~帝都ヘイムダル バルフレイム宮 帝国政府・宰相執務室~
緋(あか)の帝都ヘイムダル……エレボニア帝国の首都であり、西ゼムリア地方最大の都市。円状に築かれた城塞の内部には多くの人間が生活を送り、皇城バルフレイム宮の南側に位置するヘイムダル駅から放射状に国内線および国際線が発着しており、人の往来も多い。
そしてヘイムダルの中心に位置する伝統ある紅き皇城……その中には、皇族の住居だけではなく帝国政府の機能も備えており……その代表が執務を行う部屋では、それなりの装飾がありながらも金と黒を基調とした……まるで自らの意志を体現したかのような制服に身を包んでいる人物は窓の外を見つめ、その彼に対して報告を行う鉄道憲兵隊の制服に身を包む女性が先月に起きた事件の顛末を報告していた。
「―――共和国政府との交渉は完了。ノルド高原における戦闘状況は完全に回避されたとのことです。尤も、ある程度の交渉は既に行われていたのでスピード解決でした。その代わりに、実行犯である傭兵団を先方に引き渡す事になりましたが……」
本来ならばこちらの人間をこちらの方で裁くのが筋であると、その女性―――クレア・リーヴェルト大尉は言いたげな表情であったが、共和国の怒りを宥めるためにはそのような方法での解決しかできなかったことを悔しがるような素振りが見られた。それを汲み取りつつ、男性は振り向いて彼女の不手際ではないと含みつつ、不敵な笑みを零した。
「……――まあ、仕方あるまい。元はといえば、帝国側(こちら)の事情で起きた事件だ。今回の事で“通商会議”を前に、ロックスミスに『貸し』を作ってやったと思えばいいだけの話だろう。それにしても、レクターの前段取りを済ませた人物……一体誰なのかは気になるところではあるな。」
「はい。ですが、実行犯はともかく“彼ら”の一人は取り逃がしたままです。ミリアムちゃんからの報告からするに、幹部クラスであったのは間違いないのではないかと……」
レクターの交渉以前に、スピード解決を前提とした状況にまでセッティングを行った交渉術……それほどの人脈と卓越な話術を持っている人物の正体を知りたいという男性の言葉を聞きつつも、クレア大尉はその事件での懸念事項を述べた。ノルドでの事件……今後も導火線が燻る場所に対して突発的に騒ぎを起こし、戦端の口火を切る。これに対しては笑みを零しつつ、まるでその状況を楽しんでいるかのような口調でクレア大尉に問いかけた。
「そうだな。“彼ら”にここまでの仕掛けをされては、我々も慎重にならざるをえまい。となれば、まずは帝都の“夏至祭”……“子供たち”をどう動かすべきかな?」
「………―――恐らく、“彼ら”の本命は来月の“通商会議”と思われます。レクターさんは“東”に、ミリアムちゃんは“西”に。帝都はわたくしが受け持つのが最善の対応ではないかと。」
クレアの予測で行けば、今月の“夏至祭”で大きく動く可能性はあるのだが、先月末のノルドでの事件の事を鑑みると……できるだけ全体の状況把握が先であるとし、集中させずに分散させる案を提示……これには男性も異存はないようであった。
「フフ、同感だ。“彼ら”が“夏至祭”に招待する客に対して仕掛ける可能性はあるかね?」
「それはないかと思われます。招待客の一人―――シュトレオン・フォン・アウスレーゼは、かの“剣聖”カシウス・ブライトの弟子の一人で王国親衛隊大隊長を務め、“百日事変”でも自らその剣を振るったほどの実力者。それだけでなく、クローディア王太女殿下や親衛隊大隊長ユリア・シュバルツ准佐も“百日事変”の最前線で戦った経験のある人間。それに、向こうからのリストでは“光の剣匠”ヴィクター・S・アルゼイド侯爵も護衛ということで来ることから……彼等に対して仕掛けるのは、『ただの浪費』でしかありません。」
単なる王族ではなく、“百日戦役”(+『影の国』)を戦い抜いた実力者揃い。それに加えて帝国最強の剣士と言われる人物とほぼ互角の戦いを繰り広げる“光の剣匠”が護衛として同行することだけでも、彼らが仕掛ける価値すらなくなる。そして、報告ではマクダエル議長の秘書を務める人物が議長に同行することも聞いている……クレア大尉のその言葉に説得力を正直に感じ、納得したように笑みを零しつつ答えた。
「確かに。ならばそれで行こう。よろしく手配してくれたまえ。」
「了解しました。…………ふふっ、閣下はわたくしに甘すぎます。この程度の状況分析と配置、『お試し』になるには簡単すぎるかと。」
正直言って、難題を吹っ掛けられるレベルではなく小手調べ程度のもの。それ程の事であれば自分を頼らなくても、目の前にいる男性ならば簡単に予測して自分たちに指示を出すだろう。クレア大尉の言葉に対して、男性は笑みを崩さずに言葉を続けた。
「なに、君の能力に助けられているのは事実だ。“夏至祭”の方は全て任せよう。何だったら“彼ら”も試しに使ってみてはどうかね?」
「それは…………」
男性からの指示には了解したが、提案に対してどうしたものかと言葉を詰まらせるクレア大尉であったが……そんな彼女に救いの手を伸べるかのように聞こえてきたのはノックの音。そして、外から聞こえてきたのはお連れの人物を案内して来たであろう部下の声であった。
『――閣下、失礼します。レーグニッツ閣下がお見えになっておりますが……』
「ああ、入って頂きたまえ。」
『かしこまりました。』
「―――失礼します。」
扉が開いて入ってきたのは、いかにも“清廉潔白”を形にしたような男性。部屋に入って黒髪の男性の方に近づくと、傍にいるクレア大尉に気づき、声をかけた。
「おや、先客でしたか。」
「いえ、閣下に報告をしていただけですので……ご無沙汰しております。レーグニッツ閣下。」
「ああ、二ヶ月ぶりくらいかな。先月の帝都庁での記念行事、そちらからも警備を回してくれて助かった。改めて礼を言わせてもらうよ。」
「こちらこそ、お役に立てて光栄です。警備の担当者にも伝えておきますね。―――私はこれで。それでは失礼いたします。」
「ああ、ご苦労だった。」
先日のことについての事務的な話を交わした後、クレア大尉は二人に敬礼をして部屋を後にした。部屋を出た後、レーグニッツ閣下と呼ばれた人物―――カール・レーグニッツはクレア大尉のその印象を率直に口にした。
「“子供たち”の筆頭……領邦軍から“氷の乙女(アイスメイデン)”と恐れられているとは思えませんね。」
「フ……筆頭は彼女ではないがね。だが、彼女も含め全員よくやってくれている。老獪なる大貴族ども……“五大名門”の新参を除く『四家の古狸』を相手に。」
カールの言葉に男性はその印象を好意的に解釈しつつ、自らの……“革新派”の原動力として日々任務をこなしている“子供達”を率直に評価していた。“貴族派”という未だに強大な権力を持つ“五大名門”のうち、皇族に近い立場のシュバルツァー公爵家を除く四家……“革新派”に対して明確に反発している立場の人間たち。
「……そうですな。我々も我々で、肚を括って事に当たる必要がありそうです。」
「フフ……そう言ってくれるとありがたい。帝都ヘイムダル知事―――カール・レーグニッツ閣下。」
「こちらこそ……エレボニア帝国政府宰相、ギリアス・オズボーン閣下。」
そう、そして黒髪の男性……彼こそが“革新派”の筆頭であり、十二年前の戦争後に頭角を現した軍部出身の人物。帝国政府のトップであり、“鉄血宰相”の異名を持つギリアス・オズボーンであった。オズボーン宰相とレーグニッツ知事……“革新派”の盟友は、来るであろう対決を前に、互いに決意を固めようとするような口調で話していたのであった。
~バルフレイム宮 皇族・私室~
同じころ、皇族の私室にて会話をしているのは一人の少年と一人の青年。双方共に皇族が着ることを許されている赤が主体の服に身を通している。そして、その少年は青年が話した内容について尋ねていた。
「ところで、兄上。近々クロスベル自治州に出向かれるとのことですが……それは、皇族の公務としてですか?確か、オズボーン宰相が出向かれると聞いていますが。」
「ああ、だからこそ私も出向くというわけなのさ。来月クロスベルで開かれる“西ゼムリア通商会議”……“通商”とはいいながら、実質、西ゼムリアにおける初の国際会議と言ってもいい。経済だけでなく、安全保障を含めた総合的な議論が交わされるはずだ。」
西ゼムリア通商会議―――IBC総裁を兼任しているクロスベル自治州新市長、ディーター・クロイスの呼びかけによりクロスベル自治州で開かれる国際会議である。主催地のクロスベル自治州、その周囲に位置するエレボニア帝国、カルバード共和国、リベール王国、レミフェリア公国の四か国+一自治州の会議。
「なるほど……だから、元首クラスの方々が各国から参加されるんですね?」
「ああ、カルバード共和国からはロックスミス大統領。レミフェリア公国からは国家元首であるアルバート大公。リベール王国からは女王代理のクローディア王太女に王国宰相のシュトレオン王子。主催地、クロスベル自治州からはクロイス市長とマクダエル議長。いずれも各国のトップか、それに準じる人間が参加する予定さ。」
「その点、エレボニアからは帝国政府代表のオズボーン宰相……ですが、エレボニアの国家元首は皇帝である父上ですよね?」
「ああ、だからこそ私のような一応『皇族に連なる人間』がついでに付いていくわけだ。参加者の釣り合いを取る為にね。」
ここで説明をしておくと、シオン(シュトレオン)は対外的にも王族であることを明かしており、公爵と呼ばれたりしているので安定はしないが……少なくとも、自ら王子であると明かした相手には“王子”の肩書きで呼ばれることが多い。クローディア王太女は現女王でもあるアリシアⅡ世よりその権利を委任されているが、彼女の補佐+参謀としてシュトレオンも会議に参加することとなっている。ちなみに……宰相となってからはそういった権謀術数に長けているカシウスやリシャールの教えを受けているので、今となってはカシウス曰く『俺よりも腹黒いだろうな』とのことだ。
話を戻すが、各国と主催地が元首クラスの人間を揃えているのに、“三大国”の一角であるエレボニア帝国の参加者に皇族が参加しないのは尊厳にも関わる……そこに白羽の矢が立ったのは、庶子でありながらも皇族に名を連ねる青年であった。それを聞きつつも、少年の方は肩を落とした。それには青年が不思議そうにその様子を見ていた。
「『一応』だなんて……でも、やっと納得が行きました。……面目ないです。兄上に教えていただくまでそんな事情も知らないなんて。」
「ふむ……?」
「……最近、このままでいいのかと思ってしまうことがあるんです。兄上に比べたらまるで勉強不足で……力も、機転も全然足りなくて……こんな僕が、いずれ父上の跡を継いでもいいのかって……」
自らの力不足……目の前にいる青年と比較すると余りにも劣るその実力……そんな自分がいずれ父親から渡されるであろう地位の資格などあるのか。それを聞いた青年は静かに笑みを零し、自らが見て来たことも含めて話し始めた。
「……フフ。同じようなことを、リベールのクローディア殿下も仰っていたよ。」
「え…………?」
「彼女も王太女という、次期女王の立場を継ぐにあたり相当迷い、悩まれたそうだ。しかし、己の力不足を受け止めた上でそれでも前に進む決断をなさった。我が弟にも、それと同じ事が出来ないとは決して思わない。」
自分の強さを認めることは出来ても、弱さを認めることが出来るというのは中々できないことだ。大抵は目を逸らすか、否定してしまうことだろう。しかし、この少年はその弱さを自覚できている。青年がリベールで出会ったクローディア王太女も目の前の少年と同じように悩み、苦しんで……そして、その弱さを受け止めた上で成長していくことを決断できたことが、少年にも出来ないとは思えない。仮に少年の父親が目標となったとしても、前任者と同じという訳にはいかない。違う人である以上はどこかしらで異なった部分が出てくるのは当たり前のことだ。その意味も込めた青年の言葉に、少年はお礼を述べた。
「兄上…………ありがとうございます。何よりも心強い言葉です。」
「まあ君は、もう少し自分のやりたい事をすべきとは思うがね。少しくらいワガママを言ってもバチは当たらないんじゃないか?」
「あはは……どうも性分みたいで。兄上が羨ましいです。天衣無縫、自由闊達に振舞えて。」
「うーん、あまり私のような人間を見習ってほしくはないんだが……」
少年に羨ましがられていることに対し、青年は今までやってきたことを思い出しつつ、この少年に悪影響は出てほしくないという内心からか躊躇いがちな答えを返す。
「あとは、そうですね……オズボーン宰相の力強さにもちょっと憧れてしまいますね。」
「ふむ…………」
「昨年の“帝国交通法”の導入も、反対勢力を押し切って強引に踏み切ったそうですが……それ以来、導力車の事故が激減したと聞いています。父上の信頼が高いのも頷けますよね。」
「……ああ、実際あれは素晴らしい施策だったとは思う。帝都庁と協力してのキャンペーンなども見事だった。だが―――」
少年は笑顔で“ある人物”―――オズボーン宰相も憧れているということを語り、それに対して青年はその人物の施策を率直に評価しつつも、それに対する言葉を述べようとしたところ……そこに割って入るような言葉が聞こえた。姿を見せたのは、二人の少女であった。
「―――もう、兄様もセドリックもこんな昼間から政治談義ですか?」
「別に良いではありませんか、お姉様。セドリックも興味旺盛な年頃なのですから。」
“姉”の方は政治談議をしている二人を嗜め、一方“妹”の方はというと“姉”の言いたいことも察しつつ二人をフォローするように言葉を述べていた。何せ、“妹”はまだ社交界での正式デビューよりも先に、未成年ながら皇族としての公務を経験しており、その対抗意識として“弟”が政治に興味を持っても不思議ではないと感じていたからだ。
「エルウィンにアルフィン……」
「おや、女学院の授業はもう終わりなのかい?」
「ええ、夏至祭の準備のために午前中で終わりました。」
少年と青年の問いかけに対し、アルフィンと呼ばれた方の人物が答えを返す。帝都の夏至祭は一大イベントでもあり、その為の準備で通っている学校の授業も短縮で終わったことを伝えた。一方、エルウィンと呼ばれた方の少女はセドリックと呼ばれた少年の方を向く。
「セドリック、ちょっと生真面目すぎると思います。わたくしたちの歳で政治なんて、背伸びもいいところじゃないですか。」
「いや、僕達も15歳なんだから早すぎるってことはないんじゃ……それに、アルフィンは13歳で公務をこなしたし、シュトレオン王子は16歳の時から王国の宰相を務めているし、クローディア王太女も昨年から本格的に公務をこなしていると聞いてるよ。」
「うーん……アルフィンはともかく、あの二人の場合は、普通の人と比べると“規格外”かつ“特別”だから、比べる事自体が間違っているんだけどねぇ。」
「まぁ、私の場合は自業自得のようなものですから。」
「笑顔で言う台詞じゃないでしょ、アルフィン。」
エルウィンの言葉に対し、戸惑いの表情で反論したセドリックの話を聞いた青年はある人物―――クローディア王太女とシュトレオン王子を思い浮かべて苦笑した。そしてアルフィンが笑顔で述べた言葉に対してセドリックが苦笑を浮かべつつ反論した。
「アルフィンに対して対抗意識を持つのは理解できますが、セドリックは宮殿のパーティでもうちょっと大胆に振舞いなさい。ダンスに誘われたくらいで真っ赤になるなんて情けないです。」
「うう……それを言わないでよ。」
そこに追い打ちをかけるように放ったエルウィンの言葉に対し、セドリックは恥ずかしそうな表情をしつつ、顔を下に向けていた。先日行われた宮殿でのパーティーで、社交ダンスに対してというか異性とダンスを踊ることに対する免疫をつけるべきというのは、尤もな事だろう。
「フフ、あの時のセドリックはある意味、大人気だったようだが。母性本能をくすぐられた、と令嬢がたが騒いでいたようだし。」
「ま、それは否定しませんけど。姉の私やお姉様より可憐だった、と殿方も噂していたくらいですし。」
「さすがにそれは嘘だよね!?」
青年の言葉に続くように放たれたアルフィンの言葉に対して、流石に冗談だろうとセドリックは指摘した。それが冗談かどうかは……アルフィン本人しか知らないことだが。
「はは……―――そういえば、エルウィンにアルフィン。君らの方こそ、今度の園遊会で一緒に踊る相手は決まったのかい?」
「そ、そうだよ……二人だって公式行事でのダンスはずっと避け続けてるくせに……」
青年はふと気になる質問を投げかけ、それに続くようにセドリックが二人もダンスを踊らないことに対して指摘した。だが、当のエルウィンとアルフィンはそれに対して戸惑う様子や素振りは見せていない。
「ふふ、それですか?うーん、アテはあるのですけど上手く誘えるかどうか…………」
「私の方は決まっておりますし、既にお誘いいたしましたので。」
「ええっ!?」
「これは驚いた……そんな相手がいたのかい?これは≪帝国時報≫あたりが色々と騒ぎ立てそうだね。」
エルウィンとアルフィンの口から出た予想外の答えにセドリックは驚き、青年は目を丸くした。とはいえ、アルフィンの方に関しては予想できているだけに青年は敢えて空気を読んだ発言をしているのだが。
「ふ、二人が公式行事でダンスなんて………やっぱり“五大名門”あたりの子息だったりするの……!?」
「ふふっ、まだ秘密ですよ。まあ、貴族の方であるのは間違いないのですが。」
「私の方もそうなりますわね。―――そうそう、兄様。実は、このアルフィンから提案したい事があるのですが……」
慌てているセドリックに対して流石に苦笑したものの、エルウィンとアルフィンは揃って答えを濁した。そして、アルフィンは青年に対して一つの提案を思いつき、その話を始めたのであった。
政治の経験をしているアルフィンと、その経験をしていないエルウィン(原作のアルフィンポジ)……そんな対比は後々に影響してきます。まぁ、エルウィンとアルフィンがダンスを断る理由は単純な事なのですがw
ここで、前作の小話を一つ。実を言いますと、ロイド達やリィン達を登場させる予定はありませんでした。ただ、“とある人物”の生存フラグを立てたとなると、周囲の人間に対しての影響も出てくると思い……ああいった結果となりました。その“とある人物”の生存フラグなのですが……周囲には死んだという認識をさせるためには死体がなければならない。術をかけたとしてもその効力は短い……その試行錯誤からの産物です。本来ならば“外法”に近い所業ですが、それに対する罰がないのは“紅耀石”のお蔭だったりします。彼女だって仕事はしています。それ以外は手を抜き過ぎるだけで(何
今章のキーパーソンはエリゼ、ソフィア、ステラの三人。どんな展開が待っているかは、言いませんし、言いたくありません。誰かパンチングマシーン持ってきてー!!あと、第三章を書いていて人数が多いと感じたため、四章と五章に関しては変わった分け方になります。現時点で十四人に増やした自分の責任ですがw
次回、妹さん苦悩と決意の巻(多分)
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第64話 皇城の内にて(第四章 緋の帝都~波乱の夏至祭~)