~ 第138話 †穢されし戦い† ~
~孫策(そんさく)陣営~
「周瑜(しゅうゆ)様見張りの者から伝令!
曹操(そうそう)軍は予定通り南進中とのことです
その規模はおよそ10万!」
「そうか・・・分かった
ご苦労だった下がれ」
「はっ!」
私は伝令を聞き溜息をつく
劉備(りゅうび)達が勝手にこちらへ恩を売ろうと
何かやったと聞いていたが効果は無いか
元々そこまでアテにしていたわけではないが
よっぽどこちらと戦いたかったと見える、頭が痛いな
こちらは何とか4万集めるのが精一杯だったというのにな
空に顔を向け、軽く深呼吸をする
それをなんとかするのが軍師の仕事だな
天幕へ戻り、この辺りの地図を見る
「穏(のん)食料の方はどうだ」
「そうですね~多めに持ってきてるので大丈夫だと思います」
「亞莎、兵達に問題は無いか?」
「ははははい!今の所は規律良く士気が高くなっています!」
「問題があるとすれば・・・」
そこで私を含む3人の目が奥に居る人物
否、横になっている酔っ払いに目を向ける
「うん?わたし~?何かあったのかしら?」
「大問題だ!雪蓮!」
「んもぅ~何よ~折角人が飲んでるのに~ぶ~ぶ~」
「真っ昼間から飲む大将がどこにいる!」
「え?ここにいるじゃない~」
「飲むな!馬鹿!」
「飲まなきゃやってられないじゃない~」
「そういう事を言うな!」
「はいはい、それじゃ私は誰かさんが居ない所で飲んでます~」
「雪蓮!」
「母様のお墓に行ってくるだけよ~」
そういって雪蓮は手をひらひらさせながら天幕から出て行った
「冥琳様~ここの所毎日みたいですね~」
「あいつなりに色々と考えてるんだろうな・・・
まぁまだ曹操軍本隊は到着していない、我々でやれることをやっておくか」
「わわわわ私は、もう一度食料などの不備が無いかみてきます!」
「亞莎頼んだ、穏は蓮華様を見ておいてくれ」
「御意~いってきます~」
二人も天幕から出ていき、再度私は溜息をつく
「雪蓮、不安なのは私も一緒なのだぞ?
こういう時【あの人】が傍に居てくれたら何も心配いらぬのだがな」
~孫策視点~
「全く冥琳ったら最近ますます口煩くなっちゃってぶ~ぶ~」
私は親友の悪口をブツブツ言いながら、母様の為に作った墓へと歩いてる
そこは森の中に作ったひっそりとしたお墓だ
そこからちょっと先に行くと崖へと出てそこから長江が見渡せる
母様が私が小さい頃に連れてきてくれたお気に入りの場所でもある
「母様、今日もきちゃった
駄目ね私・・・こんなんじゃ失格かしらね~」
今日も私は、母様と一緒に不安を胸に押し込みながらお酒を飲む
それが私にとってとても悲しい事なるとは知らずに・・・
~あとがきっぽいもの~
ちょっと遅くなりすいません睡魔に負けましたorz
そんなこんなで華琳様vs酔っぱらい編です
秋風染みすぎて色々と寒い季節です、風邪には気を付けてください駄文でしたm(_ _)m
あれですね、余計な事(ネタバレ)を書いてしまいそうなので短めですw
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この物語はオリ主メインの外史です
視点は基本オリ主となっています
その他にご都合主義・チート・独自ルートで書いています
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