No.674688

真・恋姫†無双 異伝「空と命と夢の狭間に」第三十三話


 お待たせしました!

 前回ようやく再会出来た璃々と黄忠。

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2014-03-29 23:48:57 投稿 / 全13ページ    総閲覧数:8673   閲覧ユーザー数:5952

 

~陳留にて~

 

「なるほどね…」

 

 曹操は命より送られて来た書状に眼を通してそう一言呟く。

 

「一体、洛陽からは何と?」

 

 荀彧がそう問いかけるのと同時に曹操はその書状を彼女に見せる。するとそれを見た

 

 荀彧の表情がみるみる内に変わる。

 

「そんな…それじゃあの時のあの男は」

 

「そういう事のようね。ふん、結局ただの勢力争いって事じゃない。しかも麗羽の後ろ

 

 側にいるのが劉焉で、二十年以上前の逆恨みが原因って…馬鹿馬鹿しい話ね」

 

「それでは華琳様…今回は」

 

「ええ、どちらに付くか考えるまでも無いわ…でも、ただ味方になるなんてだけじゃ何

 

 の面白味も無いわ。どうせなら私達を出来るだけ高く買わせたい所よね…桂花、劉備

 

 と公孫賛に連絡を」

 

 曹操に命じられた荀彧が駆け出して行くのを眺めながら曹操は一人笑いを洩らしてい

 

 たのであった。

 

(ふふ、さあこの局面をあなたならどうするのかしら、北郷?楽しみにしてるわ)

 

 

 

 ~南陽にて~

 

「以上が陛下からのお達しよ。どうするの、張勲?」

 

 孫策からの話を聞き、張勲は頭を悩ませていた。

 

「困りましたねぇ…普通に考えたら何ら悩む必要の無い場面なのでしょうけど」

 

 張勲が悩んでいるのは主君である袁術の扱いについてである。

 

 今までならほぼ全てを張勲に丸投げしてたので、張勲のやりたいように出来た部分も

 

 あったのだが、今回は張松に『大将軍になれる』などと吹き込まれてしまっていた為、

 

 異様にやる気を出してしまい、もう大将軍になったかの如くに振舞ってしまっていた

 

 のである。しかもすぐにでも連合を率いて洛陽を攻めるといったような言葉を繰り返

 

 している為、さすがの張勲も少々持て余し気味になっていたのであった。

 

「あのね…今そんな事言ってる場合じゃないって事位分かるでしょ?」

 

「でもこのままお嬢様を見捨てるなんて選択肢は私にはありませんし…かといって今の

 

 お嬢様を矯正させるなんてどうしたら良いのか…誰かお嬢様を叱り飛ばせるような人

 

 を知りませんか?」

 

 張勲は本当に困った顔でそう孫策に聞いてくる。正直な話、孫策にとってはこのまま

 

 袁術が袁紹側に付いてくれた方が堂々と叩き潰す大義名分が出来るのでありがたいの

 

 ではあるが、他ならぬ命より『袁術をこちら側に付かせろ』との命を受けていたので、

 

 そういうわけにもいかず張勲の悩みを解決する方法を考えざるを得なかったのである

 

 のだが…その時、彼女の脳裏にある人物が浮かぶ。

 

「そうだ、あの人なら…」

 

 

 

 その二日後。

 

「七乃~、洛陽への進軍準備は整っておるのか~?すぐにでも行って妾が大将軍になる

 

 のじゃぞ~?」

 

 袁術は張勲を探して城内を歩き回っていた。

 

「おかしいのぉ、七乃どころか兵の姿も見えんとは…おお~い、誰かおらんのか?」

 

 袁術がそう叫んだ時、誰かが歩いてくる音がしてくる。

 

「おおっ、おったではないか!さあ、すぐに洛陽へ攻め…」

 

 そこまで言いかけた袁術の目の前に現れたのは…。

 

「ほぅ、久しぶりに人界に戻って来てみれば相変わらずの馬鹿面だな…美羽」

 

「えっ…ま、ま、ま、まさかまさかまさかまさか…」

 

「ああ、空お姉さんだ」

 

「ぴ、ぴ、ぴ、ぴ、ピギャーーーーーーーーーッ!!」

 

 空の顔を見た袁術の顔色がみるみる内に青くなる。

 

「何を驚いているんだ?」

 

「だ、だ、だ、だって…確か空お姉様はお亡くなりに…」

 

「だから久々に人界に戻ったと言っただろう?」

 

「ひ、ひ、ヒィーーーーーッ!だ、だ、誰か…」

 

「だから此処に私がいるではないか。それとも私じゃ不服か?」

 

 空の言葉に袁術はただ無言で首を横に振る。

 

「そうかそうか、ところで…何でも洛陽を攻めるそうだな?」

 

 

 

 その言葉に袁術の顔色はますます青くなる。

 

「しかも董卓を攻め滅ぼしたら大将軍にしてもらえるらしいな。誰にしてもらうつもり

 

 なのだ?まさか張松の主である劉焉にではあるまいな?」

 

「りゅ、りゅ、劉焉なんて、し、し、し、知らんのじゃ!」

 

「ほぅ、なら誰に大将軍にしてもらうんだ?」

 

「そ、そそそそそそ…それは、その、あの…」

 

「美羽、人と話す時はちゃんと眼を見て話せと教えただろう?」

 

 空はそう言うと袁術の顔を両手で掴んで無理やり自分の顔の方に向ける。

 

「さあ、答えろ。誰に大将軍にしてもらうんだ?それとも大将軍なんて嘘なのか?」

 

「そ、そうじゃ!妾は大将軍なんて知らんのじゃ!じゃから洛陽になんて絶対攻めない

 

 のじゃ!」

 

「それは間違いないな?もし違うと言うのなら…」

 

「だ、大丈夫じゃ…大丈夫です!決して空お姉様の言う事には逆らいません!」

 

「よし、確かに聞いたぞ。もしその言葉を違える事があったら私はまた黄泉の国からお

 

 前の前に現れるからな」

 

「ピィーーッ、わ、分かりました!決して違えません、違えませんから!」

 

 袁術がそう言うと空は手を離してその場から去る。袁術はそのまま失神してしまい眼

 

 が覚めた後、二度と洛陽に攻めるだの袁紹の味方をするだのとは言わなくなったので

 

 あった。それどころか全てを張勲に任せて自室からほとんど出て来なくなってしまっ

 

 たのであった。

 

「成功したのは良かったのですが…少々お嬢様には悪い事をしてしまったかも。でも、

 

 あの恐怖に怯える美羽様の顔もなかなか…はぁはぁ」

 

 そんな張勲の反応に孫策はため息をつくのであった。

 

 

 

 場所は変わって成都である。

 

 一刀達は劉璋の行方を探るべく厳顔の同志である法正の屋敷へと向かっていた。

 

(ちなみに璃々はさすがに黄忠の下に残っている)

 

「厳顔さんから聞いた法正さんの屋敷は確かこの辺りだったはずだな?」

 

「はい…あっ、あれじゃないですか?ほら、あの赤い門の」

 

 輝里の指差す方を見ると、確かに赤い門の屋敷があった。

 

「後はいきなり来た俺達に会ってもらえるかどうかだな。まさか厳顔さんに事前に伝え

 

 てもらうわけにもいかなかったし…」

 

「そうですね…あくまでも、たまたま旧友である私が会いに来たという体を取らないと

 

 劉焉に目的を知られてしまう可能性がありますしね」

 

 そう話しながら俺達は赤い門の前まで来る。その時、横の潜り戸が開き女の子が顔を

 

 覗かせる。

 

「あら?もしかして…燐里?」

 

「えっ…輝里!?輝里なの!?久しぶり!一体どうしたの?涼州の方にいるって噂は聞

 

 いてたけど…」

 

 それからしばらく二人は他愛も無い話に花を咲かせていた。こうなると男って仲間外

 

 れな感じになるよね。

 

 それから小半刻程してようやく相手の女の子が俺に気付く。

 

「そういえば、この人誰なの?」

 

 

 

「初めまして、私は北郷と申しまして…『ふふ~ん、私の旦那よ、だ・ん・な♪』……

 

 えっ!?」

 

 俺が名乗ろうとした横から輝里はいきなりそんな事を言い出す。その言葉に俺が混乱

 

 しているその間に、

 

「ええっ、何時の間に!?結婚するならそう言ってよ~。祝言に駆けつけたのに!」

 

「ごめん、ごめん、そのお詫びも兼ねて折角益州まで来たから燐里に会いに来たのよ。

 

 確か前に仕官するなら益州に帰るって言ってたし」

 

 二人の話はどんどん進んでしまう。どうしたらいいんだ、俺?

 

「そういえば自己紹介がまだでしたね。私の名前は法正、字は孝直と申します。よろし

 

 くお願いします北郷殿。さあ、大したもてなしも出来ないけど中に入って」

 

 そしてそのまま法正さんの家の中へと入っていったのであった。

 

 ・・・・・・・

 

「で?本当は何しに来たわけ?」

 

 客間に通された瞬間法正さんの口から出たのはそれであった。しかもそれと同時に屋

 

 敷の周りに多数の人の気配が現れる…どうやら完全に囲まれたようだな。でも、俺達

 

 をいきなり殺すわけではなさそうだが。

 

「む、私の言葉を信じないってわけ?」

 

 この状況でもそんな軽口をたたける輝里もある意味凄いが。

 

「旦那ってのは『まだ』違うんでしょ?その位見れば分かるわよ。それに…北郷殿の事

 

 は私の耳にも入ってるわよ。董卓殿の客将でありながら実質は劉弁陛下の腹心として

 

 働いている程の人物だって事はね」

 

 

 

「はぁ、そこまで知ってるなら仕方ないわね。でも…旦那になる予定は事実だからね!」

 

 輝里はそう言うと俺の左腕に自分の腕を絡ませる。

 

「ちょっ、輝里…『何か不満があるのですか!?』…いえ、特には」

 

「ふふ、仲のよろしい事で。さて、それじゃ改めて…あなた方は成都に何の用があって

 

 きたの?おそらく劉焉がやっている事は既に知ってるのでしょう?」

 

 法正さんは居住まいを正してそう聞いてくる。しかし仮にも自分の主君を呼び捨てと

 

 は、本当に益州は一枚岩では無いようだな。

 

「ええ、私達の目的は劉璋殿に会う事よ」

 

 輝里がそう言った瞬間、法正さんの表情が変わる。

 

「劉璋様に…でも『厳顔殿から一応の話は聞いてるわ』…だったら話は早いわ。確かに

 

 劉璋様は今劉焉によって幽閉されてるわ。しかもその場所は城内の最も奥深く…劉焉

 

 が『後宮』って呼んで女を囲っている区域の中心の辺りにね。そこは劉焉以外は誰も

 

 許可無しに入る事を禁じられた場所よ。しかも許可を得る事はかなり難しいという話

 

 よ。実際、私も一度も入れた事が無いわ」

 

 それはまた…しかも女を囲っている場所を後宮って、既に皇帝気分か?しかし逆に誰

 

 も入れないような場所ならうまくいくだろうか?

 

「法正さん、お願いがあるんだけど…」

 

 俺の話を聞いた法正さんの顔に驚愕の色が走る。

 

「本気ですか、北郷殿?」

 

「ああ、本気も本気。法正さんは出来る部分の許可だけくれたらいいから」

 

 

 

 そして二日後。

 

 俺と輝里は法正さんに連れられて成都の城内に入っていた。

 

 すれ違う兵士が法正さんを見るなり通路の端に寄って礼を取る。

 

「へぇ、燐里って本当に出世してるんだ」

 

「…多少はね」

 

 輝里の言葉に少し嫌そうな顔をしながら法正さんは答えていた。

 

「おや、法正ではないか。確か今日は執務の無い日だったはずなのに珍しいな」

 

「私だってたまには執務の日以外にも出仕しますよ。そういう李厳殿こそ何時もは在所

 

 から出て来ないのにどうされたのですか?」

 

「俺こそたまには成都に来るさ」

 

 ほぅ、この人が李厳か…確かこの人も三国志の中では名将だったはずだな。李厳はこ

 

 の世界でも男なんだ。

 

「ところで、そっちの二人は見ない顔だな。新しい従者か?」

 

「見ないのは李厳殿がほとんど成都にいないからでしょう?」

 

「そう言われると返す言葉も無いが…それを差し引いてもお前にずっと仕えている者に

 

 は見えないな」

 

 李厳さんはそう言いながら俺達の事をじっと見つめる。まあ、怪しさにかけては否定

 

 出来ないけどね。

 

「まあ、そんなの俺には関係無い事か」

 

 李厳さんはそう言いながら、手をひらひらさせながら城外へ出て行ったのであった。

 

 

 

 そしてしばらくまた進むと…。

 

「おや、燐里。今日はどうした?」

 

「執務日以外もたまには出ておこうと思いまして。摩利(まり)殿は何処かへお出かけ

 

 ですか?」

 

「厳密には先程戻って来たばかりさ。此処最近また五胡の連中がうるさくてね…劉焉様

 

 もこの頃はあまり五胡の対応には熱心ではないし、武官筆頭たるこの張任が出ておか

 

 ないわけにはいかないだろう?」

 

 法正さんと話していた女の人はそう言って肩をすくめる。この人が張任か…確か劉備

 

 が益州を攻める際に最大の障壁になった人だったよな?こっちでは女の人なのか…見

 

 た感じ二十代前半位かな?

 

「残念ながら私の年齢は二十九だ。若く見えるのは嬉しいがな」

 

「えっ!?…いや、あの、その…」

 

「はっはっは!何だか君が私の年齢の事を考えていたような気がしたのでね」

 

 …この人はエスパーか何かか?それとも俺の顔にそういうのが出やすいのだろうか?

 

「ところで君達は見ない顔だね。燐里の新しい従者かい?」

 

「ええ、まあ…そんな所です」

 

「そうか、なら期待してるよ。ああ、それと劉焉様は一昨日から王累殿の屋敷に行った

 

 ままで帰って来てはいないようだ。そのせいか監視の兵達の士気も緩いし、もしこん

 

 な時に奥とかに忍びこまれたら簡単に入れそうだよねぇ」

 

 張任さんはそう言いながら外へと出て行ったのであった…本当にこの人はエスパーな

 

 んじゃないだろうか?

 

 

 

「どうだった?あの北郷とかいう男は?」

 

 張任は城外へ出た所で李厳にそう声をかけられる。

 

「それは既に君が見たのではないのかな?」

 

「俺の感想と君の感想が同じか確認したいだけさ」

 

「ならば問題無いだろう…劉焉も最近脇が甘いしね。このままあいつに益州を任せては

 

 おけないよ。しかしそれにはどうしても劉璋様が必要だ。北郷なら私達では手出しの

 

 しようも無かったあの魔窟から救い出してくれると思うよ」

 

「そうか…なら俺達も準備といこうか。とりあえず劉焉の足止めは王累と黄権に頼んで

 

 おくよ」

 

 李厳はそう言うとすぐにその場を離れる。

 

「さて、それではお手並み拝見といきましょうかね…頼みましたよ、北郷殿」

 

 そう静かに呟く張任の眼は城内をじっと見つめていた。

 

 ・・・・・・・

 

「分かりました…ならあと二・三日はこっちにいてもらうようにしておくわ。黄権もそ

 

 れで良いわね?」

 

「やれやれ、まだあの耄碌親父の相手をしなきゃならないのか…もう僕は帰りたいから

 

 英美(えいみ)一人で相手してくれないかな?」

 

 李厳から伝言を聞いた女性が横にいた男にそう告げるが男の方はやる気無さそうな答

 

 えを返していた。

 

 ちなみに英美と呼ばれた女性の方が王累・男の方が黄権、二人とも一応劉焉に仕える

 

 文官である。

 

 しかし内心は既に劉焉を見限っており、劉璋の救出を願っている側の者でもあった。

 

「おお~いっ、二人とも何をしておるか?もうすぐ張松が良い返事を持って帰ってくる

 

 のだからまだまだその前祝は続くのじゃぞ?」

 

「はぁ…仕方ない。我々は我々の仕事をしますか?」

 

「そうね、それが私達のお仕事って事ね」

 

 奥から劉焉のそんな声が聞こえてきたのに苦笑いしながら二人は奥の部屋へと入って

 

 いったのであった。

 

 

 

「あの奥に見えるのが劉焉が後宮と呼ぶ区域です」

 

 法正さんの指差す方に見えたのは、城内の奥まった所にまた高い城壁を張り巡らせた

 

 場所であった。

 

「何だありゃ…あれじゃまるで牢獄じゃないか?」

 

「そうです、まさしくあれは牢獄なんです。劉焉によってあそこに一度連れ込まれた者

 

 で出てきた者はこれまで一人もいないんです」

 

 そう言っている法正さんの顔は苦々しげに歪んでいた。

 

 …そりゃ、こんな事をしてるような奴が空様に勝てるわけないわな。

 

「さて、それじゃいっちょやってみますか。此処からは一人で行くから輝里は法正さん

 

 と一緒に帰っていてくれ」

 

「しかし一人では…それにあそこは男が入れる所では無いですよ」

 

「大丈夫、大丈夫。我に秘策ありってね」

 

 ・・・・・・・

 

「止まれ、何者だ!」

 

『後宮』の門前にて門番が近づいてくる女性に声をかける。

 

「私は劉焉様に言われて中にいるご婦人方のお身体を洗いに参りました者です。これが

 

 その証でございます」

 

 女性はその手を握るや煽情的に指をはわせる。

 

「おおっ、これはなかなか…まずはこっちから頼むぞ」

 

 その門番は自分の股間にその手を持っていくが…その瞬間、その手は門番の一物を握

 

 り潰す。そして門番は声もあげずに悶絶して気を失う。

 

 

 

「さて、これで良しっと…ああ、また汚ねぇもん握っちまったよ」

 

 門番を縛り上げたその女性の正体は女装した一刀だった。

 

「…ったく、まさかじいちゃんに教わった女装の術を使う日が来るなんて…もう二度と

 

 したくねぇな、こんなのは。大体此処に来るまであんなに番兵がいるなんて聞いてな

 

 いぞ…確かにあれじゃ法正さん達が来ても中には入れないわな。さて…それじゃ囚わ

 

 れのお姫様とのご対面と参りましょうかね」

 

 ・・・・・・・

 

「誰です?…いえ、此処に来るのは父上の手先の人間しかいませんでしたね。何度言わ

 

 れようとも私はあなたを認めないと劉焉に伝えなさい!」

 

 俺が『後宮』の中の一番中心にある家に入ると、中からそう声が聞こえてくる。

 

「残念ながら俺は劉焉の手先じゃなかったりするんだな」

 

「?…誰ですか?此処に父上の許可無しに入れるはずは無いのに…」

 

 そう不思議そうに呟きながら出てきたのは…この人が劉璋さんか?ふむ…何だか劉備

 

 さんと面差しが似てるな。残念ながら胸の大きさは比較にならない程に負けてるけど。

 

「…何だか失礼な事を考えませんでした?」

 

「いえいえ、そのようなことはありませんよ」←(この台詞は棒読みでお送りしました)

 

「そうですか…それはともかく、あなたは誰です?この劉璋に何の用ですか?」

 

「これは申し遅れました。私は北郷、劉弁陛下の遣いで参った者です」

 

 

                                   …続く!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 あとがき的なもの

 

 mokiti1976-2010です。

 

 とりあえずあっさりと劉璋の所まで辿り着きました。

 

 さて、これからどうなる?というのがこれからの流れ

 

 です。しかし、劉焉も部下に随分見限られまくりです。

 

 よくこんなので皇帝目指すとか言えるもんです。

 

 では次回はこの続きからお送りします。

 

 

 それでは次回、第三十四話にてお会いいたしませう。

 

 

 追伸 何故、美羽があんなに空様を怖がっていたのかは

 

    またその内にお送りします。

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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