の件 】
〖 益州 成都付近 にて 〗
益州軍は………絶賛『大波乱に陥り中』である!
今回は、董扶と趙韙だけでは無く……劉焉本隊までも合わせて!!
★ーー★ーー★ーー★ーー★
董扶と趙韙の軍勢だけの成都攻略も、一時は苦戦に陥るが、劉焉の本隊が梃入れ(てこいれ)のため参陣!!
尚且つ成都に籠もる軍勢、漢中の軍勢の弱点が暴かれた!
そのため、大いに士気は高揚し、成都攻略も時間の問題となったのだが、成都に籠もる軍勢も負けてはいない!
稀代の『はわわ軍師』と『あわわ軍師』……っと訂正。
『臥龍』『鳳雛』の策謀で、士気の低下を招き……あわよくば益州軍の瓦解も狙うが……そこまでは行かず……五分の状態に保たれた!!
★ーー★ーー★ーー★ーー★
そんな時に、益州軍の背後より数十機の戦闘機からなる編隊飛行が確認!
それを見た益州軍に、怯えの表情が浮かぶ!!
そして、少し後から───益州軍に数々の辛酸を舐めさせた漢中勢──いや、艦娘達が大挙して──再度、益州軍後方より攻撃を仕掛けたッ!!!
ーーーーー
──────零戦、急降下中!!
益州兵1「ま、まただぁ! またぁ! 来たぞぉおおおッ!!」
益州兵2「大丈夫! 大丈夫だ! 俺達は殺される事なんて───ッ!」
ズダダダダダダ────ッ!!
益州兵9「グワァ───ッ!!」ゴロゴロッ バタッ!
益州兵1「お、おいっ! コイツ───血だらけだぞぉ!!」
益州兵9「キュゥ~~」グテッ!
─────赤色ペイント弾による発砲!
ーーー
『ピュ──ゥウウ!!』
『ピュ──ゥウウウッ!!』
鏑矢が続けて放たれた────ッ!
益州兵6「また来たぞぉ!! 今度は、どこに落ちるんだ!?」
益州兵7「そこおぉおおおッ! 下がれ!! 下がらないと巻き添えを喰らう!! 早くぅ退けぇえええッ!!」
益州兵8「───うおぉおおおっ!! はっ! はっ! さ、避けたが、お、落ちて来ない? ……失敗か? 失敗なのかぁあああ!?」
益州兵6「ゆ、油断するなよ!? 油断させて『ドカ─ン!』と来るかもしれん! 警戒を怠るな!! 怠るんじゃないッ!!」
─────『パブロフの犬』の原理を利用した空射!
ーーー
木曾「───ほらよッ! 踊れ踊れぇえええ!!」ポイッ!
木曾が手に持っている『赤色の箱』から、緑、赤、黄色の三色に彩られた『物』が取り出され、持っている火種で点火して放り投げた!!
パンパンッ! パパパパパパンッ! パンパンッ!!
益州兵11「ウオォオオオ────ッ!?」
益州兵12「はっ!? あっ!? なっ!?」
点火された導火線が、それぞれの位置にゴールした時、凄まじい音が連続で響き渡り、その都度……益州兵達は片足を上げて避ける!!
まるで───滑稽なる舞踏会を開催されたの如く!
─────花火の『爆竹!』
ーーー
球磨「地面に置いて……発射ぁあああクマァ──ッ!!」
球磨が点火した細長い物は、地面を高速で移動して益州兵に向かい、手前で大きな音を立てて弾けたッ!
ヒュ────ッ!! パァアン!!
益州兵13「どわぁあああ───っ!!」
多摩「た~ま~にゃ~!」
──────『ロケット花火!』
ーーー ーーーー
そして……益州軍……最大のトラウマ!
貂蝉「来てくれたのは、嬉しいけどぉ! もぉおおおっ! みんなぁ~狡いわぁよぉん!! 自分達ばっかり、一刀ちゃんに活躍見せ付けちゃってぇえええ!!」
益州軍の後方からの砂塵や戦闘機を見て、応援に駆けつける貂蝉!
しかし、後方からの艦娘達の活躍が、あまりに際立つ為……嫉妬に狂う!!
貂蝉「良いわよぉ! 良いわよぉん!! 私ぃの溢れんばかりの美貌と優雅な武でぇ、敵味方を虜にしちゃうわぁあああんッ!!! とおぉおおおっ!!」
城門の前で仁王立ちしていた貂蝉だったが、無助走で華麗にトンボを切り、益州軍中央隊の前に……静かに着地した!!
ーーー
益州兵21「ブホォオオオオオ────ッ!!」
益州兵22「出たぁあああ────ッ!!」
益州兵23「ま、待てぇッ! 俺も連れてぇ!! こ、腰が抜けぇえええッ!」
益州兵24「た、祟りじゃあああッ!! 天の御遣いを……どちらが偽称した祟りじゃああああッ!! ギャアァアアアアア─────ッ!!」
ーーー
貂蝉「あらぁあああんッ!? 今日の私への反応が、と~っても新鮮!! ウフッ! 私の美貌は……益州兵にも広く知れ渡っているのね!? 貂蝉、大か・ん・げ・きぃいいいぃぃぃ!!!」
益州兵23「だ、誰かぁ───援軍を! 援軍をぉおおおおお────っ!!」
近くの益州兵達は、蜘蛛の子を散らすが如く───立ち去る!!
益州兵23「た、助けてくれぇえええ────ッ!!」
益州兵23の声は………戦場に虚しく響き渡りるだけであった。
◆◇◆
【 駆逐艦 向かう! の件 】
〖 益州 成都 成都城 門付近 にて 〗
成都の城門が………大きく開門された!!
雷「………私達の出番……まだ、残ってる?」
電「雷ちゃん! 敵の大将や将が……捕縛されて居ないようですよ! 私達が更なる武勲を得れば、近代改修を受ける時期も早まり、一刀さんの名を挙げれる……チャンスなのです!!」
雷「でもね………私達は駆逐艦よ! みんなの実力は、私達より遥かに性能が良いの分かっているでしょう! 火力も及ばずだし……! そんな私達が……今更、攻撃を起こしても、間に合うわけないじゃないッ!!!」
ーーーー ーーー
龍田「う~ん? 大分、軍勢は崩れてきたけど~、将達は粘って動いているようね~! 天龍ちゃん~!! 私達は将を狙いましょうか~?」
天龍「何ぃっ!? オレとしてはカッコ良く、敵大将と一騎討ちをしてぇんだよぉお!! 一騎討ちと云えば──戦の華だろぉ!?」
龍田「天龍ちゃん~! 『将を射んと欲すれば~先ず馬を射よ~』って格言知ってる~? 大将より、まずは側近を捕獲した方が偉いのよ~?」
天龍「ほ、本当かぁー!? 敵の大将を捕らえた方が、武勲って高くないのか!! それに、敵の側近共は……雑魚にしか見えねぇんだがぁ──!?」
龍田「でも~側近の一人は~何だか強そう………。 ふ~ん、天龍ちゃんは、私が側近にヤられて手込めにされちゃても……な~んにも思わないんだぁ~? あぁ~可哀想な私だなぁああ~!」
天龍「わ、分かった!! オレが付いってやるからさ! 安心しろよッ! なっ! ……うしっ! あっちのデブを狙うんだったな? 行くぞ! 龍田!!」
龍田「やっぱり~天龍ちゃん、ステキィ~~!! ………雷ちゃん、電ちゃん………頑張ってね~!」
ーーー
長門「すると……私達は………!」
金剛「長門さん! 私達は、反対側のgeneral(将)を狙いまショウ! 雷ちゃんや電ちゃん達に、偶には活躍の場を与えて上げたいのデース!!」
長門「………フッ! 武士の情けか? 胸が熱いな! ……良いだろう! 私達で壊滅的な打撃を与え、『提督の下に長門あり!』と広めてやらねば!!」
金剛「フフッ! そうですネ!! 知らない人が見れば……笑うかも知れマセンケド……。 だけど……Ask not the sparrow how the eagle soars(燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや)デス!! ………二人共! Good luck!!」
ーーー
電「皆さん………!」
雷「───電ッ! ボォ──としている場合じゃ無いわよ!! 私達も向かうわ!! 狙いは、益州軍の総大将なんだから!! 時間が無いから……チャチャと向かうわよッ!!」
電「ま、待って下さいッ!!!」
二人は……仲間達の配慮に感謝しながら、敵大将に向かい飛び込んで行った!
ーーーーーーーー
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あとがき
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!
もう……20話越えているのに……黄巾の戦いが始まらない。
策のネタも……尽きそうな作者です。
『艦これ』のアニメも始まりまして、大分盛況の話が聞こえ喜ばしい事です。
二週間前に、とある本屋に入りましたら、『艦これ』専用のコーナーがあり、びっくりした次第です。 小説を書く資料を探しに寄ったんですけどね。
これからも、人気が続いて欲しいな……と、思う次第であります。
次回こそ、この戦い終了させます。
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益州戦は、次回で終わらせます!