No.74124

機械部の憂鬱 TAKE1~3で完結編(?)

こんにちは。
この話は機械部の憂鬱の3話完結話です。
この話を読めば大体のあらすじがわかってしまう優れもの。
まぁ、この話に続きは存在しません。
どうしても続きがみたいと思うなら(無いと思うけど)支援するをクリック。

続きを表示

2009-05-17 15:37:14 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:548   閲覧ユーザー数:525

TAKE 00 プロローグ

 

俺がいつ、オタクというものになったかわからない。

いつの間にかなっていた。

オタクとは漫画やアニメ好きとかいろいろなことが混ざり合ってできるものと俺は思っている。

しかし、俺にはどうしても納得できないものがある。

それは最近の戦隊物や魔法少女物(女の子が見そうな奴)である。

例えば、戦隊物なら”緊急戦隊 大変態”魔法少女物なら”ゲリキュア”(笑)

って言うかめちゃくちゃ汚いイメージがあるようなものばかりだ。

一体、どんな世の中なんだ。

唯一、俺が心を許したのは奇動専子 仮面ダム。

あれはいい話だ。

そんなこんなで俺が入った工業高校でも最近のアニメの話ばかり。

俺が入りたかったオタクばかりがいる部活もそんなものばかり。

しょうがなく俺はまじめそうな機械部を選択した。

 

TAKE 01 俺、参上!!

 

なぜか俺は部室で唖然と入り口を見つめている。

いや、俺だけではなかった。

同じ1年生が全員同じ方向を向いている。

先輩たちはなぜか「またか」とあきれている。

そして、入り口には”緊急戦隊 大変態”のポーズを決めた先輩が一人。

「俺、参上!!」

し~んと静かな時間が流れる。

「・・・なぜか俺はあなたの言葉でHpとMpがゼロになった気がします。」

俺がボソッと言う。

「ば~か、俺の言葉を聴けば1レベル上がるぞ」

(あなたの言葉でレベルが上がるならあなたの家族は何レベルですか?)

俺は心の中でそう突っ込む。

何故こうなったかと言うと一週間前に戻る。

 

俺はその日、大決心をしていた。

機械部に入ろうと。

心に決めていた。

そして、機械部にたどり着いた。

機械部はまだ開いてなく、先輩と思われる人が2名ほど。

一人は髪の毛が短く、もう一人は普通の髪の長さだった。

俺はまた、出直すとその人たちに伝え帰った。

俺の決心はむなしく終わった。

これは本当に大決心だったのかな?と今になって思う。

しかし、次の週。

俺が機械部に見学に行くと機械部の部室が開いていた。

お、ラッキーと思った俺はその地獄の扉をノックした。

音は静かに廊下へと響いていった。

ガラガラっと扉が開く。

中から出てきたのはこの間見た先輩の1人だった。

あの髪を短く切った方だ。

俺はその人に見学させてくれといい中を見せてもらった。

話に聞くとその人は2年生で今週は掃除が無い人らしい。

一通り部室を眺めた後、俺はついに言ってしまった。

「この部活に入ります」と。

2年生の先輩はゆっくり決めてからにしろっと言いましたが。

部室を出るときに念を押して。

「絶対、この部活に入ります。」

これが原因だ。

その後、3日間ぐらいしたら3人の1年生が入り。

そして、さらに4日後。

今の状況になっていた。

 

「・・・・・」

し~んと部室内は静まり返った。

テクテクと何事もなかったかのように2年生の先輩が部室に侵入する。

2年のもう一人の先輩は黙々と作業を進める。

3年生もスルー。

何事もなかったかのように作業をする。

時間が止まっているのは俺と俺以外の1年生だけ。

「あ、これやっといて」

と2年生のもう一人の先輩が話しかける。

俺は「はい。」と短く答える。

この先輩のおかげで俺は救われた。

しかし、他の三人はまだ時間が止まっていた。

俺はまだそいつらとは話をあまりしていなかったので声を掛けなかった。

(・・・すまん)心の中で謝る俺。

俺がスルーしていると3年生の先輩の一人が救助に向かった。

あれこれと説明しだす先輩、いきなり戦隊物のポーズを繰り出す先輩。

なにがなんだかわからなかった。

 

1ヵ月後。

 

あれから、1ヶ月。

俺は部活生活にも慣れてきた。

あの緊急戦隊 大変態のポーズを決めた先輩にも慣れた。

しかし、この部活の先輩はおかしな人がいっぱいいるようだ。

まず、ポッチャリ系の部長。

その部長は奇動専子 仮面ダムに詳しく最近出たゲームにはまっているらしい。

俺は部長の真顔を見たときは飲んでいたお茶を吹き出した。

次に普通のオタクの先輩。

痩せ気味の体系の普通の人。

次はウラ・タロスことウラ先輩。

他の2人と比べ自由度が高い先輩だ。

とここで話を戻そう。

いろいろな活動。

いろいろな戦い?

それを踏まえて俺はこの一ヶ月間で判ったことがある。

それは・・・・・・・・・・・。

ふう、疲れた。・・・・・また今度の機会にしよう。

 

とある日。

俺はいつもどおり部室で作業をしている。

「おい、キョン。これやってくれ。」

ちなみにキョンとは俺のあだ名らしい。

「ああ、わかった」と答える。

平凡な日常だ。

「俺、参上!!」

日常が崩された。

そう、たった一人の先輩によって。

その名は”えびぞう”

なんか後ろで音楽が流れてきそうな登場である。

これが俺の嫌いだった”緊急戦隊 大変態”のポーズである。

実はえびぞう先輩は実写物オタクらしい。

「べガ・ホーム」

今俺の後ろでやっているのは”緊急戦隊 大変態”の技の一つらしい。

(って言うかかなり痛い)

「おい、キョン大丈夫か?」

「ああ、まだ生きてるよハル」

ちなみにハル呼ばれたのは俺以外の仮面ダム好きの一人でなぜか額に℧ のマークがある。

「ふざけるな!!か~え~せ~」

今、ふざけるなと言ったのは通称パルパルポ・ファルコン痩せ気味で背が高い1年生である。

最後に返せと言っているのはそれがネタだからだ。

そうこうしていると後ろから痩せ気味で背が低い最悪の男が

「ハル、どうでもいいけぇ早く作業しようよ」

といった。

この男は通称スミッコ・トイレットいつも何もせずにいる根暗男。

「うん、そうだね」

(ああああ、どこかに行かないでくれぇぇぇ。俺、まだえびぞうにベガ・ホームを食らっているんだ。)

そしてそのまま作業に。

「無視するなぁぁぁぁぁ!!!!」

俺の悲鳴が学校中に響いたのはその直後であった。

TAKE 02 危険な奴ら

 

 

今日も俺は部室へ向かう。

なぜかって?

さぁ、何故だろう。

この部活へ入部して1ヶ月半そろそろ習慣化してくる次期だ。

ガラガラガラっと部室の扉を開ける。

電気はついていなかったが扉は開いた。

ってことは誰か部室に居るはずだ。

俺は部室の中へと歩を進める。

特に誰も居ないみたいだ。

「俺、参上!!」

と今一番聞きたくなかった声が聞こえた。

えびぞうである。

えびぞうは大またで部室に軽々踏み入れると再度。

「俺、参上!!」と言った。

なぜ、2回もその言葉を言うのか不思議だ。

その”俺、参上”には何か秘密が隠されているのか?

変な事を考えてしまう。

まぁ、俺には関係ないけどな。

えびぞうは鼻息を荒くして部室の奥へ向かう。

「しくしく」

と奥にはえびぞう以外の人の声が。

「何奴っ!!」

俺はえびぞうを軽く払いのけ奥のほうへ向かう。

「しくしく。俺なんて・・・・・・・どうでもいいんだ。」

その声には聞き覚えがあった。

俺は奥で丸くなっている人影を見つけた。

「スゥゥゥゥゥゥミッコォォォォォ。」

と何故かえびぞうが俺と並走しながら叫ぶ。

なんなんだこの人は?

と得体の知れない不安感が俺の心を蝕む。

こ、こいつは。

「いじいじ、するなっ!!」

「ひぃぃぃ。」

えびぞうは俺よりも先に人影(スミッコ)に近づくと説教を始めようとする。

スミッコはもうノックダウン。

「・・・・・・・・」

俺はもう何がなんだかわからなくなってきた。

「ひぃぃぃぃ。」

とスミッコの悲鳴。えびぞうの怒り。

その二つが俺の耳におかしな感じで入ってくる。

「・・・・・・。」

あっれー、俺ってこんなに短気だったけぇ?

何故かあの二人の会話がいちいちむかつくんだけどー。

俺は今にも引きつりそうな顔を無理やり笑顔に変えた。

「二人供。やめなさ~い。」

と仲裁に入るが。

「きえろっ!!このブタ野朗っ!!」

「ええぇっ」

何という嫌われようなんだ。

俺ってこんなに・・・・・・・。

まぁ、そんな中に救世主が現れるのは時間の問題だった。

「うわ。」

と第4者の声が聞こえた。

いつの間にか部室の扉が開かれている。

そこにはファルコンとハルがたっていた。

俺はすがりつく思いでファルコンにコトのいきさつと仲裁要請を話した。

ファルコンは快く受け入れてくれた。

俺は喜びのあまり隣でハルが「しかし、このときキョンはファルコンの思惑に気づいていなかったのです」と言ったことをすっかりスルーした。

「おい、やめろや。」

ファルコンはすぐにえびぞうをとめようとする。

ちょっと、不安が残るけど・・・・・うん、大丈夫だろう。

後ろでハルが悪魔の笑いを出しているが気にしない。

「うっせぇ、下級生の分際でっ!!」

とえびぞうはかなりお怒りモードだ。

ちなみにネコミミではないぞ。

にしても、えびぞうはあんなだしスミッコにいたっては・・・・・

「ヒィィィィィィイイイイイイ。」

とヒステリー起こしてるし。

今日はいつもと違うなぁ~。なぜだろう?

俺はなんとなくそのことファルコンに聞いてみた。

「なぁ、今日みんなおかしくねぇ?」

「・・・・・・・」

無視っすかっ!!完全に無視っすかっ!!

とファルコンは俺を無視するのでハルに聞いてみる。

「なぁ、ハル。今日はみんなおかしくねぇ?」

「ふーん。」

「おい、ハル。」

「ふーん。」

「ハル、お前って馬鹿だなぁ。」

「ふーん。」

が――――――ん。流されてるし。

俺って、そんな待遇!?

つーか、これっていじめじゃない?ねぇ、ちがうよね?違うって誰か言ってよっ!!

大○さ~ん、たすけてぇ~。

心の中の○石さん「はっはっはっは。もう、オタクの時代は終わったのだよ。」

が~ん。俺達の時代、まだ始まったばかりなのに○| ̄|_。

「・・・・・・・」

今、思ったんですが大○さんあなたはオタクが居ないと作られなかったのでは?

「はぁぁぁ。」

ちょっと、○石さん?何で気合溜めてるんすかっ!!

ちょ、おまww・・・・・・・・・・死ーん。

 

 

 

明るい日差しが気持ちいい。起きたときの感想がそれだった。

俺は何故か学校の中庭で眠っていた。

何か夢を見てたようなそんな感じが脳内を駆け巡る。

「ま、いいか」

と俺は中庭を飛び出す。時間は4時40分。

いつもなら、部活をやっている時間だ。

俺は廊下を走り階段を走った。

そして、機械部がある機械科棟にたどり着く。

機械部はやけに静かだ。でも、俺には関係ない。

俺は最後の廊下を走りぬけ部室へ向かう。

嫌なことなんて忘れてやる。

ガラガラガラ。

「!?」

みんなゲームをやってましたwww。

TAKE 03 いつまでも続く部活

 

 

俺は物語が終わる事を極端に嫌っていた。

どんなアニメを見たときも最終話が嫌いだった。

好きなアニメほど終わりが嫌だった。

だって、その世界が終わるような気がするから。

実際、そこでその世界は終わっている。

とあるアニメがあった。

俺はそのアニメを一気に見て。

楽しいと思った。

おもしろいと思った。

続いて欲しいと思った。

最後に残ったのは世界が終結する様。

俺はいままでいろいろなアニメや物語を見てきた。

どの世界も面白かった。

しかし、待っていたのは必ず終わり。

俺はいつも思ったこの世界を続けて欲しい。

そんな想いが俺を小説書きにした。

しかし、いままで小説として書いてきたものは終結する事が出来なかった。

途中で世界をとめてしまう。

よくない事なのに。

何故かやってしまう。

でも、このままじゃいけないと思った。

そんな時、俺は高校に上がり機械部に出会った。

機械部事体は普通だった。

俺にとっての重要なコトはある日の事だった。

「俺達の部活のことを小説にしてみないか。」

そんな話が出てきたとき俺は震撼した。

だって、どんなに書いても終わらせることが出来ない、そんな小さな葛藤が俺を動かした。

終わらす事が出来ないなら終わらない話を作ればいいんだ。

”永遠に”は無理だけど。

いつか・・・・・いつか、俺がいや僕が世界を終わらす決心がついたときこの話を終わらせる。

だから、受けた。

この機械部の憂鬱は俺がこんな思いをして作ったんだ。

 

 

「俺、参上!!」

いつもどおり、えびぞうが姿を現す。

「はぁ。」

俺はため息を漏らさずにはいられなかった。

こんなんでこの話は終わるのだろうか?と。

ハルが横で何故か気を溜めている。

確かハルは気の学校(?)へ通っていたらしい。

「・・・・ってなんか変な臭いしねぇ?」

と俺は隣を見る。

ファルコンはあろうことか半田ごてで蟻をいじめていた。

「ファルコン、蟻は足を一本づつ捥いでいくもんだろ。」

「はぁ?」

とファルコンは困った顔。

しかも、よく見れば蟻ではなく電子回路だった。

とうとう俺の目が悪くなったな。

「あ、オレオレオレオレ俺、参上~♪」

えびぞうは後ろで不思議な踊りをしていた。

まるでキタ○タ親父だ。

「先輩。」

なんとなくえびぞうを呼ぶ。(ここでえびぞうのことを先輩と呼ぶのかどうかは聞かないでくれ)

「な、なんだ。」

と挙動不審なえびぞう。

「キモいですよ。」

「なんだちょっ!!」

ちなみに今の”ちょ”は噛んだらしい。

「この世界は今日で終わりなんですからもうちょっとしっかりしてくださいよ。」

「・・・・・・・・」

少しの間。

『それを早く言えー』

何故か3人同時に言う。

ハルはどこからとも無く銃を出した。

右手にワルサーP38.

左手にスミス&ウェッソンM39(多分)。

いわゆる2丁拳銃である。

そして、ハルは流れるような手つきでダブルアクションの二つの銃に玉を込める。(ほ、本物!?)

ハルはえびぞうに銃口を向けた。

「ぶっ殺してやるっ!!」

そして、両手の銃から9mmパラベラム弾が発射される。

「自重っ!!」

とえびぞうはわけのわからない言葉を言い脳みそぶちまけ死亡。

経過時間約40秒。

「やったねハルっ!!自己新記録だ。」

と隣でいつもと違うファルコンが喜んでいた。

俺はまたもやわけがわからない感覚に襲われた。

ガラガラ。と扉が開き2年生の別の先輩ミリタ・リー先輩が現れる。

ミリタ先輩は何か太い筒のようなものを持っている。

その筒は見覚えがあった。

「ロ、ロケットランチャーですか?」

「あ、うんそうだよ。」

とやさしい感じで答えてくれる。

多分、この先輩なら大丈夫だ。

「ああ、そうよ。ちょっと実験手伝ってくれる?」

「はい、よろこんで。」

俺は昔あったアニメよろしく笑顔で言う。

「よかった。じゃあ、頑張ってね。」

「へぇ?」

突きつけられる巨大な穴。

俺とファルコンとハルは固まった。

だって、あんなもん突きつけられちゃー・・・・・・・。

 

 

 

気づけば天国だった。

え、俺すか?

まぁ、ロケットランチャーに狙われたんだからな。

うん、俺死んじゃった。

・・・・・・・。

こんな言い回し前もあったような。

気のせいかな?うん、そうだ気のせいだ。

同じような言い回しなんて小説では普通だよ。

・・・・・・・。

ってかこれでおわりっ!?

俺の人生と機械部の憂鬱これで終わりなのっ!?

おい、作者どうにかしろっ!!

夢オチはもうだめだぞ。

 

 

「って話はどうかな?」

ここは閉鎖空間”機械部”

いつもどおり集まったメンバーに俺。

俺は今度の機械部の憂鬱に出す内容を敢えてみんなに見せた。

「・・・・・・・」

みんな、どん引きのようだ。

それもそうだ。この話、作者でさえ制御不能に陥ったのだからな。

ちなみにえびぞうは居ない。

先ほど、先生に呼ばれたみたいだがまだ戻っていない。

さて、続きを書こうかな?

 

TAKE FINAL エピローグ

 

 

 

俺たちの話は終わらない。

なぜか。

それは作者が終わらせないからだ。

作者「はーはっはっは。」

俺「何!?ディス○ーションフィー○ド・・・・・だと。」

みたいな感じで作者は何でも出来る。

だから終わらない。

まぁ、そんなどうでもいい話は別として。

その後のみんなはというと。

キョンは毎日、奇天烈で奇妙な体験をしています。

この前なんか”我は放つ光の白刃”て言って家を半壊させたみたいだ。

ハルは毎夜、謎の任務をこなしてます。

いつも闇討ちに朝駆けで重要人物を暗殺、滅殺、半殺ししているみたいだ。

福○さんが総理大臣を辞めたのも・・・・・・。

ファルコンはまじめな生活を送っているようだ。

ハルの近くにいつも居て夜にはブローカーとして活躍しているみたいだ。(普通じゃねぇw)

えびぞうは死んだ。

ミリタ先輩は軽井沢に行った。

ウラ先輩は行方不明(現在、その後話を創作中)

まぁ、こんなかんじだ。

・・・・・・なにか忘れたような。

ま、いいか。

それじゃあ。

『またね~。』

・・

・・・

・・・・

・・・・・

スミッコ「俺は?」

 

 


 
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