それは、珍しく早く起きた、朝のこと…
「主ぃ~!」
着替えの真っ最中に、
―――――バタンッ
部屋に星が飛び込んできた。
「主ぃ~!」
「チョッ!星まてっ!ぶべらっ!!!」
い、今起こったことを、そのまま話すぜ。
突っ込んできた星を受けとめようとしたら、星を抱き抱えたまま寝台に横になっていた。
何を言ってるか…
「主、主、主ぃ~」
「せ、星?」
あれ?星、ナイテル?
―――――――――――――
まあ、その後、泣きやむまで待ってから、泣いていた理由を聞いてみた。
「…という夢を、見たん、ですよ。」
まだ、完全に落ち着いてないのか途切れがちだったが、大体はわかった。
つまり星は、おれが愛紗に殺される夢をみたそうな。
「そっか…、ごめんな。」
「何故、主が謝るのですか?」
「いや、悲しませちゃったのは俺だし。」
おれの言葉を聞いて星は驚いているようだった。
でも、すぐに微笑んで、
「あなたはやはり優しすぎる。」
と、言ってくれた。
「そーかなぁ?」
「自覚ぐらいは持ってほしいものですな。」
「む、別に自覚してなくても、それをわかってくれる人がいりゃ充分だろ。」
「ふふ、あなたらしい。」
「ああ…」
強く抱きしめて、キスをする。
「おれは、星を置いていなくなったりしないから。」
「そうでなくては困ります。」
それから、しばらくおれたちは抱きしめあっていた。
「では、主には今回の責任をとっていただきましょう。」
と、唐突に星がいいだした。
なんだか怖い。むっちゃイイ笑顔だし。
「どうやってだよ?」
「無論、枕事です。」
それはうれしいけどさ、
「いや、朝議あるし。」
そこで、あの星が、まだ少し、うるんだ目で、上目づかいで、
「本当に、怖かったのですぞ…」
と、のたもうた。
「ふぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
「ちょっ!主ぃ!そんな急にぃ!はぁぁぁぁん!」
なんだか、今日の星はおとなしくて、新鮮で、かわいかった、まる
「ふう、さすがに激しすぎですぞ。主。」
「いつもよりも、かわいかったからな。」
―――――――――――キィ
「ご主人様~起きてますか…」
「「「あ」」」
・・・・・・・・
愛紗だな。うん、愛紗だ。今日もかわいいなぁ。
よし、状況を確認だ。
星-裸だ。終わった後だしね。
俺-上に同じく、だな。
愛紗-ドアのところで固まっている。俺を呼びに来たのだろう。
ふむ、これは俗にいう「出くわしちゃった、テヘッ☆」だな。
うん、落ち着こうか。星ですら固まっている。
「ご・しゅ・じ・ん・ひゃ・ま~」
「なんでございまひょう。」
声が裏返った。愛紗も裏返ってるし。恥ずかしかったのだろう。
とりあえず星の言っていた夢をなぞらないよう祈っておこう。
終
お・ま・け♡
はい!夢オチです!!
ああっ石投げないでください。私は読者様の奴隷ですぅ。
一刀「きもいな。」
あれ?あの後、しばらくの間、星にまとわりつかれて、みんなに睨まれていた一刀君じゃないか。
一刀「うるさいわ!」
ふむ、まぁ、座りたまえよ。
一刀「おう。…作者よ、何故イスに画鋲をまいている?」
まあ、エロゲのハーレム主人公の待遇はそんなもんだ。
一刀「いや、そんなにいいもんでもないだろ。俺の位置。」
まぁ、主人公補正のかかりまくってるやつの反応はそんなもんだよね。
一刀「本題に入るとしよう。今回の「脱線」についてだが…」
ああ、一応、本編とは別のオチということで書きました。
一刀「つまり、今は本編を書いてるのか。」
………(汗だらだら)
一刀「おい?」
…ダッ
一刀「あっ!まてこら!…ちっ逃げられたか。」
「なんだ?紙か?ん~と、‘オリキャラ考えてたら朝だったんDA’」
「三国志読んだことすらないのにオリキャラって…」
「まあ、書かれる側だし、宣伝だけでもしとくか。」
「バカだが、頑張ってはいると思うので応援よろしく!」
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遅くなってすいません。
いやあ、ウィンドウの全表示を押そうとして、閉じるを押すという、バカァン♡なことやってしまいますた。
今回のは…まぁ…少しふざけたかったんです。許してください!クスッとでも笑っていただければ幸いです。