第二章 五話 黄巾の乱終結(一)
陳留
華琳「やっと朝廷が動き出したわね」
華侖「遅すぎだよな~」
柳琳「そうですね。これからどうするんですか華琳姉様?」
華琳「それはもちろん討伐しに行くわよ。それに、あの求心力欲しいしね・・・・桂花」
桂花「はい、今黄巾党は冀州にある古城に集結中らしいです。そして、今まで黄巾党の首領の名張角としか解りませんでしたが・・・季衣が」
季衣「あのね、華琳様。僕何処かで張角ていう名を聞いたことあるな~て思っていたんだけどこの前思い出したんです。それが、結構前、この陳留の路上で歌を歌っていた三人の一人がそうだったんですよ」
華琳「つまり、三人の旅芸人がこの乱を始めたと・・・・あまり信じたくないはね」
春蘭「いったい何を思って始めたのだろう?」
華侖「あんがい、歌で大陸をとる~~~なんて言って周りがそれに同調しただけだったりして~」
柳琳「まさか、そんな安易なことで・・・・」
華琳「取りあえず、討伐の準備をよろしくね」
全員「は!!」
春蘭「秋蘭、この討伐で・・・」
秋蘭「お会いする可能性が高いだろうな姉者」
春蘭「ああ、ならしっかりと準備をしていこう」
秋蘭「そうだな」
といって縄を縛りあい始めた・・・・・・・・
建業
炎蓮「ついに討伐礼か・・・・」
雪蓮「冥琳いま黄巾党てどこに居るの?」
冥琳「たしか、冀州の古城に集結中らしい」
雪蓮「なら、討伐の準備をしましょうか・・・・それに持っていく物の中には礼服を持っていくようにね」
穏「礼服を?」
炎蓮「雪蓮も感じたか」
雪蓮「うん。なんかこうビビビってきたわ」
梨晏「つまり、あのことだね」
雪蓮「ええ、多分間違いないわ」
蓮華「いったい何に事を言っているのですか姉さま!?」
雪蓮「ん~~今言っても蓮華は信じないでしょうし・・・・本人を見て話を聞いたらわかるわよきっとね」
蓮華「意味が解りません!!!」
雪蓮「取りあえず、みんな礼服を忘れないようにね」
幽州
白蓮「桃香ちょっといいか」
桃香「なに、白蓮ちゃん?」
白蓮「今朝廷から黄巾党の討伐令が届いたんだ・・・いい機会じゃないか桃香たちからして」
桃香「いい機会?」
??「桃香様、白蓮さんは独立の機会ではないかじゃないかとおっしゃっているんですよ」
桃香「ええ!!そうなの朱里ちゃん」
朱里「はい」
白蓮「朱里の言う通りだよ。だから、今回の討伐は劉備軍として参加したらどうだ?」
劉備「でも、私たちには兵隊さんがいないし・・・」
??「たぶんそこは白蓮さんが助けてくれますよ」
桃香「あれ、雛里ちゃん。もうお仕事終わったの?」
雛里「はい、桃香様。さっきの話ですけど白蓮さん」
白蓮「ああ、もちろんここで兵を集めていってもかまわないよ」
桃香「ほんとに!?ありがとう白蓮ちゃん」
そう言って桃香は愛紗と鈴々のもとに伝えに行った
桃香(これで、あの人に私の考えが間違っていないって伝えれる。そして言い伝えみたいなことはさせない。絶対止めて見せる)
天水
月「みなさん、集まっていただきありがとうございます」
霞「いったいみんな集めてどうしたんや?」
詠「やっと、朝廷から黄巾党の討伐令が下りたのよ」
雅「やっとか・・・本当に朝廷は今まで何をしていたのか・・・」
一刀「・・・・・・(そろそろ一度はなれるときか・・・)」
月「それでですね私たちの領地からじゃ黄巾党が潜伏している場所が少し遠くて・・」
詠「誰かに代表して行ってもらいたいのよ」
霞「それなら一刀でいいんちゃうか」
雅「うむ、私も霞の意見に賛成だ」
詠「そうね、なら一刀様にい「待ってくれ」どうされたんですか?」
一刀「月、急にすまないが俺はこの黄巾党討伐が終わったら一度董卓軍を抜けようと思う」
月、詠「「え!!!」」
霞「どういうことなんそれ!!」
雅「そうです。なぜ急にそんなことを言い出すのですか一刀様!!」
一刀「保険のためだ。月と詠には一度話しているだろ」
月「??」
詠「あの事ですか?」
一刀「ああ。だから代表は俺以外の・・・そうだな霞でいいんじゃないか」
詠「妥当ですね・・・・しかし・・」
一刀「大丈夫だ。必ず戻ってくる。何たってお前たちは俺の大切な友だからな」
四人((((友達なんだ・・・・・))))
月「とりあえず、一刀さんがここを離れるのは解りました・・・・・でもいつごろにお戻りに・・・・」
一刀「そうだな、月たちが危険なめに会いそうになった時だな・・・・ただ、そんなことが無いでほしいが・・・・・」
月「わかりました・・・・お気をつけください」
一刀「ああ。一応俺たちが鍛えて兵がいるからそこらへんのやつらには負けないはずだが、そっちも気を着けろよ」
詠「なら、今回の討伐は霞と軍師としてねねに行ってもらうわ」
霞「まかしときー」
ねね「がんばるのですぞー」
一刀「言い忘れたけどねねは董卓軍に残ってもらうぞ」
ねね「がーーーーーーーーーーーん」orz
そして冀州とある古城
張粱「姉さんたちやばいことになったわ」
張角「どうしたの人和ちゃん?」
張宝「いったいどうしたの人和?」
張粱「落ち着いて聞いてね・・・朝廷が私たちに討伐礼を下したわ」
二人「「!!!!!!!!!!!!!!」」
張宝「いったいどうして!!私たちはただ歌っていただけじゃない」
張角「そうだよ~~お姉ちゃんまだ死にたくないよ~~」
張粱「それは・・・追っかけの人たちに紛れて賊がやりたい放題していたから・・・・それに私たち一度洛陽に進軍もしたし」
張宝「いったいどうすればいいのよーーーーー!!」
張角「怖いよーーーー」
そして、時間がたち冀州にある古城に諸侯たちが集まり出していた
一刀「ほ~~かなりのやつらが来ているな」
涼「どうやら、ここで名を売ろうとしている者もいるみたいですから」
凪「いったいどのくらい来ているのでしょうか」
恋「眠い・・・」
星「こら、恋このような所で寝ると風邪ひくぞ」
一刀「恋も眠そうだしここに天幕を建てるか」
涼「霞さんここらへんに天幕を建てましょう」
霞「了解や」
一刀「さて、諸侯はどう動くのかね・・・」
曹操軍
華琳「さて、桂花今ここにきているのはどこの軍かしら?」
桂花「はい、まずは一番兵の数が多い袁紹軍、馬の扱いにたけていることで有名な公孫軍、袁術から領地を取り戻した孫軍、義勇軍で劉の旗を掲げている軍、あと飛将軍で有名な董卓軍です」
華琳「そう、ありがとう。結構な有名どころが来てるじゃない・・・今話題の孫軍と、飛将軍を持つ董卓軍面白そうね」
兵「失礼します。袁紹からの伝令です。来ている諸侯を集めて軍議を開くそうです」
華琳「は~麗羽がいて軍議が成り立つとは思わないのだけれど・・・・でも諸侯の顔合わせにはちょうどいいわね・・・・・春蘭、秋蘭ついてきなさい」
三人「「「は!」」」
袁紹軍天幕
袁紹「オーーーーーーホホホホホホ、皆さまこの私が三公を輩出した袁家の袁紹と言いますわ。おーーーーーーーーーホホホホホホ」
白蓮「幽州の公孫賛だ」
華琳「陳留の太守曹孟徳よ。後ろにいるのが夏候元譲、夏候妙才よ」
桃香「義勇軍の劉備と言います。よろしくお願いします。でこっちの子が、」
朱里「軍師の諸葛孔明でしゅ、はわわ、です」
みんな(あ、噛んだ)
雪蓮「私が孫軍代表の孫伯符よ。よろしくね」
華琳「あら、孫文台じゃないのね」
雪蓮「ええ、この前私が家督を継いだからね、でこっちが」
冥琳「軍師の周瑜だ」
霞「うちは、董卓軍の代表の張遼や。みんなよろしゅうな」
ねね「ねねが軍師の陳宮ですぞーーー」
袁紹「さて、自己紹介も終わったことですし軍議を始めましょう」
華琳「そうね、で麗羽あの城の見取り図ぐらい用意してるのでしょうね」
袁紹「う・・・・そんなもの無くても軍議はできましてよオーーーーーーーーホホホホ」
華琳「は~何しに来たのか本当にわらないはね」
雪蓮「冥琳何なのアレ」
冥琳「単なる茶番だ。袁家の者だぞこうなるのは解っていただろう」
雪蓮「まあね・・・でももしかしたら会えるかなと思ってきたんだけど」
冥琳「ああ、ここにはいないみたいだな・・・・後で董卓軍の陣に行ってみようではないか」
雪蓮「そうね」
霞「は~なにもせんなら帰ってええか?こっちは付いたばっかしで準備がろくにできておらんねん」
ねね「そうですぞーー!!それにあと少ししか恋殿の近くにしか居れないというのに」
華琳「そうね、ならこの討伐ではお互いの邪魔をしない、張角の首は早い者勝ちぐらいの約定は決めておいていいかしら」
雪蓮「かまわないわよ」
霞「かまわんよ」
桃香「だ、大丈夫です」
袁紹「ちょっと華琳さん勝手に決めないでくださいます」
華琳「では解散しましょう」
朱里「桃香様、大変に危ない状態です」
桃香「どうしたの朱里ちゃん?」
朱里「はい、私の考えでは他の軍と一丸となって戦い兵の消耗を抑えようと考えていたのですが」
桃香「どういうこと?」
朱里「つまりは、私たちの軍だけで戦わなくては行かなくなったということです」
桃香「え!!それってとても危険じゃない」
朱里「そうです。だから私から一つ提案があります」
桃香「どんなこと?」
朱里「はい、それは同じ人数が少ない董卓軍と一緒に戦うということです」
桃香「そうか、わかったよ朱里ちゃん。なら今から董卓軍の陣に行こう」
朱里「はい」
春蘭「曹操様、すこし所用で私たち姉妹離れても大丈夫ですか?」
華琳「所用?ええいいわよ。あなた達からの願い何てそうは無いから(なぜ礼服を着ているのかしら、あと服の下になにか・・・・・)」
秋蘭「ありがとうございます。それではこれで」
雪蓮「冥琳着替え終わった?速くいきましょう冥琳!!」
冥琳「そう慌てるな雪蓮。董卓の陣は逃げたりしないわよ」
霞「ただいま~~~」
凪「お帰りなさいませ霞さま」
霞「あ~~~~凪はいつ見てもか~~~~いいな~~~~~」
ナデナデナデナデナデナデナデナデ
凪「霞様おやめください//////////////////////」
一刀「お帰り霞、でどうだった?」
霞「それがな~一刀~~~ほとんど自己紹介で終わってしまったんや。決まったことと言ったら他の軍の邪魔せんことと、張角の首は速いもの勝ちっていう二つだけや」
一刀「そうか・・・・・霞、そろそろ凪を放してやってくれ」
霞「え~~~もう少しうち凪と遊びたい~~~」
一刀「少しは我慢しろ」
兵「失礼します。いま北郷様に会いたいと四人来ましたがいかがなさいますか?」
一刀「四人?それに霞じゃなくて俺に・・・・会ってみるかその場所に連れて行ってくれ」
兵「は、こちらになります」
少し時間を戻し
春蘭「速くいくぞ秋蘭!!」
秋蘭「フフ、そんなにあわてなくてもいいだろう姉者」
春蘭「しかしだな秋蘭、ん・・・あれは?」
秋蘭「どうしたんだ姉者?」
春蘭「秋蘭あっちを見ろ、誰かが私たちと同じで董卓軍に向かっているぞ」
秋蘭「そうみたいだな・・・あの格好を見るにさっきの軍議にいた孫家の者じゃないか?」
春蘭「なに、そうかなら・・おーーーーい」
雪蓮「ん?何か聞こえない冥琳」
冥琳「そうね・・・さっきから何か聞こえるような」
と話していると後ろから
春蘭「おーーーいと呼んでいるだろうが!!!!」
と言いながら走ってきた春蘭がいた
雪蓮「あなたはさっきのにいた夏候元譲だったかしら?」
春蘭「ああ、それでお前は孫家の者であっていうか?」
雪蓮「まあ孫家だけど・・・あなたはいったい」
春蘭「私は夏候惇だ!!!」
雪蓮「いやそう言う意味じゃなくて・・」
春蘭「じゃあなんだ!?」
秋蘭「はー姉者急にかけないでくれ。・・・・すまなかった孫伯符殿。私は夏侯淵、私と姉者は夏候嬰の子孫だ」
雪蓮「ああ、そういう事ね」
冥琳「ならあなた達姉妹も」
秋蘭「その通りだ。我らが主に会いにな」
雪蓮「そう、なら一緒に行きましょ。私の真名は雪蓮っていうのよろしくね」
冥琳「私は冥琳だ」
秋蘭「いきなり真名を良いのか?」
雪蓮「大丈夫よ、だってこれから一緒に戦う家族でしょ?」
春蘭「そうだな。なら私は春蘭だ」
秋蘭「私は秋蘭という」
雪蓮「ところで、二人とも服の下に何を着けているの?」
春蘭「縄だが」
雪蓮「そ、そう縄ね・・・・・・(いったい、どういうこと?)」
秋蘭「何かおかしいところでもあったか?入念にチェックをしたはずだが」
冥琳「な、何もおかしいところはないぞ(何かが間違っているはずだが、口に出せない)」
と四人は話しながら董卓軍の陣にいた
雪蓮「ねーそこの人、私たち北郷という人物に会いたいのだけど居るかしら?」
兵「ああ、居られるが何ようだ?」
雪蓮「少し込み入ったことだから本人に話したいのよ。お願いできるかしら」
兵「少し待ってろ」
時は戻り
一刀「俺に会いたいのは君たちか?」
雪蓮「はいそうです。少し人払いをお願いできますか」
一刀「ああ、わかった。少しここから皆離れてもらえないか」
兵「わかりました」
一刀「それで?」
冥琳「つかぬことをお聞きしますがあなたのお名前をお聞きしも?」
一刀「北郷だが」
冥琳「そちらではなく本名の方をお願いします」
一刀「お前ら何・・・・ん、その腰にしているのは白虎九尾かなるほど周家の冥生の子孫か。なら話は別だ、俺の名は項羽北郷、真名を一刀と言う」
四人「「「「!!!!!!!」」」」
秋蘭「やはりあなた様が・・・」
春蘭「やっとお会いになれた・・・」
一刀「お前たちは?」
春蘭「はい、私たちは夏候嬰の子孫です。私は姉の夏候惇、真名を春蘭」
秋蘭「妹の秋蘭と言います」
一刀「そうか・・・・・冬蘭はしっかりと子が産めたのだな。なら、お前たちは俺の子同様だな。よく会いに来てくれた春蘭、秋蘭(なんか二人の服の合間から縄が見えるがなぜだ?・・・・・だが、それもいい!!!!)」
と言いながら二人の頭を撫でた
二人「/////////////////////////////////////////////////////////////」
雪蓮「(ブーーーーーなんか羨ましい)あの、項羽様」
一刀「ああ、お前は孫家の蓮乱の子孫だな。あと一刀でいいぞ」
雪蓮「はい一刀様。私は現孫家当主孫策、真名を雪蓮と言います」
冥琳「一刀様、私は周家当主周瑜、真名を冥琳と言います。よろしくお願いします」
一刀「雪蓮と冥琳だな、わかった。四人とも中に入ってくれ合わせたい人とこれからのことについて話す」
四人「「「「わかりました」」」」
あとがき??
次も頑張ります
次回は一刀たちが孫家の将たちと会うと思います。黄巾の乱もつつがなく進めていきます
雪蓮は子孫たちに、蓮華はみんなにどんなことされるんだろうな~~
黄巾の乱が終わったらまだ書いていない凪や亞莎か孫家の誰か、または孫家の将たちの誰かの拠点を書きたいと思います。この人のがいいというのがあったらお願いします
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子孫たちと再会していきます