No.691870

英雄伝説~運命が改変された少年の行く道~

soranoさん

第61話

2014-06-06 00:28:47 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:2120   閲覧ユーザー数:1942

 

リィン達と領邦軍との戦い……数で圧倒的に不利なリィン達が不利かと思われていたが、歴戦の戦士達の活躍によって序盤から互角以上に戦っていた。

 

~北クロイツェン街道~

 

「さ~てと、誰からブッ飛ばされたいのかしら!?」

「グルルルル……………」

「クーッ!!」

「う……あ……」

「ヒッ……!」

エステルがさらけ出す神気や霊圧、カファルーやクーに睨まれた兵士達は恐怖心によって二の足を踏み

「クッ……数はこちらが圧倒的に上だ!かかれ――――ッ!!」

エステル達に気圧された隊長だったがすぐに気を取り直して指示をし、隊長の指示によって大勢の兵士達がリィン達に襲い掛かった。しかし!

 

「オオオオォォオオ―――――――――――ッ!!」

「ヒッ!?」

「う……ぁ……!」

サエラブの咆哮によって、突如襲い掛かって来た恐怖心によって思わず足を止めてしまい

「光よ、降り注げ!爆裂光弾!!」

「大地よ、我が矢に力を!大地の制圧射撃!!」

「排除する。」

「ががっ!?」

「ぎゃっ!?」

「ぐあっ!?」

そこにニルが上空から光の魔力弾の雨を、テトリが魔力の矢の雨を降り注がせ、フィーが銃剣から怒涛の銃撃を放って襲い掛かってきた兵士達を怯ませた!

 

「行くよ―――斬!!」

「二の型――――疾風!!」

「ぎゃあっ!?」

「がっ!?」

怯んだ隙を逃がさないかのようにヨシュアがクラフト―――雷光撃で、リィンが電光石火の速さで敵を斬りつける剣技―――疾風で次々と兵士達を傷つけ

「麻痺弾、発射!」

「ぐっ……!?」

「か、身体が痺れる……!」

マキアスがショットガンから麻痺弾を発射するクラフト―――パラライズカートで数人の兵達を痺れさせ

「そこだっ!!」

「があっ!?」

マキアスと戦術リンクを結んでいたユーシスがその隙を逃がさないかのように闘気を込めた一撃で薙ぎ払う騎士の技―――ルーンブレイドで追撃してみねうちした!

 

「アークス、駆動……!」

「………………」

エマは高火力のアーツを放つ為に魔導杖を構えて集中し、エマと共にパズモはその場で集中して魔術の詠唱を開始し

「アーツを撃たせるな!」

エマ達の行動を見た兵士達がエマ達に襲い掛かろうとしたが

「せーの!裂甲断!!」

「やぁぁぁぁぁぁっ!旋雷輪!!」

「邪魔だっ!!」

「ぎゃああああっ!?」

「ががっ!?」

「ぐあっ!?」

その場で跳躍して長剣を地面に叩きつけ、軽い地鳴りと共に衝撃波を放ったミントの技と雷を宿した棒をコマのように全身を回転させながら攻撃するエステルの技、メティサーナの大鎌による薙ぎ払い攻撃によってそれぞれ吹き飛ばされたり怯んだりし

「グオオオオオオオッ!!」

「ク――――ッ!!」

「うあああああああっ!?」

「ぎゃああああああっ!?」

カファルーの炎を纏った一撃―――爆炎スマッシュ、クーのブレス―――アクアブレスによって多くの兵士達が一撃で戦闘不能になった!

 

「そこです!グリムバタフライ!!」

「風よ、吹き荒れろ!双竜の大竜巻!!」

「うああああああああああっ!?」

「ぎゃあああああああああっ!?」

そして悪夢を見させる蝶を舞わせるエマのアーツが巨大な竜巻を発生させたパズモの魔術の影響によって広範囲の兵士達を苦しめ

「光よ!裁きの炎となりて、我が仇名す愚か者達を焼き尽くせ!贖罪の聖炎!!」

「うふふ、闇に囚われなさい……―――ティルワンの死磔!!」

「がああああああああああああああっ!?」

フェミリンスとベルフェゴールの最上位魔術によって、数十人の兵士達が一気に地面に倒れ、2度と起き上がらなくなった!

 

「つ、強い……!」

「が、学生の分際でどうしてここまでできるんだ……!?」

次々とやられて行く兵士達を見た他の兵士達は信じられない表情をし

「ええい、何をしている!撃て!」

隊長は焦った様子で指示をした。

「し、しかし……この距離で撃てばユーシス様にも命中しますが……!」

隊長の指示に兵士達は狼狽えたが

「狼狽えるな!公爵閣下の命令だ!」

「ハ、ハッ!」

隊長の一喝によって兵士達は銃口をリィン達に向けた。

 

「ポイッと。敵の数が多いから、大判振る舞い。」

「うあっ!?」

「ぐあっ!?」

しかしフィーが次々と投擲したFグレネードを受けて怯み

「おおおぉぉぉおおおっ!!」

「か、身体が……!?」

「う、動かない……!?」

ヨシュアの全てを凍てつかせる冷たい視線―――魔眼を受けた兵士達の身体の動きは止まり

「そこですっ!まだまだっ!」

(燃えろっ!!)

「あつっ!?」

「うあっ!?」

「ぎゃっ!?」

「ぐっ!?」

サエラブが次々と口から吐いた炎の球と、テトリの百発百中の魔力の矢を利き手に受けた兵士達は次々と銃を取り落とした。

 

「フフ、殴り合うだけが戦いじゃないわよ?」

「……ぁ……」

「…………」

「がっ!?」

「ぐあっ!?お、俺達は味方だぞ!?」

「ええい、何をしている!?敵は奴等だぞ!?味方同士で争ってどうする!?」

そしてベルフェゴールは膨大な魔力が込められた眼で妖美な微笑みを浮かべて兵士達を混乱させて同士討ちをさせ、ベルフェゴールの魔術―――淫魔の魅惑によって混乱させられた味方のはずの兵士達に襲い掛かられた兵士達は戸惑い、隊長は怒鳴り散らしていた。

 

「四の型――――紅葉切りっ!!二の型―――疾風!!」

「うあっ!?」

「ががっ!?」

同士討ちによって領邦軍が混乱している隙を狙ったリィンは高速の速さで攻撃する剣技で兵士達を次々と怯ませ

「十六夜―――――”燐”!!」

「沙綾!紅燐撃!!」

「うあああああっ!?」

「ぎゃああああっ!?」

エステルは棒に溜め込んだ闘気によって発生した高速の真空の刃を放ち、ツーヤは抜刀して真空の刃を生み出すと共に高速で襲わせて多くの兵士達を薙ぎ払い

「ブレイクショット!!今だっ!」

「せいっ、せいっ、せいっ……ハアッ!!」

「ガッ!?」

マキアスのショットガンによる一撃で怯んだ隙を逃がさないかのようにマキアスの攻撃から連携したユーシスが華麗な連撃―――クイックスラストを叩き込んで一人一人確実に沈め

 

「アークス、駆動!クロノドライブ!!白き刃よ……貫け!イセリアルエッジ!!」

「エニグマ駆動!ゾディアック!!大地に降り注ぐ 光よ!矢となり、敵を貫け!シャインアロー!!」

エマとミントはそれぞれアーツで仲間達の援護をした後クラフトや魔術で遠距離攻撃し

「グオオオオオオオ――――ッ!!」

「ク――――――ッ!!」

「ぎゃああああああああああああああっ!?」

「ぐあっ!?」

「がっ!?」

カファルーは口から灼熱の炎を吐いて兵士達を怯ませ、灼熱の炎を受けた兵士達の炎を消すかのようにクーが口から水圧のブレスを吐いて炎を消すと共に兵士達を吹っ飛ばした!

 

「天罰を受けなさい!電撃剣!!」

「喰らえ―――!旋風大魔刃!!」

「ががっ!?」

「ぎゃあっ!?」

ニルとメティサーナは空を自由自在に飛び廻って次々と空から兵士達を強襲し

「鳴り響け、裁きの雷!審判の轟雷!!」

「超越せし純粋よ、全てを薙ぎ払え!―――ルン=アウエラ!!」

「うあああああああああああああっ!?」

パズモとフェミリンスは高火力の魔術で兵士達をゴミ屑のように薙ぎ払った!エステル達は猛スピードで多くの兵士達を戦闘不能にするか気絶させ、エステル達と共に戦っているリィン達は時に傷ついたが互いに協力し合って、次々と兵士達を戦闘不能にするか気絶させていた!

 

「馬鹿なっ!?この数で我らが不利だと!?おのれ……!――”アハツェン”部隊!奴等の足元に砲撃を撃って牽制しろ!」

次々とやられて行く兵士達の様子に信じられない表情をした後隊長は怒りの表情で通信し

「えっ!?よ、よろしいのですか……!?」

「さすがにそれはやりすぎなのでは……!?」

通信によって指示を受けた”アハツェン”を操縦する兵士達は戸惑ったが

「構わん!撃て!何としても奴等を逃がす訳にはいかぬ!」

「ハッ!」

隊長の指示によってリィン達に砲口を向けて砲撃した。しかし!

「させませんわ!」

フェミリンスがドーム型の結界を展開して砲撃を次々と防ぎ

「す、凄い……!」

「何て強度の結界……!」

「”アハツェン”の砲撃まで、余裕で防ぐなんてさすがは”女神”だね。」

「ひ、非常識すぎる……」

「この俺がいるにも関わらず撃ってくるとは……奴等には地獄を見せてやる。」

”アハツェン”の砲撃を易々と防ぐフェミリンスの結界にリィンやエマは驚き、フィーは感心し、マキアスは疲れた表情で溜息を吐き、ユーシスは領邦軍を睨んだ。

 

「ったく、たったこれだけの人数相手に戦車まで持ち出してくるなんて、どこまで大人気ないのよ。―――サティアさん、力を貸して!たあっ!!」

エステルは呆れた後背中に光の翼を具現化させて空へと跳躍し

「フフ、そんな大人気ない事をする悪い子達には”お仕置き”をしてあげないとねぇ?」

ベルフェゴールは妖美な微笑みを浮かべた後全身に膨大な魔力を溜め込むと同時に地面に巨大な魔法陣を発生させ

「一気に決めるよ、ツーヤちゃん!ヤアッ!」

「うん!やろう、ミントちゃん!ハッ!」

ミントとツーヤは同時に跳躍し

「「ハアアアア…………グオオオオオオオオ――――――ッ!!」」

そしてミントは白銀の竜に、ツーヤは蒼き竜に変化して空へと跳躍した!

「な、なななななななななっ!?」

「ミ、ミントさんとツーヤさんが竜に……」

「しかも”ブレイサーロード”の背中には翼が生えているんだけど。」

「「……………………」」

一方その様子を見ていたマキアスは混乱し、エマは信じられない表情をし、フィーは目を丸くし、リィンとユーシスは口をパクパクした。

 

「神技!ニーベルン・ヴァレスティ!!」

そして空高くへと跳躍したエステルは異空間から現れた膨大な聖気を纏う槍を大地に向かって投擲し

「我招く、訃音(むいん)の焦熱(しょうねつ)に是非(じひ)は無く!汝(なんじ)にあまねく厄(やく)を逃れる術(すべ)も無し!!――――メテオスウォーム!!」

ベルフェゴールは空から無数の隕石を大地に降り注がせ

「「ルイン!クラスト――――――――ッ!!」」

竜化したミントとツーヤは全身から超越したエネルギーを大地に向けて解き放った!4人の超越した攻撃が大地にぶつかると閃光が戦場全体を照らした後、大地震と共に轟音が起こり、更に巨大なドーム型の爆発が”アハツェン”や装甲車の軍団を包み込み、爆発の煙が晴れると”アハツェン”や装甲車は全て無惨な姿となって破壊されるか、完全に消滅し、操縦者達は全員重傷を負った状態で地面に倒れて呻き、”アハツェン”と装甲車があった部分はクレーターだらけになっていた!

 

「な、ななななななななっ!?」

「ア、”アハツェン”と装甲車の部隊がぜ、全滅……」

戦車と装甲車の部隊が全滅するという信じられない出来事に隊長は混乱し、兵士達は呆け

「……………………」

リィン達は絶句していた。

 

「よしっと!みんな、呆けている場合じゃないわよ!今の内に一気に決めるわよ!」

そして地上に降り立ったエステルはリィン達に指示をし

「は、はい!みんな、一気に決めるぞ!」

「おおっ!!」

指示に頷いたリィンは号令をかけ、仲間達はそれぞれ総攻撃の構えをし、次々と大技や協力技を放ち始めた……!

 

 

 

 

フハハハハ!エステル達、案の定大暴れしましたww次回、なんと閃キャラのコンクラもありますww


 
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