No.697856

【獣機特警K-9ⅡG】休日の勇者様【交流】

ビキニアーマーへの抵抗感がどうしても捨てきれない児童会長の鈴木月は…

出会った場所:http://www.tinami.com/view/696368
月:http://www.tinami.com/view/651110
晴:http://www.tinami.com/view/651117

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2014-07-01 13:11:19 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:908   閲覧ユーザー数:828

「あれ、そこにいるのはマリンちゃん?」

 

最新の体感型テーマパーク・ラミナソードアンドマジックワールドでソウジ・ミツザワとマリン・ココノエ、蘇芳七馬とカリン・ココノエのカップルがダブルデートを楽しんでいたところ、聞き覚えのある人物に声をかけられた。

 

「あ、晴に会長!あとおばちゃんか。」

 

マリンにとって同学年に当たる鈴木晴とその姉で小学校の児童会長の月、そして母親の志乃の家族連れ三人である。三人の恰好はそれぞれ違うのだが…

 

「あれ?晴はビキニアーマーじゃないのか。」

 

晴の恰好はマリン・カリンの姉妹が身に纏っているビキニアーマーではなく、カンフー使いを思わせる格闘服である。

 

「うん、わたしも着てみたかったんだけど…お姉ちゃんが「そんな役に立たなそうな格好する必要はない」って…。」

「ふーん…やっぱ会長はお固いな。で、会長はローブなのな。」

「ええ、私は肉弾戦が苦手だから…。」

 

月の恰好は魔法使いが着るような古典的な黒のローブ。というわけで姉妹はそれぞれ露出少なめの布の衣装を選択しているのだが…

 

「でもおばちゃんはわたしたちと同じだね!」

 

母親である志乃が選んでいる衣装こそビキニアーマーなのである。

 

「私はやめてほしかったんだけど…。」

「ふふふ、だってこの服ここの一番人気だって言うし…それにこういうところでしか着れない服を着ないのはもったいないじゃない。どう?まだまだ私も捨てたもんじゃないでしょ?」

 

志乃はビキニアーマーを纏った身体を誇示するかのようにセクシーポーズをとる。それを見ていた月がぼそりと…

 

「ったく、お母さんったら自分の年を考えて…」

 

不満を漏らすが、それを聞き逃さなかった志乃。

 

「あら、何か文句でもあるのかしら月ちゃん?」

 

月の頭を掴み、怖い顔で睨む。

 

(も、モンスターより怖い…)

 

その場にいた全員がそう思ったという。

 

おわり


 

 
 
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