No.659041 真・リリカルなのは 第十一章 機動六課設立編 第百話 究極の親子喧嘩 なのはVS聖王ohatiyoさん 2014-01-31 09:02:07 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:1086 閲覧ユーザー数:1080 |
クアットロの策略により、ヴィヴィオは聖王となってしまう
聖王とは、ベルカ時代の王の1人であり、第一次ベルカ戦争を終結させた英雄だ
ヴィヴィオは聖王の遺伝子から生み出されたクローンである
しかし、想像以上に自我が強く、レアスキル聖王の鎧を持っていなかった為、失敗作として放置されていた
しかし、ヴィヴィオの様に生命活動を行うクローンが生まれなかった為、ヴィヴィオを狙ったのだ
スカリエッティですらクローン技術には苦戦する
フェイトを生み出したプレシアは彼以上の天才だったのかもしれない
スカリエッティの目的は、ゆりかごで本局を破壊する事である
しかし、ヴィヴィオではゆりかごを動かす事が出来ない
そして思い付いたのが、レリックウェポンだ
レリックを改造し、ヴィヴィオに埋め込み、強制的に聖王の鎧を発動させた
ゆりかごを動かす為には、ベルカの王の血か、聖王の鎧が必須なのだ
ヴィヴィオの2つとも所持していなかった
クローンといえども、血まではコピーできなかったようだ
ベルカの王達の血を得るのは至難の技
ならばレリックウェポンの方が効率がいいと考えた結果だ
しかし、ヴィヴィオを聖王状態にする
スカリエッティがここまで考えていたかは不明である
クアットロの独断による可能性が高い
その証拠に感情が不安定である
しかし、聖王の怒りの矛先は運よく、なのはに向けられている
クアットロからしてみれば大成功だろう
聖王「殺す………木端微塵にしてやるぞ!!!!」
ヴィヴィオの体からは虹色の魔力が溢れ出す
魔力とは本来一色で構成されているが、聖王だけは特別であり、彼女の魔力の色は七色である
なのは「ヴィヴィオ……………」
ヴィヴィオの言葉が深く、なのはの胸に突き刺さる
ヴィヴィオは殺すなんていう言葉を使う子ではなかった
クアットロの策略によって、別の人格者となっているのだ
しかし、なのはは惑う
ヴィヴィオを守れなかった自分への想いと
なのは(ゴメンね、ヴィヴィオ。私が情けないばっかりに、そんな姿にされてしまって)
レイジングハートを強く握りしめる
なのは「絶対助けるから…………待っててね、ヴィヴィオ」
聖王の中に未だに居るであろう、ヴィヴィオの心に語りかける なのは
クアットロ「ククククク、最高の舞台ね。正しく私の求めていたものだわ」
なのは「何?」
クアットロ「助けに来たのにも関わらず、娘に殺される哀れな母親。そして、その事実を知り、絶望する娘………ククククハハハハハ!!!!!!!」
下種な笑い声を上げる クアットロ
なのは「このっ!!!!!」
クアットロに対してレイジングハートを向ける
なのは「下種が!!!!」
レイジングハート【ディバインバスター!!】
ピンク色の閃光がクアットロを飲み込む…………………しかし
なのは「消えた!?」
そう、先ほどまで居たクアットロはただの幻影である
本体はゆるかごの何所かに居る
なのは「クッ」
無駄に魔力を消費してしまった事を悔やむ なのは
聖王「貴様の相手は我だ!!!」
何時の間にか懐に入っていた聖王
なのは「っ!?」
反応出来ず、ヴィヴィオの拳が腹にめり込む
なのは「ウガッ!!!」
レイジングハート【マスター!!!】
聖王「この程度か!!! 虫けら!!!」
顔など体中を殴られ続け、吹き飛んでしまう なのは
なのは「う……………」
戦いが始まってから3分も経たない内に、なのはに限界が訪れる
なのは(何て早くて重い攻撃)
食らい続ければ不味い
何とか一旦距離を取ろうとする なのはだが、スピードでは圧倒的に劣っている為、ヴィヴィオに間合いに入られ続ける
なのは「チェーンバインド!!」
鎖型のバインドでヴィヴィオを縛る
なのは「クリスタルフィールド!!!」
更に人が1人入れるかぐらいの小さなフィールドを展開し、その中にヴィヴィオを閉じ込める
聖王「邪魔だ!!!」
なのはのバインドをあっさりと引き千切り、フィールドも殴って壊す
なのは「そんな!!!」
なのはのバインドは管理局でNo1の強度を誇っている
それをあっさりと千切ると言う事は、バインドで聖王を止めれる魔導師は管理局内には居ないと言う事だ
聖王「はぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」
突進してくる聖王
戦闘力はかなりのものだが、戦い方は単純である
近付いて殴る
しかし、それでも なのはを一方的に追い込んでいるのだ
なのは「ディバインバスター!!!!!!」
突進してくる聖王に砲撃を撃つ なのは
聖王「はぁ!!!」
しかし、片手で弾かれてしまう
なのは「っ!! トライアングルプロテクション!!!」
三角形型のバリアを張り、ヴィヴィオの攻撃を防ごうとするが、
聖王「無駄だぁぁぁぁ!!!!!!!」
なのは「なっ!?」
なのはの最強の盾と言えるプロテクションが、一撃でヒビを入れられる
そして、二撃目で砕かれた
あまりの衝撃に反応が遅れてしまう なのは
聖王「食らえ!!」
なのは「しまっ!!!!」
虹色の魔力を右腕に溜め込み、それをなのはの腹に直接叩きこんだ
なのは「ガッハ!!!!」
なのはは吐血しながら吹き飛ぶ
聖王「屑が……」
心底なのはにがっかりした様子を見せる聖王
倒れている なのはに近付き、髪を乱暴に掴んで、無理やり立たせる
聖王「貴様の様な虫けらにママもパパも殺られたのか………」
完全にヴィヴィオの心を閉ざしている聖王
しかし、彼女は間違いなくヴィヴィオなのだ
聖王ヴィヴィオの姿
それはヴィヴィオの記憶にある愛しさと強さの象徴が強く出ているのだ
バリアジャケットを羽織っていない時のなのはに似ている
それをわかっているからこそ、ヴィヴィオはまだ居る
確かに聖王の奥底に居る………………なのはにはわかるのだ
なのは「ヴィヴィオ…………私は」
ヴィヴィオに向かって何かを言おうとした なのはだが、聖王によって中断される
聖王「貴様の様な虫が!!! 我の名を呼ぶな!!!」
名前を呼ばれた事に怒り、なのはの髪を掴んだまま、彼女を壁に叩きつける
聖王「我の名を汚すな!!!」
地面に倒れている なのはの顔を蹴り飛ばし、またも吹き飛んでしまう
しかし、それでも なのはは呼び続ける…………ヴィヴィオの名を
なのは「ヴィヴィ………オ…………わ……私は」
聖王「くたばれ!!!」
虹色の魔力を撃ち出し、なのはに追撃する
レイジングハート【マスター!!!!!!!】
なのは「大丈夫………大丈夫だから………怖がらないで」
レイジングハートを杖代わりにして、立ち上がる なのは
ただ娘を救いたい……………その想いだけが、彼女を突き動かす
聖王「いい加減にくたばれ!!!!!」
虹色の砲撃を放つ ヴィヴィオ
レイジングハート【カートリッジロード!!】
一気に3本のカートリッジを使う
なのは「トライアングルプロテクション!!!」
バリアで守ろうとする……………しかし、ヴィヴィオの砲撃には耐えきれず、砕け散ってしまう
聖王「我の砲撃と相殺だと!?」
そう、砲撃がなのはを襲う事はなかった
バリアが砕け散った瞬間、砲撃の魔力も分散したのだ…………つまりは相殺
聖王「生意気な!!!」
ヴィヴィオは再び なのはに接近し、殴り出す
なのは「グッ」
地面に倒れてしまい、動かなくなる なのは
聖王「死ね…………ここが貴様の墓場だ」
聖王は無慈悲にも、なのはの顔を踏み付ける
なのは「…………………」
しかし、なのはは気を失っているのか、何の反応もしない
聖王「フン、死んだか」
聖王ヴィヴィオは、なのはから離れていく
最早ヴィヴィオに勝てる魔導師は居ないのか?
なのははヴィヴィオの心を取り戻せないのか?
立て! なのは! 勝ってヴィヴィオを取り戻せ!!!
聖王ヴィヴィオは強いです
今までの敵より遥かに……
次回はこれの続き…………ではなく、フェイト視点になります
お楽しみに~
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遂に……遂に百話です→勝手に感動してる