No.646621 英雄伝説~光と闇の軌跡~ 883soranoさん 2013-12-20 18:30:04 投稿 / 全2ページ 総閲覧数:1786 閲覧ユーザー数:1681 |
~碧の大樹ー神域ー~
「……まあ、エステルの事だからそう言うだろうと思った。――――来い、ハイシェラ!」
「ハハハハハハハッ!”神殺し”と”姫神”に加えて”地の魔神”たる我の加護を受けられるとはなんと幸運な一族だの!」
セリカは苦笑しながら『魔剣ラクスハイシェラ』を構えた後ハイシェラを召喚し、召喚されたハイシェラは高笑いをしながら『創世の神剣』を構え
「フフ……―――勿論セリカ様の”使徒”である私達も存分に力を震わさせて頂きます。エステルさん―――いえ、ブライト家は私達―――セリカ様の”使徒”にとっては恩人なのですから。マリーニャ、シュリ、サリア、レシェンテ。――――それにエオリア。みんな、行くわよ。」
エクリアは微笑みながら答えた後『神剣フェミリンス』を構え
「はいはい、わかっているわよ。”影の国”以来ね、こんな大規模な戦闘は。」
「ま、”影の国”の時と比べたら楽勝じゃがの!」
マリーニャとレシェンテは口元に笑みを浮かべてそれぞれの武器を構え
「レシェンテ、油断しては駄目よ。」
シュリはレシェンテに警告をした後武器を構え
「サリア、一杯頑張るです~!!」
「やれやれ……こんなとんでもないメンバーと一緒に戦うなんて気後れするけど……後輩に後れを取る訳にはいかないものね。」
サリアは無邪気な笑顔で答えた後武器を構え、エオリアは溜息を吐いた後不敵な笑みを浮かべて武器を構え
「当然、私とナベリウスも”ブライト家”に力を貸すよ、エステル。エステル……いえ、”ブライト家”がこの世に存在していたからこそ主は幸せになれるのだから。」
「……エステル……セリカの……恩人……わたしたち……セリカの……使い魔…………サティア……合わせて…………セリカ……幸せにしてくれた……今度は……わたしたち…………エステル達……恩を返す……出番………………」
リタはエステルを見つめて微笑み、ナベリウスは静かに呟いた。
「アハハ……みなさんの足を引っ張らないように頑張らないと!」
「私達の”絆”の力は誰にも破れないの!」
「フフ……話通り太陽のような人ね……」
ナユタは苦笑しながらセティ達によって強化、さらに”ミトスの民”であるクレハの力が込められた剣―――――『コスモブレード』を構え、ノイは勝ち誇った笑みを浮かべ、クレハは微笑みながらエステルを見つめ
「それじゃあ僕達も行こうか、フィーナ、エレナ。それに……エイドス。」
「はい、アドルさん。私はいつも貴方の側に。……例え離れていても私の心はいつも貴方の側にいますよ。」
「フフ……”影の国”でも実現できなかった親子の共闘ですね。」
アドルは『神剣イースフェイヴァー』、フィーナは『聖空の神杖』、エレナは『聖剣エクスカリバー』を構え
「……懐かしいですね。これ程の多くの者達と共に力を合わすなんて……それも今度はお父様達と共に力を合わす事になるなんて。」
エイドスは静かな笑みを浮かべて異空間から”空の神槍ウル”を出して構え
「フッ……あの時と違うのはあの時以上の英傑が揃っている事だな。」
ツァイトは口元に笑みを浮かべた後膨大な霊圧や神気を纏いながらエイドスの横に並び
「まあ、ツァイトったら酷いですね。その言い方からすると夫達が弱いみたいな言い方じゃないですか。」
ツァイトの言葉を聞いたエイドスは目を丸くした後ツァイトを見つめ
「……そうは言っておらん。お前自身もわかっているだろうが。今この場にいるあの者達――――セリカ達はあまりにも”規格外”な存在である事を。」
「フフ、それぐらいはわかっていますよ。」
ツァイトの話を聞いて苦笑しながら頷いた。
「す、凄すぎる豪華メンバーだな……」
「え、ええ……あのメンバーならどれほどの数の魔獣が来ようと返り討ちにされる気がするわ……」
全員並んで武器を構えた”ブライト家”に関係する者達を見たロイドは表情を引き攣らせ、エリィは冷や汗をかいて苦笑しながら言い
「う、嘘っ!?」
「め、女神様が武器で戦うの!?」
「しかも槍……という事は前衛なのか……」
「そ、それに……あの槍からもそうですが、他の方達が持っている武器からもとてつもない霊圧を感じますよ……」
エイドスの持っている武器を見たアリサとエリオットは驚き、ガイウスは目を丸くし、エマは大量の冷や汗をかいてエイドスやエステル達が持つ武器に視線を向け
「へえ?これは見物(みもの)じゃないか。僕達の崇めていた”神”どころか、その一族が最前線で戦うなんて。」
「女神自身に加えてその一族達が最前線で戦う等……”聖戦”と言ってもおかしくないぞ……!」
ワジは口元に笑みを浮かべ、アッバスは真剣な表情で叫び
「ハ、ハハ……冗談抜きで今から始まる戦いって、後の聖典に載るんとちゃうか?」
「…………後の”聖典”に記す為に”星杯騎士”として、この目に焼き尽くして後世にしっかりと伝えないと。」
ケビンは表情を引き攣らせ、リースは真剣な表情でエステル達を見つめていた。
「さあ―――――行くわよっ!!」
そして棒―――――『ラクスフェミリンス』を構えたエステルは号令をかけ
「おおっ!!」
ヨシュア達が号令に力強く答えた後魔獣の軍団に果敢に向かって戦闘を開始した!
今ここに!”空の女神”の一族にして”英雄”の一族である”ブライト家”が結んだ”絆”による奇跡の共闘が始まった…………!
という事で次回からブライト一族による蹂躙戦です!!(ガタブル)お気づきと思いますがエステルの棒がさらなるパワーアップを(冷や汗)……感想お待ちしております
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第883話