二人の劉備と二人の御使い~咎を受けし御使いの最後の旅
防衛隊訓練
For紫苑side
あの試合の日から5日、私は劉戯さんから弓の使い手10名を預かり、鍛錬を積んでいた。
紫苑「如何なる体勢でも撃てるようになさい。貴方達はこれから森の中で狩りをするのよ?」
兵士A「はい!黄忠様!!」
紫苑「走りながら弓を射れるようになりなさい。止まっていては相手に追いつかれ斬られるのが落ちよ?」
兵士B「はい!黄忠様!!」
紫苑「私達はたった10人で森の中で敵兵を殺しつくさなければならないわ。それこそ一人100人討つ気概で鍛錬なさい!」
兵士たち「「「「「はい!!!黄忠様!!!!!!」」」」」
この人達は私の名声を知っているらしく、言う事は聞いてくれている。でも・・・
一騎『お前たちはやる気があるのか?やる気が無いなら劉戯の所の鍛錬に行ったらどうだ??』
兵士C『ああ、分かったよ!あんたには付いて行けねぇ!!!』
兵士D『行こうぜ、皆。』
一騎『お前らは行かないのか?』
兵士E『気に入らねぇ。だけどあんたは強い。あんたの指示に従って居なきゃ死んじまいそうな気がするんだ。』
一騎『・・・はっ、結局強い者に隠れるだけか?』
兵士E『な!?・・・やっぱり俺も兄貴の所に行かせてもらう!!』
一騎『・・・ほら、お前たちも行ったらどうだ?強者の影に隠れる弱者ども。』
あの調子です。どう言う意図があるんでしょう?なぜあんな事・・・
兵士A「黄忠様・・・あの男は何をしてるんですか??」
兵士B「俺達もさすがにあれは・・・」
紫苑「一騎さん・・・鄧艾さんを信じなさい。あれも意図があります。あの人は無駄な事は考えない人です。」
そう・・・信じていますよ?一騎さん。
紫苑「さあ、私達は敵兵を減らす要。休んでる暇はありませんわ!!」
兵士たち「「「「「はい!!黄忠様!!!!」」」」」
私はそのまま自身に割り当てられた兵達を鍛錬し続ける。
For劉戯side
劉戯「よし、抜刀!・・・突撃!!」
兵士たち「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」」」」」
劉戯「ふぅ・・・こんなもんか?」
兵士D「劉戯様!」
劉戯「ん?おめえ等は・・・鄧艾に預けた兵じゃないか?どうした。」
兵士E「あんな奴の所ではやっていけません!!俺達も此処で訓練させてください!」
あちゃあ・・・こいつらでも駄目だったかぁ。
劉戯「ああ、いいぜ。と言うより・・・お前ら覚悟しとけよ?」
兵士C、D、E「「「へ?」」」
劉戯「俺はな、あいつにどんな事をやられても、言われても、付いて来れる気概のある奴を10人寄こしてくれって言われてんだ。だがお前らはそれに応えられなかった。なら・・・」
兵士C、D、E(((あ、俺ら判断誤った。)))
劉戯「よしお前ら!丁度いい木偶が到着だ!こいつらいたぶって良いぞぉぉぉ!!!」
兵士たち「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
兵士C、D、E「「「ぎゃああああああああああああああああああああああああ!!!!」」」
まったく・・・鄧艾の野郎は何考えてんだかな。
ま、俺は俺で大兵力に備えて鍛錬するだけだ。
For一騎side
劉戯に頼んでそれなりの奴らを集めてもらったが・・・さっきの三人に加え、また2人離れて行った。
残ったのは五人・・・か。いや・・・二人だな。
兵士F「俺も行かせてもらうぞ。」
兵士G「あんたの意図は知らねえ。だがな・・・そんなんじゃ人は付いてこねえよ。」
兵士H「その通りだ。」
一騎「ふん。さっさと行け、腰ぬけ共。」
その一言に怒った三人は何も言わず劉戯の所に駆けて行った。
一騎「・・・で?お前らはどうなんだ??腰ぬけの弱虫共??」
背の低い男「俺達は弱い。そんなこと分かってる。」
釣り目の女「でも、ウチ達はそれでも強うなりたいんや。」
一騎「強くなりたい?何のために??」
背の低い男「守るため。」
釣り目の女「生き抜くため。」
一騎「・・・簡単な道じゃないぞ?」
背の低い男「重々承知!」
釣り目の女「修羅道上等!」
一騎「・・・はっ!良く言いやがった。その言葉違えるなよ?」
二人「「はい!!」」
一騎「よし、自己紹介だ。俺は鄧艾士載。真名は一騎だ。」
背の低い男「な!?真名まで預けるって言うのか!?」
一騎「俺はな・・・背を預ける部下には真名を預ける事にしてるんだ。」
釣り目の女「あんたってやつは・・・本当にすごいんやね。ウチは淩統公績、真名は
背の低い男「なら俺も預けるぜ、俺は姜維、字を伯約。真名を
淩統に姜維か・・・これまた有名どころが残った物だ。
一騎「ああ、よろしくな。早速だが・・・お前らには今日一日で自分の命を守る戦いを覚えてもらう。」
叢雲「命?そんなんあたりまえの事・・・」
一騎「俺の攻撃を避け続けろ。反撃は禁止。ただただ避け続けるんだ。受け止め、往なし、受け流し、耐え抜け。それが・・・今日の課題だ。」
二人「「んなむちゃな!?」」
一騎「無茶?無茶無謀、貫き通して生き抜いて見せろ。地べた這いつくばっても、卑怯だと罵られても、無様な姿さらそうとも・・・生き抜く気概がなきゃやっていけないぞ!!」
俺はそのまま二人に殴りかかる。
樹「んな!?っぶねぇ!!」
一騎「破!」
叢雲「くぅ!」
一騎「そらそら!まだまだ逝くぞぉ!!」
二人「「んなくそおぉぉぉ!!!」」
ブォン!パシィ!ボッ!ズガン!ドドドドド!!ス、パシ、スカ、ゴスゥ!!
叢雲は回し蹴りを受け流し、右ストレートを回避、連脚を回避、流し、回避と良い所まで行ったが四発目を腹に受ける。
叢雲「か・・・は」
樹「叢雲!?」
一騎「よそ見するな!」
ブォン!ゴスゥ!
よそ見をした樹に向けて、俺は踵落としを肩にくれてやる。
樹「がぁ!」
ドゴォン!!
そのまま樹は地面に叩きつけられる。さすがにやりすぎたか?だが・・・
一騎「おいおい・・・俺は俺の知る限りの“副将級”まで落としているぞ?そんなんで生き残れるか??このウジ虫どもが!!」
少しばかり海兵隊式が混ざってしまっているのは・・・流してくれるとありがたい。
叢雲「・・・樹、大丈夫か?」
樹「ああ・・・叢雲は?」
叢雲「腹痛いわ・・・」
樹「俺は・・・肩外れてねえよな?」
叢雲「大丈夫そうやね。」
一騎「その程度か・・・やはりお前らは次の戦闘で死亡確定、そのせいで村人は死亡確定だな。」
二人「「!?」」
一騎「ほら、想像しろ。お前らは戦場でかろうじて生きて地べた這いつくばっている。その後ろでは村に火の手が上がり・・・村人の悲鳴が上がるんだ。」
叢雲「あ・・・あ"ぁぁぁあ”あ”!!!!」
一騎「よし、立ったな。なら続きだ。倒れなければ負けじゃねえ。まずはそれを教えてやんよ。」
樹「俺だって・・・俺だってなぁぁぁぁぁ!!!」
一騎「その意気だ!!逝くぞ小僧共!!」
その後は正直酷い物だった。二人は必死に俺の攻撃を避け続けた。俺の取り決めを順守し、反撃せず、ただただ逃げ、受け、流し、往なし、日が暮れるまで続けて行った。
一騎「・・・ここまで!」
叢雲「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
樹「ぜ、ぜ、ぜ・・・」
一騎「・・・ふむ、さすが・・・だな。」
二人「「??」」
一騎「お前ら気付いてないだろ?俺は途中から実力を底上げしてたぞ??それを回避、または防御できてる時点でそれなりの実力まで底上げできてるはずだぞ?」
叢雲「そ、そうなん!?」
樹「き、気が付かなかった・・・」
一騎「ははは、大したものだよ。」
さすがは歴史に名を残せし名将だよ。
一騎「明日はもっときついぞ?疲れを残すなよ。」
二人「「は、はい!」」
そのまま俺は宿に戻る事になった。帰った先に紫苑の質問攻めが待っていたりするのだが・・・そんな事とは知らずに。
あとがき
う~ん・・・此処はこんな感じがいいかな??
華琳「じ~」
そしてここをこうで・・・こんな感じか?
華琳「じ~~」
さらに・・・こいつらはこんなキャラで行こうか・・・
華琳「じ~~~」
張三姉妹は・・・
華琳「じ~~~~」
一刀「じ~~~~」
民の一斉蜂起は・・・
華琳「じ~~~~~」
一刀「じ~~~~~」
上海「じ~~~~~」
此処で拠点を挟んで・・・いや、それよりも華琳ルートを書いて・・・
華琳「じ~~~~~~」
一刀「じ~~~~~~」
上海「じ~~~~~~」
結璃「じ~~~~~~」
関係無いのまで増えてる!?
結璃「どうしてこっちは書かないの!?」
思い浮かばないから待ってろよ!
華琳「私は?私の出番は??」
もう少しお待ちください!?
上海「(私は何処に行ったの?)」
璃々ちゃんの護衛兼愛用のお人形です!?
一刀「俺の嫁は何人の予定なんだい?」
それこそ知らねえよ!?お前自分の種馬ぶりどんだけだと思ってんだ!!白銀武も真っ青だよ!!
一刀「orz」
華琳「もう少しって何時よ!」
結璃「頭殴ったらネタ思い浮かばないかな?」
上海「(璃々ちゃんと居たら動けないじゃないですか!)」
(ぶち)
三人「「「あ・・・(あ・・・)」」」
結璃消滅フラグ出してやる。
結璃「いや~~~~~~」
華琳は一刀とのイチャラブ最後まで引き延ばそうか?
華琳「それだけは勘弁して下さい!」
上海は動力抜きとっちゃうぞ♪(笑)
上海「ガクガク((゜Д゜))ブルブル」
それが嫌なら・・・ダマレ♪
三人「「「サーイエッサー!!(サーイエッサー!)」」」
まったく・・・じゃ、俺はまた続き書くから。じゃな~ノシ
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やっとマイPCの前に座れた・・・
続きだごらぁ!
では本編どうぞ~